ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

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はい!49話です!もうすぐ半分ですね。ふふふ…最終話が待ち遠しいです。え?まだネタがあるはずだって?…まぁ、あるんですけどね…。気にしない気にしない。
では、あらすじに入りたいと思いま…。はぁ…やっぱりくるよね。そろそろ逃げよう。
タッタッタッ……。
「全機爆装!準備出来次第発艦!目標、筆者のあら…。…いないみたいね。じゃ、私がやるわ。」

あらすじ
提督さん、私の出番がないのはどう?どんな感じどんな感じ?…不貞腐れるぞ!…七面鳥?冗談じゃないわ!


49話 理想の職場

ドミナントは今病院にいる。あの後すぐに電に熱を測らせた結果、38.5分の高熱だった。温度を見るなり、真夜中なのにすぐ近くの病院へ電を背負って行ったのだ。愉快な仲間たちは、病気ではなく、怪我を治す方法しか知らない。それに、どの病院も受け付けてはくれない。そのうちにどんどん電は衰弱していく。

 

『艦娘は管轄外だ。他を当たってくれ。』

 

『人間を連れてきてください。艦娘と人は違いますから。』

 

『へ〜。そうなんだ〜。で?うちは人間用の病院だけど何か用?』

 

などと言って門前払いだった。

 

……くそっ…。ボランティアやらこの近くの海域を守っているのに、なんて態度だ。覚えておくぞ…いつか復讐してやる…。

 

ドミナントが憎しみで顔を歪めていると…。

 

「司…令官さん…だめなのです…。そんなことを…思っちゃ……。」

 

「!?」

 

電が途切れ途切れに弱まった声で言う。

 

「電…。起きていたのか?」

 

「いえ…司令官さんの…負の感情…で…起きまし…た……。」

 

「……。すまない…。もう思わないから寝ていてくれ…。」

 

そうドミナントが言った後、電は素直に寝ている。

 

……まずいな…、医療の知識はないが、やばい状況なのは分かる…。早く見つけなくては…。

 

ドミナントがそう思っているところに…。

 

「もし、そこの人。困っているね。助けてあげようか?」

 

「?」

 

声をかけてきたのは、10代後半と言ったところの…性別はわからないが、動物に例えるなら猫に似ている人である。

 

「ああ。助けてほしい。…でも、助けられるとは思えない…。」

 

ドミナントが諦めかけると…。

 

「なるほど。そこの背負っているは艦娘は、どこの病院も受け付けてくれない。けど、その状態だと死んでしまう可能性がある。だから、その子を受け付けてくれる病院に行きたい…。そんなところかな?」

 

「……一体どうやってそこまでの情報を知った?」

 

ドミナントは警戒する。

 

「簡単だよ。その弱ってる艦娘と、息が切れている君を見れば大体の想像がつく。どうだろう、僕が協力してあげようか?」

 

「……。協力してほしいが…、できるのか?」

 

ドミナントが言うと…。

 

「簡単。僕の計算によると、ここからこの辺りに病院がある。腕はいいのに、大通りの新しく大きな病院に人が惹かれて、潰れるかもしれない小さな病院がね。そこに行けば、人間以外でも見てくれると思う。それに、艦娘と人間の身体はほぼ似ている。受け付けない可能性はほぼないと言ってもいい。」

 

その人はそう分析する。

 

「そうか…。ありがとう。報酬はどれくらいだ?」

 

ドミナントがお金を出そうとすると…。

 

「ううん。別にお金はいらないよ。…ただ、その子が元気になってから、またここに来て。最近何日も何も食べてなくて、お腹が空いているから。」

 

「えっ!?それなら病院に行ったあと、すぐに食べさせてあげるよ。そのままだと死ぬだろう?」

 

ドミナントが言うが…。

 

「ううん。今はその子が先。早く行ってあげて。早くしないと本当に危ないから。」

 

「…わかった。必ずここに来る。約束だ。」

 

「うん。」

 

ドミナントは約束した後、すぐにその病院に行った。

 

…………

現在、病院

 

「…本当にあの人には感謝しなくては…。」

 

電は病室のベッドにぐっすり眠っている。あの人の言う通り、艦娘でも受け付けてくれた。あと少し遅ければ、本当に命を落とす状況になっていたらしい。現在は、点滴を受けてだいぶ回復している。そこにドアがノックされた。

 

コンコンッ…

 

「誰だ?」

 

『担当した医者じゃ。状態を見に来た。』

 

「わかった。どうぞ。」

 

ドミナントはドアを開ける。

 

「ふむ。だいぶよくなってきているの。」

 

年老いた医者が言う。

 

「…どうしてこんなおおごとになってしまったんですか?」

 

「うむ。それは働きすぎのせいじゃ。」

 

「えっ!?…でも、休暇はたくさんあげているはず…。」

 

「まだ話は終わっとらん。最初は寝ていれば治る風邪じゃったが、その症状を放っておいたため、風邪がこじれて悪化したのじゃ。…休暇をあげたと言ったの?お前さんは。」

 

「はい。」

 

「しっかりと休んでおったのを見たのか?」

 

「…いえ。」

 

「…話から察するに、お前さんの力になりたくて、休みの日も仕事をしておったのじゃろう…。こんなに部下思いの上司に負担をかけさせたくなかったのじゃろうの…。」

 

医者が哀愁漂う声で言う。そこに…。

 

「司…令官さん…?電はどうしたのですか?」

 

電が起きる。

 

「電…。働きすぎだ…馬鹿野郎……。」

 

ドミナントは悲しそうな声で言う…。

 

「司令官さん…ごめんなさいなのです…。」

 

電も悲しい感じで言う。

 

「カカカ…。部下思いのいい上司と、上司思いのいい部下。職場はさぞ楽しかろうの。」

 

年老いた医者が楽しそうに言う。

 

「わしもこの年になったが、そこまでいい関係の職場は見たことがないの。しっかりと休んで、体を大事にするのじゃぞ。」

 

そう言って退室しようとするが…。

 

「待ってくれ、頼みがある。」

 

「なんじゃの?」

 

「これからも艦娘が病気になるかもしれない。そうなったら、ここで診てやってください。報酬のお金は他よりも2割上乗せします。」

 

ドミナントはしっかりと言う。

 

「ふむ…。どうやら本気のようじゃな。よかろう。こっちにも利益があるし、良い条件じゃ。約束しよう。」

 

年老いた医者はそういう。

 

「じゃが、どうしてわしなんじゃ?他の病院でもお金を2割上乗せならば、断るところもなかろうに。」

 

「あなたなら信用できる。そう感じたんです。」

 

「…最近の若者は淀んだ者ばかりだと思っておったが、お前さんは違うようじゃな。良いじゃろう、気に入った。」

 

「ありがとうございます。」

 

約束を交わした。

 

…………

数日後

 

「すまない。完全に元気になるまで時間がかかってしまった…。」

 

「ううん。別にいーよ。それより、僕もうお腹ぺこぺこだよ。」

 

電の恩人に約束として、食べ物を奢りに来たドミナント。

 

「そうか。では行こう。」

 

……ふむ…。夜でよく見えないから、男か女かわからないと思っていたが…昼間でも全然わからんな…。

 

そう思いながら、ドミナントは歩くのだった。

 

…………

店[キララギ]

 

「バクバク…ムシャムシャ…。」

 

「そんなに勢いよく食べたって、食べ物は逃げないよ…。」

 

ドミナントは一瞬で何もかもを食べる恩人に言う。

 

「…いや、早く食べないとエネルギーが切れて倒れる。」

 

「ハハハ、そうか。何日も食べてないって言っていたからな。でも、美味しいのか?なんか入ってそうだぞ?」

 

ドミナントは店の名前を見ながら言う。

 

「何かって?」

 

「…言っちゃ悪いが、虫とか…。」

 

ドミナントは小声で言う。

 

「あははは。そんなん入ってたら大問題だよ。」

 

「そ、そうだよな…。」

 

しかし、ドミナントは見逃さなかった…。一瞬見えただけだが、裏で動くダンボールを怪しい感じで取引をしていたことを…。

 

…………

 

「ふ〜。食べた食べた。じゃあね。おじさん。」

 

「俺はまだ25だ。おじさんじゃない。あと、君は一体…?」

 

ドミナントが会計をして、振り向いたが、その人はとっくに外に行ってしまったらしい。

 

……まぁ、いつかまた会えるだろう。狭い世の中だし。

 

ドミナントは、そう思いながら鎮守府に帰るのだった。

 

…………

鎮守府

 

……さて、掲示板に貼った『提督は植物を育てる。付き合わないか?』の日付は今日だったな。…一人くらいは、いてほしいなぁ〜。

 

ドミナントがそう思いながら裏の畑を建物から覗こうとすると…。

 

「あっ!司令官、人がたくさん来てますよ。」

 

ドミナントが覗くのを知っていたのか、吹雪が声をかける。

 

「驚いたな。俺が覗くことをわかっていたのか?」

 

「はい!長い付き合いですから。あと、夕張ちゃんや、三日月ちゃん、如月ちゃんもいます。」

 

「提督!人がすごいです!」

 

「司令官!艦娘が全員集まっています!」

 

「司令官がモテモテで妬いちゃうわぁ。」

 

「俺の考えが読めるとは…。すごいな。」

 

ドミナントが褒めていると…。

 

「フフフ…。吹雪は甘いな。私たちに気づかないとは…。」

 

「少し特訓が必要みたいですね。」

 

「ギャハハ!…演習逆戻りかな?」

 

「この程度、気づかれんとは…。」

 

さらに愉快な仲間たちまでいた。ジナイーダは空から、セラフは土の中から、主任は草むらから、ジャックは建物の同系色になっていた。

 

「ジ、ジナイーダさんに皆さん!?き、気づかずにいてすみませんでした!だから…特訓はやめてください!死んでしまいます!」

 

……吹雪が必死に言うところを見ると、特訓は命の危険があるってことだよな?

 

ドミナントは特訓の内容を想像して身震いした。

 

「ま、まぁまぁ、たまたまだよ。たまたま。だから、特訓も演習もしなくて良いよ。」

 

ドミナントが助ける。

 

「司令官…、ありがとうございます!」

 

「提督…、私の楽園はここにあったんですね。」

 

「司令官、優しくて惚れなおしそうだわぁ。」

 

3人は歓喜の声をドミナントに言うが…。

 

「司令官…私は、まだまだ全然のようですね…。特訓します…。ですから司令官…帰ってこれたら抱きしめて良いですか…?」

 

「三日月、それはシャレにならないからマジでやめろ。特訓しなくて良いから。」

 

ドミナントは冷静に対処をする。しかし、三日月は安堵の息を漏らしつつ、お願いが聞き入れなかったことに少し悲しそうだ。

 

「さて、では植物を育てますか。」

 

ドミナントがそう言った後、皆の前にいくのだった。




はい!終わりました。次回はどんな植物を育てるか選びそうですねぇ〜。
登場人物紹介コーナー
艦娘を拒否した医者…恩知らずども。腕は普通くらいだが、艦娘を頑なに拒否する。なぜなら、艦娘が海の平和を守っているから、怪我をする人が減り、儲けが減ってしまったから。
年老いた医者…名医。小規模の病院の中では一番。しかし、その近くに大きな病院が出来たため、人が減り、潰れそうになっていた。しかし、ドミナントが大金を払ったことにより、潰れずに済んでいる。
恩人…たまたま近くにいた人。何日も食べておらず、空腹を紛らわすために歩いていた。
次回!第50話「タネを選ぼう。」
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