ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

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来ました!ついに艦これ要素が…。
あらすじ〜
古い建物を目指すドミナントとジナイーダ。ナインボールセラフを説得し、主任まで仲間にしたドミナント御一行に、もはや敵なし。古い建物はすぐそこだが、そこでとんでもないことが起きる…。


鎮守府侵入編
6話 鎮守府へGO


あらすじは上に…。

 

 

「はぁ…はぁ…。やっと着いた…。」

 

息を切らしながらそう答えるドミナント。

 

「ドミナント…大丈夫…?」

 

ドミナントに優しく接しているのはセラフ。

 

「ふん!貴様がノロノロしているから余計な時間が過ぎてしまったじゃないか。」

 

厳しそうに言っているが、何だかんだ言って一緒についてきてくれたジナイーダ。

 

「ギャハハ!いーじゃん、盛り上がって来たねーー!」

 

豪快な笑い声をあげてそう答える主任。

側から見たらやばい集団なのは、火を見るよりも明らかだ。全員AC化しているので、ロボット集団になっている。

 

「はぁ…はぁ…そんなこと…言ったって…。……ふぅ、ところでここは何かの重要施設なのか?門の前に警備員みたいなのがいるけど…。」

 

ドミナントは息を整えながら建物について調べている。先程着いたと言っていたが、その建物に警備員がいるため、隠れている。

 

「俺たちが入れればいいのだが…。」

 

AC化しているので無理だろう…。つくづく神様を恨むドミナント。

 

「そうね…無理でしょうね。」

 

「無理…可能性…大…。」

 

ジナとセラフはそう答えるが…。

 

「まぁいいんじゃないの?どうでも。」

 

主任はそう言って門へ直行する。

 

「「「ちょ…待っ…」」」

 

だが時すでにお寿司。

 

「む、なんだね君は?」

 

「そこ通してもらえる?」

 

「コスプレイヤーか?ダメに決まっているだろ。」

 

「ギャハハ!いーじゃん、ちょっとくらい。」

 

「ここをどこだかわからないのか?それともなりきりか?酔っているのか?」

 

「黙れよ…茶番はもう終わりだ…。」

 

警備員と主任がそうやりとりしたあと、主任がKARASAWAを構える。

 

「ちょっと待て!主任!」

 

鶴の一声。ドミナントが止めに入る。

 

「貴様…ここをどこだと思っている!作り物だとしても銃口を向けて…!……この馬鹿ども!!」

 

「す、すまない…。」

 

警備員が激怒する。そしてドミナントは謝る。

 

「で、どこなんだ?正直に答えないとお前を殺す。」

 

ジナイーダが目にも留まらぬ速さで近づき、そう答えながらYWH16HR-PYTHON(ハンドレールガン)を構える。

 

……ジナイーダ…まぁ、確かにいきなりこの世界に来てどういう世界なのか知りたい気持ちはわかるが…そんなに殺気を出さなくても良いだろう…。

 

ジナイーダはこの世界のことを知りたい気持ちもあるが、実は仲間を馬鹿呼ばわりされたことに腹を立てている。

 

「貴様……また銃口を…」

 

ギュウィィィィィン……ズガーーーン!!

 

警備員が最後まで言う前に、ハンドレールガンを空へ試し打ちする。警備員は絶句する…。

 

……というか…いいのか?弾補充できないかもしれないぞ…?歩く棺桶になるぞ?

 

ドミナントは思った。

 

「これはおもちゃじゃない…。もう一度だけ言う。ここはどこだ?」

 

「ひぃぃぃ…。こ、ここは…横須賀第2鎮守府でありまふ……。」

 

……!?よ、横須賀鎮守府!?ということは…ということは!いや、待て…まだ確証が…。

 

「憲兵さん!何かすごい音がしたけど何かあったのです?」

 

そう言って走ってくる人影が…いや、少女が…。

 

「やはり…。」

 

ドミナントは、心底嬉しそうにそう言った。一方、お連れの方々は…

 

「ここは少女を監禁している場所なのか…破壊だな。」

 

「人類…再生…。」

 

「ギャハハ!ここはゴミムシどもの集まりか?」

 

もれなく全員がすごい殺気を出している…。憲兵はそれを感じ取り、すごく震えているが、ドミナントはそれに気がつかない…喜びでいっぱいなのだ…。

 

「ここは…艦これの世界なのか…。って、うわぁぁ。ちょっとみんな落ち着いて…。」

 

ここでやっとみんなの殺気に気づく。そして説明する。

 

「カクカクしかじかで……」

 

「「「なるほど…。」」」

 

どうやら全員納得してくれたみたいだ…。よかったぁ…。

 

「おい!憲兵!」

 

「は…はひ…。」

 

ジナイーダが憲兵に声をかける。

 

「その…さっきはすまなかったな…。」

 

「え?……い、いいんですよ。こちらが無事なわけですし…。」

 

……あれ?デジャヴ?まぁ、いいか…。それにしても艦これの世界か〜…。ん?ちょっと待てよ…。これって…もしかしてもしかしなくても…俺らラスボスみたいになるやつじゃね?やだよ?提督がいいよ?。でも…どうすれば…。

 

そう考えているドミナント。しかし、ここである事がひらめく。

 

「そうだ…提督に合わせてもらえないかな?」

 

「「「は?」」」

 

御一行はいきなりどうした的な言葉を放つ。会って話せばラスボスエンドは免れる…だがしかし…

 

「ダメなのです!」

 

「そ、そうだそうだ。」

 

少女が強く言い放つ。そしてさっきまで黙ったままだった憲兵も言う。

 

……憲兵…お前……お前ってやつは……。もう…いいや…。まぁ、ダメ元だったし、いきなりよくわからない、武器を持った連中に提督に合わせろって言ったって、はい、そうですかってわけにもいかないしなぁ〜…。

 

ドミナントが憲兵に何か思うところがあったのだろうが、言わないでおく。

 

「そっか〜…ダメか〜。」

 

ドミナントは言う。口では…。

 

「じゃ、いいや。憲兵さん!迷惑かけてすまなかったな…。」

 

そう言ってドミナントは立ち去る。

 

「「「えっ?待て!ドミナント!」」」

 

そう言って御一行も立ち去る。

 

「ふぅ〜…助かりました。電さん。」

 

「いいのです!少し怖かったけどなんとかなったのですから…。」

 

「「はぁ……」」

 

憲兵と電は安堵のため息を漏らす。

 

…………

一方、ドミナント御一行はというと…。

 

草むらの中で集まっていた。

 

「みんな、突然だが聞いてくれ!中に入る作戦がある!」

 

「ほう?お前が作戦を?」

 

「作戦…任務…必ず…遂行…。」

 

「ギャハハ!珍しいねぇ。」

 

愉快な仲間たちはそれぞれ反応する…。そして、ドミナントが話し始める。

 

「そうだな…まずは……。」




はぁ…やっと艦これ要素が出てきた。多分読者は「遅かったじゃないか…。」みたいな感じだろう…。しかし、いきなり艦これ要素が出てきたらおかしくないか?。転生していきなり勇者になるなんてことはまずないと思っている…。ならば同様だと私は感じている。勝負だ!どちらが正しいかは戦いで決めよう…。
こちらの世界の登場人物紹介
憲兵…彼は幼少期に親に捨てられ、孤児院で育ってきた。こっそり育てていた猫がいた。その猫が事故で死んでしまい、それが自分自身の力不足と守りたいという気持ちが少なかったからだと思って、憲兵になった。
電…イナズマ。この鎮守府の初期艦であり、練度は高い。恥ずかしがり屋だが、言うことはしっかり言うタイプ。
次回!第7話「彼、一種の天才ってやつかもね〜」

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