ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

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指が乗らないです…。
「随分遅い投稿だね。」
イベントしてたし…。それに、なんかねぇ…。
「?」
普通にネタ切れ。ゆるゆるがこんなに大変だとは思わなかった…。
「人はゆるゆるだけじゃなくて、ちょうど良い緊迫感みたいなものも求めるからね。」
まぁね…。ゆるギャグを目指すが我がために…。
「?」
…まぁいい。ゲストを紹介してくれ。
「?わかった。この人。」
「クリーンチュルナイ…。ここはどこだ?」
出たな。清潔な街からの訪問者…。鞭を自在に操り、必要ならば殺すことさえ厭わない、本当は部隊の中で一番残酷な憲兵…真っ赤なマスクを被った憲兵…。
「そこの男。口の聞き方に気をつけろ。私は九人の清浄委員の1人だ。それに、マスクではなく仮面だ。」
「何だろう…。ものすごく強いね。この人…。」
第4佐世保を取り締まることが出来るのはこの憲兵たちくらいだからね。まぁそんなことより、あらすじを頼むよ。
「お願いします。」

あらすじ
前回、我等はある地方の鎮守府の見回りを終了させた。第一の舞鶴の提督は、普段はごく普通の提督だ。しかし、ある艦娘と共になると…。


233話 赤城との約束 其の弐

…………

 

「で、結局こんなのですか…。」

 

赤城が吊り目で面々を見る。ドミナントと2人で午後を過ごすつもりが、金剛、加賀、ジャックまでいる大所帯になっているからだ。

 

「まぁ、たくさんいた方が楽しいし。退屈しないでしょ?」

 

ドミナントは赤城の心境など知らず、そんなことを言う。

 

「…提督。」

 

「なんだい?」

 

「紅茶、没収しますね?右から3番目のやつを。」

 

「え!?な、何故!?ま、まぁ、3番目のやつは市販で買えるし…。」

 

「いえいえ、奥のものも合わせて3番目です。」

 

「NOOO!それだけは勘弁!限定であり、限られたお店でしか販売されてないから!大本営近くの市街で3時間ほど探したやつだから!」

 

「ダメです。」

 

赤城が笑顔でそんなことを言い、ドミナントが何のことだか分からないが必死に頼む。加賀と金剛は初めて容赦のない赤城を見て、微妙な顔をしていた。

 

「それより、これからどうする。」

 

「五人ですしね。」

 

何の目的もなく歩いていると、ジャックと加賀がドミナントに聞く。

 

「う〜ん…。俺以外の子やジャックたちは何かしたいものある?」

 

「私は赤城の望むことに賛成デース!」

 

金剛とドミナントはどちらでも良いみたいだ。

 

「午後3時だな…。加賀は何かしたいものはあるか?」

 

「私ですか…。……。」

 

加賀が悩み出す。

 

……ジャックさんと2人でいたいジャックさんと2人でいたいジャックさんと2人でいたい…。

 

一部だが、頭の中はこれでいっぱいだ。

 

「…私は、ジャックさんの行くところに着いて行きます。」

 

「む…。」

 

ジャックが困った顔をする。

 

「そかー…。…なら、赤城だな。判断を委ねるのは。」

 

「わ、私ですか!?」

 

ジー…

 

4人が赤城をジーッと見る。

 

「い、行きたいところと言うよりも、して欲しいことが…。」

 

「「「?」」」

 

…………

 

「壁ドン…だと…?」

 

「は、はい。この前、食堂で吹雪さんがとても嬉しそうに話していたので…その…。」

 

赤城がモジモジする。金剛もその時聞き耳を立てていたらしく、やってもらいたいようだ。現在一目につかないような路地だ。

 

「なんだ?かべどんとは…。新種の兵器か?」

 

「違いますよ。ジャックさん。男性が女性を壁際に追い詰めて、手を壁にドンと突き迫る行為です。」

 

「なるほど…。」

 

「…私も、ジャックさんに…。」

 

「…後でやってみよう。いざという時何かの役に立つかもしれん。」

 

ジャックたちが少し離れたところで話す。

 

「…壁…ドン…。…!ほう…。壁ドンされたい?そんなに?」

 

ドミナントが何か思い付いた。

 

「は、はい。お願いします。」

 

「わかった…。ならやろう…。」

 

ドミナントが赤城を壁に追い詰め…。

 

ドガァァァ!

 

バギギギギ!

 

ミシミシ…

 

「これが壁ドンだ。」

 

ドミナントが思いっきりコンクリートに壁ドンした。某王子がくらった岩盤のようになっている。

 

「……。」

 

赤城が一瞬死を覚悟したらしく、顔から血の気がなくなり、引いていた。ものすごく。

 

「て、提督ー…あらかさますぎマース…。」

 

「ほう…あれが壁ドンか…。」

 

「違います。」

 

金剛が微妙な顔をして言い、ジャック本気と捉えたが加賀に即座に否定された。

 

「こうするデース。」

 

トンッ

 

「……。」

 

金剛が手本を見せ、赤城に壁ドンした。背景がキラキラして見えるのは気のせいだろうか…?

 

「キマシタワー。」

 

「だから何だそれは?」

 

ドミナントがニヤニヤして2人を見る。

 

「さぁ、提督の番デース。」

 

「ん?金剛が代わりにしてくれたから、良いよ。それに力加減分からないカラナー…。」

 

「提督…。」

 

「ごめん赤城…許容範囲外…。」

 

「なら、何故吹雪さんにだけ…。」

 

「単純に事故。吹雪が盛ってるだけ。」

 

ドミナントがやれやれとして言う。

 

「私だけ…。」

 

赤城が少し悲しそうな顔で、聞こえないくらいの小声で呟いたが、ドミナントには聞こえていたようだ。

 

「…仕方ないな。ほれ。やってやるよ。」

 

トンッ

 

「て、提督…。」

 

ドミナントが仕方なくやってあげた。

 

「さ、これで良い思い出は出来たろう。それで赤城が明日からも頑張れるなら、安いもんだ。…て、なんか赤城キラキラしてない?」

 

即席キラ付け。一丁上がり。

 

「て、加賀もなんかキラキラしてるし…。」

 

「やりました。」

 

「何を…?てか、キリッとした顔をしても鼻血出てるから…。」

 

どうやら、ジャックが何か考えているあたり、やったのだろう。

 

「…特に意味がなく感じるが…。」

 

「ジャック…意味ありありだから…。加賀にそれをやりすぎちゃダメだよ…?失血性ショック死しちゃうかもしれないから…。」

 

ドミナントがジャックに注意する。

 

「わ、私の番はまだデスカー?」

 

「ん?金剛もやる?…赤城にもやってあげたから、ついでにやってやるよ。」

 

トンッ

 

「thank youネー!提督ー!」

 

「お、おう…。金剛もキラキラしてる…。」

 

三人の艦娘が一瞬でキラキラした瞬間であった…。

 

…………

 

「なんか、遊んでいるうちにすっかり夜だなぁ…。」

 

「日が短くなりましたからね。」

 

「もうすぐwinter(冬)ネー。」

 

「もう日が暮れるのか。」

 

「季節を感じます。」

 

五人が公園のベンチで空を見上げる。一番星が出ていてもう薄暗い。

 

「…今日はなんかこの近くで食べる?セラフには夕食の件連絡しておくよ。」

 

「う〜んと…。いえ、鎮守府に帰ってからゆっくり食べましょう。これから行きたいところがありますし、疲れますから…。」

 

「「「?」」」

 

赤城がご機嫌に言い、ドミナントたちが首を傾げる。そして、赤城に着いて行った。

 

…………

 

「キャンプ場?野原みたいに随分芝生が広がっているけど…。ゴルフ場?」

 

「違います。隠れスポットです。提督から貰ったけいたい…?で調べました。」

 

「隠れスポットって…何の?」

 

「いいから、空を見てください。」

 

「空?」

 

ドミナントが疑いの目で赤城を見るが…。

 

「中々良いところデース。」

 

「ふむ…。綺麗な空ならでは…か。」

 

「……。」

 

「提督、見えましたか?」

 

金剛たちが芝生の上に座りながら空を見上げて、思い思いの感想を言う。加賀はジャックの手をチラチラと見ていた。

 

「…おぉ…。いいな…。これ…。」

 

ドミナントも空を見上げて、芝生に座る。

 

「…冬の星座…。山だから星がよく見える…。綺麗だな。」

 

ドミナントが空を見ながら寝転がる。いくら芝生でも、季節的に寒いが気にしていない。

 

「それだけではありませんよ。そろそろです。」

 

「それだけではない?どういうこと?」

 

赤城が言い、ドミナントが空を見たまま聞く。すると…。

 

ツー…ツー…ツーー…

 

「あっ、流れ星…。」

 

ドミナントが呟く。しかし、ただの流れ星じゃなかった。次々と現れたのだ。

 

「流星群です。今日見れるみたいなので、提督と一緒に…。」

 

……2人きりで…見たかったです…。

 

最後の言葉は言わなかった。すると…。

 

「む…。…少し寒いな。温かいものを買ってくる。」

 

ジャックが立ち上がる。

 

「行きますか?なら、私も…。」

 

加賀もジャックの後をついて行く。

 

「…!わ、私は少しトイレに行ってきマース!」

 

「なんだ、赤城以外全員行っちゃうの?」

 

「すまないが、寒いんでな。」

 

「私はジャックさんの行くところへ…。」

 

「トイレ我慢出来ないデース。」

 

「そうか…。」

 

そして、三人が行く。

 

「…!」

 

赤城がジャックたちの意図に気付いた。

 

……ジャックさんも金剛さんも…。ありがたいですね…。…なら、このチャンスを不意にはしません。

 

赤城は自分に自信をつけて、ドミナントの近くに寄る。

 

「て、提督…。」

 

「なんだい?」

 

「……。…そ、空が綺麗ですね…。」

 

「…そうだね。」

 

「……。」

 

「……。」

 

……私の意気地なし…。

 

赤城が心の中で思う。

 

……けど、このままでは…。…一航戦の誇りを汚すわけには行きません。

 

覚悟を決めて、赤城がまた勇気を奮い立たせる。

 

「て、提督…その…す、す、す…。」

 

「す?」

 

「す…寿司が好きだとこの前聞きましたけど、好きなんでしょうか?」

 

「…寿司…。…うん。好きだね。というより、実はこの世界の食べ物全般好き。その中でも特にってだけ。」

 

「そうですか…。」

 

赤城がそんなことを言う。

 

……せっかく勇気を出したのに…。一航戦の誇りをかけましたのに…。結局…これですか…。

 

赤城が心底、自分の勇気に悲しくなる。

 

「…赤城。」

 

「は、はい!」

 

「…流れ星が消える前に願い事を3回言うと叶うって聞いたことある?」

 

「いえ…。…それって、本当なんですか…?」

 

「さぁてね。叶うかどうかは分からない。流れ星は話で聞いたことがあるだけで、本当に見たの初めてだし。…でも、無いよりはマシなんじゃない?心の中で思うだけでも、結果は変わると思うよ。」

 

「……。」

 

ドミナントがそんなことを言った。そしたら、丁度流れ星が出た。

 

……提督と……。

 

そして…。

 

「て、提督!」

 

「なんだい?」

 

「…また、今度一緒にデートしてくれますか…?」

 

「…良いよ。暇な時なら全然平気。無茶なことを言われなければ、要求は飲むし。」

 

「…次こそは2人っきりで…。」

 

「良いよ。」

 

「そうですか…!」

 

赤城が嬉しそうになる。

 

「…もっとでっかい願い事しなかったの?」

 

「…いえ、最初はもっと…。提督と結ばれたいなと思いました…。…けど、提督はそういうのは望んでいないんですよね…。なら、迷惑なだけですし、自分勝手ですし…。」

 

「良いじゃん。自分勝手で。叶うかどうかはさておき、自分の願い事でしょ?願うだけなら問題ないじゃん。個人の自由だし…。願いってのは叶うためにあるし、夢を見るためにあるんだよ。どんな無茶な願いでも、0.1%でも可能性があるなら諦めないほうが後悔しないよ?」

 

ドミナントが赤城の方を向かずに言う。

 

……提督…。…もう、分かっているんですよね…。私の気持ち…。

 

赤城がそんなことを思うと…。

 

「…赤城、こんな時だ。金剛が来るまでなら…許容範囲内だ。誰かに見られたくはない…。…少しこっちに来て。」

 

「?」

 

バサっ

 

「!」

 

ドミナントがどこからともなく毛布を出し、赤城と自身を包み込んだ。

 

「…寒いからな。人がいたほうが、すぐに温まるし。」

 

「…提督…。」

 

ドミナントが照れくさいのか、空を見ながら言う。赤城はドミナントと一緒の毛布に包まっていることを意識して嬉しそうだ。

 

「…どうやら、良い雰囲気のようだな。」

 

「good jobデース。提督〜。」

 

「何故ここに私たちが…。」

 

ジャックと金剛はその様子を少し遠くから見ていた。

 

「まぁ、缶コーヒーを飲み終わるまで2人だけにさせておけば良いだろう。」

 

「私は温かな紅茶デース!」

 

「私は緑茶です。」

 

三人は暖かい飲み物を飲み終えるまで、赤城とドミナントを放っておくのだった。そして、飲み終わり、ドミナントたちと合流して一通りからかった後、鎮守府へ戻るのだった。




金剛、見事に埋め合わせをしましたね。

登場人物紹介コーナー
流星群…ふたご座流星群。冬…12月の中旬ほどから見られる流星群。

「長門コーナーだ。」
「今回も私ですね。」
「投票がほぼない。私のコーナーは短縮される方針のようだ。」
「それは残念です…。」
「壁ドンか…。…抜け駆けか?」
「こ、金剛さんもされてます!」
「…まぁいいか…。次回、第234話『神様との休日 その1』だそうだ。」
「休日…ですか。」
「休日…最近とっていないな…。」

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