ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
はい、ではあらすじに入りたいと思います。今回は睦月いくか。
「およ?私で良いの?」
じゃ、頼んだよ〜。
あらすじをはじめるよ!
セントエルモちゃんが試験を受けたよ!すごい結果だったけど、睦月も負けてられない!強くなって、提督に褒められたい!
「どういうことだ?」
ドミナントはジナイーダに聞く。
「何かあるな。主任や、一部の艦娘は気づき始めている。」
「…不正か?」
「いや、動きに問題がある。」
「それはなんだ?」
「まぁ見てみろ。」
ジナイーダの言う通り見てみるが、セントエルモはしっかりと戦っている。
「…不自然なところは見当たらないが…。」
「では教えてやろう。次の攻撃外す確率が高い。」
「えっ?」
ドミナントは見た。そして外した。
「やっぱりな…。」
「どう言うことだ?」
「セントエルモは…近距離から中距離だと精度が高い。…だが、一定以上離れると全く当たらないぞ。」
「!?」
主任はセントエルモが撃つ途端に後ろに下がり、全く当たらない。
「なるほど…。」
……セントエルモはあの大きさでレーダーが大きかったのか…。体が小さくなった今、レーダーも近〜中距離でしかうまく反応しないという弱点ができたのか…。
ドミナントは心の中で思った。
「…言っちゃ悪いが、戦闘には不向きかもしれん。」
そうジナイーダが言った途端に試合終了の合図が出た。
「はぁ…はぁ…。」
『主任、結果はどうだ?』
「そうだねぇ〜。A〜Eランクの中でDランクだ。」
「「「えぇぇ!?」」」
観客席から驚きの声が上がる。さっきまでA〜Bランクは確実だと思っていた艦娘の方が多かったからだ。
『セントエルモ、異論はあるか?』
「…いえ、ありません…。」
セントエルモは自身でこの弱点をわかっていたみたいだ。
『わかった。ではこれで試験を終わる。セントエルモは控え室に戻ったあと、こちらに来るように。他の艦娘たちは自由時間だ。』
ドミナントがそう放送し終えたあと、セントエルモが控室に戻る。
…………
控え室
「……。」
「セントエルモちゃん。…こんなの、何かの間違いよ。もう一度主任さんにお願いして測ってもらおう!?」
「いや、これは本当の話よ…。」
夕張が行こうとするが、セントエルモが止める。
「なんで!?だっておかしいじゃない。最初あんなに高得点を取ったのにDランクなんて…。」
「…夕張ちゃん…。最初の私の動き、覚えている?」
「え…?もちろん覚えているよ。」
「なら、私が的を当てる時どうだった?」
「近づいて撃っていたけど…。」
「…私はね…、遠くの敵に撃っても当たらないの…。確かに威力や近距離での精度は高いけど…。全く当たらないの…。」
セントエルモは諦めたように言う。
「えっ…。」
「私は戦闘に不向きなの…。」
「そんなことない!天龍さんだって、近距離でしか戦えない刀しかないのに、あんなに戦えるんだよ!」
「確かに、近距離での戦闘しかできない人もいるけど…。私が持っているのは刀じゃなくて砲台だよ…。装填に時間がかかるし、その間何もできない…。」
「そんなの…。」
「ね?取り柄がないでしょ?だから、この鎮守府に来ようとお願いした時、お手伝いでもするって言ったの…。ドミナント提督に聞けばわかるよ…。」
「でも、合格したからちゃんと編成を考えて出撃させてくれるはずだよ!」
「いや、さっき私呼ばれたでしょ?…多分、あれは合格取り消しだと思う…。」
セントエルモは諦めたように言う。
「そんなことない!提督は…しっかりと約束を守る人だよ!誰よりも私たちのことを考えて、お願いを叶えられる範囲なら叶えてくれる良い人だよ!」
「そうかもしれないけど…。それは私の弱点を知る前でしょ…?」
「…でも、そんなことしないはずだよ!三日月ちゃんだって、提督にはとても言えないようなことをしていたよ。でも、提督はちゃんと受け入れてくれる良い人だよ!」
「その三日月って人何したの…?まぁいいや。良い人なのはわかるよ。追い出されないと思うし…。でも、艦娘としての務めは果たさせてもらえないかもしれない…。」
「そんなことない!」
そこに…。
『セントエルモ、まだか?』
ジナイーダの放送が入った。
「…もう、行かなくちゃいけないね…。それじゃぁ…。」
「待って!」
「?」
「賭けをしましょう!あなたの言う通り、合格取り消しだったら私の負けよ!でも、取り消しされなかったら私の勝ち!私が勝ったら、私の言うことを一つ聞いて!」
「…わかった。そのかわり私が勝ったら私の言うことを一つ聞いてね。」
そう言ってセントエルモはドミナントのところへ行った。
…………
遡ること数分前。
……遅いな。セントエルモは何しているんだろう?
ドミナントは控え室の前まで来ていた。すると…。
『そんなことない!提督は…しっかりと約束を守る人だよ!誰よりも私たちのことを考えて、……。』
……夕張?なんでそんなに声を荒げているんだ?それに、なんだ?俺の評価がひどくない?セントエルモはどれだけ俺の評価が低いんだ…?それに夕張…、なんか小っ恥ずかしいことを言わないでくれ、俺はそこまで良い人じゃない。
そう思ったところに…。
『セントエルモ、まだか?』
ジナイーダから放送が入る。
……やばい!早く戻らなくては…。
ドミナントは走って行った。
…………
「何か用ですか…?」
セントエルモは元気なく言う。
……やばいな。俺の評価が最低ランクのセントエルモ…。少しでも好感度を上げなくては…。
「あ、ああ。だが、まずはお茶はどうだ?」
ドミナントはテーブルと椅子を用意していた。
「いえ、いいですから要件を言ってください…。」
「oh…。」
……ダメか…。
「いやぁ、今日はいい天気だねぇ。」
ドミナントは露骨に話をそらす。
「ドミナント提督…。」
セントエルモはドミナントに少し敵意を向けた気がした。
……やばいな…。これ以上は好感度が逆に下がる…。言うしかないか…。
「セントエルモ…、重大な発表がある…。」
「…はい…。」
……取り消しなんだろうなぁ…。
「だがまずは合格おめでとう。編成はしっかりとこちらが決めるから、安心して敵に攻撃をしてくれ。」
「えっ…?」
……合格?なんで?取り柄がないじゃん…?
「ど、どうして合格なんですか?」
「えっ?だって、前半で合格したじゃん。主任に当てるのなんて、深海棲艦eliteで編成させられた艦隊を一人で倒すのくらい難しいし。」
ドミナントは不思議そうに言う。
「それに、取り柄がないわけがない。生きているものには必ず取り柄がある。自分を無意味に思うかもしれないけど、必ず良いところがある。取り柄がないと思っているのは気づいていないだけだ。」
ドミナントはセントエルモの目を見てしっかりと言う。
「まぁ、確かにDランクのところはアレだが…。主任の辛口ランクだ。俺が思うにCランクくらいじゃないか?」
ドミナントはセントエルモを励まそうとしている。
「そ、そうなんですか?」
セントエルモは意外な言葉に驚いているが…。
「あと…重大な発表がある…。」
ドミナントは険しい顔をして言う。
「?」
「実は…その…。当分演習づくしだと思う…。みんなのレベルが高すぎるから、差別をなくすためにレベルを高くしてもらいたい…。」
「えっ…?そんなことですか?いいですよ。」
……ああ、この返事は演習を分かっていない返事だ…。
ドミナントは心の中でセントエルモを哀れに思った。演習をしたあと、セントエルモは元気が10分の1まで下がったことは言うまでもない。
はい!おしまいです!なんかいまいち…。最終話を盛り上げ過ぎたからでしょうか…?まぁ気にしない気にしない。
登場人物紹介コーナー
誰もいない。
次回!第59話「ジナイーダとの約束」お楽しみに!