ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
はい、ではあらすじに入ります
あらすじ
ドミナントがジナイーダのカレーを全て食べる。そして朝、艦娘全員から怒られた。
「あぁ…今日は散々だな…。」
ドミナントは、今朝艦娘全員から怒られ、書類仕事をしながら元気なく言う。
「当たり前です。どれほど私たちの誇りを傷つけたかわかりましたか?」
「はい…すみませんでした。」
ドミナントが今日の秘書艦である三日月に謝る。
「私ではなく、全員に言ってください。」
言葉から察するに、まだ怒っているようだ。
……あぁ、早く終わらないかな。早く終わって逃げたい。
ドミナントはそんなことを思っていると…。
ピーピー、ガガガガガ
faxが書類を出した。
「あっ!これは本部から書類です。」
三日月が書類をドミナントに渡す。
……本部から?この鎮守府に本部から届く書類って…面倒ごとくらいしか思わないんだが…。俺は面倒が嫌いなんだ。
ドミナントはそう思いながら内容を見る。
……なるほど。人が艦娘を兵器とみなしている人数が毎年増えている。非人道的な扱いを受けないように、人でもあることを知ってもらうため、地域の人と交流をするように…。か…。
ドミナントは何百字もある文章を簡略化した。
「どんな内容なんですか?」
「“地域交流をしろ”だとさ。」
ドミナントがぶっきらぼうに言う。
「はぁ…。面倒くさい…。」
…………
鎮守府外
「はぁ…。艦娘だけでよかったのに、なんで来るかな…?」
ドミナントは愉快な仲間たちを見る。主任は流石にいないようだ。
主任が人の姿であっても、性格や話し方がアレなため、鎮守府自体に悪い評判が受けないように残ってもらっている。
「いーじゃん!別に。」
「だめ…ですか?」
「……。」
ジナイーダはセラフに連れてこられただけなので、黙っている。
「よくないし、だめだよ…。…まぁ、付いてきてしまったものは仕方ないけど…。」
ドミナントは困っていた。艦娘だけならば平気と判断していたが、愉快な仲間たちまでくると、何をしでかすかわからないからだ…。
「…とにかく、今日はおとなしくしていてくれ。」
ドミナントはきつく言い聞かせる。
…………
幼稚園前
「……まさか、ここに入るのか?」
「うん。」
「……この幼稚な子供がわんさかいるところへか?」
「そうだよ。」
ジナイーダがドミナントに聞くが、当たり前のように返される。艦娘たちは黙ったままだ…。
……地域交流って言われても、ここくらいとゴミ拾いくらいしかわからないよ…。
ドミナントはそう思い、中に入って先生たちに話をつけている。
…………
「はい、みんな集まって。今日は鎮守府の提督と、艦娘さんがいらしています!何か聞きたいこととかがあったら言ってください。あと、今日はこの人たちが遊んでくれるので、遠慮せずに遊んでください。じゃぁ、外で一緒に遊びましょう。」
「「「はーーい!」」」
先生が子供たちにそう言って、子供たちは元気に返事をする。
……遠慮はしてほしいな。
ドミナントがそう思っていると…。
「提督?さん。聞きたいことがあるよ〜。」
「なんだい?」
「普段何してるの?」
「う〜ん…。そうだなぁ…。君たちや、君たちのお母さんお父さんをバケモノから守ってあげているんだよ。」
「そうなんだ〜。バケモノってどんな?」
「海に出てくる黒くて、少し大きいやつだよ。」
「どんな?」
「魚」
「美味しいの?」
「多分美味しくないよ。」
「そうなんだ〜。頑張って。」
「ありがとう。」
園児が聞いてきたので、ドミナントがやんわりと返していく。
……あっちの方は…大丈夫そうだな。元気に遊んでいる。吹雪や三日月にすごい集まっている。如月はAMIDAが頭に乗っかっているせいか、全然寄ってこないし…。夕張は、少し雰囲気が違うから近寄りがたいのかな?あまり人がいない。
ドミナントは艦娘たちの様子を見て、分析している。そして…。
「如月。」
「あら?司令官。何かようかしら?」
「ああ。…一緒に子供たちと遊びたくないのか?」
「私は…司令官が一緒にいるから大丈夫です。」
如月が笑顔にそう言う。
「…。AMIDAは俺が預かろう。一緒に遊んで来い。これは命令だ。」
ドミナントはそう言って、AMIDAを取ろうとする。
AMIDAが抵抗したが、ドミナントの威圧によってすんなりと離れた。
「わかりました。」
如月が笑顔でそう言って、走っていった。
……提督LOVE勢なのは知っていたが…、それ以外で興味があるとは知らなかった。我慢した笑顔をしても、こっちの心が痛むだけだから、後でやんわりと話そう。
ドミナントはそう思った。
「提督…。」
夕張が深刻そうな顔をしている。
「ん?…夕張、どうした…。子供たちが集まらないからって落ち込むな…。」
ドミナントはそう言うが…。
「違うんです。そんな話じゃありません…。」
「?…どんな話だ?」
「…あの本を二日前から読んでいるんですが…。道具が圧倒的に足りないのがわかりました…。」
「……。今道具はいくつある?」
「……10前後です…。」
……マジか…。10前後でセントエルモ作ったのか…。やばすぎるだろ…。
ドミナントはそう思う。
「どれくらい足りないんだ?」
「……あと、最低でも50くらいです…。」
「そ、そうか。」
そんな会話をしていると…。
「おじさんとおねーちゃんはなんの話をしているの?」
園児が聞いてきた。
「ん〜?今ね〜、何をして遊ぼうか考えてたの〜。」
「そうなんだ〜。あっちのおねーちゃんは面白い遊びしているから、あとで来て。」
「わかった〜。」
そう言ったあと、園児は三日月のところへ走っていった。
「元気だなぁ…。ん?夕張?どうした?」
ドミナントと園児のやり取りをポカンと見てた夕張。
「て、提督って、子供が好きなんですか?」
「ん?どうした?いきなり。まぁ、嫌いではない。」
「そ、そうなんですか…。」
「……。どうして聞いてきた?話し方か?」
ドミナントは大体の目星をつけて聞くが…。
「いえ、少し嬉しそうでしたから…。」
「?」
これは予想外だったのか、少し驚くドミナント。
……俺が嬉しそうな顔をしていた?…俺はそんな趣味がないはずなんだが…。
ドミナントはそう思っている間、夕張はこんなことを思っていた…。
……やっぱり、子供が好きなのかな?神様以外に子供っていないし…。なんとかしてあげたいな…。
夕張はこんなことを思った直後、なんとかする方法がわかり、同時に赤くなる。
……私が…提督との…。
そんなことを思ってると…。
「でも、そんなわけ……ん?大丈夫か?」
ドミナントが赤くなって固まっている夕張を心配して聞いてきた。
「だ、大丈夫です。なんでもありません。」
「そ、そうか。まぁ、大丈夫そうならそれでいいんだが…。」
ドミナントはそう言う。
「まぁ、今回は交流でもあるから、子供たちと遊んだおいで。」
「はい。わかりました!」
ドミナントが優しく言い、夕張が元気に答えて園児たちと混ざっていく。
数時間後
日が沈んできて、終わりの時間になり…。
「はい!みんな集まって。今日はこれでおしまいです。最後に、鎮守府から来たみなさんにさよならの挨拶をしましょう!」
先生がそう言い…。
「「「さよーーなら!」」」
園児たちが元気に言う。
…………
帰り道
「はぁ…。疲れました…。」
「だろうな。」
三日月がそう言い、ドミナントが返す。
「…ところで、お前たちは何をしていたんだ?」
ドミナントが愉快な仲間たちに聞く。
「あんなにたくさんの子供がいるところは嫌だからな…。外で待っていたんだ。」
「そ、そうか…。ん?待てよ、外でサイレンが聞こえてきたんだが…?」
「あぁ、それか。外で待っていたら不審者扱いされて、パトカー?が来たから面倒くさくて逃げていたんだ。」
「えっ!?」
ジナイーダが平然と答えて、ドミナントが驚きの声を上げる。
「顔はバレていないよな?」
「ああ。そのはずだ。」
「そ、そうか。」
ジナイーダとやりとりをしているうちに、鎮守府へ着いた。
………………
場所は変わり、どこかの海の上…。
「ギャァァァァァ…。」
深海棲艦が断末魔をあげて沈む。
「ふむ…。どうやら、ここは私のいた世界ではないらしい…。このような生体兵器はいない。それに、水の上に浮くことなど出来なかったからな。…人に会うため、こっちの方向へ向かっていくか…。」
そう声を発したあと、黒い人影はどこか走っていった…。
はい、おしまいです。まだゴミ拾いなどもしてもらいたかったんですが、そこでただゴミを拾うだけなのでカットしました。
登場人物紹介コーナー
先生…園児たちに色々指導する。結婚はしておらず、一人暮らしである。最近この仕事が面倒だと感じてきている。
園児たち…面白いことが大好き。それぞれ遊ぶ方法を主張するが、譲り合いをしてただ時間が過ぎていくだけのことに気づいていない。
次回!第32話「トランプ」