ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
「赤城!避けろ!!」
長門は叫ぶが遅い…。
「提…督…。」
ドガァァン!ザパァァァン!ドガァァン!
直撃。そして周りに弾が落ち、水しぶきが上がる。
「赤城ーーー!!」
長門は叫ぶが返事がない。
「アハハハハ!!ヤットシズンダ!!ゴミハゴミラシクサッサトキエサルノヨ!!」
「よくも赤城を…。うぉぉぉぉ!!」
ドゴォォン!ドガァァン!ドゴォォン!
「ダカラァ、キカナイッテイッテイルデショ?」
「!?」
ガッシャァァァァン!
長門はまた殴られた。
「ゴフッ…。」
「アナタハナグリコロシテアゲル…。ワタシノナカマガソウヤッテシズンダヨウニ…。」
ガシャァァァン!ガシャァァン!ガシャン!ガッシャァァァン!!……
ミッドウェーは深海より冷たい声で言い放ち、無慈悲に殴る。
「やめてください!!」
「長門さん!!意識を保ってください!!助けます!」
ドガァァン!ドゴォォォン!ドガァァン!
吹雪たちが必死に攻撃するが、大したダメージにもなっていない。ミッドウェーはそれを無視して長門を殴り続ける。長門はだんだんと抵抗もしなくなっていった…。
……提…督…。最後に…しっかりと…顔を…見たかったな…。
長門はぼやける視界、そして消えていく意識の中それだけを考えていた…。
…………
「……。イシキガナクナッタカシラ?ハンノウガナクナッタワ。ツマラナイワネ。」
ミッドウェーは意識のない長門を沈めもせずに放っておく。
「長門…さん?」
「イキテイルワ。マア、アトデイシキヲトリモドサセタアトナグリツヅケテシズメルケドネ。ハンノウガナイトツマラナイモノ。」
ミッドウェーは邪悪な声ををだして言う。
「よくも、長門を…!提督はいないけど、あなたを倒すデース!!」
「待って!」
突っ込もうとする金剛を古鷹が止める。
「突っ込んでいったら相手の思う壺です!作戦を立てて相手を少しずつ削っていきます!」
古鷹が言う。
「フゥン。マトモナノガイルジャナイ。ソウヨ、タダツッコンデキタラカンタンニシズメテアゲル。アタマヲツカイナサイ、ソシテワタシヲタノシマセナサイ。」
ミッドウェーが挑発する。
「まずは瑞鶴さん!あなたは後方で爆撃機を飛ばして攻撃してください!私と吹雪さんは囮になります!金剛さんは注意しつつ攻撃を行ってください!」
古鷹の立てた作戦に、それぞれが自らの役割を果たすべく動く。
「デモ、サクセンヲアイテニキカレタライミガナイワ。」
ミッドウェーは狙いを瑞鶴に定める。しかし…。
ドガァァン!ドゴォォォン!!ドガァァァン!!
「?。ドユコト?」
近距離で、囮になるはずだった吹雪と古鷹、中距離で隙を伺うはずだった金剛が同時に撃つ。
「やっぱり無傷ですか…。」
「硬いネー…。」
「でも、少しずつですがちゃんとダメージは蓄積されているはずです。」
3人はそれぞれ言いながら離れる。
「ドウヤッテベツノサクセンヲ…?イヤ、アノサクセンジタイガアンゴウダッタトハ…。」
ミッドウェーは瑞鶴に狙いを定めていたが、遠いため、当たる確率が少ない。一方、囮は狙いやすい近〜中距離のため、近づいて攻撃をしやすい。
「ナルホド…。イッポントラレタネ。」
ミッドウェーは感心したように言う。
「次の作戦です!今まで通りにしてください!」
「……。」
ミッドウェーは考える。
……コノパターンハ、イママデドオリトミセカケテチガウチガウサクセンヲスル…。デモ、ウラヲカイテホントウニイママデドオリノカノウセイガアル。シカシ、ソレモミスカサレテチガウサクセンカモシレナイ…。デモ、マズヤラナケレバナラナイコトガアル。
ミッドウェーはそう考えて、金剛に狙いを定める。
ドガァァン!!ドゴォォン!ドガァァン!!
近距離で古鷹と吹雪が撃つ。本当にさっきの作戦である。しかし…。
「アハハハハ!カカッタワネ!!」
「!?」
爆煙で見えなかったが、砲身が古鷹に定められていた。
「あ…。…提督、今までありがとうございました。」
古鷹は目を閉じて今までの思い出を振り返る。
ドガァァン!!ザパァァン!ドガァン!
直撃。
「古鷹さん!」
「危ないヨ!ブッキー!」
近づこうとする吹雪を金剛が止める。
「アハハハ!サテ、アタマヲツブサレタモノタチハドウスルノカナァ?」
残りは3人になってしまった…。状況は最悪である。
「何よ!何よ!!まだ…まだ戦えるわ!!」
瑞鶴が艦載機を飛ばすが…。
「ツギハアナタ。コノキョリナラハズレナイ。」
いつのまにかミッドウェーの確実に当たる射程内に入っていた。
「きゃっ!?」
ドガァン!ザパァァン!ドガァ!!
瑞鶴に当たった。
「こ、金剛!?なんで…私を…?」
と思ったが、当たる直前に金剛が瑞鶴を突き飛ばしていた。かすったが、なんとか金剛も沈まずにいた。
「制空権を取られたら勝ち目がないネー…。」
金剛は大破状態で、頭から血を流していた…。
「それに…これ以上仲間が沈んでしまったら、きっと提督が大泣きするネー…。」
金剛が言う。
「早く離れるデース。」
「う、うんっ!」
3人は散り散りに離れる。
「…モウスコシデアタッタノニ…。ヤッパリアナタヲシズメルワ。」
金剛に狙いを定める。
「させないわ!」
バコォン!ドガガガガガ!…
「…。ゼンインデノコウゲキナラソラセタカモシレナイケド…。ムダヨ。」
ドガァァン!ザパァァ!ザパァァン!
金剛を標準に定めるが、神の加護なのか全く当たらない。
「…アタラナイワネ…。ナラバコッチヨ。」
再び瑞鶴を狙う。
「次は油断しないわ!」
ドガァァン!!ザパァァァン!ザパァァン!
瑞鶴にも当たらない。
……ヤッパリ、スキガナイワネ…。ワタシノホウダイノカクドヲハカッテカイヒシテイル?ナラバ…。
ミッドウェーは突然回り出す。
ズガァァン!ズガァァン!ズガァァン!ズガァァン!
回りながら連射する。
……コレナラワタシノイシキモナイシ、テキトウニマワッテイルダケダカラドコニトンデイクカワカラナイ。
「危ない!避けてください!」
吹雪は叫ぶ。
「わかっているわ!」
「当たり前ネー!」
3人とも避ける。しかし…。
ザパァァン!!ザパァァン!!
周りに水柱が立ってよく見えない。
「きゃぁっ!?」
周りに弾がかすって瑞鶴が悲鳴をあげる。
「瑞鶴さん!」
……アタッタ?ナラバコンランシテイルハズ…チャンスダナ。
ミッドウェーは回転をやめて狙いを定める。一方、吹雪たちは水柱に集中しすぎてミッドウェーを見ていない。
ズガァァン!ズガァン!ズガァァン!
弾はまっすぐ瑞鶴へ行く。
「へ?」
「危ないネー!」
また金剛が瑞鶴を突き飛ばす。
「金剛さんっ!!」
「ブッキー…、もし倒せて提督に会ったら、私が立派にfightしたことを伝えて欲しいデース。」
最後に金剛は力ない笑みで吹雪に伝えた。
ドガァァン!バシャァァン!ドゴォォォン!!
直撃。
「アハハハハ!ジブンガイキノコレバイイモノヲ。バカダネ。」
その時、吹雪はいつかジナイーダが漏らしたACの世界を思い出す。
愉快な仲間たちの戦場がどのようなところなのかを知った。強大な敵の前では例え非戦闘員でも区別なく殺されていくだけなのだと…。
ジナイーダやセラフ、主任やジャック・Oがどのような場所で生きてきたかを…。
そして勝者が敗者を嘲笑い、罵倒する世界なのだと…。
「馬鹿って…。お前!!」
瑞鶴が怒り、艦載機、爆撃機を飛ばす。
ドガァァン!ドゴォォォン!
「ソンナモノキカナイトイッタデショウ?シズミナサイ。」
ミッドウェーは瑞鶴に狙いを定める。だが攻撃の手は緩めない。
「くっ…。吹雪!あとはあなたに託すわ!…あの提督に言ってくれる?『引っ叩いてごめんね。』て…。」
ドガァァン!ザパァァン!ドガァァン!!
直撃。
「瑞鶴さん!」
とうとう吹雪一人になってしまった…。長門は現在も気を失っている。
「アハハハハハ!!モウオワリ?ヨワイワネ。アトハアナタダケ。シニナサイ。」
「赤城先輩…、長門さん…、古鷹さん…、金剛さん…、瑞鶴さん…。」
「ソウ、ゼンブワタシガシズメテアゲタワ!アナタハドウスルノ?オナジウンメイニナル?ソレトモニゲル?」
「そんなの…戦って勝つ!それ一択です!」
吹雪は突っ込んでいく。
「アナタハマトモダトオモッテイタケレド…ヤッパリツッコンデクルノネ。…イイワ。ノゾミドオリシズメテアゲル。」
ズガァァン!ズガァァン!
ミッドウェーは撃つが…。
「当たりませんよ!」
全て避ける。
……皆さん…皆さんの伝えたい言葉、しっかりと覚えました…。必ず勝ちます…。そして提督に言います…。立派に戦ったことを…。最後まで諦めなかったことを…。謝ることを…。
「ホウ…サスガネ。デモムダヨ、チガウモノ。」
ドガァァン!ドガァァン!
ズガァァン!ズガァァン!
吹雪は駆逐艦の強みである立ち回り、回避力の高さを駆使して存分に力を発揮する。
ミッドウェーは巨大な艤装で身を守りつつ他の大砲で攻撃をする。
圧倒的に吹雪に不利だが、それでも負けていないのは努力の賜物だろう。
「クッ…。ナゼ!?ナゼアタラナイノ!?アキラカニアナタノホウガフリノハズヨ…!?」
ミッドウェーは叫ぶ。
「私は…負けるわけにはいかないからです。皆さんの言葉を伝えないといけないからです!」
吹雪も負けじと叫ぶ。
「アンナコトバヲツタエテナンノイミガアルノ!?ソンナモノ、イキルノニヒツヨウナイジャナイ!ナンノチカラニモナラナイワ!!…ソンナノ…ワタシダッテ…。」
「言葉には相手の感情、そして気持ちがこもっています!それが力になるんです!」
「ソンナノタダノメイシンジャナイ!ツヨサニハマッタクカンケイガナイワ!」
二人の意見が衝突し合う。
「アアモウ!コレハツカイタクナカッタケド、ツカウシカナイミタイネ…。」
ミッドウェーは体を覆っていた大砲の艤装を攻撃に使う。
「!?」
吹雪は驚いた。しかし、吹雪が驚いたのは艤装ではなくミッドウェー自身だった。
自分より全然幼く、顔に大きな傷のある少女だった…。
続けて後半も投稿します。