ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
突然ですが、筆者は気づきました。艦これの小説が多数ある中、あの広告…アウトですよね?
AC要素が薄まってきています。筆者の中で対比するなら、6(艦これ):3(AC):1(その他)ですね。ハンドレールガン(産廃)やKARASAWA(カラサワ)や月光(ブレード)や、傭兵呪文(重カラサワカラサワ…)や巨大兵器を出したいです。やはり、AFのスピリット・オブ・マザーウィルは欠かせませんよね。必ず出す予定です。では、あらすじに入ります。
「マイク音量大丈夫?チェック、ワン、ツー…よし。大本営精鋭部隊の霧島です。」
そうですね。あらすじをどうぞ。
「かしこまりました。」
あらすじ
ワン、ツー…。…えっ?もう始まってる?…はい。あらすじです。幻の憲兵団が鎮守府を渡り歩いています。ブラック提督を取り締まるのは嬉しいのですが、候補者が足りないのは少々困っております。
…………
パラオ泊地 夕方
「なるほどなー。」
「そういうことです。」
ドミナントはフレッチャーの話しを最後まで聞いていた。神様は飽きたのか、途中で寝てしまっていた。ドミナントがさりげなく毛布をかけてあげる。
「かっこいい提督だったんだなぁ。俺の尊敬するような人物だ。ん?日本無双かな…?」
「そう言っていただけるのなら幸いです。」
「俺も頑張らないとな〜。」
ドミナントは窓の外を見る。ジナイーダたちの演習がちょうど終わったみたいで、艦娘たちが帰還していく。中には、ビスマルクもいた。
……この鎮守府の平均レベルは今いくつになったかな?多分、随分と上がっているはずだねぇ…。
そんなことを思う。
「今の平均レベルは75だ。」
「へぇ〜。…え!?ジナ…?えっ!?い、今外に…。それに、なんで考えていること…。」
「「!?」」
ドミナントたちは驚きを隠せない。ほんの数秒前まで外にいたはずのジナイーダがいつの間にか後ろに立っていたからだ。
「あぁ。視線を感じて見てみたら、お前がいてな。何を考えているか分かったから、知らせに来たんだ。」
「考えてから、声がかかるまで5秒ほどだったんですけど…。それに、何で考えていることわかった…?エスパーか…?」
“もうなんでもありだな”と思いながらドミナントがツッコミを入れた。
「そんなことより、4日連続でたった平均75レベルしか上昇していない。もっと厳しくやるべきだろうと思うが…どう思う?」
「うん。4日連続で75レベルも上昇していること自体イレギュラーでドミナントだから今より逆に優しくすべきだと思う。てか、もう基準がおかしくなり始めてるな。」
「そうか…。…サセボが懐かしいな…。もう少し楽しい戦いが出来るだろう…。」
「トラウマ与えたこと忘れないでね?」
しみじみと思い出していたジナイーダにツッコミを入れるドミナント。
「…まぁ、そんなことはどうでも良い。」
「そんなこと…。」
「お前は働かないのか?」
「ギクッ…。」
ドミナントは何も言えなかった。
「…まぁいい。今日はアメリカの艦娘が全員それぞれMVPを取った。お祝いだそうだ。」
「そうなのか。アメリ艦隊が…。…ん?フレッチャーとジョンストンは?」
「「今日は休みです(よ)。」」
「…そうか。」
今夜、アメリ艦隊のお祝いをするようだ。
「…4日か…。あと3日。明日はビスマルクによると、私たちと共に気分転換に遊ぶらしい。」
「へぇ〜。まぁ、演習尽くしだとここにいる艦娘たちみたいになるからね…。」
ドミナントは陰気なオーラを出しながらぐったりしたままの艦娘たちを見る。中にはうなされている者もいた。
「明日は全員海に行ったりして遊ぶみたいだから、ここにいる奴らも元気になるだろう。それに、明後日は私たちのテストだ。そして、テストの翌日に私たちは帰る。」
ジナイーダは窓から沈む夕陽を見ている。
「ここは赤道に近いから、海も暖かいんだよね。…そうなんだよなぁ〜。あと3日しかいられないんだよなぁ。」
ドミナントもジナイーダの隣で夕陽を見る。フレッチャーたちはぐったりしている艦娘たちに声をかけている。
「明日は私も休暇をいただいている。明日は好きにさせてもらうぞ。」
「!?ジャック!?」
いつの間にかジャックが隣にいた。
「明日は全員羽目を外すらしいですからね。全力で楽しみましょう?」
「セラフ!?」
ジャックの隣にセラフがいた。そして沈みかけた夕陽を見る。
「ま!休みは必要だよねぇ〜。おじさんも疲れちゃうしー。ギャハハハハハ!」
「主任まで。」
セラフの隣に(ry
「まぁ、私も働いていないけど、みんなで楽しく騒ぐのは好きだよ。…よいしょっと。」
「起きたのか。」
ドミナントの背中に飛び乗る神様。そこからみんなと一緒に夕陽を見ていた。
「ここにはテレビは無いが、色々なものがあるから退屈しないだろう。」
ジャックがふと、テレビがないことに気づいて言う。
「色々なものか…。…ん?アレは…?」
ドミナントが埃をかぶった、棚の中のマイクを見つける。
「マイク…?機械があるってことはカラオケ用か…。」
ドミナントは確認した後、何もせずにいた。
「?からおけ…?なんだそれは?」
AC勢は首を傾げる。
「スイッチを押して、歌うんだよ。」
「「「歌う…。」」」
困った顔をするジナイーダたち。彼女たちの世界はそんな呑気なことが出来ないほど過酷なのだ。歌うなんてことは数十年前ほどでは無いだろうか…?主任は平気そうだが、セラフは歌ったこともない。
「ところで…。」
「?」
ジナイーダがドミナントを見る。
「なんでそんなものを知っているんだ?」
「えっ?あ…。えーっと…。勉強した。」
「……。……そうか。」
ジナイーダは疑いたっぷりの目で言った。
……嘘をついているのが分かる…。そこまで私たちのことを信用していないのか…。…いや、私だけ内緒にしている可能性がある…。…私だけ…か…。
以前のジナイーダはそんなことを考えても、全く気にしなかっただろうが、今考えると何故か寂しかった。
……俺が異世界から来て、君たちのことを全て知っているなんて分かったら、危険扱いされて暗殺されかねないからね…。すまん…。
ドミナントはそんなことを思う。不器用にも程があるというものだ。すると…。
「レッツパーリィィィィィィィ!!!」
「!?」
アメリ艦隊の戦艦のような女性が入ってくる。
……これは…ツッコんじゃいけない奴だ…。
ドミナントはすぐさまどこかの大統領を連想したが、ツッコミを入れないことにした。
「あっ、Colorado(コロラド)さん。」
ジョンストンがコロラドに向かって言う。
「コロラドさんというんですか?」
セラフが反応する。
「セラフ、知り合い?」
「はい。演習時に結局全員倒れたんですが、この方だけは最後まで粘りました。この私相手に唯一倒れなかった艦娘です。」
「すごっ。」
セラフもドミナントも感心して、心の中で称賛していた。
「I will never loss to you(私はあなたたちに負けない)!!」
「そうですか。」
「?」
セラフは嬉しそうにして、ドミナントは英語がわからないため、ハテナマークが出ている。
「Because I’m the BIG 7 in America(何故なら、私はアメリカのビッグ7だからだ)!!!」
「ふふふ。」
「これだけはわかるぞ…。ははは。」
大統領魂ならぬ、ビッグ7魂。
「…で、なんでこんな風に?」
ドミナントは騒いでいるコロラドや起き始めた他の海外艦やジナイーダたちを横目に、何か知ってそうなフレッチャーとジョンストンに聞く。
「実は、私たちが生まれた2年前、Americaが深海棲艦に占拠されたことがありまして…。」
「あたしたちが駆り出されたわ。でも、強くて手も足も出なかった…。」
「もうダメだと思ったその時、現れたんです…。」
二人は目を閉じて…。
「「とあるPresident(大統領)が!!」」
目を輝かせて言った。
「おぉ…!」
ドミナントは驚いた。
「彼はAmericaを救ったんです!それ以来、Coloradoさんは彼に憧れて真似をしています。」
「あの爽快感はたまらない…。あたしたちは彼のおかげで瞬く間に戦況をひっくり返したわ。彼は本当に面白かった。『Because I am the President of this great United states of America(何故なら私はアメリカ合衆国大統領だからだ)!!!Take America back(今からアメリカを取り戻す)!!yeaaaaaaaaaaah!!!』って言って、物を壊しすぎたけど…。」
「彼は不可能を可能にして、私たちを救いました。私たちの提督とは違った意味で格好良かったです。今は行方をくらましてしまいましたが…。」
二人は思い出してくすりと笑っていた。
「きっと、今もどこかで活躍しているはずです。」
「…そうか…。その大統領がいるなら、いつか会ってみたい…。」
ドミナントの楽しみが一つ増えた。
「本気?convenience store(コンビニ)感覚で宇宙行っちゃうような人よ?」
「それに、水が苦手と言いながら私たちと共に戦う人ですよ?」
二人はニヤニヤ、嬉しそうな感じで聞いてきた。
「本当に君たちの言うような人なら、多分知ってる。大統領の破天荒っぷりは身に染みているから。あんなに面白いんだ。それに、君たちも会いたいと思っているだろう?」
「ふふふ。そうですね。」
「そうねっ!」
ドミナントも楽しみそうに言い、二人も笑顔になる。
「ところで、君たちはいつ日本へ流れ着いたんだい?」
「そのあとすぐです。彼に別れを告げた後、鎮守府へ向かったんです。彼がいるなら、Americaは大丈夫だと感じて。」
「そうか。」
ドミナントが納得した。すると…。
『ご馳走が出来たわ。はやくcafeteria(食堂)へいらっしゃい。』
ビスマルクの放送が入る。その放送が流れた途端、全員ふざけるのをやめて食堂へ直行した。
…………
cafeteria
「やっぱり、いつ見ても落ち着かない…。」
ドミナントはあまり食事をしたがりそうに無かった。何故なら、ここはまるで宮殿の食堂のような場所だからだ。大本営の食堂と似ている。長すぎるテーブルに純白のテーブルクロス。違うところは、そのテーブルクロスの上に蝋燭や花が乗っていたり、椅子が一列に何個もあるところや天井にシャンデリアがあるくらいだろう。椅子にも無駄な装飾がある。床はタイルなどで敷き詰められてピカピカしている。聞くところ、大本営がこれを真似したとか…。先日のイギリス料理時やその前の日などは賑やかで、マナーなど関係なかったが今晩は違うようだ。全員が無言で行儀良く食べている。
「うぅ…。」
「むぅ…。」
ドミナントとジナイーダは同じのようだ。一方、セラフ、ジャック、そしてあの主任まで行儀良く食べている。いつもは豪快に食べる主任だが、一応AIのため、行儀は全て正確に行える。あえて豪快に食べていたのだ。
「…やっぱり、めちゃくちゃ落ち着かないな…ここ…。」
「うむ…。」
二人は椅子に座りたがらない。ジナイーダは静かなところでお酒を飲むのは好きだが、決して行儀が良いわけではない。誰かから教えてもらったこともないだろう。ドミナントは大抵の行儀は出来るが、キチンとしたところは苦手みたいだ。
「ほら、食べないんですか?このマカロン美味しいですよ?」
セラフがテーブルの上の何個も積み上げられた内、一つのマカロンを取って食べる。ジャックはステーキを一口サイズに切り、行儀よく口に運ぶ。主任は無言で音を立てずに食べていたが、ハンバーガーを口にする。また、お酒などもテーブルの上に乗っている。
「ごっはんっ♪ごっはんっ♪」
神様はマイペースを崩さない。そんなワクワクした感じで席につくが…。
「……。」
席に着いた途端一変、しっかりした表情で、無言で食器の音すらさせずに行儀良く食べる。先輩神様がしっかりと教えていたのだろう。いつもはお菓子などの食べカスを口の周りにくっつけるが、ドレッシングなどの液体すらくっつけない徹底ぶり。ドミナントは知らない神様の一面に驚いていた。
「…あの神様が出来ていて、ま、負けるはずが…ないんだ…。」
「ドミナント。それを私がいるところで言うな。」
「…そうか。森(モリ・カドル)を追っていたんだっけ。」
「何故それを知っている?」
「…風の噂。」
ジナイーダの疑いの目を他所に、席につくドミナント。
「まぁ、実際は肩透かしさ。」
ドミナントが食べ始める。そして、問答無用で神様のところにあるお酒を取り上げる。
「裏切ったか…。」
「だって、よくよく考えたら行儀良くしろと言われてないし。周りに流されているだけだしね。」
ドミナントが言うと…。
「YES(そうだ)! Not bound by rule or law or convention(規則に縛られない)! Because(なぜなら)...」
「Colorado!」
「はいっ…!」
コロラドが騒ぎ出したと思ったら、ビスマルクが名前を呼ぶ。すると、静かにしてかしこまる。
「…食事中は静かに。」
「は、はい…。」
ビスマルクが静かに言い、静かに食べ始めるコロラド。どうやら、ビスマルクは怒ると怖いらしい。
……うわぁ…。めちゃくちゃ怯えられてる…。というより、これがアメリカ式なのか…?俺のイメージだとハンバーガーを貪り食って、ステーキを丸かじりするって感じなんだけど…。アメリカ=豪快、イギリス=繊細ってイメージなんだけど…。…ただの偏見だよな。考えを改め直そう。
ドミナントはそんなことを思う。ジナイーダは渋々隣に座って食べ始めた。…だが、静かな食卓は壊れ始める…。
「sweet!sweet!とてもsweetだよコロラド!I drink condensed milk all at once(練乳を一気飲みしたくらいに).」
「Atlanta(アトランタ)!」
アトランタが言って、一気にコロラドが反応して、騒がしくなる。
「はぁ…。もういいわ。」
ビスマルクがやってらんないとばかりに、ついに音を出して食べ始めた。すると、他の艦娘たちも普通に賑やかに食べ始めた。
「レッツパーリィィィィィィィ!」
「少し声が大きいですよ。」
「美味しい〜!」
「「「cheers(乾杯)!」」」
「ジナイーダさんがstrong(強い)だから、当てるのにも大変で…」
「なら、主任さんとやるといいよ。存外、甘いから。」
「何か言った〜?アハハハハハ。」
「全く、行儀良く食べるのは私だけか。」
「ボートを用意しろ。水と食料もだ。」
「…騒がしいのは苦手だが…。行儀がなくなったのは良いな。」
「結局、騒がしく食べるんですね。まぁ、それも良いですけど。ふふふっ。」
「ドミナント〜お酒〜。」
「ダメに決まってんだろ!バーロー!前のことを忘れたか!?もう御免だ!恥をかかせるな!それに、見た目年齢が低いから駄目!!」
「うわー…第4佐世保提督厳しい…。」
「うちは徹底しているんでね。まぁ、駆逐艦はあまり飲んで欲しくないけど。」
「…逆に言えば、そこまで厳しくしてくれるのは神様だけってことね〜。」
「ドミナントさん!私にも言ってください!」
「真剣になるな!セラフ!それに、お前は見た目が大人だから全くno problemだ!」
「セラフさんも好意を寄せているんですか?」
「はい!少し不器用ですけど、あんなに魅力的で優…。」
「セラフ!ストップ!言うな!俺が恥ずかしい!」
「続けろ。セラフ。」
「ジナイーダ!困らせたいのか!?俺を!」
「結局、大佐は誰が好きなのかしらね。」
「全員です。」
「何よそれ。しっかり決めなさい!」
「待たされる乙女は意外と寂しいんですよ?」
「決められんわ。」
ドミナントはそれぞれに適当に答えながら食べていた。
…………
応接室
「寝るには早いけど、何かするには遅い、嫌な時間。」
ドミナントは一人、応接室でトランプをシャッフルしていた。やる相手もいないのにだ。つまり、よほど暇なのだ。すると…。
ガチャ
「こ、ここかな…?」
「?」
金髪ツインテールの海外艦がドアを少しだけ開けて見た。
「…し、失礼しまし…。」
ガシッ
「待ちたまえ。」
「!?」
そっ閉じして行こうとしたが、ドミナントに見つかったが最後、凄いスピードで接近されて腕を掴まれる。
「えっ、あ、あの…。」
「暇?暇だから来たんだよね?暇なんだね?じゃぁ、トランプでもしようか。暇だから。ね?」
「…はい…。」
その海外艦は断りきれず、遊ぶことになった。
「…なんてね。どうしたの?」
「えっ、あ、はい…。」
とでも、言うと思っていたのかい?…ドミナントは来た理由を聞く。
「その…my room(自分の部屋)を探していて…。」
「…うん?ごめん、よく聞こえなかった。自分の部屋を探しているって聞こえてしまってね。」
「そう…言いました…。」
「マジかよ。」
その艦娘は弱気ながらも答える。
「…何でここの所属なのに、部屋を探しているんだ…。」
「す、すみません…。」
「怒ってないお。」
どうやら、相当内気らしい。
……何で謝られたんだ…?あぁ…。まぁ、そりゃ怖いよね。知らないおっさんに声かけられて、ナンパまがいなことされたら…。初見でこれは怖いか…。俺の鎮守府では日常茶飯事だったからなぁ…。それに、一応世間では化け物扱いだし…。
ドミナントはしみじみと思う。
「よしっ。決めた。」
「えっ…?」
「部屋を探してあげよう。」
「えぇっ!?だ、大丈夫です…!」
「いや、むしろさせてくれ。」
「どうして…?」
「暇なんだ!!!レッツゴー!」
「ちょ、待…。」
ドミナントは暇すぎたため、傍迷惑なことをしでかした。その艦娘の手を引っ張って出て行ったのだ。
…………
廊下
「はぁ、はぁ…。息切れ…ちょっとタイム…。」
「これだけで!?」
走って8分、息切れで歩けなくなるドミナント。
「…よし、行こうか。ぜぇ、ぜぇ…。」
「……。」
苦しそうな顔で歩き始めるドミナントにその艦娘は微妙な顔をしていた。
…………
5分後
「まだ…俺はまだ歩ける…!ここが…。」
ドミナントが歩く。
「大丈夫ですか…?」
「だ、大丈夫だ…。はぁ、はぁ…。俺は…ぐふっ、諦めない…!」
ドミナントは歩く。すれ違う艦娘に助けられながら。
「ぐふっ…。」
バタ
「大佐!」
ドミナントが倒れて、艦娘たちに心配される。
「すまねぇな…。俺は…ここまでの器らしい…。あばよ…。」
そして、ドミナントは目を閉じた。
「「「大佐ーー!!」」」
艦娘たちが叫んだ。
「…いやいやいや…。大袈裟なんだよ。皆んな。目を覚ませ。そいつは1kmも歩いていないぞ。」
ジナイーダがツッコミを入れた。
…………
それから1分後
「さて、ところで君の名は?」
艦娘たちが目を覚ましてそれぞれ解散した後、何事もなかったかのように起き出したドミナントが聞く。
「Gambia bay(ガンビア ベイ)です。」
「ガンビアベイか。アメリカ出身?」
「はい!」
「やはりな…そんな気がしていた。」
ドミナントは立ち上がる。
「さて、ガンビアベイ。色々俺の暴走に付き合ってくれてありがとな。」
「えっ?行っちゃうんですか…?」
「いや?折角盛り上がってきたのに、ここで終わりなんてことしないよ。」
「そうですか…!」
少しガンビアベイが喜んだ。
……可愛い。海外でもこのかわゆさ…。新しい…惹かれるな…。ハァ…ハァ…(サーダナ風)。いい素材だ…。
ドミナントはそんなことを思う。相変わらず艦娘バカだ。すると…。
……痛っ!痛い!?熱くて痛い!なんだ!?
ドミナントが周りを見ると、遠くから突き刺さるような鋭い視線を浴びせるセラフがいた。嫉妬という名の熱を帯びた視線だ。彼女は心を読むことができるので、一切隠し事は出来ない。
「?どうかしたんですか?」
「あっ、いや…。なんでも…。」
背中に刺さっていくことを気にせず、ふらふらと歩いて調べていく。
「まだよ…。私はまだ戦える…。」
「大佐?」
「はい?」
ドミナントがふらふら歩いて、ガンビアベイがしっかり歩いていると、後ろから声をかけられる。
「私のセリフが聞こえてきたんですけど…。」
「えっ?知らない。ブルーマグノリア?」
「違いますけど…。」
声をかけてきたのは髪も瞳も金色で、全体的にクセのあるセミロングの前髪。大人びた顔立ちの子だ。その隣に金色の瞳に赤毛の子がいる。
「じゃぁ、初めてか。…俺…いや、私はドミナント大佐であります。君たちは…?」
「Northampton級、Houston(ヒューストン)よ。」
「オランダ軽巡、De Ruyter(デ ロイテル)!わかる?」
「分からない。だが、関わっていけばわかるさ。」
自己紹介をしていくドミナントたち。
「ところで、今のセリフ、君のセリフと被ってるの?」
「今の…とは?」
「さっき俺が呟いたあの言葉。」
「あっ、ええ。そうよ。」
「そうなのか。」
ドミナントは不思議そうな顔をした。
「ところで、この子の部屋わかる?」
「Gambia・bayのこと?」
隣で恥ずかしそうにするガンビア・ベイ。
「毎日のように迷っているから、全員知ってるよ?」
「そうなのか?…さっき集まっていた時に聞くべきだった…。」
「部屋はここをまっすぐ行って、突き当たりを左に行きます。そして、右に。階段を一番下まで降りて左へ行くと、外と繋がっている道があるから、そこを通って、右へ行って階段を3階まで登って…。」
「「???」」
「…私たちも行くわ。」
ドミナントとガンビア・ベイが思考停止したのがわかり、やれやれとヒューストンたちが案内してくれる。
…………
道中
「二人一緒ってことは、仲良しなんですね。」
ドミナントが歩きながら言う。
「…本当はもう一人いるけど、まだ確認されてないの。」
少し寂しそうな顔でヒューストンが呟いた。
「もう一人?」
「大佐、野暮なこと聞かない。…Parse(パース)よ…。」
「パース?」
デ・ロイテルが言い、ドミナントが首を傾げる。
「妹のような存在なんだって…。」
「…そうなのか…。」
ドミナントは前を進んで歩いているヒューストンの後ろ姿を見た。寂しそうだ。同時に、ドミナントもなんとなくその感情が伝わってきた。
「…いつか、確認されると思いますよ。だって、それが『艦隊これくしょん』ですから。」
「艦隊correction…?」
「何よそれ。」
「面白いことを言うのですね。」
ドミナントが言い、三人が微笑みながら行った。そして、ガンビア・ベイの部屋へ行った。
…………
部屋前
「ここよ。」
「やっと帰れた…。」
「“帰れた”って…。」
ガンビア・ベイが喜び、ドミナントたちがやれやれとする。
「じゃぁ、随分な時間潰しになったし、俺はそろそろジャックたちのところへ行こうとするかな。」
「私たちは入渠した後、寝るわ。」
「じゃぁね〜。」
そんな感じで戻ろうとするが…。
「あっ、あの…!待ってください!」
「「「?」」」
ガンビア・ベイが皆んなを引き止める。そして、急いで部屋の中に入り、小さな袋を人数分持ってきた。
「これ…お礼です。」
「なんだろう?」
「手作りのクッキーです…。お口に合うかどうか…。」
「「thank you(ありがとう).Gambia bay.」」
「ありがとう。」
ドミナントたちはお礼を言う。
「じゃぁ、私たちは戻るわ。」
「good by(さようなら).Gambia bay.」
二人が自室に戻る。
「さてと、じゃぁ俺も戻ろうかな。」
ドミナントも戻ろうとしたが…。
ギュッ
「…?」
前に進んでいないことに気づく。
「…何かようかな?ガンビア・ベイ。」
「あの…その…。」
……可愛い!
ドミナントの服をちんまりと掴むガンビア・ベイ。
「明日…。一緒にいてくれませんか…?」
頼んできた。
「…友人とかいないの?」
「…誘われてません…。」
「…そうか。同類ならだぁい歓迎だよ。僕も誘われてないし。」
ドミナントがOKする。
「あ、ありがとうございます!」
「まぁ、一人ぼっちは寂しいもんね。わかる。ここの鎮守府で大半の時間を一人で過ごしてきた俺には分かる。」
そして、各々が部屋に戻って行ったが…。
…………
男部屋(物置)
ガチャ
「ただいま〜。」
ドミナント、帰還する。
「む?ドミナントか?」
ジャックが一人でいる。窓辺近くの壁に寄りかかり、本を読んでいる。キラキラしたイケメンがここにいる。
「ジャック一人?主任は?」
「……。」
「…はぁ…。恥かかせまくりだな…。ホント…。」
ドミナントは呑気に言う。もう、慣れてしまっているのだろう。
「ところでドミナント。ビスマルクから伝言を預かっている。」
「?」
「明日、一緒に回らないか?だそうだ。…女たらしめ。」
「ジャック、君をタダで住まわせてあげている俺に向かって言っているのかな?…て、ビスマルクさんもか…。」
「“も”…?」
「でも、ガンビア・ベイとも約束しているしなぁ…。」
「どうするんだ?」
「…先に約束した方を守るのが義務だ。」
ドミナントは少し悩んだ後結論を出す。
……それに、ぬか喜びさせた後、一人ぼっちは死にたくなる…。
「?」
ドミナントはそう思って、ビスマルクの約束を断りに部屋へ行った。
そろそろアイアンゴーレムを倒さねば…。はい。ここで、とある一番の核心の問題を提示しましょう。…ドミナントは社畜なのにあの威圧おかしくないですか?
追伸、あと少しで1万字…。あと…。ネタを先にやられているのを見ると、そのネタを使えない感じしますよね…?パクリは嫌なんじゃぁ…。まぁ、公式のを知っていて、あえてパクるネタはするんですけどね…。二次創作のは…ね…。
まぁ、こんな小説、人気ないと思いますけど。(真顔)
登場人物紹介コーナー
マイク…埃をかぶっていた。
コロラド…某大統領に魅せられて、真似をしてしまった。アメリカの戦艦。気が強くて高飛車な性格。何かと自分をビッグ7であることを強調する。悪い印象を持ってしまうかもしれないが、彼女はビッグ7である自分の立場からくるプレッシャーに対する負けず嫌いなだけ。
大統領…ACに似たメカを乗りこなし、破壊してアメリカを救っている。
森…モリ・カドル。ACLR。機体名『ピンチベック』
アトランタ…一言だけ登場。アメリカの防空巡洋艦。普段は物静かだが、気が荒ぶると言葉遣いが荒れる。育ちが良いとは言えない。あまり人付き合いを好まない。大統領のライバルキャラをたまに演じる。(特に煽り方面を)
ガンビア・ベイ…めちゃくちゃ弱気。軽空母。栗田艦隊がトラウマらしい。
ヒューストン…大人びた容姿に似合った柔らかい物腰。アメリカの重巡洋艦。基本は丁寧語だが、気さくに接するところから、大人の余裕を感じさせる。かなり気がきく。パースやデ ロイテルと仲良し。
デ ロイテル…オランダの軽巡洋艦。見た目通り、幼い言動。基本的には陽気な性格。日本の重巡洋艦にトラウマがある。ヒューストンやパースと仲良し。
パース…ゲームでは実装されているが、この世界ではまだ確認されていない。
クッキー…チョコチップクッキー。ガンビア・ベイの手作り。かなり美味いらしい。
ザーーーーー…
次回、第172話「パラオ泊地の海」
後書きが必要かどうか
-
いらない
-
たまにいらない
-
たまにいる
-
いる