ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
さて、話が長くなった。じゃぁあらすじコーナーを始めようか。
あらすじ
ひょんなこと?から異世界転生した彼、彼の名前はドミナント。森を探索しているとジナイーダと遭遇。それから色々あり、共に古びた建物へ向かうのだが…。
あらすじは上記に記入してある
「フゥ、フゥ、まだ着かない…。」
「これくらいで疲れるな!まだまだ道は遠いぞ?」
弱音を吐いているのは主人公でもあるドミナント。一方、厳しいことを言っているのは共に行動しているジナイーダ二人は古い建物を目指している。
「そんなこと言ったって…。」
「うるさい!あそこに行くと言ったのは貴様であろうが。」
ドミナントが弱音を吐くが、ジナイーダは余裕そうである。ドミナントが目指すと言っていた建物の方向へ歩いて、もう30分以上経つ。
「……迷っているのか…?それとも建物が無駄にでかいだけか?」
ドミナントは歩き、疑いながら呟く。
「いや、方向は合っている。もう10分以上弱音を吐き続けられている私の身にもなってみろ!」
「す、すみません…。」
ドミナントはすぐさま謝る。彼女に置いていかれたくないからだ。しかし、30分以上歩くと疲れてしまうのは無理もない…。彼は、長年デスクワークの仕事しかしてこなかったからだ。
「……。仕方がない…。ここらで休憩するか…。」
そこで、疲れ果てているドミナントを見て、面倒くさそうに言う。
「あ、ありがとう…ございます。ハァ…ハァ…ジナイーダさん。」
ドミナントは地獄で仏にでも会ったように顔を明るくする。
「別に良い。」
そう言ってドミナントは、すぐ横にあった木に寄りかかる。
「ジナイーダさんは休憩しないんですか?」
立ったまま辺りを見回しているジナイーダに、ドミナントが声をかける。
「私は……平気だ…。」
ジナイーダはチラとドミナントを横目に見てから、また辺りを見回しながら言う。
「?」
……まぁ、ジナイーダさんがまだこの世界に心を許さないのは無理もない話である…。心を許すと殺される…そんな世界にいたと思うし。
ドミナントは思う。彼女の出身世界は荒廃した様な世界だからだ。世界は破壊し尽くされ、それでもなお戦いは続いている。
「まぁ、辛かったら言ってください。」
ドミナントは彼女のことを思い、まぁまぁな声をかけた。
「……あぁ、わかった…。…!!」
そう彼女が言い終わった途端、彼女は戦闘態勢に入った。
「あの…ジナイーダさん…何か…」
ドミナントは社畜だったため、空気が変わったことに全く気づいていない。
「シッ!」
一瞬で戦闘態勢に入ったジナイーダは、遠くを指差す。それをドミナントが目を凝らしてみると…。
「……赤い機体に9のエンブレム……私の知らない機体だ……。」
彼女は目を細めながら言う。
「んっ?……じょ、冗談じゃ…。」
「?ドミナントは知っているのk……て、どうした?ドミナント?」
そこで蹲り、震えているドミナントに彼女が不思議そうに聞いてくる。
ヤバイヤバイ…赤い機体に9のエンブレムって、あいつしかいないじゃん!殺される…。
ドミナントはガタガタ震え、うずくまりながら思う…そう、あれはただのナインボール…ではなくセラフである。多くのレイヴンにトラウマ化されている存在である…。
「どうした…?ドミナント……。あれは…そんなにもヤバイ相手なのか?」
ジナイーダが心配しながら、顔を覗き込む様に言う。
「うん…あれは…すごくヤバいやつ…。」
ドミナントは声を震わせながらゆっくりと言う。
「そうか……ならば私が倒さんとな…。」
だが、ジナイーダはどこ吹く風だ。
……ちょ、ちょっと待って!いくらジナイーダでもあいつはヤバい…って、なんでそんなにウズウズしてるの?セラフはなんで立ったままなの?
ドミナントは現状で起きている状況を再確認しながら思う。
「ちょ、ジナイーダさん!流石にあいつはヤバイって!行きましょうよ!」
ドミナントは彼女を止めようとするが…。
「うるさい!私は……ただひたすらに強くならなきゃいけないんだ!」
止まる気が全くないジナイーダ。
「で、でも…」
「黙れ!行くぞぉぉぉぉぉ!」
ジナイーダはドミナントのことを無視して近づいて行く。
……まずいまずい!あの二人がガチで戦ったらあたり一面焼け野原のノーマーズランドになる!どうしよう…。でも…見てみたいな……。
ドミナントが最後は呑気に考えている間にもあの二人の距離がもっと近づいていく…。
「ぉぉぉぉ…ん?」
突っ込んでいったジナイーダがセラフの目の前で止まる。当然、ドミナントも何があったか確認するために走り、追いつく。
「どうした?ジナイーダさん。……て、あれ?」
ドミナントもそれを凝視して、思わず顔が引きつる。セラフが全く動かないのである。
「ドミナント…どういうことだ?私を騙したのか?」
「い、いやっ!知らない知らない!」
ジナイーダは冷たい声を出し、再び銃口を向ける。ドミナントは必死に手を振ってアピールする。そしてセラフは言葉を発する…。
「人類を…再生……レイヴンズネスト……確認……出来ない…。修正だ…修正が必要だ…。」
セラフはどこも動かないまま、その言葉だけを発していた。
……なるほど…この世界には“レイヴンズネストがないのか…。だから止まったままなのか…。
そしてドミナントは分析した後、セラフに話しかける。
「なぁ…セラフ…その…なんだ…。一緒に来ないか?」
ドミナントが恐る恐る言う。ジナイーダが「はぁ!?」と驚いていたが、気にしない。敵になったら面倒くさいし、何より仲間にいたら心強いのは間違いがないからだ…。
「なぁ…セラ……」
「修正だ…修正が必要だ…。レイヴンズネスト…確認……出来ない…。」
だが、ドミナントの言葉を全く聞いておらず、再度確認しようと頑張っている。
……聞いちゃいない…どうすれば仲間にできるのだろう…。まぁ、色々試してみるか…。
ドミナントは顎に手をやり、考えてから言う。
「なぁ、セラフ。…この世界にはおそらくレイヴンズネストは存在しない…。だから、人類が再生しないといけないレベルなのか確かめるためついてこないか?」
ドミナントが優しく語りかける様に言葉を発する。
「修正…だ。レイヴンズネスト…ない?人類…再生?レベル…確かめる…?」
どうやら、聞く耳は持っていたみたいだ。どこも動かないままだが、確かにドミナントの言葉に少し反応している。
「そうだ…だから一緒に来ないか?」
ドミナントはセラフに語りかける…。ただ、言葉が少しアレなので伝わるか伝わっていないのかはわからないが…。
「お、おい!ソイツ仲間にして大丈夫なのか!?すごく不安なんだが!精神不安定みたいだしな…。」
ジナイーダは驚き、慌てながら言葉を発する。
「大丈夫だ…。敵になったら厄介だが、味方であれば心強い。おそらく、ジナイーダさんと互角くらい強い。」
「そ、そうなのか…?」
ドミナントが冷静に分析して、ジナイーダは困惑したように言う。
「で、セラフ…どうする?」
再度ドミナントがセラフへ向き直り、言う。
「私は……」
さぁ、来ました!第4話!キャラが崩壊?フッフッフ…ジナイーダはまともで厳しいが、仲間に優しく、無茶振りでも嫌々付き合ってくれるような存在を目指しています!一方、ドミナントは自由気まま、だが、少しおかしなところがある変人です。6話くらいでやっと艦これ要素が出てくると思います…。長くなってすみません…。
次回!5話「あ、そうなんだ〜…で、それが何か問題?」お楽しみに!