ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
“彼”は森を探検しながら歩いていると、ジナイーダの搭乗機であるファシネイターを発見。ちなみに言い忘れていたが、この世界のレイヴンは搭乗機から降りることは一切不可能です。(つまり、AC化ですね。身長は成人男性よりも少し大きいくらい)。そして、“彼”はどうして現在の状況にあるのかを思い出す。
あらすじは…(以下略)
『どこの世界へ行きたい?』
「え?」
どこの世界へ行きたいか、微笑みながら聞いてくる美少女は、なんとこの世界の神様。聞き返している男は“彼”。
『…どんな世界に行きたい?』
聞こえていなかったのかと思い、神様は再度聞いてくる。
「…行けるのか?」
“彼”は驚いた顔をしながら言う。信じられないのだろう。
『うん!私の力を使えばチョチョイのチョイだよ!』
胸を張りながら自信満々に神様は言う。
「そ、そうなのか?」
“彼”はとても疑問に思うが心のどこかで、もしできるのなら、この生活から抜け出せることができるし、好きな世界へ行くことすら可能だと思う。
「……本当なんだろうな?」
“彼”は念のため、再度疑いの目をしながら聞く。
『ホントだってば。』
神様は何度も聞かれて、面倒くさそうに言う。
「そうか……なら俺が…。」
“彼”がうんうん唸りながら悩んだ末に、答えようと思ったが…。
『もう面倒くさいからルーレットで決めるね?』
待てない神様の一声で、どこからともなくルーレットが出てきた。
「!?、ちょ、ま…。」
当然、“彼”は必死に説得して止めようとする。自分の行く世界なのだから、もし大変な世界だった場合は地獄だからだ。
『いっくよ〜!』
だが、神様はそんなの聞いてもいない。
……聞いちゃいない…。ならばせめて、マシな世界へ行きたい…。
“彼”は心配そうな顔でそれだけを思っていた…。
クルクルクルクル……ピタッ
ルーレットがピタリと止まった。
『じゃぁ、この世界で。』
神様は慣れた手つきで転生用の書類に結果を書く。
「……。」
一方、“彼”はルーレットに書かれている文字を訝しげな感じでじっと見ていた。
……なんて書いてあるんだ…?全く読めない。神様に聞くとするか…。
“彼”はそう思う。
「あの〜……」
神様に聞こうとしたが…。
『あ!あと、容姿や、どんな世界かも私が決まるねっ!』
全く聞いていない。と言うより、なぜかワクワクしながら言っている。
「だから…おーい……」
“彼”はめげずに言うが、効果はなかった。
……ダメだ…自分の世界へ入っちゃってるよ…。
“彼”は口元を引きつらせながら、心配した顔で思う。
『大丈夫!あなたの記憶からいろいろさせてもらうから!!』
しかし、神様の一言で、さらに不安になった。
…………。今なんて言った?
“彼”は一抹の不安に駆られ、心の中で思う。
「おい…、それは本当に大丈夫なんd…」
『じゃ!あとは頑張ってねーーー!!』
だが、“彼”が神様に聞こうとしたが、願いは叶わなかった。
「!?、おい!待て!おいーー……。」
“彼”はどこからともなく現れた異次元トンネルによって、行ってしまったのだ。
…………
(ここからは“彼”の知らない出来事)
『…。はぁ〜、行っちゃったな〜…。私としてはもう少しくらいハッチャケたかったなぁ〜。』
神様は名残惜しそうな顔をしている。
『天界では、そうそうふざけられないし…。彼にならふざけられる気がしたけど…。彼は色々頑張って来たみたいだし、早く新しい世界へ行って幸せになって欲しいなぁ〜。』
そう言って名残惜しそうな顔から一変、笑顔になる神様。そして、後ろから声が聞こえる。
『神さま〜。そろそろ時間です!』
いかにもお付きの人って感じの人が神様を呼ぶ。
『はーい!今行くよー!…さてと、あっちの世界の神様に話をつけてこないと…。』
そう言って、神様は忙しそうに走って行った。
…………
一方、その出来事を思い出した“彼”は…
「やはり…神様は間違えてる!聞こえているかー!覚えとけよーー!!」
神様の苦労を知らずに、“彼”は叫んだ。そして、叫んだことによって、新たな危険が迫ってきたことに気づいた…。そう、彼の隣にはジナイーダが…。
「動くな…。」
冷たい声が聞こえた。
「あ…。」
“彼”は固まった…自分の頭?頭部?に銃口を突きつけられていたからだ…。そしてジナイーダはゆっくりと言う。
「ここはどこだ?そして何故私はここにいる?インターネサインは?」
頭に重厚を擦り付けられながら聞かれる。
「ええと…ですね。あの〜…。」
もちろん、全くわけがわからない。いきなり聞かれても、この世界に来て森しか行ってない“彼”にとっては、不明の一言だ。
……なんて言えばいいんだ…?
“彼”は口元を引きつらせながら考える。が…。
「答えろ!!」
「わーー!待って待って!」
ジナイーダは声を荒げて怒鳴る。そして、“彼”はゆっくり説明する。
「ここは、自分でもよくわかりません…。俺も…近くの浜辺で目を覚ましたから……。」
“彼”は正直に話した。
「そんな情報で納得しろと?」
ジナイーダは今よりもさらに殺気を出してそう問う。
「す、すみません…でも、本当なんです!」
“彼”が撃たれないように必死に言う。
「………。」
だが、ジナイーダは黙ったままだ。
……やばいな……これは多分殺される…。
“彼”は必死に殺されないことを願う。
「……そのようだな…。怒鳴ったり、銃口を向けて悪かったな。」
ジナイーダは何を思ったのか、殺気を引っ込めて銃口を下げ、バツの悪そうに言う。
「え?……い、いや、いいんですよ。あなたのいた世界はそういう世界なんですし…。」
“彼”は優しく言う。相手を怒らせて死にたくないからだ。
「そうか…?…本当にすまなかったな。……ところで、貴様の名前は?」
ジナイーダはさっきの償いなのか、割とフレンドリーに聞いてきてくれる。
…………。知らない世界では偽名を使うと良いって誰かが言っていたな…。
“彼”がそんなガセ情報を顎に手を添えて考えるが、約10秒後に名前を決定する。
「俺は……。ドミナントだ…。」
ドミナントは相手の顔を伺う様に慎重に言う。
「ほう?ドミナント…か……。」
だが、ジナイーダは面白くなかった。ジナイーダにとって、『ドミナント』などと言う、称号など興味もないが、『ドミナント』とは先天的な戦闘の天才…つまり、最強。最強を求める彼女にとって、越えなければならない壁の一つだからだ。
……?なんか…ジナイーダの後ろから何か黒いオーラみたいなのが…。
だが、この男ドミナントはそんなことは全く知らない。たまたま思いついた名前にしただけだからだ。
「ドミナント…それは他人から言われている名前か?それとも自身の名前か?」
ジナイーダが重く、低い声で聞いてくる。
……どうしよう…。なんか怒ってない?言葉は慎重に選ばないと殺されそうな気がする…。
ドミナントは冷や汗を垂らしながら思っている。
「も、もちろん自身の名前だよ。」
ドミナントの言葉に、ジナイーダはじっとこちらを見つめる。
「そうか…。」
ジナイーダが短く答える。
……なんとか納得?はしてくれたみたいだ…。周りから言われている名前だと答えたらどうなったんだろう…。
ドミナントはもし、彼女を怒らせていたと考え、身震いした。
「?どうした?」
ジナイーダは様子のおかしいドミナントに疑いの目を向けながら聞いてきた。
「い、いえ、なんでもないです…。」
当然、そんなことが言えるはずもない。あせあせと表情を取り繕う。
「そうか…。じゃぁな。またどこかの戦場で会おう。その時は…敵でないと良いがな…。」
ジナイーダはそう言い残した後、どこか行こうとしたが…。
……!?行ってしまうのか?出来れば最強枠の一人であるジナイーダについていきたい…。その方が安全だ…。
ドミナントはそう、心の中で思い…。
「待ってくれ!俺も貴方もこの世界のことをよく知らない。一緒に行動した方が生存率は上がる!だから、この辺りのことを一緒に探索しようじゃないか?ね?」
必死に止めようとするドミナントに、ジナイーダの動きが止まり、こちらを向く。
「……わかった。あと、私のことはジナイーダで良い。…それにしてもドミナント、貴様必死だな…フフ。」
ジナイーダは少し口元が緩んでいるかいないかわからないくらいだが、緩んでいた。
……よかった…一緒にいてくれるみたいだ…。
ドミナントは安堵の息を漏らした。ジナイーダが敵に回ったら、これ以上なほど厄介なものがないからだ。
「ありがとう。じゃぁ、こっちは探索したから、向こう側を探索しよう。ジナイーダはどう思う?」
ドミナントが気を取り直して言う。
「私は…別にどこでも良いと思うが?」
ジナイーダは面倒くさそうな態度をとりながら何か古そうな建物を見ている。
「わかった。じゃぁ向かうところはあの古そうな建物で…。」
そう言ってドミナント御一行は古そうな建物へ歩を進める。
来ましたね〜。ついに主人公の名前が出ましたよ〜。え?偽名だって?気にしたら負けです!ついにジナイーダという仲間を引き連れてとある建物を目指します。さて、次回どうなるんでしょうね〜…フフフ…
次回!「じょ、冗談じゃ…」