ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
「どうしてそんなに遅れていたんだい?」
300話で一度完結させようとね。それまで溜まっていた、今この間でしか掲載できない話を書いていたんだ。
「そうなんだ。」
そうとも。ちなみに、後書き前書きのネタもない。ネタは本当にたまにしか思いつかないんです…。思いつく時は、突然ピンとしますが、ピンと来ない…。
「神からの試練かな?」
ハンドアウトってやつか…。まぁいい。あらすじのゲストもいないから、時雨で。
あらすじ
吹雪が何か叫んでいたような気がする…。
…………
「ん〜♪」
ドミナントが執務室で椅子に座ってえんぴつを削っている。仕事が終わって暇なのだ。
「司令官、大本営から封筒が届きました。」
「封筒?」
秘書艦吹雪が持ってきた。先日の件は本日の分となったのだ。
「封筒の外から見てもわかる、何か書類じゃないものが入ってるな…。」
固形に膨らんだところがある封筒から書類を一枚出す。
「仕事か…?まぁいいや。名前と印鑑を…。あれ?なんだこれ?」
ドミナントが名前と印鑑を押した後に、内容に気づいた。
「ゲッ…。」
ドミナントが嫌な声を出したのも無理はない。
……ケッコンカッコカリ…か…。嫁艦認定を迫られるアレだな…。てか!名前書いちゃったよ!
大本営からケッコンカッコカリが来たのだ。しかも、自身のサイン付き…。
……選びたくないけど…正直、だんだんこのレベルだけではまだ見ぬ強敵に勝てないと思うしな…。たった一隻のミッドウェーにあんな大掛かり出撃だったからな…。
ドミナントは、何とか書類を見ようとしてくる吹雪をのかしながら考える。
……これを見せた場合、一枚しかないから、血を血で洗う乱闘が起き…るか?第一、俺は気の良いおじさん程度にしか見られていない…はず。でも目の前にいる吹雪はダメだ。きっと、流れ的にサインを書いてしまうだろう…。そうなった場合、俺も不注意だとしてもケッコン…。しっかりと書類を確認するんだった…。ちくしょう…。いつもなら、どうでもいい、他の遠くの鎮守府の考えや意見などに賛否を求めてサインを書かせるだけだから、間違って書いちまった…。大本営め…。
ドミナントが大本営に怒りを募らせる。
……とにかく、これは俺の部屋の金庫の中に入れておかないと…。吹雪にバレたら鎮守府中噂になって、書類を奪いにくるかもしれない…。一枚しかない、ケッコン…。実質正妻になる切符だからな…。奪われないように気をつけねば…。
「司令官、見せてくださいよ〜。」
「残念だが見せる気など、もとよりない。」
ドミナントが箱をポケットに入れて、書類を封筒の中に入れなおして自室まで歩く。
……ブッキー、まだついてくる…。
廊下を歩けば、まるで監視のようにトコトコ後ろをついてくる。
……これがカッコカリの書類だと勘づいたか…?
ドミナントはそう思いながら、自室の前に立つ。
「…吹雪。」
「?」
「これ以上はプライベートに関わることだ。部屋の外にいてくれるな?」
「はあ…。」
吹雪は不思議そうな顔をして、納得したようだ。ドミナントは部屋に入る。
……XA-26483…。
ガチャ
パスワードを打ち込み、金庫が開いた。
「これを奥に…。よし、完成…とでも、言うと思っていたのかい?青葉、窓の外から見ているのは分かってる。今出てきたら何もしない。逃げたのならお咎めあり。どっちにする?」
「青葉、来ました!」
「早いな…即答かよ…。」
青葉が素直に出てきた。
「…青葉、見たか?」
「見ちゃいました!」
「なるほどな…。」
ドミナントはしばらく考えたのち…。
「…青葉、これはプライバシーの権利を大幅にアウトだ。ネタに出来ないぞ?」
「でも、私たちには権利が…。」
「俺にはある。人間だから。」
「人…間…?」
「まぁ、人間だ。とにかく、このことは誰にも言うな。いいな。」
「わかりました!」
「よし、いい子だ。」
…………
「号外!号外!なんと鎮守府にケッコンカッコカリが届いたよー!詳しくは新聞で!」
「「「えぇ!?」」」
艦娘たちがそれを開いて次々と買って行く。
「なん…だと…?」
そのことをドミナントが聞いたのはすぐのことだった。
「青葉…。」
「こんなに売れました!」
「そんなことはどうでもいい…。一昨日約束しただろう…。」
「?そのことは書いていませんよ?」
「…?なんのことだ?」
「え?昨日金庫の中に提督の大事な〇本があったことですよ?バレたら燃やされてしまうと思いますし…。」
「…まぁな。そっちか…。」
ドミナントがやれやれとする。
「まぁ、金庫の中にしまったから大丈夫だろう…。…多分。」
ドミナントがそんな呑気なことを言っていると…。
「司令官!」
「おう、吹雪。」
「届いたのに…初期艦である私に伝えなかったんですか…?」
「そんな悲しい顔するな!俺の弱点をつくんじゃぁない!とにかく、俺は考えた。今まで許容範囲が甘かったのではないかと。」
「…バレましたか…。」
「あっ、確信犯だったな…。」
吹雪は悲しそうな顔から一変、悪い顔をした。
「俺の許容範囲は昨日からサイレントラインとなった。頭ナデナデしか無理だぞ。」
「やっぱり、同行するべきでしたね…。」
吹雪が後悔した顔になった。
「まぁ、カッコカリの書類は俺の隠し金庫の中だ。誰もあそこを開けることは出来んよ。…と、そろそろ大本営に行かなくてはな…。」
「大本営?」
「そう。大本営の集会があるって前話さなかったっけ?」
「話してません…。」
「そうか。まぁ、とにかくそう言うわけだから。」
「分かりました。無事に帰ってきてくださいね。」
「…わかった。」
……いつもなら、自分も行くと言い張るブッキーが来たがらないとは…。仕方ない、他の子たちを誘うか…。
ドミナントは頭をかきながら他の子をあたる。
……先ずは武蔵だな。
…………
武蔵の部屋
「と、言うわけで来てもらいたい。」
「今日は休みのはずだが…。しかも、大和に会いに行くなど…。呼ばれてないはずだ。」
ドミナントが主旨を伝えて、土下座までしたが武蔵が断る。
「…武蔵、よく考えてもらいたい。」
「?」
「年に一度しかない大本営の招集…。そして、今回は私服を許された。さらには、対策というほんわかな内容であり、大和さん直筆の手紙…。それらが何を意味するか分かるか?」
「……。」
武蔵は手紙を渡されて、内容を見る。
「大和さんの立場上、私的な目的でこんな遠くの鎮守府へ赴くことは出来ない。だから、せめて年に一回だけでも会いたいと思う気持ちがある。だからこそ、ほんわかな内容にして本当の理由は言わず、直筆で、しかも武蔵に会いたいから私服で来ても良いと許可を出した。それが分からない武蔵でもあるまい。」
「……。分かった。行く。これで満足か?」
武蔵が折れた。
「あと一人くらい護衛をつけた方が良いな。出来ればしっかりしたタイプの…。」
…………
「提督殿。自分、本当に大本営に同行してよろしいのでありますか?」
「大和さんに会える…?」
あきつ丸とまるゆだ。
「しっかりしたタイプとは…。」
「ま、いいんじゃないの?どうでも。」
ドミナントが二人に趣旨を話す。
「まぁ、ゆったり準備をしてから行こう。まだ午前中だし。部屋に戻って支度してこよう。すれ違う艦娘とかに行くことを説明してね?俺は大和さんに電話するから…。」
「「「了解。」」」
そして、各々が解散した。
…………
大本営
「今日は3時に、年に一度の集会です。」
「あぁ、分かっている。」
元帥が書類を片付ける。
「…それにしても、なんだか今日は機嫌が良いな。どうかしたのか?」
「いえ、そんなことありませんよ。」
「嬉しそうではないか…。」
大和はすこぶる機嫌が良い。そこに…。
プルルルルル…プルルルルル…
電話が鳴り出す。
「はいっ。こちら大本営です。」
『もしもし、大和さんですか?』
「あっ、ドミナントさん。どうかなさいましたか?」
『あ、いえ。どうかなさったと言うわけではありませんが、手土産の件ですが、カステラで良いでしょうか?』
「全っ然大丈夫です。」
『……。…!あっ、すみませーん。』
「はい?」
『武蔵が急な腹痛で来れないそうです。』
「…え…。」
『腹痛で来れないそうです。』
「……。」
『大和さーん?』
「…そう…ですか…。わかり…ました…。はい…。それでは…。」
『それでは…。』
ガチャリ…ツー…ツー…
電話が切られた。もちろん。ドミナントの嘘だ。
「…大和くん?どうかしたのかね?」
「……。」
大和は無言で、椅子に座る。
「大和くん…?」
「元帥殿…。」
「う、うむ。どうし…。」
「今すぐいままで溜めていた仕事を片付けてください。」
「…?」
「今すぐ片付けてください。仕事を!今すぐ!制限時間は2時半までですから!それまでには片付けてください!」
「うぉー…。」
大和の機嫌が一気に悪化。とばっちりを元帥が受ける。
「し、しかし…いつか片付ければ良いと今日の朝…。」
「つべこべ言わずにやってください!」
「…うむ…。」
大本営執務室はとても大変なことになりそうだ。
…………
「この飛行機だな。」
一方、ドミナントらはもう空港のロビーにいた。
「飛行機は初めてでありますな…。」
「昔は、対空で撃ち落とされると言われていたんだ。」
「今は鎮守府が増えたし、鎮守府近海の治安が良くなっているみたいだからね。」
「安全は大事ですよね。隊長。」
4人は話しながら、空港の検査を通る。大本営直属の飛行機なのだから、艤装を持っていても何も言われない。
「昼はまだ食べていなかったな…。」
「1時間半で、機内食は無いみたいだから、着いたら何か食べよう。」
私服なのに大本営直属の飛行機に乗る時点でバレそうなのだが、そのツッコミは置いておこう。
…………
「無駄な尺の都合で省かれたな…。昼ごはん描写…。」
「武蔵さんが皿うどん食べたいとかだだをこねたせい…。」
「こねてないぞ!あきつ丸があんな量を食べたけどギブアップしたからだろう?」
「そ、そんなはず…。加勢してほしかったであります…。」
「「「助けるつもりなど元よりない。」」」
「ボボボボボ…。て、何故かこの言葉を言わなければならないという使命感を感じたであります…。」
「同じく…。」
そんなこんなで大本営の玄関口に立つドミナントたち。そこに…。
「あら、大佐。久しぶりね。」
「ビスマルクさんじゃありませんか。お久しぶりです。」
ビスマルクも丁度来たようで、フレンドリーな挨拶を交わす。
「ところで、そっちの身構えている二人は…。」
「身構え…?あっ!あきつ丸、まるゆ!ナイフと艤装を手に取らない!俺の友人だ。」
あきつ丸とまるゆがものすごく警戒していた。…まぁ陸軍の、しかも虐められていたからその理由はわかるが…。
「失礼したのであります。自分、てっきり敵かと…。」
「ごめんなさい…。」
二人はすぐさま謝った。
「ううん。いいのよ。あなたたちも辛い過去があったのよね。そうなるのは仕方のないことよ。私たちの鎮守府も、新しい子はそういうのが多かったから。」
ビスマルクは微笑みながら許してくれた。
「…時間はまだ1時間ほど残っているわね。一応早く席についておきましょう?」
「はい、分かりました。…あきつ丸たちも行くよ。艦娘用の席は確か多くて一人五人ほどあったから…。」
ビスマルクが中に入り、ドミナントたちも続く。
あー…ドラゴンダイヴ
登場人物紹介コーナー
ビスマルク…パラオ泊地提督。
あきつ丸…陸軍出身艦娘。
まるゆ…同じく。
武蔵…大和型2番艦。
ケッコンカッコカリ…艦娘と…。そして、それをするとレベルの上限を超える。
「長門コーナーだが…。今回は短縮だ。次回、第241話『提督会議』だ。」
後書きが必要かどうか
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いらない
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たまにいらない
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たまにいる
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いる