ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
では、40話なので、誰かに言ってもらいましょう。誰にしようかな…。では、ジナイーダに。
「む?私か?…いいだろう。久々の登場だ。」
ありがとうございます!
あらすじ
前回。ドミナントたちの後を追ってレストランに入る。すると、二人が喧嘩しているじゃないか。よくよく聞くと、ドミナントが悪いことがわかり、謝らせた。そのあと、ちょうどジャック・Oが現れ、ドミナントの仲間になるのだが…。
「えっ!?嘘!?…わかった…。」
神様が突然声を上げる。
「どうかしたのか?」
「うん…。やっぱり溝が出来ちゃってたみたいで、先輩が溝を埋めてくれた。ジャックくんのことは何とか把握したみたいなんだけど…。他に数人来ちゃったかもしれないって…。最低でジャックくん一人、最大で5人…。」
神様が深刻そうな顔をする…。
「…それ、まずいんじゃないか?」
「…うん…。」
「もし、世界を混沌に陥れる奴だったら大変だぞ?」
「…うん…。ごめんなさい…。」
神様は悲しそうな顔をして謝る。
「…。まぁ、そういう奴だって決まった訳じゃない。もしかしたら、来ていないかもしれん。それに、俺たちにかなう奴なんているのか?第4佐世保鎮守府に手を出したら、確実に死が待っているしな。」
ドミナントは、元気づけていることを悟られないように言う。しかし、下手である。
「…えへへ…。ありがとう。」
「なんのことだ?事実だろう?」
「…そういうところも好き…。」
そんなことを話していると…。
「……ていっ!!」
「グハァ!」
ドミナントがセラフに殴られた。ジナイーダと比べると、全然痛くない。が、それでも十分痛い。
「…私とデートのはずですよ?」
「す、すみませんでした…。」
ドミナントは謝った。
「……。なんか気が抜けてしまうな…。」
「……。ジャック、ここはそういう世界だ…。」
ジャックとジナイーダは今のを見て、なんとも言えない表情になる。
「あっ!そうだ。ジャック、あの子達を店に置いてきて平気なのか?」
「自分たちで注文くらいできるだろう?」
「いや、そうなんだけど…。お金は?」
「…。1食分くらいはある。」
「うん。足りないね。早く戻ろう。」
ドミナントたちは駆け足で戻るが、時すでにお寿司。ジャックがいたテーブルには皿が積み上がっていた…。
「あっ!お帰りなさい。…て、その人たちは誰ですか?」
「……。遅かったな。言葉は不要か?」
「……。」
ドミナントが言うが、何も反応がなかった。
…………
「……。すまんな。金を払ってくれるとは…。」
「別にいいよ。これから俺たちと暮らすんだろう?これはそのお祝いだ。」
「…本当にすまんな。」
ドミナントは、艦娘たちに事情を説明した後、金が足りないジャックの代わりに金を払った。
「…ところで、ドミナントの鎮守府は何人いるんだ?」
「そうだな、俺の鎮守府には4人艦娘がいて、今いる仲間と、今はいないが、一人の愉快な仲間がいる。」
「ほう。もう一人いたのか。どんな奴なのだろうか…。」
「少しぶっ飛んだ奴だよ…。」
「…そうか。」
二人はそんなことを話している。が、後ろでは…。
「むむむ…。ドミナントさん…。今日は私と一緒にいるはずなのに…。」
「まぁ、しょうがないよ。新しい仲間に興味を持つのは普通だし、唯一まともな男の人が仲間になったんだもの。」
「……。」
セラフは神様に言われるが、納得のいかない様子だ。そこでジナイーダが…。
「まぁ、気持ちはわかる。が、無理やり遊んだって、相手が面白くないと感じたら全く面白くないぞ。…どうだろう?ここは私たちとともに回らないか?終わり頃になれば、私たちを迎えにドミナントも来るしな。」
「…随分信頼しているんですね。」
「当たり前だ。…それとも、お前は信頼していないのか?」
「いえ!そんなことはありません!」
セラフは清々しいくらいきっぱりと否定した。そして、ドミナントに神様が言う。
「ドミナント〜!私たちは、少し遊園地を回ってくるね!」
「わかった。」
ドミナントは、返事をして、ジャックとまた話す。
「了承も取れたし。行こう?」
「わかりました。」
3人は、遊びに行った。艦娘たちは、ジャックが自由行動を許した。しかし、他人に迷惑をかけないことを絶対条件で。
…………
夕方
「…そろそろ迎えに行くか。」
「そうだな。」
ジャックとドミナントは、全員を手分けして探しに行った。そして、歩いて数分後、ジナイーダたちと合流した。
「どうだった?」
「楽しかった!」
「良かったぞ。」
「楽しかったです。」
「なら良かった。」
ドミナントが少し口元を緩めた。そして…。
「もう夕方です。帰りましょう。」
セラフは笑顔で言う。そして、ドミナントが…。
「そうだな。じゃぁ、すぐに観覧車に乗らなきゃな。」
「えっ!?」
セラフは驚いた。
……覚えてくれていたんですか…?
しかし…。
「で、でも。もう遅いですし…。」
セラフは言うが…。
「ジナイーダ、神様。少し時間をくれるか?」
ドミナントが頼む。
「フッ。いいだろう。」
「いいよ!」
ジナイーダは口元を緩ませながら、神様はいい笑顔で言った。
「よし!行くぞ!」
「えっ…でも…。!?」
弁解しようとしたが、ドミナントに手を握られ、一緒に走る。
…………
「よし。乗れたな。」
「…強引です…。」
ドミナントとセラフは観覧車に乗る。
「…でも、いい景色ですね。」
「そうだな。」
夕日のオレンジ色の光で、遊園地が輝いて見える。街並みは、半分暗くなっていた。他のお客が、笑顔で…満足そうな顔をして、出口へと向かっていく。それを見たあと…。
「ねぇ…ドミナントさん。」
「?」
セラフが外の景色を見ながら言う。
「今日はありがとうございました。一生忘れない記憶です。」
「それは良かった。…また、来たくなったら言ってくれ。休みをあげるから。」
「ふふふ。ありがとうございます。」
「いや、別にどうってことない。」
セラフがこっちを向いた。夕日の光で笑顔が一層可愛く見える。
「ねぇ…ドミナントさん…。」
「なんだ?」
「その…あの……あれを見てください。アイスを持って帰る子供がいます。」
「そうだな。溶けているな。」
「…ねぇ…ドミナントさん…。」
「どうした?」
「あの…その……もうこんな時間ですね。降りたら帰りましょう。」
「確かにな。皆が待っている。」
「……ねぇ…ドミナントさん…。」
「……。言わなくてもいい。その目を見て、体がモジモジしているからわかる。」
セラフは顔を赤くして、もじもじしていた。
「残念だが、答えることはできないな…。…俺は、何かある。わからないが、何かあるのは確かだ。それがわかるまでは、返事ができない。」
ドミナントが言う。
「それは…?」
「わからない…。でも、何か恐ろしいことは確かだ。いつかコレに支配されるかもしれない。そうなったら、殺してくれ。返事をして、殺せないようなことにはなりたくない。」
ドミナントは真剣に言う。しかし…。
「……です…。」
「?なんだ?」
「嫌です…。」
セラフの方を向き、初めて気づいた。少し悲しそうな…覚悟してそうな顔だ。
「…どうして?」
「…嫌に決まっているでしょう?誰だって、好意を抱いている人を殺したくないはずです。」
「しかし…。」
「やめてください。そんなこと…言わないでください…。私は…もう殺したくないです…。しかも…その人に…好意を…抱いて…いるのに…。…無理を…しても…耐えてくだ…さい…。」
セラフは途中から涙声になる。
「……。お前は優しいな。絶対に救いたいのだな…。でも、万が一のことがあったら殺す覚悟もしている。」
「……。」
セラフは黙ったままだ…。
「ありがとう。絶対に、死んでも耐えてみせるよ。約束だ。」
「…はい…。」
約束をした。
「…そうだな。返事の件なんだが…。俺は、全員が好きだ。」
「…へ?」
「…すまないな。俺は選ぶことができない。それぞれの良いところ、悪いところを見てしまったからなのかもしれん。みんな違う魅力を持っている。その中で順位を築くのは失礼もいいところだろう?」
「……まぁ、そうですけど…。」
「セラフの良いところは、優しいところ、人を励ますことができるところだ。
ジナイーダは、なんだかんだ言って付き合ってくれる面倒見の良いところ、厳しいけれどちゃんと指摘してくれるところだ。
神様は、元気で素直なところだ。いたずら好きなところもあるがな。
吹雪は、真面目で頑張り屋だ。少しやりすぎなところもあるけどね。
如月は、こんな俺でもいつ何時慕ってくれる。優しくて、面倒見の良いところだ。
三日月は、夜な夜な演習場にて、一人で頑張っている努力家だ。ジナイーダがたまに付き合ってあげている。
夕張は、正直で、隠し事はしない良い子だ。諦めない精神を持っているしな。
…まだ他にもたくさんあるが、それを説明すると長くなるからこのくらいだ。」
ドミナントが説明する。
「…そんなに私たちのことを見てくれていたんですね。」
「当たり前だろう?大切な…唯一無二の仲間だ。」
ドミナントがまっすぐセラフを見る。
「…ふふふ。なんだか燃えてきました。絶対に私だけのものにしてみせます。」
「!?セ、セラフ?」
セラフの目の色が変わった。そこでちょうど観覧車が地上へ降りた。そこには、神様、ジナイーダ、ジャック、艦娘がいた。
「お帰り。どうだった?」
「いい旅でしたよ。ふふふ…。それに、ドミナントさんのことをもっと好きになりましたし。」
神様が聞き、セラフが笑いながら言う。ジナイーダが耳打ちする。
「…何があったんだ?」
「…俺にもわからん…。」
そんな感じで、出口へ向かうのであった。
…………
「「「世に平穏のあらんことを!!世に平穏のあらんことを!!」」」
スタッフ全員がドミナントたちにお別れの挨拶をして、手を振っている…。
「……。アトラクションは普通だったが、スタッフぅ…。」
「そうだな…ホッとしているよ…今は。」
そこで、すれ違う男女2組が…。
『俺あそこでバイトするんだ。大いなるものが我らを見ている。断られるはずがない。』
『私もよ。このハチマニアこそ…そのあかし…。フッフッフ…。』
「「「……。」」」
ドミナントたちは何も言わなかった。
……きっとバイトに合格するんだろうなぁ…。
ドミナントの思った通り、合格した。
…………
そして鎮守府に帰るなり、ドミナントは驚いた…。そして理由を聞くと…。
「それはありがたいけど…。どうして?」
はい!少し長くなってしまいました…。すみません。この遊園地は絶対に襲ってはいけません…さもなくばどうなるか……。あぁ…頭が痛い…。少し変な文章になってしまったかもしれませんが、そこのところはお見逃してください…。
登場人物紹介コーナー
バイトの男…その後、すぐに重要な役割を担当することになる。オリエントスズメバチが大好き。
バイトの女…同じく、すぐに重要な役割を担当することになる。青蜂が大好き。
次回!41話「説明を要求する。」お楽しみに!