ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
では、あらすじに入ります。
〜あらすじ〜
遊び終わって、鎮守府に着いたら艦娘が溢れ出ていた…。理由を聞くと、ドミナントを喜ばしたい(なだなでされたい)艦娘がやったことだった。艦娘があまりにも大量に増えたため、給料日と被った日に大本営に向かわなくてはならなくなってしまった…。
「はぁ…。」
「む?どうかしたのか?」
ドミナントはあの大騒動の後、疲れを癒しに風呂へ入っていた。ジャックと主任も一緒である。
「いや〜…。明日、大本営に行かなくてはならなくなってさ…。待ちに待った給料日なのに…。」
「そうか…。大変だな。」
「うむ…。」
ドミナントとジャックが話していると…。
「隊長、それは災難だねぇ〜。」
「…お前のせいだよ…。主任……。」
ドミナントは力なく主任にツッコム。あのあと叱ろうとしたのだが、何も変わらないことに気づき、責めることをやめたのだ。
「…というより、まだやってんのかよ…。覗き…。」
「いや〜、なかなか面白いよ。」
「そう言って、毎回撃ち落とされているだろう?…まぁ、資材が余っているからいいけど…。でも、俺たちが出撃できないくらいしか資材がないことを忘れるなよ。」
余談だが、ドミナントたちACの体の一部が破損した場合、倉庫にある資材が消し飛ぶのだ。弾や、損傷はそれほど消費しないが…。
「む?何度もしているのか?」
「そうなんだよ…。男として言ってやってはくれないか?」
「いいだろう。私が言おう。」
……よし、ジャックが主任に喝を入れてくれる。やはり、紳士だな。
と、ドミナントは思っていたが…。
「主任、何度も同じ手だとバレる確率が高くなる。たまには違う手をしたらどうだ?」
「うんうん。て、違うでしょ!?」
ドミナントはツッコムが聞いちゃいない。
「はいはーい。じゃ、どうしようかな?」
「私の案は、覗き穴から見るのではなく天井裏から更衣室を見るのが良いだろう。」
「いーじゃん!面白そうだねぇ!」
主任とジャックが暴走し始めた。
「ギャハハハハハ!…でも、じっくりと裸を見ることができない。」
「!?そうか!私としたことが…、見落とすなんて…。…主任、お前とはいい関係になれそうだ。」
「へぇ〜、珍しいねぇ。俺も同じこと考えてたんだ。」
二人が一致団結した瞬間だった。
……二人が何を求めているのか、俺にはわからない。女湯を除くことによって何が得られるというのか…。だが、俺にはもう二人を止められない。…行くがいい。そして二人が為したことが何を生むのか、それを見届けるが良い…。
結果は言うまでもなく、ジナイーダに仲良く吹っ飛ばされた。
…………
翌朝
「俺はもう女湯を覗かん…。」
「ジャック…。昨日は想像以上に応えたんだな…。」
「ああ。もう女湯を覗かん…。」
……よかった…。これ以上覗き魔が増えたらどうしようかと思っていたけど、なんとかなった…。ところで、ジャックはなんで俺の尻ばかり見るんだろう…。まさか…な……。
ドミナントは背筋が凍る感じだった。しかし、それは大きな勘違いだった。
……ドミナント…お前の尻のあたりがほころびているぞ…。気づいてないのか?
……まだ見てくる…。…やはり、危険かもしれない…。寝込みを襲われて“ウホッ♂”みたいなことになったらマジでシャレにならない…。セラフに言ってドアに鍵をつけてもらおうかな…。
ドミナントがそう思っているところに…。
「司令官、小包が届きました。司令官、神様、ジナイーダさん、セラフさん、主任さんに一つずつです。」
三日月が2つ、吹雪も2つ、新しい艦の曙が1つ小包を持って入ってくる。
「ありがとう。みんな。」
ドミナントは礼を言うが…。
「持ってきてやったわよ。このクソ提督!」
「ク、クソ…!?たしかに、昨日さんざん逃げ回って悪かったけど…、そこまで言われるなんて…。」
ドミナントが少し落ち込む。
「照れ隠しですよ。だよね曙ちゃん?」
「ふんっ!」
「oh…」
吹雪が言うが、そっぽを向く曙…。ドミナントはそういう艦なのは知っているが、昨日逃げ回っていたため本当にそう思われていると思っている。
そこに…。
「指揮官に向かって“クソ”とは、教育が必要じゃないのか?ドミナント。」
ジャックがキツイ感じで言う。
「いや、そういう艦なんだよ…。許してあげて…。」
「…私は、バーテックスにそういう奴がいたら粛清するがな。」
ジャックは、一応バーテックスのリーダーである。仲間に裏切られないように粛清するのは日常茶飯事である。
「ところで、小包の中は何だろう?」
ドミナントは開けてみる。
「!?………これは犯罪の匂いがプンプンする…。」
「な、何が入っていたんですか?」
三日月は箱の中を見て驚いた。
「お金が…札束が…敷き詰まっています…。それに怪しい手紙も…。」
「「「……。」」」
その場にいた全員が声を失った…。
「……。手紙を…読むか…。」
ドミナントはおそるおそる手紙を読み上げる。
…………
拝啓、ドミナント様
この度は我が大日本帝国の味方となり大変ありがたく思います。我々は、あなた方のお力になれるように協力を惜しまないつもりです。どうかこれからも末永くお付き合いできるよう、よろしくお願いいたします。これはほんのささやかな気持ちです。給料は別にして振り込まれています。繰り返しますが、どうかこれからも末永くお願いします。
敬具、大本営一同
…………
「「「……。」」」
全員押し黙ってしまった。そこでドミナントが言う。
「うん、これは賄賂だね。大本営に呼ばれているし、返しに行こう。」
「そうですね…。これ、何千万あるんでしょうか…?」
「わかんないけど…国民の税金から来たのは分かるわ…。」
「お金…たくさん…なんで…?」
それぞれが思い思いの感想を言う。
「早く帰しに行きたいけど、数日かかるな…。どうしようか…。」
そんなことを言っていると…。
「提督!それならちょうど良いものが出来ました!」
夕張も入ってくる。
「夕張!?聞いていたのか!?…一体どこから…?」
「はい!大本営がなんちゃらって言うとこ…!?何これ!?なんでこんなにお金が!?」
お金の山が乗っている提督机に驚く。
「まぁ、いい。ところで、ちょうど良いものとは?」
「お金が…。!。そうでしたね。さっきセラフさんと一緒に作ったものがあります!」
「?俺は許可してないんだが?」
「主任さんからもらいました!」
「あっ。」
ドミナントは思い出した。あれから夕張のところへ行っていないことを…。兵器開発を中止させることを…。全て忘れてしまっていたのだ…。
「夕張、速報だ。これ以上兵器開発はしなくていい。資材はあまりすぎる方が良いことがわかった。てか、もう休め。寝てないのだろう?」
「…わかりました。」
夕張は少し残念そうになる。
……すまないな、夕張。でも、宝の持ち腐れは良くないし、誰かに盗まれたりしたら大変だからな。
そう思いながら、倉庫に行くのだった。
…………
倉庫
「……。」
ドミナントは目の前にあるものを見た。
「どうですか!これ!時速2000kmも出せるんですよ!ただ、一方しかいけないのが難点ですけど…。」
……うん。VOBだな。これをつけるのか…。俺の機体で大丈夫かな?てか、爆発しないよな?
ドミナントは心配する。
「あっ!もちろん、艦娘のために設計したんですが、提督も大丈夫ですよ。…不具合はないと思いますが…。」
夕張が最後の方は小声で言う。
「……。わかったこれで行こう。だが、大本営に行くんだ。電話と、手土産を用意しなくてはならない…。」
「わかりました!行くときは言ってください。いまセラフさんが飛行場作っていますから。」
……セラフ、どんだけ暇なんだよ…。
飛行場は30分で完成した。
はい!ついに来ましたVOB!次回は飛びます。風呂の件で少しズレました。AC世界の人たちが馬鹿やって笑い合う世界もあって良いんじゃないかと思います。
登場人物紹介コーナー
曙…力士ではない。悲しい過去があるが、ドミナントはそこまで艦これに詳しいわけではない。本当に照れ隠しである。
VOB…ヴァンガードオーバードブースト。時速2000kmの超オーバーテクノロジー。アセンブルによっては4000kmを超えることも可能だとか…。
次回!43話「心地よい空の旅」お楽しみに!