ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
はい!冗談はさておき、遅くなってすみません。仕事ではなく、趣味をしていて遅れました。
特別話 秋分の日
提督自室
「グー…。グー…。いびきはガ行が似合う…。グー。」
どこかのペンギンのセリフをドミナントが寝言で言う。
「提督、起きてください。」
「むにゃ?…まだ朝だぞ?昼まで寝よう?」
「いや、そういうわけには…。」
「…仕方ないな…。」
「あ、起きてくれるんですね。」
「今日は提督風邪ひいてしまったので休みます。」
「いや、起きてくださいよ。」
今日の秘書艦はドミナントを起こそうとする。
「俺は風邪だ〜…。」
「早く起きてください!」
そんな感じで二進も三進もいかないところに…。
バァァン!
ドアが開く。
「ドミナント!朝だ!起きろ!」
「ん?ジナイーダ?俺は風邪ひいたから休むよ…。」
「ほう、そうか。ならば良い方法があるぞ。」
「えっ?…ギャァァァ!」
ドミナントは叩き起こされた挙句、窓から投げ捨てられる。
「て、提督ー!…て、提督が落ちちゃった。どうしよう。生きてるかな?」
「大丈夫だ。あいつはこれくらいで死なん。…心配なら見に行った方が良いと思うぞ。」
ジナイーダが言うと…。
ドシーーーン!
『キャーー!司令官がー!?』
『て、提督!燃えていますよ…。』
『火です!火なのです!火傷するのです!早く海に飛び込むのです!』
下が何やら大騒ぎである。
「て、提督ーー!!」
大慌てで下に降りていった。
…………
堤防
「ハックション!うぅ…ジナイーダのやつ…、俺を火だるまにするつもりかよ…。」
ドミナントは、海に飛び込んで火を消したあと地上に戻る。
「どうだ?治ったか?」
「逆にひいたわ馬鹿野郎。」
ニヤニヤするジナイーダに真顔で言うドミナント。
「て、提督。大丈夫ですか?」
「ん?まぁ、大丈夫…ではないが、大丈夫みたいなものだ。ところで君は?」
「私は、本日秘書艦を担当する『阿武隈』です!」
「そうか…。秘書艦だったのか。」
ドミナントは海に入ったせいで、すっかり目が覚めている。
「そうか。さっきはすまなかった。では、執務室に行こう。」
ドミナントは阿武隈を連れて執務室へ行く。
…………
執務室
「さて…仕事するか。」
「はいっ!……あっ!待ってください!」
ドミナントがペンを走らせようとしたが、止められる。
「?どうした?」
「大本営から通達が来ています。」
ドミナントは、紙を受け取った。
「大本営か…ろくなことがなさそうだ。」
ドミナントがそう言った後、手紙を見る。
…………
拝啓、全国の鎮守府所属の皆様
本日は、9月23日。秋分の日です。秋分の日とは、ざっくりというと、季節の分かれ目であり、夜と昼の時間が等しくなる日です。皆さま、秋であることを感じましょう。
敬具 大本営記念日連絡係
…………
「また来た…。」
ドミナントがため息をつきながら言うと…。
「提督、どうかしたんですか?」
阿武隈が聞いてくる。
「いや、前にもこんな風な書類から届いたんだ。」
ドミナントは思い出す。敬老の日を…。
「へぇ、そうなんですか〜。…で、それで何をするんです?」
「分からん。…秋を感じとれということか?」
ドミナントは首を傾げている。
「そうですよ。説明にも書いてありましたし。多分、何か秋っぽいものをやれば大丈夫ですよ!」
阿武隈が自信満々に言う。
「なるほど。どうしても味覚の方に行ってしまったが、そこであえてプレイの方を選ぶとは。新しいな。」
ドミナントは少し見直す。
「ありがとうございます。」
阿武隈は少し嬉しそうに返す。
「……ところで、秋にプレイするのは何だろう?」
……ここで言い出した私が言わなくちゃ、カッコが悪い…。
阿武隈はそう思い…。
「そうですね…。……すみません。わかりません…。」
「……。」
阿武隈は必死に考えたが、何も浮かばなかった…。
…………
数分後
「…ふむ…。これは難題だな。」
ドミナントは一人、執務机の椅子に座って考えている。
「やっぱり、秋刀魚や栗などか?いや、違う気がするな…。」
様々なことを考えていたが、浮かんでは消えてを繰り返している。
「提督〜。今は仕事をしません?」
「む。そうだったな。仕事を優先させなきゃな。」
ドミナントはそう言って提督業に励むのだった。
…………
数時間後
「終わった。」
「お疲れ様です。」
ドミナントは、いつもながらの驚異的なスピードで終わらせる。
「ふぅ。…で、何か案は浮かんだか?」
ドミナントは阿武隈に聞くが…。
「いえ…。何も…。すみません。」
「なぜ謝る?」
「…なんとなくです。」
阿武隈が言うと…。
「なんとなくならば謝る必要もなかろう。…それとも、お前の“謝る”とはそんなに安いのか?」
「いえ。そんなつもりじゃありません。」
「そうか?。ならば、今度から言うな。…面倒くさい性格なのだ。すまなかった。」
ドミナントが謝る。
…………
「マジで何をすれば良いんだろう。」
「もう何もしなくて良いんじゃありませんか?」
「まぁ、たしかにそうだけど…。」
「そもそも、秋分の日って、何か祝うこともないと思いますし…。」
「まぁね…。」
その日、ドミナントたちは考えるのをやめた。
…………
廊下
「う〜ん…。でも、祝うことがなかったら祝日にならないしなぁ…。」
ドミナントは、一人廊下で歩く。
「や!今日について悩んでいるね!」
「む。その声は神様か?」
ドミナントが振り向く。
「……。なんだその格好は?」
神様は珍しく着物を着ていた。
「今日だけの格好。ほら、私神様じゃん?だからこの格好をしなくちゃいけない決まりで…。」
「どうして?」
「秋分の日って、祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日なんだよ。だから、私たち神様はしっかりとその信念に応えてこの格好をする決まりなの。」
神様が珍しく解説してくれた。
「なるほどな。…て、ことは普段着物姿の先輩神様はどうなるんだ?」
「えーとね。確か…いつもと違う色の着物を着るって言ってたっけ?」
「……。自分の先輩なんだから覚えておけよ。」
ドミナントが微妙な顔をする。
「まぁ、そういう日ってこと。それよりどう?この着物姿。似合ってる?」
神様が笑顔で聞いてくる。
「そうだな。似合っていない。…といえば嘘になる。認めたくはないが、似合っている。」
ドミナントが言うと…。
「素直じゃないんだから!でも、嬉しい!ありがとう!」
神様は満面の笑みで言った。
「ところで、着物を着ているのは良いが、ここにいて平気なのか?」
「大丈夫大丈夫。本来なら自分の世界に帰らなきゃいけないんだけどね。バレないよ。」
「そうか。…!?ちょっと待て、それってまずいんじゃないか?」
ドミナントが驚きながら言う。
「う〜ん…。なんとかなるよ!それに、ここに私の騎士がいるんだから…。」
神様はドミナントを見る。
「いや、帰れよ。それはやらんとまずいだろ…。しかも、いつ俺が騎士になった?」
「え〜。だって、あっちの世界はもう末期なんだもん。もうつまんないし。…グヒャッ!」
神様が頭に置物が落ちてきて悲鳴をあげる。
『馬鹿者!その世界を作ったのはお主じゃろうが!』
小さな光の玉が現れ、光が強くなる。
「全く、何が“私の騎士”じゃ。ドミナントも困っておるじゃろう。はよう行くぞ。」
先輩神様の形になり、本人が登場した。いつもは青い着物だが、今回は紫色の着物である。
「ふぇぇん。置物は痛いよぉ…。」
神様は頭をさすりながら涙目で言う。確かに、さっきのやつは痛そうだった。
「…ドミナント、撫でてやっとくれ。」
「わかった。」
そう言ってドミナントは撫でる。
「うぅ…。ぐすん。」
「大丈夫か?」
「うん…。少し楽になった。」
「なら良かった。見てて痛そうだったからな。先輩神様も少しやりすぎたと思っているみたいだし。」
「わ、妾は別に…。」
「えへへ…。みんなありがとう。元気でた!行こう!そしてさっさと終わらしてすぐに帰る!」
神様は元気に言った後、光の玉になる。
「それじゃ、あとは任せとくれ。妾が責任持って暴走せぬよう見張るから。」
そう言って先輩神様も光の玉になり、二人とも消えていった。
「……。疲れた…。」
ドミナントはそう言って自室へ戻るのだった。その日のうちに神様が帰ってきて、真っ先に抱きつかれたのは言うまでもない。
秋分の日ですか…途中マジでネタが切れました。わかると思います。
阿武隈…名前が難しい。ドミナントは万能な愉快な仲間たちがいるため、必要されなくなるんじゃないかと心配している。(しかし、ドミナントはそんな酷いやつではないし、愉快な仲間たちにも欠点があるため、艦娘を捨てたり、いらないやつ扱いは絶対にしない。)