ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

66 / 280
はい!65話!最近休みすぎですね…。
はい、それではあらすじに入りたいと思います。今回は…古鷹行く?
「えっ?なんか、2回目の気がしますが…?」
ギャハハ!そうだっけぇ?
「主任さんの真似しないでください…。」
じゃ、頑張ってえー!

あらすじ
提督と共に水族館を作ろうとしました!でも、途中で観賞用の水槽で良いと気づき、水槽を作りました!その後、提督が神様とやましいことをしたのに、わたしには教えてくれないので、暴走しました…。


65話 お前には失望した。もう期待はしない

…………

 

……まずい、完全にぶっ壊れた…。いくら頑丈な俺でも、艦娘の怪力+資材で作ったビール瓶は流石の俺でも当たりどころが悪ければ死ぬ。よくて骨折ぐらいだろう…。

 

「落ち着け古鷹!俺は本当に何もしていない!」

 

「そんなの…信じられません!」

 

ドミナントは古鷹のビール瓶をギリギリで回避する。昼ドラみたいだ…。

 

「待て!本当だ!神様が寝ちゃったから部屋に連れて行って寝かせただけだ!」

 

「寝かせた…?…あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!」

 

古鷹がやましいことを考え、叫びにならない叫びを上げ、恐ろしい声を出す…。そして、ビール瓶が恐ろしいスピードで歪んで見える…。天使が悪魔になった瞬間だった…。

 

……あれは正気を失なった証拠だな…。あれに当たると間違いなく全治2ヶ月だな…。

 

ドミナントはそう判断してギリギリで避ける。

 

(ほう、アレを避けるですか。すごいです。)

 

キシ…。

 

……ゴラァ!!AMIDA!妖精!何のんきにお茶すすってんだ!?

 

(だって、助言を無視したです。)

 

キシ!

 

そう妖精と心の中で話していると…。

 

「どうした?トラブルか?って、何しているんだ…?」

 

ジナイーダがこの世のものとは思えない叫びに思わず駆けつけた。そして…。

 

バッ!

 

「…ヒック…うぅ…。」

 

愉快な仲間たちが瞬時に古鷹とドミナントを止めた。主任がドミナントの前に立ち、ジャック・Oが古鷹を押さえつけ、ジナイーダが武器を取り上げる。セラフは、これを他の艦娘に見せないようにドアの外に立っている。

 

「何があったんだ?」

 

ジナイーダはドミナントに聞く。

 

「いや、“神様の部屋に入って寝かしつけた”って言っただけ…。」

 

バコォォォォン!!

 

ジナイーダに殴られる。ドミナントと主任とジャックはなぜ殴られたかわからなかったが…。

 

「馬鹿者!こんな風に取り乱すのは当たり前だ!言葉に気をつけろ!…古鷹、私が説明しよう。その場にいた証人だからな。あんな声を上げて可哀想に…。」

 

ジナイーダは優しく古鷹に言う。

 

…………

 

「…てことは、本当に何もなかったんですか…?」

 

古鷹は涙を流しながらキョトンとする。

 

「ああ。…まぁ、本当のことを言えば、神様が強制的にドミナントにしようとしたが、私がドミナントを窓から放り投げたんだ。」

 

ジナイーダはあの時のことを話す。

 

「じゃぁ、提督が言っていたことは本当…?」

 

「あいつが何を言ったか知らないが、私が言ったことは本当だ。」

 

ジナイーダはきっぱりと言う。

 

「ご、ごめんなさい!提督!私、てっきりあんなことをしていたのかと…。」

 

「……。まぁ、誤解が解けて何よりだ。」

 

ドミナントは落ち着いた古鷹に安心しながら言う。そこに…。

 

『ご飯できたよー!今日は私の自信作だよ!』

 

神様の声が放送される。

 

「ごめん!時間ないから。それじゃ!」

 

「ちょ、主任!まだ解決してな…」

 

「ギャハハハハ……!」

 

「…行っちゃった…。…まぁ、ひとまずご飯にしよう。」

 

この問題は晩御飯で中断するほどの問題らしい。

 

…………

 

「やっほー!ドミナントー!」

 

「また来た…。」

 

神様はドミナントに飛びつく。その度に艦娘から睨まれるので、なんとかしてほしいと思っている。

 

「久しぶりに飛びついたよー!」

 

「?久しぶり?」

 

「いや、なんか最近私の出番ないじゃん…?」

 

神様は肩をすくめ、顔を背き、自嘲気味に笑い、ため息をする。

 

「うん…。それは筆者の問題だからどうにもできんな…。」

 

ドミナントも顔をひきつらせる。

 

「と、いうわけで、私が料理作ったよ!」

 

神様はさっきの顔とはうって変わり、笑顔で提供する。

 

「ふむ…。肉じゃが…?神様ってこんな料理を食べるのか…。なんか、想像と違うな…。」

 

ドミナントは、神様は人間と違う、豪勢な食べ物だと思っていたらしい。

 

「贅沢言わないで、神の国もそれほど裕福じゃないんだから…。あの世だって、人は極楽な考えをするけど、現実と大差ないんだから…。働いて、お金をもらって、生活するだけだよ…。」

 

「おっと、現実味が出てきたぞ。」

 

「まぁいい。早く食べよう。」

 

ジナイーダが急かす。この鎮守府では晩御飯だけ、全員が集まり食事をするようになっている。主任は既にコソコソ食べているが…。

 

「そうだったね。それじゃぁ、みんな手を合わせて…。」

 

「「「いただきます!」」」

 

…………

 

「ふむ。じゃぁまずこのサラダからいただこうとしようかな?」

 

ドミナントは料理を口に運ぼうとするが…。

 

「あっ、言い忘れてたけど、ドミナントの料理には特別なものが入っているから!」

 

みんなワイワイしている中、神様が言う。

 

「…特別?…おい、それはなんだ?」

 

「えへへ。内緒!…本当に特別なものだよ。」

 

神様はなにかを隠したような顔になる。

 

「……。神様、一つ言っておこう。」

 

「えっ?いきなりどうしたの…?」

 

「いいか、何年も世界を見てきたのだから知っていると思うが、信用ってのは大事なんだぞ?」

 

ドミナントが真面目な話をしたので、みんなが聞く。

 

「え?どうしたの?え?」

 

「昔、俺の知り合いがたった一度の過ちで全ての信用を失ったんだ。その人は会社をクビになって、人生そのものを失った。家族も、生活も、金も、生きていくのに必要なもの全てな…。そして、その人は山の中で首吊って死んだよ。」

 

「な、なんでこの話を今…?」

 

「いいか、神様。信用ってのはとにかく大事だ。俺はこの料理を食べて平気なのだな?全てを失う可能性を背負っているのだな?」

 

ドミナントはマジに神様に言う。

 

「ま、待って!」

 

「なぜ待つ?いいのだろう?」

 

「い、いや、これは…。今作り直すから待ってて!」

 

神様はドミナントが食べるはずだった料理を急いでキッチンに戻す。

 

「やはりか…。」

 

「なんで何か入ってるってわかったんですか?」

 

セラフが聞く。

 

「妖精さんの情報だ。…栗羊羹が減ったがな。まぁ、何かを食べるのを防げただけ良しとしますか…。」

 

(手こずっているようだったから、手を貸したです!)

 

「なるほど。」

 

「じゃ、あとで渡すから、部屋に来てくれ。」

 

(わかったです。いい仕事ができた、次を楽しみにしているです。)

 

妖精さんが消えたところに…。

 

「ご、ごめん。こっちを食べて!」

 

神様が引きつった笑顔で持ってくる。

 

「よろしい。…ところで、何を入れてたんだ?」

 

ドミナントは純粋に聞いた。

 

「……。惚れ薬。」

 

「……。お前には失望した。もう期待はしない。」

 

「えぇ!?でも、でも、ちゃんと変えたよ!」

 

「俺が何も言わなかったらどうなっていた?」

 

「それは…。そうだけど…。」

 

「…まぁ、次やったら完全に信用をしないからな。今回限りだ。」

 

「…ごめんなさぁい…。」

 

ドミナントの慈悲に神様は涙目で謝る。

 

「…フッ。存外、甘い男なのだな。」

 

「そうか?」

 

「ああ、そうだ。」

 

「そうか。」

 

ジナイーダが“やれやれ”といった感じで言い、ドミナントが反応した。

 

「まぁ、早く食べましょう。冷めてしまいます。」

 

セラフが言い、みんなが食べる。そこに…。

 

「あの…提督…。」

 

「ん?古鷹か?どうしたんだ?」

 

シュンとした古鷹がドミナントに声をかけてきた。

 

「あの…さっきの信用の話…。」

 

「あぁ。あれがどうかしたのか?」

 

「ごめんなさい!…だから、信用してください…。」

 

古鷹は必死に頭を下げる。

 

「?」

 

……なぜ古鷹が謝る?…!そうか、食べる前に色々あったからな。あの話で古鷹の傷をえぐってしまったか…。失敗したな…。

 

ドミナントはそう思い…。

 

「顔を上げろ。古鷹。」

 

「はい…。」

 

古鷹は目をぎゅっと閉じ、怒られるのを覚悟している。

 

「…え?」

 

ドミナントは古鷹の頭を撫でた。

 

「傷をえぐってしまってすまなかったな。俺にも怪我がなかったんだ。もう気にしていない。」

 

ドミナントは優しく言う。

 

「でも、それでは…。」

 

「安心しろ。ドミナントが気にしてないといえば、気にしていない。私が保証しよう。」

 

ジャックが行儀よく食事をしながら言う。

 

「その通りだ。だから、もう気にするな。…気にしたらこちらも気にしてしまうからな。」

 

ドミナントは撫でながら言う。

 

「…わかりました。」

 

古鷹は笑顔で言う。

 

……あぁ、可愛い。癒される。

 

ドミナントはほのぼのした。しかし、問題はいつも起こるものである…。

 

…………

その日の深夜

 

「ふぁ〜…。トイレへ行こう…。」

 

暗い鎮守府の中、廊下を一人、長門が行く。すると…。

 

「ん?誰だ?消灯時間は過ぎているはずだ。」

 

駆逐艦と思わしき艦娘がうずくまっている。

 

「ない…ないよぉ…。足りないよぉ…。」

 

しかし、返事もしない駆逐艦…。

 

……おお。駆逐艦…。可愛い駆逐艦。何しているんだろう?何か探しているのかな?手伝ってあげよう。そして、仲良く…ふふふ。胸が熱いな。

 

呑気に考えている長門…。そして、声をかける。

 

「どうしたんだ?何がないんだ?私に手伝えることはあるか?」

 

長門は笑顔で聞く。

 

「足りないの…。」

 

「どうしたんだ?」

 

「足り…ないの…。」

 

「何がだ?」

 

「足り…足り…ない…の…。」

 

「…どうしたんだ…?」

 

笑顔だった長門も少し恐怖を感じている。

 

「足り…な…いの…。」

 

駆逐艦と思わしき子供はゆっくりと振り向く。

 

「……。…ギャァァァァァァァァァ!!」

 

長門は思いっきり悲鳴をあげた。




タチサレ…タチサレ……。
登場人物紹介コーナー
知り合い…説明の通り。
駆逐艦?…???
次回!66話「この鎮守府、おかしくないですか?」お楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。