ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
「じゃ、私がやるわ。」
そ、その声は叢雲さん!?さすが…。技術のムラクモ…。
「?まぁ、いいわ。始めるわよ?」
どーぞー。
あらすじ
前回、提督の話で提督になるドミナント。その試験が合格し、道を一歩進んでいくのだが…?
…さすが技術のムラクモ…。比べ物にならない…。次から任せたいくらいだ…。
「…で、このAMIDAどうするんだ?」
ドミナントが提督に聞く。AMIDAはドミナントが持っている。
「籠の中に戻しておいて!」
「お、お願いなのです…。」
弱々しい声で頼んでくる電。さっきAMIDAに電の近くを散々飛び回られて、トラウマになってしまったようだ…。
「わかった。…うわっ!?」
ドミナントが籠の中に入れようとしたら、暴れてまた飛んだ。
「ふにゃぁぁぁぁぁ!!」
電は驚いてドミナントの後ろに隠れる。そしてちょこんと顔を出して、飛んでいるAMIDAを見ている。
……うん、かわいい。
そんなことをドミナントが思っていると…。
「あはは。電はまだまだね!こんなに可愛いのに。」
提督が笑いながら電のことをからかっている。電は少し怒ったのか、少し頰を膨らませる。
……うん、かわいい。
またこんなことを思うドミナントだが…。
「あははは。…!?ちょ、なんでこっちに来るの!?あっち行って!」
AMIDAは次のターゲットを提督に決めて近づいていく。
「ちょ、あっち行ってって!……キャーーーー!!」
そう言って提督もドミナントの後ろに隠れる。電がポカンと見ている。
「……。おい。」
「だ、だって…。可愛いんだけど…触るのはちょっと…。」
そんな矛盾したように言っている提督をジト目で見るドミナントと電…。もう少し提督に恐怖を味わってもらおうかと思ったが、電が本気で怖がっているので戻すことにした。
…………
「ふぅ…。」
提督が息を整える。朝起きたら、まさかこんな大騒動?になるなんて誰が予測していただろうか…。そして現在執務室にいる。
「……。提督、一つ疑問に思ったんだが、どうやってカゴの中に入れたんだ?」
……神様は触らないって言っていたし…。誰かがあんなよくわからない生き物?を触りたいと思わないし…。
「あぁ…。なんか足がチクチクしてそうだったからトングで取ったの。」
「なるほどな…。」
“まるで栗だな。”と、ドミナントが思う。そんなことを言いながら、落ち着かせる一同。
「司令官さん。お茶が入ったのです。」
「うん。ありがとう。」
提督はお茶をすする。
「じゃ、このわた……AMIDAが書いた書類をあげるから、それにのっとって、色々やってみて。」
「わかった。」
もう“私”と、言いかけている時点で誰が書いたかわかるのだが、またあんな大騒ぎするのはごめんなので突っ込まないことにしたドミナント。ところが…。
「司令官さんは、朝まで一生懸命頑張って書いていたのです!決してAMIDA?じゃないのです!」
電が元気よく言う。
「そうか。わかっているよ。」
ドミナントが言う。
……あーあ、言っちゃったよ…。面倒くさいから早くこの部屋を出よう。
そう思って部屋を出るドミナント。そしてその声は執務室の外まで聞こえる。
『ちょっと!電!このことは内緒って言ったじゃない!!』
『司令官さんは間違ったことをしていないのです!誇っていいのです!』
『で、でも…それじゃあ………』
そして声が聞こえなくなった。ドミナントは資料を見る。
……何々?まず最初にやるのは{デイリー任務のクリア}…?いや、ちょっと待てよ、作ってもらったくせに文句言うのおかしいけど…大半提督になってからやることだよね?
ドミナントはパラパラページをめくって見てみる。
……これはまたやり直してって言いたいけど…。
ドミナントは提督の寝言を思い出し、朝までやっていたことを思う…。
……言えないな…。いっそのこと本当にAMIDAだったら楽なのに…。
そんなことを思う。
……まぁ、今できそうなことをやってみるか…。
{鎮守府の見回り}
……まず、食堂へ行ってみるか…。
…………
食堂へ着く。
……この時間にもやっているのか…。って、時間見たら1時じゃないか。どうりでお腹が空いていたのか…。一応、食事用のお金などは神様が出してくれたし…。それで食券は買ったし。大丈夫だよね。
そう考えて料理を頼もうとする。
「すみません。注文いいですか?」
『は〜い。少しお待ちください。』
奥から声が聞こえる。
「お待たせしまし…!?」
奥から出てきた人がギョッとする。
「……。そんな会うたびに驚かなくても良いじゃありませんか…。ここくらいなんですよ?気を抜ける場所は…。」
ドミナントは少しショックを受けたようだ…。
「ご、ごめんなさい。どうしてもその姿に慣れなくて…。」
そう言って頭を下げる間宮さん。
「まぁ、いいですけど…。では、注文します。お昼なので…何かお腹にたまるものが食べたいです。」
「はい。わかりました。」
そう言って奥へ戻っていった。
10分後
「お待たせいたしました〜。間宮名物特盛あんみつです!」
目の前に出されたのは想像の斜め上のものだった…。そこにあるのはすごくでかい餡蜜。
……?あれ?お腹にたまるものって言わなかったっけ?言い忘れたのかな?……いや、記憶のねつ造はダメだ…。たしかにこれはお腹にたまるけど…。ちょっと言おうかな…?
そう考えてドミナントが言おうとするが…。
「どうぞ。お召し上がりくださいね。」
そう言って満面の笑みで言う間宮さん…。
「……。ありがとうございます。」
ドミナントも満面の笑みで答える。悔いはなかった。
…………
「ふぅ〜。これでも意外にお腹いっぱいになるんだな…。」
ドミナントは食堂を後にして、演習場に向かう。そこにいたのは…。
「ギャハハ!いーじゃん!なかなかやるじゃない?」
「あ、ありがとうございます!」
……主任!?何やってんの!?この感じを見るに…。教えている!?
そう、主任は暇すぎたのでここに来ていたのだ。
「主任!?教えているの!?」
「ギャハハ!そうだ。」
「な、何があったの?」
「う〜ん。それは少し前なんだけどねっ!」
かくかくしかじか
「なるほど。」
……どうやら、演習場で主任が砲撃術や、回避術をしているうちに勝手に艦娘が寄ってきて教えてもらいたいと言ってきたらしい。と、いうよりなんでこんなに列が出来ているの!?
ドミナントが列を見ると15人ほど並んでいた。
「ギャハハ!じゃ、ドミナント!また後で!」
「お、おう…。またな…。」
そう言って演習場を後にする。
……主任って意外とコミュ力あるんだなぁ〜…。
そう思いながら、次は倉庫へ行く。
…………
「こんにちは…。」
「こんにちは!」
元気の良い挨拶が聞こえてくる。
……確か…この子は夕張?だっけ?
そんなことを思っていると…。
「私は、軽巡洋艦『夕張』です!よろしくお願いします!」
……やはりか…。
「俺はドミナントだ。よろしくな。」
そう言って握手を交わす。
……おっ!この感触…存外そんなものか。柔らかい…。いいな…。クセになりそうだ…。
ドミナントがそんなことを思っていると…。
「私もいますよ…。」
「うわっ!?」
後ろにいたのはセラフだった。
……うおっ!すごく驚いた。ってうわっ!?寒い、そして痛い!なんだ!?この目線!?怖い!
セラフの凍えるくらい寒く、そして突き刺さるような視線に襲われる…。
「…セラフ…お願い…なんだかよくわかんないけど、謝るからヤメテ…。すごいダメージくらっているから…。」
「?」
いきなりセラフに謝るドミナントを不思議に思う夕張。そして、許したのかその視線をやめるセラフ。
「ふぅ…。で、なんでここにいるんだ?」
ドミナントはセラフに聞いてみる。
「実はですね…。」
…………
「なるほど。」
……つまり、暇すぎてフラフラしていたら偶然ここを見つけて、なんとなく入ってみたら、なにかをしている夕張を見つける。しかし、セラフはそんなことを気にせず、勝手に開発していたらいつのまにか夕張に教えて欲しいと言われ、教えていた…と。
「セラフはそれでいいのか?」
「はい。」
「では、夕張、少しの間セラフを頼むぞ…。」
「?…はい!」
夕張は何故頼まれるかわからなかった。
……セラフが開発したものといったらオーバーテクノロジーだからな…万が一に暴走しないためにも、お目付役は必要だからな…。
だが、夕張はそんな危険なことを任されたとは知らず、ただ返事をしていただけだった。
……よし、これで大半終わり。カットされているところは何も異常なかったからな…。
ドミナントがメタなことを考えて歩いていく。
……次は艦娘の教室か…。
そう、ここは特殊で、他の鎮守府からの育成も出来る場所であり、たまに問題児が来たりするのだ…。
……嫌な予感がするが…行くしかないか…。
ドミナントは教室へ行く。
…………
……お!授業をしている…。みんな勉強しているかな?
その教室では、少し難しい授業をしているみたいだ。
「センセー、なんかよくわかりません。つまんないのでご飯食べていいですか?」
……でた、問題児…。艦娘なのだからもっとしっかりしてほしい…。先生も怒るよ?
ドミナントがそんなことを考えていたが、そんなに生易しい先生ではなかった…。
「黙れ…これ以上無駄口を叩くと五体満足でいられなくなるぞ?あとでテストをする…しっかりと授業を聞いていれば満点は余裕だ…。だが、満点以外を取った場合。そうだな…腕と脚、一本ずついただくぞ?」
……怖っ!?なにそれ!?キツすぎない!?すごく禍々しい殺気だな!?艦娘ってそんなに厳しいの!?パワハラ通り越してるよ!?ほら、もう生徒たちは恐怖で体が震えているよ…。問題児も死ぬ気で授業を受けているし…。……誰なんだろう?怖すぎる…。
そう言って、見つからないようにコソコソ廊下を移動して見てみた。
……ジナイーダ…お前か…。怖すぎるぞ…。しかもなにその黒板…?数字や化学式、ラテン文字やNASAレベルの問題が書かれているんだけど…。それでテスト?鬼だな…。関わらない方がいい…後でまた来よう…。
そう考えて教室を後にする…。
次は…資材置き場か…。
…………
「……。」
ドミナントは言葉を失った…。なぜなら空っぽで、資材専用倉庫のはしに、少しだけしかなかったからだ…。
……どういうこと…?
ドミナントは急いで事務室に向かう。
…………
「提督!!」
ドミナントがノックもせず、勢いよくドアを開ける。
「わっ!?びっくりしたのです!」
電がすごく驚いていた。
「ん〜?どうしたの〜?」
提督が呑気にお茶をすすって茶菓子を食べていた。
「提督!!資材がもう僅かしかありません!!」
「!?」
電が思いっきり驚いていたが、提督は驚いていなかった。
「そ、そんな…。一ヶ月は何もせずとも大丈夫だったはずなのです!」
「提督!どういうことですか!?」
ドミナントは問い詰める…。
「いや〜…あのね…ちょっとショック受けるかもしれないけど…。」
「「?」」
提督はゆっくりと話す。
「実は…あなたたちが予想以上に弾を使っていたり、怪我をしていたから…その分減っちゃって……。」
「「!?」」
ドミナントは目の前が真っ暗になる…。
……なんてことだ…。俺たちのせいなんて…。ジナイーダのハンドレールガン一発、それとリボハン一発(叢雲から聞いた)…セラフの怪我(叢雲から聞いた)…主任砲によるエネルギーとAPそして、頭部損傷…そして自分の頭部破損…それだけであんなに減るなんて…。
ドミナントはなんて言っていいかわからなかった…。
「し、司令官さん…。」
電は、悲しそうな顔をして提督を見る…。
……やめてくれ…そんな顔しないでくれ…。俺が精神的に死ぬ…。
「うむ…このままでは鎮守府として成り立たない…。」
……ヤメテ…もうヤメテ…。本当に死んじゃうから…。
「そ、そんな…」
電は、絶望した顔でその場に倒れこむ…。
……あぁ、死ぬ…。
そんなことをドミナントが考えていると…。
「なーんてねっ!嘘だよ!」
「「えっ!?」」
提督が元気に言う。
「どれだけ資材が減るかわかった?つまり、ドミナントたちの出撃は厳禁ということ!資材は今回だけ大本営が負担してくれることになったから。今日もう届いているはずだよ!でも本当に今回だけだよ!」
そう提督が言った途端、ドミナントと電は急いで資材専用倉庫へ走る。
「「あった…。よかった(のです)……。」」
資材は元どおりになっていた。そして提督が追いつく。
「ほらね?あったでしょ?でも本当に今回だけだからね…。どうか怪我しないでね…。」
「あぁ、誓おう。俺は絶対に怪我をしない…。」
ドミナントは誓った。そしてその瞬間、仲間たちのことを思い出す。
「あっ!アイツら…!やばいやばい!!」
そう言って走っていくドミナントであった…。
やっと終わった!!いつもの2倍以上!本当に疲れた…。この世界のACは、なんとなくだけど、みんな表情はわかります。嬉しそうだったり、悲しそうなのかもわかります。
登場人物紹介コーナー
主任に教えてもらった人…艦娘。主任に勇気を振り絞ってコツを聞いた。そのため、将来有望になるかも…。
夕張…メロンじゃない。不思議なものを作り上げるセラフに興味を持ち、教えてもらいたくなった。セラフから学んだ腕は超一流だとか…。
問題児…ジナイーダに生意気な態度をとり、粛清されかけた。もちろん、ジナイーダのあの脅しは本気だとわかったため、死ぬ気で授業を受け、満点を取る。(全員満点取れました。現役東大生を圧倒するレベル。)
次回!第17話「ここが…あなたの魂の場所よ!!」お楽しみに!