ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

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特別話なので。これからも休暇を予定しております。


特別話 成人の日

…………

第4佐世保 執務室

 

「ん〜。暇だ。今日はやるべき書類もない休暇だからね〜。」

 

ドミナントが呟く。すると…。

 

「司令官、お疲れ様!」

 

「まだ何もしてないよ…。」

 

本日の秘書艦である長良が元気に言う。

 

「それにしても…。なんでそんなにハァハァ言ってんの?発情期?」

 

「違います!走り込みをしてきたんです!それに、今の言葉すっごく失礼です!」

 

「そかー。…からかってみると結構可愛いな…。

 

「?何か言いました?」

 

「いや、別に…。それより、走り込みって…。この時期?それに、足の筋肉がどうとか言ってなかったっけ?」

 

「…それは…。その…。」

 

「…まぁ、好きなんだろうな。走り込み。そうやって鍛えて、仲間をしっかり守れよ。」

 

「はいっ!」

 

ドミナントたちが話していると…。

 

ピーピーピーガーーーーー…

 

大本営から連絡が届く。

 

「…1月13日…。何かあったっけ…?」

 

「…さぁ…。」

 

ドミナントは紙を見る。

 

…………

 

拝啓 各地の鎮守府提督様

 

本日は1月13日。成人の日となります。成人の日とは、実は1月8日〜1月14日までの間の月曜日に該当する日となっております。今年で二十歳の人は、成人式を開きましょう。

 

敬具 大本官記念日連絡係

 

…………

 

「…こういうケースは前にもあったよな?」

 

「…そうなんですか?」

 

「そうだよ。」

 

ドミナントはその紙の最後を見て、一つ疑問に思った。どうやら、長良も疑問に思ったみたいだ。

 

「…長良、俺が考えていることわかるか?」

 

ドミナントが長良に聞く。すると長良は頷きながら言う。

 

「…はい…。大本営が大本官と間違わえて書かれていることですね!」

 

「違う!てか、気がつかなかった!なんで二十歳未満の奴が提督出来るんだよ!基準おかしくないか!?」

 

「司令官…。」

 

「ん?なんだ…?」

 

「…それ、司令官が言えることですか…?」

 

「……。…俺も一応は人間だ。」

 

「…人間って一体…。」

 

長良は困惑した。この男は人間なのかって。

 

「はぁ…。まぁ、それより暇だから、この鎮守府で二十歳の人を見つけよう。」

 

「たくさんいますよ?」

 

「ここでただただ鉛筆を削るよりかは良いだろう。」

 

「…暇なんですね。」

 

こうして、ドミナントたちの暴走が始まった。

 

…………

 

「あっ、足柄さんじゃないですか。」

 

ドミナントが早速足柄を見つける。

 

「あら提督。出撃ですか?」

 

「んにゃ違いますよ。」

 

「何かしら?」

 

「歳って幾つですか?」

 

「…は?」

 

足柄が少し冷たく返したが…。

 

「いや、歳って幾つかなと。」

 

ドミナントはマイペースを崩さない。

 

「…あら〜、提督〜。この世に、女性に言ってはいけない言葉があるって知ってますか〜?」

 

長良は少し離れる。足柄の顔が引きつっている。

 

「え?初めて聞いたな…。てか、なんか怖いんだけど…。」

 

「あらそう〜。その言葉を言ったら、どんなことがあるか知りたいですか〜?」

 

「…確かに知りたいな。」

 

「あらそう。例えば〜。こんな〜ことよっ!」

 

ドガァァ!

 

「ぐはぁ!」

 

明らかにドミナントが悪い。

 

「これで分かったかしら?」

 

「は、はひ…。わかびました…。」

 

足柄は歩いて行った。

 

「…司令官、いくらなんでも無謀すぎます…。」

 

「な、長良はこうなると知っていたのか…?」

 

「女性に年齢を聞いたらまず間違いなく張り倒されます。」

 

「そう…なのか…。」

 

「はい…。」

 

「ところで、長良は歳いくつなんだ?」

 

「…今話したこと聞いてました?」

 

…………

 

「ジナイーダはどうだろうか?」

 

「ジナイーダさん…ですか。」

 

「うむ。ジナイーダは俺とさほど歳が変わらないように見えるからな。」

 

ドミナントが言い、ジナイーダの場所へ行く。

 

「…む。ドミナントか?」

 

「あたり。ところで、何才?」

 

「天才だ。」

 

「…いや、ふざけないで…。」

 

「ふざけないでだと?ふざけているのはどっちだ?」

 

「あれ…?もしかして…怒ってらっしゃる…?」

 

「別に。ただ、女性に対して歳を聞くなど、やってはいけない行為を知っててやっているのか、知らないでやっているかによって決まる。」

 

「えーっと…。し、知りませんでした。」

 

「そういうところだ!」

 

ドガァァン!

 

「ぐぼはぁぁぁ!!」

 

ガシャァン!

 

ドミナントが吹っ飛び、壁に当たる。

 

「…嘘をついているかいないかなど、すぐにわかる。」

 

ジナイーダは不機嫌そうに歩いて行った。

 

「…司令官、もう懲りましたよね?」

 

長良が駆け寄りながら言う。

 

「…あ、あぁ…。もう懲りたぞ…。というより、これ以上は体が持たん…。」

 

「……。」

 

長良は苦笑いした。

 

…………

娯楽室

 

「なんかいいのやってないなー…。」

 

「そうですね…。」

 

ドミナントたちがテレビのチャンネルを回している。

 

ピッ

 

『故郷に帰りたまえ。うるわしの地獄の…』

 

ピッ

 

『これが目に入ら…』

 

ピッ

 

『で、味は…?』

 

ピッ

 

『グリッド1!戦闘不能!よって…』

 

ピッ

 

『ニッコニッコ…』

 

ピッ

 

『ただいま、成人の日を祝う…。』

 

プッ

 

「なんもないな…。」

 

テレビを切る。

 

「あっ、司令官…。今少し気になるものが…。」

 

「?わかった。」

 

ドミナントはテレビをつけた。

 

『こちら、第3横須賀鎮守府でも成人式が行われるようです。』

 

「…は?どゆこと?」

 

ドミナントはわけわかめだ。

 

「二十歳未満の提督がいたわけ?」

 

「そのようですね…。」

 

「マジか…。しかも、俺より全然イケメンじゃないか…。」

 

ドミナントが言う。

 

「そうですね。」

 

「長良まで…。…許さんぞ?そんな男と結婚など…。結婚するなら一言でも言え。どこの馬の骨か知らねぇ野郎がうちの大切な娘…じゃない。艦娘と結ばれようなどとおこがましさにも程がある…。」

 

「司令官、今娘って言いませんでした?」

 

「あ…、いや…。別に…。」

 

「それに、結婚しません。そんな人より好きな人が近くに…。」

 

「さて、そろそろ仕事するか。」

 

「…長良、司令官のことが…。」

 

「仕事仕事。」

 

「……。」

 

「…言わせないよ?」

 

ドミナントは絶対に言わせないようにする。そこに…。

 

「はぁーい!久しぶりに来たよー!」

 

神様が来る。

 

「うおっと。簡単に避け…。ぐはぁ。」

 

「ふっふっふ。私も学習くらいするよ!」

 

神様はドミナントの避ける場所を予測して抱きついてきたのだ。そこに…。

 

「てーとくのHeartを掴むのは、私デース!」

 

「どぅはぁ。な、なぜ金剛も…。」

 

反対側から金剛が抱きついてきた。ドミナントは予測できていなかった。

 

「お?なんだあれ。楽しそうじゃねぇか。鍛えてんのか?」

 

「あっ、天龍ちゃ〜ん。」

 

天龍もやって来て、龍田もやって来た。

 

「あっ!提督が襲われてる!助けなくちゃ!」

 

「いや、あれ絶対に遊んでいるっぽい〜。混ざるっぽい!」

 

「卯月もやるぴょんっ!」

 

「む?なんだアレは?」

 

「集まって暖め合っているのか?」

 

「むさ苦しいです…。北上さん、向こういきましょう?」

 

「ん〜?でも、私も少し混ざろうかな〜。」

 

「そうですね!混ざりましょう!」

 

「赤城さん、あれ何かしら…?また提督が変なことを…。」

 

「まだお昼は早いはずでは…?」

 

「提督グッズか…?」

 

「…ゲーム…大会…?」

 

「盛り上がってきたねー!」

 

「なんだ!?これは!?娯楽室が…娯楽室が艦娘で埋まっているぞ!」

 

「ここを通りたいのですが…。ドミナントさんはどこに…?」

 

「…店に誰も来ないと思ったらこんなところにか…。」

 

ワイワイガヤガヤ…

 

艦娘がいつの間にか大勢集まって、娯楽室がパンパンだ。

 

「ぐぁぁ…つ、潰れる…。」

 

「例えあの世でも一緒だよ…。」

 

神様が耳元でささやく。

 

「いや、マジで潰れるから…。てか、暑いな…。」

 

「提督ー…、私のHeartの想い、伝わったデスカ…?」

 

金剛も耳元でささやく。

 

「二人とも耳元で囁くのやめい。しかも、そのあつさじゃないし。てか、本当に…誰か…。」

 

ドミナントが言うと…。

 

パカッ。

 

「「「!?」」」

 

床に四角い穴が開く。

 

フッ。

 

その中にドミナントだけ落ちた。

 

「に、逃げられた!早く追わなきゃ…。て、動けない…。」

 

「ちょ…。皆…どいてほしいネー…。」

 

娯楽室がぎゅうぎゅう詰めのため動けない二人だった。

 

…………

 

「うーん…。はっ!ここは…?」

 

「司令官。起きましたか。」

 

長良がドミナントの上で言う。

 

「て、顔近い近い…。息が普通に顔にかかってるから…。」

 

「す、すみません…。でも、ここ狭くて…。」

 

ドミナントたちがいるのは、暗くて、狭い場所だ。箱の中…の方が例えやすいだろうか…?

 

「で、なんでこうなっているんだ?」

 

「はい…。実は、司令官を落としたのは長良です。そして、こっそり移動させるつもりでした…。」

 

「移動?」

 

「はい。妖精さんが掘ったと思いますけど…。流石に二人は入れなかったみたいです…。」

 

「…なるほど。俺を引きずって行こうと思ったら何かに引っかかり、それをなんとかしようと無理して上を通ろうとしたらこうなったと。…違うか?」

 

「…はい…。」

 

つまり、二人は挟まっているのだ。

 

「…落ち着け。落ち着け。冷静に。ここで慌てたら、出れるものも出れない。」

 

ドミナントは自分を落ち着かせようとする。実際、挟まると二度と出れないと思う恐怖で暴れる人もいるのだ。

 

「司令官…。落ち着けますか…?よかったら、飴舐めます…?」

 

「なんであるんだよ…。てか、どこだ?」

 

「長良のポケットの中です。」

 

「取れないな…。」

 

「…もう一つあります…。」

 

「どこだ?」

 

「…口の中に…。」

 

「…うん。ごめん。耳が遠いのか、なんて言ったか聞こえなかった。口の中って聞こえたものでな…。変態だな俺。」

 

「言いました。」

 

「…マジかぁ…。」

 

ドミナントは目の前が真っ暗になる。…元々暗い場所だが。

 

「…舐めますか…?」

 

「…長良、長良の心臓がすごくドキドキしているのがわかってこっちが恥ずかしいんだけど…。舐めないよ?口から口はアウトの気がするし。」

 

「そうですか…。」

 

「うむ。想像したら…な…。口から唾液と共に甘い飴を口移しすることを想像したら、股座がいきり立つから。」

 

「…表現が…すごく恥ずかしいです…。長良はそんなことを…。」

 

暗闇で見えないが、耳まで赤いのがわかった。

 

「過ちをする前に気がついて良かったな。さて、どうやってここを抜け出すか…。」

 

ドミナントは考える。すると…。

 

(いいものが観れると思ったです。)

 

(あーあ。意気地なしの本性が出たです。)

 

(男は黙って受け入れるです。)

 

妖精さんがヤジを飛ばしている。

 

……お前ら…。見てるなら助けろや。

 

(ただで助けるのは嫌です。)

 

(図々しいです。)

 

(変態です。)

 

……あーもううっせうっせ。プリンやるよ。

 

ドミナントが交渉を持ちかける。

 

(プリン…。あの大きさのままです?)

 

……勿論だ。

 

(滑らかにとろける…。)

 

……そのプリンだ。

 

(ポケ○ンなんて食べれないです。)

 

……盛大に勘違いしているな…。黄色いやつだ。

 

(それはピ○チュウです。)

 

……頭の病院から抜け出して…いや、違うな。そこの妖精、お前普段初雪の部屋にいるだろ。

 

(何故分かったです?)

 

……ゲームの話ばかりだからだ。

 

そこで、妖精さんたちが集まり、何か話している。

 

(…プリン…。でも、少し試してみたいです。)

 

(プリン…諦めなくちゃダメです?)

 

(ドミナントの度胸を試すです。…プリン…。)

 

……プリン欲しいならプリンにしろ!俺の度胸を試すって言ったって無理だろ!この状況じゃ。

 

ドミナントは心の中で話す。長良は抜け出そうと試行錯誤している。

 

(((…決まったです。)))

 

……おお。決まったか。なんだ?

 

(飴を舐めるです。)

 

……は?

 

(艦娘をどれほど愛しているのか試すです。)

 

……ちょ、ちょっと待て。もちろん、長良のポケットの奴なんだろうな?

 

(そんなわけないです。)

 

……それ以外の方法は…。

 

(((ないです。)))

 

……ちくしょーー!

 

ドミナントは考えている。すると…。

 

「司令官、何を考えているんですか?」

 

長良が聞いてきた。

 

「…うむ…。非常に困ったことなんだが…。ここを出るにはどうやら…うん…。長良の…うん。飴を…うん。舐めなきゃダメらしい…。」

 

「……。」

 

何を言い出すのかわからないドミナントに真っ白に固まる長良。

 

「…妖精さんに頼んだら、その見返りがこれらしい…。もしかしたら、ここから出る方法がないかも知れん…。」

 

ドミナントは深刻そうに言う。

 

「…すみません。」

 

「…え?」

 

「飴、舐めきっちゃいました…。」

 

「…よくやった、長良。」

 

ドミナントはニヤける。

 

(聞こえてたです。)

 

(あと少しだったです…。)

 

残念がる妖精さんたち。

 

「約束どおり、プリンでなんとかしてくれるな?」

 

(((チッ。)))

 

「ホントに口悪いな…。」

 

そして、ドミナントたちは無事地上へ戻れた。

 

…………

 

「成人の日から、随分と話の内容がおかしくない?」

 

「い、いきなりどうしました?もしかして、地下の出来事が…。」

 

「いや、なんとなくそんな気がしただけ…。」

 

「成人の日…。つまり、成人式ですか…。私たちはすることがないと思います…。」

 

「なんで?」

 

「私たちは生まれた姿がすでにこの状態です…。それに、私たちには権利が…。」

 

「なら、やるか。」

 

「えっ…?」

 

「そうだ。誕生日もやるか。…と言っても、最初の四人以外の誕生日は同じだけどな。」

 

「えぇ!で、でも…。」

 

「む…。それだけでは不満だったか…。困ったな…これくらいしか思いつかない…。」

 

「そういう意味ではありません。」

 

「?」

 

「いいんですか…?」

 

「当たり前だ。国や俺に尽くしているのに、なんで祝われる権利がないんだ?おかしいだろ?無償で働くなんてまっぴらごめんなはずだ。」

 

「ですが…。」

 

「長良、お前たちは政府や誰かの道具じゃない!自分の好きに生きること。この鎮守府では、それが決まりだ。好きなように生き、好きなように死ぬ。それが俺たちのやり方だ。」

 

「はい…。」

 

「そんな泣くな。当然のはずだ。」

 

「…この世界では…こんなことを…してくれる…提督は…極一部で…他に…いません…。」

 

「…そうか。この世界はお前たちを道具としか思っていない連中もいるんだな。そういう奴もいるだろう。人間だからな。」

 

ドミナントは表面上は口元が緩んで長良を撫でていたが、心の底ではそのような人間に対して憤怒が湧き上がっていた…。




はい。成人の日とあまり関係ありませんでしたね。実は、こういう時は思いつきで書いています。ストーリーではないので、中々難しいです。
追伸
最後はこれが精一杯でした。すみません…。
真ん中の長良とドミナントの件について…。筆者が血を吐きました。
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