ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

57 / 280
はい!すみません!またタイトルミスしました!次回が「試験」です!…ところで、これを読み続けている人はいるのでしょうか…?まぁいい。例え誰も読んでいなくても続ける。小説の中にしか、私の存在する場はない。好きに書き、理不尽にやめる…それが私だ。読者の有無ではない。小説はいい。私にはそれが必要なんだ。
「な、なんか筆者さんが不気味です…。」
私は筆者だから。ンッフッフッフッフ…。あの一航戦にはもう戻らんのか?レッドキャッスル…。(赤城)
「まだよ!まだ私は戦えます!…始めましょう…。言うわ…。あらすじを…。」

あらすじ
私は…もう(主任に)負けたくないだけ…。深海棲艦にも…。何にも…。弓道場ができました。何か艦娘みたいなのが見えた気がしましたけれど…気のせいですよね。ここが…この戦場が…私の魂の場所よ!!(警備海域)


56話 夕張とセントエルモ

…………

鎮守府 夕方

 

ワァーワァー!

 

「ん?なんだ?鎮守府が騒がしいが…?」

 

ドミナントは騒がしい方向を見る。

 

「私も…、提督を助けに行かなくてはならないんだ…!」

 

長門が大破した状態で出撃しようとしている。

 

「無理です長門さん!大破の状態で出撃なんて無茶です!」

 

それを必死に止める古鷹。

 

「早く入渠してください!」

 

比叡も止めている。

 

「離せ!提督は今の私よりもっとひどい状態のはずだ!それで提督が死んでしまったらどうするんだ!?」

 

「大丈夫です!セラフさんと最初の4人のうち二人が行きましたから!」

 

比叡が言う。

 

「それだけじゃない!提督と…約束したんだ!必ず戻ると…。だから、行かなくてはならないんだ!約束を破って秘書艦が務まるものか!?」

 

「行かせませんよ!!それで沈んでしまったら、それこそ司令官が悲しみます!」

 

三日月が叫ぶ。

 

「私が沈んで提督が生き残れるならば本望だ!!私が生きて、提督がいない世界など私にとってなんの価値もない!」

 

「新しい提督が一週間以内に必ず来ます!だから大丈夫です!」

 

「そういう意味ではない!!あの提督じゃないとダメなんだ!お前もわかっているだろう!?私は少ししか当たってないのに大破する攻撃力なんだ!もっと当たった提督は今も助けを求め、死ぬ寸前なのかもしれないんだぞ!?」

 

「不吉なことを言わないでください!」

 

「あくまで可能性の話だ!!」

 

ワァーワァー…。

 

「……。なんかすごい騒ぎになっているな…。」

 

「……。そうですね…。」

 

「ドミナント提督モテモテだねぇ〜。あははは。」

 

ヒートアップしている長門と、長門を止めながらヒートアップしている艦娘たちを見てドミナントと吹雪が言い、セントエルモが茶化す。

 

……それにしても、長門…。そこまで心配してくれていたのか…。自分は大破しているのに…。それに嘘でも、俺のいない世界など価値がないと言ってくれるとは…。残される者の悲しみはわかる。俺は無意識にその悲しみに直面したくなくて、助ける形で逃げたのだろう…。あとで謝罪しなければならないな…。

 

ドミナントは心の中で感動と謝罪の気持ちが入り混じる。

 

「行くか…。」

 

「そうですね…。」

 

ドミナントたちは騒いでいる方向へ行く。

 

「く…離…せ!」

 

「いえ…離しま…せん!」

 

力ずくの勝負をしている中。

 

「長門。」

 

「提督!?…怪我だらけじゃないか!?それに…左腕が…!」

 

ドミナントが声をかけ、長門が駆け寄る。

 

「大丈夫だ…。そのかわり破損している場合は、人の姿になれないし、資材もすごく消費してしまうがな。」

 

「そ、そうなのか…?」

 

「あと、長門…。大破した状態でまで俺を助けようとしたことに感謝している。だが、無茶はするな…、俺との約束は破っても良い。だから、沈んだりするのだけはやめてくれ。ドミナントとの約束だ。」

 

「提督の…、いや、ドミナントとの約束…。」

 

「ああそうだ。あと、ありがとう…。俺のことを心配してくれて。」

 

ドミナントは長門の頬を撫でる。

 

「提督…。」

 

……ふふふ、撫でると恥じらうのがわかる…。可愛いじゃないか。

 

ドミナントがそう思った途端…。

 

ガコォォン!!

 

「ギャァァァ!!」

 

「!?」

 

ドミナントが突然岩が落ちてきて頭に直撃する。

 

「セラフ…なにを…?」

 

「どうかしましたか?それに…忘れていませんよ…。」

 

「!?」

 

ドミナントは思い出す…。海底に行く寸前に岩が落ちてきたことを…。そして、その岩を持ってさらに叩こうとするセラフ…。艦娘の教育に悪い一面が広がっている…。

 

「ま、待て!セラフ!あれにはわけが…。」

 

「何ですか?その訳とは?」

 

「そ、それは…」

 

「いえ、やっぱり聞くのをやめます。結果は同じなのですから…。海底調査の時もそうでしたが、忘れていませんか?私が何となく心を読めることを…。」

 

「……。」

 

「忘れていたようですね…。」

 

「ひぇぇぇ!!」

 

「はい、比叡です!」

 

「違う!そういう意味じゃない!て、うわぁぁ!?回避ーー!」

 

ドォォォン!!

 

ドミナントは間一髪回避する。セラフが打ち込んだ岩はボロボロと崩れていく…。

 

「セ、セラフ…、本当に悪かったと思っているからやめてください…。」

 

ドミナントはそれを見てゾッとし、震える声でセラフを説得する。

 

「この速度では当たりませんでしたか…。」

 

セラフは残念そうな顔をするが…。

 

「…修正しました。次は外しません。」

 

セラフが大きな岩を持ってニコッとする…。

 

「やば…。とうっ!」

 

ドミナントは損傷したまま逃げる。

 

「あっ!そうだ長門!早く入渠してこい!それが終わったら、この鎮守府…。よっと!!…に暮らしている全員を集めろ!」

 

ドミナントは紙一重で回避しながら言う。

 

「あ、ああ…。」

 

「あと夕張!セントエルモに中を案内しろ!」

 

「わ、わかりました!」

 

「それじゃ、俺は少し逃げて…。うわっと!…いるからよろしく!」

 

「…回避うまいですね…。でも、次こそ当てます!」

 

「それじゃみんな!頼んだよ!…とうっ…!」

 

そして、ドミナントは飛んで行った。

 

「逃がしません…!」

 

セラフもAC化して飛んで行った。そのあと、なんとか回避してことを収めることができたドミナントであった。

 

…………

 

「行ってしまったな…。」

 

「そうですね…。」

 

「それでは、提督の無事もわかったことだし、私は入渠してくる。」

 

「わかりました!」

 

長門が言い、吹雪が返事をする。

 

「さて、提督に言われたし、私たちも行こう?」

 

「…わかった…。」

 

……提督がくれたチャンス。逃すわけにはいきません!

 

夕張とセントエルモも移動する。

 

…………

 

「ここが第4佐世保鎮守府の東棟だよ!」

 

「…うん…。」

 

そう言って、中を案内する夕張。そして、元気のないセントエルモ。

 

「ここは娯楽室!暇な艦娘は大抵ここにいます!」

 

「…そう…。」

 

「そして、ここは提督自室!」

 

「…そうなんだ…。」

 

「で、こっちは西棟の艦娘寮!みんなの部屋!」

 

「…そっか…。」

 

「ここは教室!ジナイーダさんの授業を受けたりする場所!」

 

「…ふぅん…。」

 

そして、夕張たちは外に出て…。

 

「ここは演習場!みんなのトラウマ!」

 

「…へぇ…。」

 

「あれ?あんな建物あったかな…?弓…道…場?だよ!」

 

「…なるほど…。」

 

「そして、ここは養殖場!頼めば新鮮な魚が手に入る場所!」

 

「…ほぅ…。」

 

「ここは資材置き場!あと5年は何もしなくても平気!」

 

「…うん…。」

 

「そして、最後に!私の居場所である倉庫!」

 

「…そうなんだ…。」

 

「あ、あはは…。」

 

……やっぱり、なかなか心開かないよね…。反応が薄いな…。でも、このままわだかまりがあるままだとなんか嫌だし…。

 

夕張が無理して笑う。すると…。

 

「ねぇ。」

 

「ん?どうしたの?」

 

セントエルモから始めて質問された。いつのまにか日が沈んで暗くなり始めている。

 

「…嫌じゃないの…?」

 

「…ううん!そんなことないよ。」

 

本人は意識していないが、無理した笑顔になる。

 

「…ごめんね…。」

 

「えっ…?何が…?」

 

「…なんか、わからないのにあなたのことを嫌ってしまっているの…。」

 

「…まぁ、そんなこともあるよ。誰にだって嫌いな人はいるはずだし、私がそういう人ってことだけだよ。」

 

「私は…、何もしていない人を嫌いになりたくない!あなたのような親切な人に、嫌いと認識している自分に腹が立つ…!」

 

セントエルモは悔しそうな顔をして涙目になっていた。夕張はもちろん複雑な心境である。

 

……どうしよう…。私が沈めてしまったのに…、打ち明けた方がいいよね…。それでセントエルモちゃんが楽になるなら…。

 

夕張はそう判断する。

 

「ねぇ…、セントエルモちゃん…。」

 

夕張は、月光が照らすベンチに座り、セントエルモも座らせる。

 

「…ちゃん付けしなくていいよ…。どうしたの…?」

 

「私…、謝らなければならないことがあるの…。」

 

「…?」

 

「実はね…、あなたを沈めてしまったのは私なの…。」

 

「えっ…?」

 

「私のリモコンを作る技術がひどかったせいであなたを沈めてしまったの…。だから、憎まれても仕方がないよね…。だから、セントエルモはそんな酷い私に腹を立てても仕方がないの。嫌いと認識していて当たり前なの。」

 

夕張は真剣な声だけど、セントエルモの方は向かず、月明かりに照らされた海を眺めていた。

 

「そう…なんだ…。」

 

セントエルモは複雑な顔をして海を見る。

 

「それじゃぁ、あなたを嫌っても仕方がないよね…。」

 

「…うん…。」

 

セントエルモは諦めたような声を出し、夕張は元気なく答える。

 

「…でも、打ち明けてくれてありがとう。」

 

「…うん…。」

 

……あぁ…もう絶対に仲良くなることなんて出来ないよね…。

 

夕張はそう思ったが…。

 

「ふぅ、これでやっとわからなかった感情はわかった。この感情は昔の私の感情だったんだね。」

 

「えっ…?」

 

「昔の私はあなたのことを全く知らなかったんだ…。あなたは、親切で優しい。でも、不本意とはいえ私を殺したも同然だよね…。だけども、沈んだことによって人の姿で復活したんだよね…。ならば…、それなら!あなたと仲良くなりたいと私は思う!」

 

セントエルモは立ち上がり、夕張の目の前に立つ。

 

「仲良くなろう?夕張ちゃん!」

 

手を差し伸べられる…。

 

「…うん!ありがとう!セントエルモちゃん!」

 

夕張は目尻に涙を浮かべさせながら笑顔で握る。

 

「だから〜、ちゃんはいらないって〜…あははは。」

 

「そうだったね!ふふふ。」

 

笑い合う二人だった。




はい!プロローグで説明しましたが、タイトル変更しました!流れ的にこうなると予測していたならば…。タイトルを変えずに済むのに…。
登場人物紹介コーナー
ダレモ…イナイ…。
次回!第57話「試験」お楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。