ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

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この小説も、ここまで読んでくれる人間はもういなさそうだな…。
「どうしたの?」
いや、色々ね…。ネタも切れ始めて…。…いや、切れてはないんだよ?切れては…。ただ、そこに行くまでの経緯のネタがないとか…。300話ピッタで終わろうとしたけど、話数が多すぎる…。ネタだけなら、100話以上出来てるんだよ…。ネタだけはね…。
「つまり、そこに行く展開が思いつかないみたいな?」
そう。それ。最終章のネタが思いついたり、突然、違う展開のネタが思いついたり…。
「…つまり、続きは書けそうになくて、他のところを書けるの?」
恐らく…。
「…瑞鶴さんはどうやって、こんな面倒な筆者の相手をしたんだろう…。」
なんだって?
「あ、いや、別に…。」
そう…。まぁいい。ここで終わらしてやる…。

あらすじ
探偵Sただいま参上。


243話 箱入り娘

…………

 

「ということがありました…。」

 

「……。」

 

ドミナントが黙る。

 

……おそらく敵は排除くん…。そして、赤い艦載機は多分特攻兵器だな…。イナゴの襲来だ…。でも特攻兵器なんて、分からない艦娘たちに話したら間違いなくブチギレるな…。『特攻兵器』のこと、心底嫌っているから…。…まてよ?何故排除くんがいるんだ…?神様の話では、俺の来た後にジャックが来て、不明な人間が最大で4人送り込まれたんだよな…?…何故…。

 

ドミナントが考えるが、答えが出ない。もしACの未来の世界だとしたら、タワーなどが存在している筈だ。なのにない。コジマ汚染も見られない。

 

「…一つ分りました。」

 

「?」

 

「その海域に行くことは無理です。私でも死にます。」

 

「ドミナント大佐でも…ですか…?」

 

「はい。死にます。そのことは佐藤中佐が知っていると思います。」

 

「?何故…。」

 

「とにかく、死にます。そこを通ることを考えるのはやめた方が良いです。生半可な装備だと逆に危険です。」

 

「…分かりました。」

 

「ちなみに、これは命令ではありません。忠告です。」

 

「知ってます。…?でも、どうしてドミナント大佐はそこまでソレを恐れているんですか?見たことありませんよね?」

 

「…まぁ、そうですけど…。あのようなEDなりたくありませんからね。」

 

「?」

 

ドミナントの真剣な表情で、大和が不思議に思いつつ黙ってしまった。

 

…………

 

「に、しても本当に驚いたな…。中央海域か…。」

 

ドミナントが中央海域について考える。

 

……中央海域…。中部海域よりも奥の海域だと聞いている…。そこに何かあるのか…?いや、ないとおかしいな…。排除くんモドキについて色々調べたい…。せめて部品の一部でもあれば、回収してセラフに頼めるんだけど…。それはないし…。

 

ドミナントが色々考えながら歩いていると…。

 

トンッ

 

「きゃっ。ごめんなさい!」

 

「うえ?」

 

ぶつかったかどうか分からないくらい華奢で清楚な女性が丁寧に謝ってきた。

 

「いえいえ。こちらも考え事をしてまして…。」

 

「急いでいるので…ごめんなさい!」

 

「あれ…。」

 

その女性は急いでどこか向かって行った。

 

「…へぇ…存外そんなものか…あるいは…。」

 

その清楚な格好で着物を着ている女性の手にある提督帽を見て、ドミナントが呟いた。しばらく歩いていると…。

 

「ひぃ、ひぃ…。む?ドミナント君か…?」

 

「あっ、元帥殿!お疲れ様です!」

 

「そういう堅苦しいのは良い…。」

 

元帥が息を切らしながら走ってきた。

 

「ここに、ある女性を見なかったか…?」

 

「ある女性…どうでしょうか…。ここには沢山の女性がいますからね…艦娘とか、働いている女性とか…。」

 

「痩せ細った、着物を着た者だ…。」

 

「あぁ、見ました。急いでどこか向かっていましたよ?向こうへ…。」

 

「ありがとう!」

 

元帥は急いでその方向へ向かって行った。

 

「…元帥も大変だなぁ。」

 

ドミナントが呟いた。すると…。

 

「ここどこでしょうか…?」

 

「!?」

 

その女性が。

 

「ここ広いから分かりません…。あっ、そこのお方。」

 

「…はい。」

 

「あの、出口はどこでしょうか…?」

 

「…それより、元帥殿が探しておりましたよ?」

 

「…そうですか…。」

 

女性は考える素振りを見せながら、三歩ほど歩き…。

 

「では!」

 

逃げた。

 

「……。…これは追う流れ…?…そう。そんな予感がしてたよ…。」

 

ドミナントは仕方なく追う。

 

「待ってくれー!」

 

「!?追ってきました!?来ないでください!」

 

「それは無理だ!」

 

「何故!?」

 

「追わないとこの小説が進まないんだ!無限ループになって怖いわ!」

 

「なに訳の分からないことを…!」

 

ドミナントが追いながら言う。

 

「おぉ、提督よ。探したぞ。」

 

タイミング悪く、武蔵が角を曲がってきた。

 

「む…?」

 

追うドミナントと、逃げる女性を見た途端…。

 

「ふんっ!」

 

「きゃっ!?」

 

一瞬にして捕まえた。華奢な身体で武蔵の腕は振り解けない。

 

「提督よ…。女性にセクハラは良くないぞ。」

 

「セクハラじゃ…ないって…のに…!」

 

ドミナントが息を切らしながら言う。

 

「それより…何故…元帥に…追われて…るんだ…?」

 

ドミナントが聞くと…。

 

「…秘密です…。」

 

「言え…。」

 

「う…。」

 

「こら!武蔵!力を強めるな!これは拷問じゃない。ただの質問。内容次第では開放するし、元帥に突き出す。秘密なら、一応元帥に突き出す。」

 

「……。」

 

そこまで言っても、何も言わなかった。

 

「じゃ、元帥のところに運ぶ。武蔵、離すな。」

 

「分かった。」

 

ドミナントと武蔵が元帥のところへ行こうとしていると…。

 

「何を…している…?」

 

元帥がいた。その顔はめちゃくちゃ怖かった。

 

「え、えと…。その…探している人を元帥殿のところへ連れて行こうと…。」

 

ドミナントは初めて見る表情に、少し言葉が詰まる。

 

「ところで、何をした者なんだ?理由を尋ねても何も言わん。」

 

武蔵が流暢に話す。

 

「…艦娘である武蔵が言うとなれば本当か…。すまん、少し疑った。」

 

「い、いえいえ…。それより、この人は一体…。」

 

「私の娘だ。」

 

「…はい?」

 

「世間で言う箱入り娘だ。」

 

「娘さんいたんですね…。」

 

武蔵が拘束を解き、ドミナントが改めて元帥の娘を見る。似ていると言われてみれば、どこかほのかに似ているというわけだ。

 

「お父様…わたくしはお見合いをしたくありません…。提督になりたいのです。」

 

「そうもいかん…。それに、相手に不足はなかろう。大企業の社長の息子だ。」

 

「嫌です。あの方とは前お会いしましたが…デリカシーがなさすぎます。女性の前で平然と鼻をほじくり、尚且つ話す話題と言えば自分の力でもない自慢話…。自身の思い通りにいかないのは他人のせいであり、子供相手にも大人気ない一面…。思い出すだけで不快な気分になります。」

 

「そうか…。ならば、あのIT企業の若社長は…。」

 

「あの方とも嫌です。物事を表面上でしか理解しないうえに、信用しているのは結果だけ。あんな人間性に乏しい人とはお断りです。」

 

「むぅ…。」

 

元帥が困った顔をした。

 

「ドミナントくんも何か言ってくれ…。」

 

「うぇ!?私もですか!?えーっと…。佐々木少将は既婚者だし…。あっ!瀬戸大佐…は神通だったな…。いないな…。」

 

ドミナントが諦めた。

 

「ブン!ヤグダダズメ…。…そうだ。ここにいるじゃないか。」

 

「?」

 

「誰?」

 

「ドミナント君だ。」

 

「「……。」」

 

二人が黙る。

 

「元帥殿、少しいいですか…?」

 

ドミナントは武蔵たちを置いて、元帥と少し遠くへ行く。

 

「ドウイウイミデスカ…?」

 

「いや、適任者が君以外いないだけだ…。」

 

「ジブン、チンジュフデサエモアレナノニ、ココマデキタラ、コロサレマス。」

 

「まさか…。誰にだ?」

 

「ハーレム嫌いの死神に命を狙われます…。最近視界の隅に鎌が見えたり、知り合いの影を見間違えたりするほど…。」

 

「君は一度病院に行ったほうが良い…。間違いなく重症だ。…話は逸れたが、まさか本当に結婚など考えてはおらん。」

 

「ですよね。良かった…。」

 

「君を推薦した目的は…。……。…娘は箱入り娘だ…。世間を知らない…。つまり、君のようなハードモードでもないんだ…。娘は今丁度18歳…。ピチピチなのは承知しているが、7歳ほど歳の違う君から、世の中がどう言うものなのかを伝えてほしいんだ…。もちろん、結婚は娘の意思を尊重させようと思う…。あっ、ドミナント君もね…もちろんもちろん。それで、試しにお見合いというものをやってもらいたい。君の礼儀正しさも教えてあげてほしいんだ。」

 

「…でも、それって重労働じゃ…。」

 

「もちろん、十分な報酬は用意したつもりだ。全額前金で支払おう。」

 

「それダメなヤツ…。」

 

ドミナントらがコソコソ話終わり、もどる。

 

「と、言うわけで自分がお見合い相手になります。」

 

「そういうことだ。」

 

ドミナントは元レイヴンプレイヤーだ。美味しい報酬にはすぐに飛びついてしまうのだ…。

 

「ふ〜ん…。あなた老け顔ですね。…けど、よく見ると優しい顔をしております。その髭を剃った方がかっこいいですよ。」

 

「いやいや…。髭を剃りますと艦娘たちから色々言われて…。提督として見られないので…。」

 

ドミナントが少し照れる。

 

「第4佐世保鎮守府のお噂は父からもかねがね聞いております。提督としても、人生にしても先輩であるドミナント大佐を尊敬しております。」

 

「お、おう…。」

 

……堅苦しいなぁ…。

 

ドミナントが心の中で話しづらく感じた。

 

「挨拶が遅れました、第4佐世保鎮守府のドミナントです。」

 

「わたくしは第三大湊鎮守府提督、武田です。階級はまだ少佐です。前から貴方とはお会いしたく思っておりました。」

 

「へー。で、どう?実際会った感想は。」

 

「もう少し体格の良い人だと思いましたが、意外にも体力がなさそうに見えますね。」

 

「見えるんじゃない…。ないの…。」

 

ドミナントと武田少佐が話す。

 

「と、そろそろ帰らないと…。あっ!思い出しました!ケッコンカッコカリの書類なら書類と、ハッキリ書いてくれないと困ります!」

 

元帥に問い詰めた。

 

「しかし…。ハッキリ書いたら書いたでそっちの艦娘たちが黙っていないぞ…?前からそういうのは嫌だと聞いていたから、わざと書かなかったんだが…。」

 

「え…。そうだったんですか…。すみません…。」

 

元帥の善意だった。

 

「まぁ、そんなことより…。武蔵…何を…している?」

 

「ん?あぁ、なんかこの武田少佐?とやらに何か感じてな…。今少し調べている。」

 

「やめい。困った顔をしているぞ…。」

 

武蔵に色々なところを触られて、微笑みの表情のまま嫌そうなオーラを出している。

 

「第3大湊と聞きましたが、そこ地図に載ってましたっけ?」

 

「いや、最近出来たばかりの鎮守府だ。」

 

「そうなんですかー。」

 

ドミナントはこの先も安定だと感じた。

 

「…と、そろそろあきつ丸たちも迎えに行かないと…。それでは!」

 

ドミナントと武蔵は走って行った。

 

「…どう思う?」

 

「…そうですね…。顔は正直好みではありません。」

 

「そうか…。すまんな。」

 

「いいえ…。わたくしのために、お見合い相手を探してくださるお父様には感謝しかありません…。あの人に嫁ぐくらいなら、死を選びます。」

 

「元帥補佐…。元大決戦時の元帥…。あいつにこの先、この地位を譲る訳にいかん。ほぼあいつのせいで多くの艦娘たちが沈んだ…。艦娘を大切にせず、単なる兵器として見たあげく使い捨てのように扱った…。艦娘たちが裏切ってもおかしくはないだろう…。」

 

「あの人は、私を嫁がせてゆくゆくはお父様の地位を乗っ取るつもりです。」

 

「分かっている…。…彼のことだが、顔以外はとても良い者だ。心優しくて、他の鎮守府の艦娘にも好かれているくらいだからな。…体力はないが…。」

 

「…彼はわたくしのことをどう思うでしょうか…?今までの人と違ってくれるでしょうか…?」

 

「わからん。…彼のことは、後の見合いの時に知れば良い。断っても、彼は受け入れるはずだ。」

 

「はい…。」

 

「…頼んだぞ…。明日から配属の第3大湊鎮守府提督、玲奈少佐。」

 

「…はい…。」

 

元帥と武田少佐が話した後、二人は書類を片付けに行った。




この話にオチなどあるものか!

登場人物紹介コーナー
新人提督…元帥の娘。許嫁がいるようだが、当然のように嫌がっている。提督になるのは自分の意思である。
元帥補佐…普段、元帥の近くにいない。てか、来させない。大決戦時の大元帥であり、艦娘を使い捨て兵器としか見ていない。多大な犠牲を払ってまでの作戦を強行する中、現元帥たちの斬新な作戦かつ最小の被害で食い止め、強行しないやり方が成功したため降格した。現在もその地位を狙っている。

「次回、第244話。『怪盗YNAMFK 極秘書類“K”』だ。ほう。次回は出番があるようだな。…ちなみに筆者の話だと、このコーナーは新ゲストがいなければやらないみたいだ。

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