ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

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最終話書いていたら遅れました。せいぜい95話前後で最終章ですね。
はい、ではあらすじに入りたいと思います。今回は睦月いくか。
「およ?私で良いの?」
じゃ、頼んだよ〜。

あらすじをはじめるよ!
セントエルモちゃんが試験を受けたよ!すごい結果だったけど、睦月も負けてられない!強くなって、提督に褒められたい!


58話 弱点

 

「どういうことだ?」

 

ドミナントはジナイーダに聞く。

 

「何かあるな。主任や、一部の艦娘は気づき始めている。」

 

「…不正か?」

 

「いや、動きに問題がある。」

 

「それはなんだ?」

 

「まぁ見てみろ。」

 

ジナイーダの言う通り見てみるが、セントエルモはしっかりと戦っている。

 

「…不自然なところは見当たらないが…。」

 

「では教えてやろう。次の攻撃外す確率が高い。」

 

「えっ?」

 

ドミナントは見た。そして外した。

 

「やっぱりな…。」

 

「どう言うことだ?」

 

「セントエルモは…近距離から中距離だと精度が高い。…だが、一定以上離れると全く当たらないぞ。」

 

「!?」

 

主任はセントエルモが撃つ途端に後ろに下がり、全く当たらない。

 

「なるほど…。」

 

……セントエルモはあの大きさでレーダーが大きかったのか…。体が小さくなった今、レーダーも近〜中距離でしかうまく反応しないという弱点ができたのか…。

 

ドミナントは心の中で思った。

 

「…言っちゃ悪いが、戦闘には不向きかもしれん。」

 

そうジナイーダが言った途端に試合終了の合図が出た。

 

「はぁ…はぁ…。」

 

『主任、結果はどうだ?』

 

「そうだねぇ〜。A〜Eランクの中でDランクだ。」

 

「「「えぇぇ!?」」」

 

観客席から驚きの声が上がる。さっきまでA〜Bランクは確実だと思っていた艦娘の方が多かったからだ。

 

『セントエルモ、異論はあるか?』

 

「…いえ、ありません…。」

 

セントエルモは自身でこの弱点をわかっていたみたいだ。

 

『わかった。ではこれで試験を終わる。セントエルモは控え室に戻ったあと、こちらに来るように。他の艦娘たちは自由時間だ。』

 

ドミナントがそう放送し終えたあと、セントエルモが控室に戻る。

 

…………

控え室

 

「……。」

 

「セントエルモちゃん。…こんなの、何かの間違いよ。もう一度主任さんにお願いして測ってもらおう!?」

 

「いや、これは本当の話よ…。」

 

夕張が行こうとするが、セントエルモが止める。

 

「なんで!?だっておかしいじゃない。最初あんなに高得点を取ったのにDランクなんて…。」

 

「…夕張ちゃん…。最初の私の動き、覚えている?」

 

「え…?もちろん覚えているよ。」

 

「なら、私が的を当てる時どうだった?」

 

「近づいて撃っていたけど…。」

 

「…私はね…、遠くの敵に撃っても当たらないの…。確かに威力や近距離での精度は高いけど…。全く当たらないの…。」

 

セントエルモは諦めたように言う。

 

「えっ…。」

 

「私は戦闘に不向きなの…。」

 

「そんなことない!天龍さんだって、近距離でしか戦えない刀しかないのに、あんなに戦えるんだよ!」

 

「確かに、近距離での戦闘しかできない人もいるけど…。私が持っているのは刀じゃなくて砲台だよ…。装填に時間がかかるし、その間何もできない…。」

 

「そんなの…。」

 

「ね?取り柄がないでしょ?だから、この鎮守府に来ようとお願いした時、お手伝いでもするって言ったの…。ドミナント提督に聞けばわかるよ…。」

 

「でも、合格したからちゃんと編成を考えて出撃させてくれるはずだよ!」

 

「いや、さっき私呼ばれたでしょ?…多分、あれは合格取り消しだと思う…。」

 

セントエルモは諦めたように言う。

 

「そんなことない!提督は…しっかりと約束を守る人だよ!誰よりも私たちのことを考えて、お願いを叶えられる範囲なら叶えてくれる良い人だよ!」

 

「そうかもしれないけど…。それは私の弱点を知る前でしょ…?」

 

「…でも、そんなことしないはずだよ!三日月ちゃんだって、提督にはとても言えないようなことをしていたよ。でも、提督はちゃんと受け入れてくれる良い人だよ!」

 

「その三日月って人何したの…?まぁいいや。良い人なのはわかるよ。追い出されないと思うし…。でも、艦娘としての務めは果たさせてもらえないかもしれない…。」

 

「そんなことない!」

 

そこに…。

 

『セントエルモ、まだか?』

 

ジナイーダの放送が入った。

 

「…もう、行かなくちゃいけないね…。それじゃぁ…。」

 

「待って!」

 

「?」

 

「賭けをしましょう!あなたの言う通り、合格取り消しだったら私の負けよ!でも、取り消しされなかったら私の勝ち!私が勝ったら、私の言うことを一つ聞いて!」

 

「…わかった。そのかわり私が勝ったら私の言うことを一つ聞いてね。」

 

そう言ってセントエルモはドミナントのところへ行った。

 

…………

遡ること数分前。

 

……遅いな。セントエルモは何しているんだろう?

 

ドミナントは控え室の前まで来ていた。すると…。

 

『そんなことない!提督は…しっかりと約束を守る人だよ!誰よりも私たちのことを考えて、……。』

 

……夕張?なんでそんなに声を荒げているんだ?それに、なんだ?俺の評価がひどくない?セントエルモはどれだけ俺の評価が低いんだ…?それに夕張…、なんか小っ恥ずかしいことを言わないでくれ、俺はそこまで良い人じゃない。

 

そう思ったところに…。

 

『セントエルモ、まだか?』

 

ジナイーダから放送が入る。

 

……やばい!早く戻らなくては…。

 

ドミナントは走って行った。

 

…………

 

「何か用ですか…?」

 

セントエルモは元気なく言う。

 

……やばいな。俺の評価が最低ランクのセントエルモ…。少しでも好感度を上げなくては…。

 

「あ、ああ。だが、まずはお茶はどうだ?」

 

ドミナントはテーブルと椅子を用意していた。

 

「いえ、いいですから要件を言ってください…。」

 

「oh…。」

 

……ダメか…。

 

「いやぁ、今日はいい天気だねぇ。」

 

ドミナントは露骨に話をそらす。

 

「ドミナント提督…。」

 

セントエルモはドミナントに少し敵意を向けた気がした。

 

……やばいな…。これ以上は好感度が逆に下がる…。言うしかないか…。

 

「セントエルモ…、重大な発表がある…。」

 

「…はい…。」

 

……取り消しなんだろうなぁ…。

 

「だがまずは合格おめでとう。編成はしっかりとこちらが決めるから、安心して敵に攻撃をしてくれ。」

 

「えっ…?」

 

……合格?なんで?取り柄がないじゃん…?

 

「ど、どうして合格なんですか?」

 

「えっ?だって、前半で合格したじゃん。主任に当てるのなんて、深海棲艦eliteで編成させられた艦隊を一人で倒すのくらい難しいし。」

 

ドミナントは不思議そうに言う。

 

「それに、取り柄がないわけがない。生きているものには必ず取り柄がある。自分を無意味に思うかもしれないけど、必ず良いところがある。取り柄がないと思っているのは気づいていないだけだ。」

 

ドミナントはセントエルモの目を見てしっかりと言う。

 

「まぁ、確かにDランクのところはアレだが…。主任の辛口ランクだ。俺が思うにCランクくらいじゃないか?」

 

ドミナントはセントエルモを励まそうとしている。

 

「そ、そうなんですか?」

 

セントエルモは意外な言葉に驚いているが…。

 

「あと…重大な発表がある…。」

 

ドミナントは険しい顔をして言う。

 

「?」

 

「実は…その…。当分演習づくしだと思う…。みんなのレベルが高すぎるから、差別をなくすためにレベルを高くしてもらいたい…。」

 

「えっ…?そんなことですか?いいですよ。」

 

……ああ、この返事は演習を分かっていない返事だ…。

 

ドミナントは心の中でセントエルモを哀れに思った。演習をしたあと、セントエルモは元気が10分の1まで下がったことは言うまでもない。




はい!おしまいです!なんかいまいち…。最終話を盛り上げ過ぎたからでしょうか…?まぁ気にしない気にしない。
登場人物紹介コーナー
誰もいない。
次回!第59話「ジナイーダとの約束」お楽しみに!
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