ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
あらすじ
ジナイーダと共に古い建物を目指すドミナント。その道中、なんと、あのナインボールセラフを確認!ジナイーダが挑戦するも、セラフは何もしない、動かない。そして、ドミナントはセラフを勧誘しようとするのだが…。
あらすじは上に書いてある。
「で、どうするんだ?セラフ。」
「私は…」
必死に勧誘しているのは、この物語の主人公でもあるドミナント。
そして、その後ろでどうなるかと不安そうに見ているのはジナイーダ。返事をするのは立ち止まり、ピクリとも動かないセラフ。
「私は……人類を再生する…それが使命…いいだろう…共について行く。」
返答は出た。
「そ、そうか…。」
「うむ…わかった。だが、私達に何かしたら容赦なく撃つ。」
そうジナイーダはセラフに忠告する。一方、ドミナントはこんな方法で仲間にできると思ってなかったみたいなので、驚いている。
「…さて、休憩時間は終わりだ。行くぞ。」
ジナイーダの無慈悲な言葉にドミナントは驚く。
「えっ!?今までの時間は休憩時間だったの!?まだ全然休めていないんだけど!」
ドミナントは抗議するが…。
「そんなの知るか。行くぞ!」
全く聞かず、歩き出そうとする。
「えぇ…おい、マジかよ…夢なら覚め……グエッ!?」
言葉を言い終わる前にジナイーダが首?繋ぎところ?をつかみ引きずって行く…。
「行く…どこ…場所?」
セラフが疑問に思いながら、片言で言う。
「そうだな…あの建物だ。あそこに行くとこいつが決めたんだが…すぐに弱音を吐き、スピードが遅くなるのでまだ全然遠い…。はぁ…。」
ため息混じりに面倒そうに言うジナイーダ。
「そう…なのか?……ドミナント…気絶…。」
セラフがドミナントが気絶していることに気づき、言う。
「ん?……まぁ、いい。この方が早く行ける。」
気絶したドミナントをズルズル引きずりながら言う。
数分後、引きずるのが面倒くさくなったジナイーダに叩き起こされた。
「痛たたた…。」
ドミナントは引きずられた痛みと、叩き起こされた痛みを堪えながらなんとか立ち上がる。
「やっと起きたか。いつまで面倒かける気だ?ずっと私が引きずってきたのだぞ?」
ジナイーダが冷たい目でドミナントを見る。
「あ…す、すみません…。」
ドミナントは“なんか理不尽だなぁ…”と、思いながら歩くのであった。そして、しばらく歩いていると…まずセラフが反応した。
「未確認AC…来る…。」
その言葉を聞いた途端ドミナントとジナイーダは戦闘態勢に入る。そして、現れたのは…。
「ギャハハハハハハハ!いーじゃん!盛り上がってきたねーー!」
豪快な笑い声と共にものすごい勢いでACが突っ込んで来た。
「む……。その笑い声…主任か?」
ドミナントが驚きながら聞く。この笑い声、イカれた行動が、記憶の中にこびりついているからだ。
「何!?ドミナント…知っているやつなのか?」
「どういう…こと…?」
ジナイーダとセラフがドミナントに迫りながら問い詰める。主任とは、ACⅤで出てくるイカれてぶっ壊れた人(AI)であり、主人公の前へ何度も現れてはイカれた攻撃を浴びせてきた。人間の可能性を追い求めることをモットーにしており、そのために自らが戦ったり、鳥になったりして主人公を苦しめたラスボス。人間の可能性を証明できるなら、再生でも破滅でもいとわない化け物である。
「いや、知り合いって言ったら知り合いなんだけど……。」
……本当のことは言えない…てか、言うと面倒なことになる…。みんなゲームの登場人物で何もかもを知っていると話したら、危険人物扱いで消されるかもしれない…。
ドミナントは苦笑いしながら二人に言う。転生して1日も経ってない間に消されるのだけは嫌だからだ。
「ギャハハハ!?そうだっけぇ?」
主任はハイテンションでKARASAWAの銃口を向けながら話す。
「ドミナント…こいつは破壊した方が良いのか?」
ジナイーダもハンドレールガンを構えながら、主任に目を離さずに言う。
「危険…破壊…推奨」
セラフは既に攻撃する準備を整えている。
「ま、待ってくれ。俺たちはお前に危害を加えるつもりはない…。お前たちも殺気を引っ込めてくれ…。主任、ここはどんな世界なのかまだ探索しているだけだ…。」
ドミナントは、震えた声で説得しようと、主任の答えを待った。緊迫した状況の中、時間だけが過ぎて行く。
「あ、そうなんだ〜。で、それが何か問題?」
だが、説得は虚しく、主任は全く動じていなかった。
……くそっ…どうやら主任は戦うみたいだ…。
ドミナントが覚悟するが、主任は興味深い言葉を発する。
「戦いこそが…人間の可能性なのかもしれん…。証明してみせよう…貴様にはそれができるはずだ…!!」
……んっ?ちょっと待って。
ドミナントは言葉の違和感に気付き、曖昧な顔になる。そして…。
「主任…その…大変言いにくいのだが、俺たちはもう人間じゃないよ…。何というか…AC化しちゃって…。」
ドミナントはそんな中、ゆっくりと説明した。
「………。」
「「「………。」」」
両者、微妙な沈黙が流れる…。指摘したドミナントだが、“これは流石に指摘しちゃいけなかったか…”と思っている。
「あ、そうなんだ〜…で、それが何か問題?」
主任が無かったことにしようと、さっきのシーンからやり直そうとしている…。
……今度は指摘しないようにしないと…。
ドミナントは面倒な状況を避けるため、指摘しない様に思うが…。
「だから私たちは人間じゃないって言ったでしょ?」
「聞いて…いない…?」
彼女たちが冷たい声で容赦なく指摘している。
……うぉぉぉい!ジナイーダ!セラフ!主任の気持ち考えろよ!わざわざ来て、いきなり戦闘しようとした挙句、それが自分の勘違いってすごく恥ずかしいんだぞ!…あーあ、ほら見ろ、主任すごく困ってる…。
ドミナントは主任のことを哀れに思う。
「ハハ…。クールだよね…いつも。」
そう言って主任はどこかへトボトボ歩いて行く…。
「ま、待ってくれ…。」
そこに、ドミナントが呼び止めた。
「?」
「その…よかったら一緒に……グエッ!?」
“一緒に行こう”と言おうと思っていたが、ジナイーダに首を掴まれ引っ張られた…。そして小声で言ってきた。
(何勧誘しようとしているんだ!?見ただろ!?あれ絶対やばいやつだぞ!)
(そうだ…あれ…明らかに…ヤバイ…仲間…するの…危険…。)
ジナとセラフが迫りながらそう言ってきた。ところが、ドミナントはこう言い返した。
(確かに、どう見てもヤバいやつだ…でも、敵は多いより少ない方がいいだろう?しかも、もしかしたらこの世界のことを知っているかもしれないし…。)
この言葉を聞き、ジナとセラフは“うーん”と唸る。本当はこんなことになってしまった罪悪感をなくすためだ…。そして、ドミナントは主任と話す。
「その…主任…もしよかったら一緒に来ないか?」
「!?。これだから面白いんだ〜…人げ……AC化した奴らは…」
……うん、主任?キャラ崩壊してない?てか、嬉しいんだな…。
「…本当に仲間になってしまったんだな…。」
「危険…危険……仲間…危険…。」
ジナイーダとセラフは顔をしかめ、言葉を発する。
……うん、あとでジナとセラフには人前でそういうこと言ってはいけないってことをやんわりと話そう…。
そして仲間が増えたドミナント御一行は、古い建物を目指すのだ…。てか、もうすぐそこだけど。
新しい仲間が増えた!嬉しいねぇ〜。キャラ崩壊している奴が多いので、少し説明。この世界のセラフは、少し有能…てか、ほぼ全てに関して能力がすごく高い。しかも、すごく仲間思い。だが、意味不明な状況に陥ると思考停止することがある…。この世界の主任は、いつも通りぶっ壊れたキャラ。賑やかなのがとても好き。能力はその時の気分によって違う性質を持つ。いつか世界中を旅したいと思っている。
次回!第6話「鎮守府へGO」