ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
MI作戦。ハワイ島電撃攻略作戦。その実行中。ドミナントと吹雪、時雨、江風、秋月、夕立がVOBを背負って行く。後続のジナイーダ、赤城、加賀、飛龍、蒼龍、榛名、霧島たちはVOBを背負ってついてきていたが、途中に無視できない深海棲艦を発見。連合艦隊が分裂したのだ。
「チッ…!空母水鬼め。…皆、気を引き締めろ!」
『『『了解!!!』』』
吹雪たちが返事をした。そこに…。
『敵艦前方!北方棲姫…じゃありません!』
吹雪から通信が入る。VOBと言う、ほぼ音速並みのスピードで向かっているが、よく見えるなとドミナントも感心する。
(北方棲姫じゃない…?だが、北方棲姫に似ているということか…?)
そのうちに、ドミナントも敵目標が見えた。
(小柄な少女、ミトンの手袋、短い左右の角。北方棲姫。…じゃ、なさそうだな…。)
その、後ろにある禍々しいオーラで、普通じゃないことが分かった。
「来ナイデッテ…言ッテルノォォォオオ!言ッテルノォォォオオ!!来ナイデッテェェェエエエ!!!」
「アイツやべぇ!」
瞳の中の光はなく、顔を歪ませるような笑みを浮かべて、何やらぶつぶつと言っている。明らかにナニカされたようだ。その瞬間…。
ザバァァァ!!
バチバチバチバチ!!!
4つの大きな丸い球体が海の中から、北方棲姫の周りから現れた。要塞かと思ったが、色も形もどことなく違う。と言うより、知っている。
「ゾルディオスオービットキャノン!?」
『『『!?』』』
「死ぬ気で避けろ!一発轟沈!」
4つのソルディオス砲の群れ。さらに…。
ザバァ!ザバァ!…!
いくつものヲ級flagship改や空母棲姫が現れ、随伴艦まで現れる。皆、瞳の中の光がなく、ナニカされている。ハッピーセットだ。確認すると同時に艦載機を発艦してきた。
『強襲…空母機動部隊…っぽい…!』
空を見れば白や黒のドットのような艦載機が唸り声を上げて蠢いている。中でも大きなソルディオス砲は4つ、縦横無尽に飛び回り、三次元の闘いを強要してくる。
「皆に告ぐ!今すぐ撤退迂回ルートを探す!ソルディオス砲の群れに艦載機の雨の予報!お前たちを死なせるわけにいくか!」
ドミナントは迷わず撤退をしようと、各艦に告げるが…。
『司令官!今回は電撃作戦!もう、敵に私達が向かってきているのは知られています!再度行ったら、今度はこれ以上の物量でひねり潰されます!』
『僕も、行くしかないと思う!大丈夫。僕は幸運艦だから…!止まない雨は…ない!』
『大丈夫!あたしを信用しろってんだ!』
『対空なら任せてください!』
『強行突破っぽい!』
駆逐艦たちは行く気だ。
「……。畜生!なんで俺の行くところはいつも死と隣合わせなんだ!もうヤケクソだ!行くぞ!死にたくなければ付いて来い!!!」
ドミナントたちは進路を変えず、突っ込む。爆撃と魚雷群、ソルディオス砲の嵐に。
ドガァァァン!ザバァァァン!…!
爆弾は投下され、魚雷を放たれる。空は黒く、また白くもある。しかし、VOBのおかげか大半を避ける。
「秋月が大半の艦載機を落としてくれてる…。でも…!」
時雨が横を見る。平行に付いてきているのはソルディオス砲。
「来る…避けて!」
ズドォォォ!
「H、HELP Me!化け物だ!」
「あれは仲間の…!」
耳をすませば、戦いの音は砲台を壊している音だけではない。誰かが遠くで戦っている。
「巨大な…。」
「「?」」
「Big Monster!!!」
…………
「な、なんだいアレは!?」
「デカすぎるっぽい!」
「ミサイルを全然撃ち落とせない!」
「唯一有効的な打撃はあたしだけか…!」
時雨たちが戦っている。砲撃を繰り返し、敵の攻撃を避けて、ダメージを与えようとする。しかし、ダメージを与えられているとは思えないほど固く、巨大だ。球体のような頭部を持ち、重量二脚型を連想させる太い脚に太い腕部。背中は何か背負っているようだが、全く見えない。2から3等身に見えるが、それは巨大な兵器そのものだ。こんなのが現代で敵として現れたら兵士らは畏怖し、恐怖の2文字を連想するだろう。
「聞いてないよ!こんなの!」
「支援、足りないっぽい!秋月、ちゃんと援護するっぽい!」
「や、やる時はやってます!」
「何やってんだ!あんたら!」
それをたった四人で立ち向かい、戦う少女たち。ちなみに、会話はドミナントはひっそりと傍受しており、あ、この四人じゃ駄目かもと思っていた。
「敵機直上!急降下!!!赤城さん!!!」
赤城の後方にいる敵機に気づいた加賀が叫ぶ。空を見れば絶望。敵艦載機が飛び回っているのだ。
「させるか。」
ズガァァァン!!
ジナイーダのハンドレールガンで敵機を落とす。それだけで十機は落とした。
「敵深海…なんだ。そいつらはどこだ…?」
ジナイーダの索敵に引っかからない敵深海棲艦。
(艦娘…その索敵能力に頼りたいが、手一杯か…。)
ジナイーダがそう感じ、敵機を墜とすのに専念しているが…。
「…ジナイーダさん…。」
「……。」
「…二航戦飛龍より意見具申…我レ今ヨリ航空戦ノ指揮ヲ執ル…。」
「…出来るのか?」
「はい…?」
「出来るのか?」
「は、はい!」
「…分かった。赤城、加賀、蒼龍、榛名、霧島。聞こえたな。」
『『『は、はい!』』』
「…飛龍。」
「は、はい!」
「失敗したら、その時は全滅するだけだ。あまり背負い込むな。お前にできなければ、誰にもできなかったのだ。」
「…はい!!!」
飛龍ははちまきを巻いて、弓をつがえる。
「飛龍さん…あなたが要です。」
「二航戦…ここが…この戦場が…あなたの魂の場所よ!」
「お願い!」
「榛名はこれくらい大丈夫です!」
「航空戦の時間だオラァ!」
赤城たちが敵機を撃ち落としながら激励する。そして、飛龍は索敵機を飛ばし、大きく息を吸い込んだ。
「全機発艦!敵空母を撃滅せんとす!!!」
「非常にまずいことに…。」
「んー?夕張どうした?紙?……え゛っ…!?」
ドミナントは思わず二度見して、さらに目をこすってその紙を見る。
「資材…全てヒトケタ…?さらに、補給できてない艦もいる…?」
「その…提督たちの破損率が大きく、消費エネルギーが多すぎまして…。」
「オワタァァァ!…あたしって、ほんとバカ…。」
「大馬鹿です!はい!今からでも大本営に資材の件について援助を…。」
「けど、漢たるもの二言は…。」
「は・い…?」
「アッハイ…。」
本当は、あと二つくらいのそれぞれの戦いがありますが、それは本編で…。ちなみに、ALはここでは一切公開していません。ですが、ALは終わっています。
そして、物語が進むごとに吹雪がイレギュラーに…。駆逐艦が駆逐艦を超えたナニカに…。