ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
「あんた大丈夫?」
あぁ…。その声は俺の秘書艦である麗しき瑞鶴…、今日も綺麗だ…。
「…キモ…。」
…聞こえてたぞ…。ところで、瑞鶴はレギュラーなのかい?
「暇だしね…。最近ログインしてないし…。」
メタい発言やめようね?確かに最近ログインしてないけどさ…。で、今日のゲストは?
「この子。」
「艦隊のアイドル!那っ珂ちゃんだよー☆!」
おー!じしょ…ゴホンゴホンッ!…。艦隊のアイドルですかー。
「なんか気になる言い方だけどー…。始めちゃうよー!」
あらすじっ☆
前回!涙目で自分の部屋に入った神様!しばらくして提督が中に入ったの!那珂ちゃんの部屋に提督が入ったら〜、スキャンダルになっちゃうからやめてねっ☆。アイドルって、世間からじゃそういうふうに見られちゃうから!キャハッ☆。
ほぼあらすじじゃねー!!
…………
……さて、今回も自分AMIDAの1日の一部だ。会議があるから各部屋の代表が集合しているな。
神様の部屋を抜け出してきたAMIDAは、天井裏に集まる。他にも、教室や、演習場…台所など様々な場所にいるAMIDAの代表が集まっている。
「キシ。」
……まず、変わったことはあるか?
リーダーのAMIDAは言う。
「キシキシ。」
……キッチンでは、また今日も集まって料理をやっていた。
「キシ〜。」
……おー。
「キシ?」
……で、あの3人は上達したの?
〔筆者が面倒になったので、AMIDA言葉は省きます。〕
……いや、まだ…。匂いだけでひっくり返そうになる…。
……大変だな…。そっちの管轄は。
……セラフは何か対抗策をとっているのか?
……なんて言っているのかわからないけど、丁寧に解説しているのは確かだよ。…前は頭抱えてたし…。
……そりゃ大変だな…。そっちはどうだ?
……教室は珍しく授業?をしていたよ…。相変わらず凄い殺気…。ピリピリする。
……ジナイーダ?とかいう人はすごいね…。
……ジナイーダは戦闘の天才とも言われていたらしいからな…。料理は下手だけど…。…そっちはどうだ?
……演習場はピカーってなって、ドカーンでバババだよ。
……よくわかんないな…。もっと詳しくできないか?
……???(age quod agis?)
……あぁ?なんだって?
……???(to fui, ego eris.)
……相っ変わらずほんと訳わかんねーな…。
……。次、妖精さんの動きは?
……はい。そのための私です。妖精さんの目立った動きは特にありません。しかし、何かを作っていることは確かです。共にいる妖精さんは、たまに口を滑らせます。いい傾向です。まぁ、何か重要なことを聞いたら、言いますよ。
……わかった。しかし…今日も来ていないな…。あのAMIDAは…。
……あのAMIDA?我々の他にも代表が…?
……いや、代表ではないが、一応毎回呼んでいるんだがな…。ここよりもあっちの方がいいらしい。
……あっち?
……たまに見ないか?ある艦娘の頭にずっとひっついている同士を。
……あぁ…。あの同士か…。
代表たちは、如月の頭の上にいるAMIDAを想像する…。
……まぁ、確かに、あの娘には何か…、我々を引きつける特別な何かがあるような気がするからな…。
……世の中には不思議がつきものなのだな…。
そんなことをしみじみ思う…。
……で、倉庫はどうだ?
……何か作っている少女がいたよ。…まぁ、ガチタンじゃないといいけど…。
……ガチタンで倒れたレイヴン…もしくは、同士は数知れず…。
……提督が最近、不自然な資材消失についてコソコソ嗅ぎ回っていたが…、それか?
……おそらく…。
……まぁ、我々は知らせることができないからな…。
……畑の方はどうだ?
…………。
……誰もいないのか?畑の管轄は?
……はい…。我々とは似つかない生体兵器がいますので…。
……近寄りがたいというか…。
……???
……もう話すな。お前が言うとややこしくなるから。
天井裏がざわつく。
ガタッ
「誰かいるっぽい?」
「キシ。」
……やべ。見つかった。撤退する。
カサカサカサカサ…
夕立が覗き、AMIDAはそれぞれ散らばって逃げていった。
「……。気持ち悪いっぽい〜…。」
夕立は見たくないものを見た気分になった。それが普通の反応である。
…………
「キシ。」
……この鎮守府にいるのは良いが…、提督と仲間たち以外に見つかったら何をされるか…。ただでさえ、神様がどれほど危険なのか知っているんだ…。提督の食事に惚れ薬を入れたり…、盗聴器を仕掛けたり…。
一応言っておくが、それは神様だけであり、艦娘は違う。
「キシ!」
……まぁ、見つかったら逃げればいい。それに、畑が気になる。
AMIDAはそう言って見に行った。
…………
鎮守府裏 畑
「……キシ…。」
……これは…、野菜やら果物やらが立派に育っている…。でも…、増えてない?生体兵器…。
そう、前まで生体兵器はB1037f M-typeと、その子供しかいなかったはずなのだが、違う種類も増えていた。
「キシ?」
……外来種かな?シロアリみたいなのがいる…。
シロアリ=ウォリアーバグである。
「……。」
……まぁ、とにかく先輩として話を聞こう…。
AMIDAは近づく。
「キシ!」
……君は新入りだな?何をしているんだ?
(……。足音が気持ち悪いなぁ…)
AMIDAは話しながら思う。
「キチャ…。」
……養分を足しているだけだけど…。
「キシ?」
……本当か?
「キチャ。」
……あそこにいる緑色の生体兵器に聞いた。ここに住みたいのならそれなりに役に立てって。
「キシ…。」
……そうか…。
(先を越された…。)
AMIDAはそう言い残して何処かへ行った。後日ドミナントがそれを見て騒いだのは言うまでもない。
…………
深夜
「キシ。」
……深夜…、それは自分たちが活発になる時間…。つまり夜行性…。誰もいないからコソコソする必要もない。
AMIDAは廊下を歩く。すると…。
『そうきたか…。あーあ、守銭奴の魔法使いも変わったなぁ…。』
『提督は相変わらず独り言が多いね。』
『ボ、ボクは好きだけど…。』
『皐月ちゃんが司令官に愛の告白かしら?うふふ。』
『そ、そんなんじゃ…。』
『テレビの音が聞こえないぞ。』
『いっけー。』
娯楽室から声が聞こえる。
「キシ?」
……その声提督だよね?何してんの?
AMIDAは覗く。するとそこにはナイトキャップをかぶって、テレビを見る6人がいた。
「ふむ…。そろそろ一時だ。眠らなくて平気なのか?」
「およ?もし寝ちゃったら提督が運んでくれるんじゃないの?」
「俺は運ばんぞ。前みたいな“騙して悪いが”には引っかからん。あのときは酷い目にあったからな…。」
「へぇ〜…、司令官は誰かを運んだことがあるんだ〜…。」
「……。皐月、俺は騙された身であるし、それによる二次災害も巻き込まれたから一応言っておく。俺は何もしていない。…三次災害は流石にごめんだ。」
「司令官がそこまで重い感じでいうのは珍しいな…。何かあったか?」
「色々…な…。」
ドミナントは、神様に騙されて窓から放り投げられたことと、古鷹に命を狙われたことと、それによるジナイーダに殴られたことを思い出す…。
「皐月ちゃん、あの表情でわかるでしょ?司令官は本当に何もしてないわぁ。」
「それは…、わかるけど…。」
「あたしは、司令官のことを信じるよ!」
疑心暗鬼の中、文月は微塵も疑わずにドミナントに言う。
「おぉ…俺の天使はここにいた…。」
「司令官…、いい年した大人が今のを言うと流石にキモいぞ…。」
「…ごめんなさい…。」
ドミナントは引いた感じの長月に謝った。
「キシ…。」
……。どうやら、夜行性なのはAMIDAだけでなく提督もか…。
AMIDAは今のを見て、ドミナントが夜間に本当の自分の姿を晒すのを知った。
…………
堤防
「キシ。」
……満月のせいで輝きが薄くなってよく見えないけど、それでいい。
AMIDAは雲ひとつない、星の煌く夜空を見上げる。波の音が耳に心地よい。
……いい夜だな。
「いい夜ね。」
……!?
AMIDAは気がつかなかった。一人ベンチに座って、夜空を見上げる艦娘がいることに。
「…キシ。」
「ん?何かしら。…あなたも座る?」
そう言って、AMIDAを持ち上げ、座らせる。
「キシ。」
……しかし珍しいな…。まさか加賀が一人で…、しかもこの時間に…。
AMIDAが逃げるのはイタズラされそうな艦娘、もしくは神様だけで、それ以外は大人しく、逃げたりしない。(秘密裏に集まっているときは誰だろうが逃げる。)
「……。あなたはなぜここに?」
「キシ。」
……いつもの日課。
「…まぁ、言葉が分かりませんが…。私は、ただなんとなくね。」
「キシ。」
……そうなんだ。
「…あなたたちはどう思うのかしらね。提督とジャックさん…、どちらが提督にふさわしいか…。」
「……。」
……反乱でも企てているのかな…?
「前は成り行きとはいえ、提督に酷いことを言ってしまいました…。…謝るべきよね…。」
「キシ。」
……いや、提督は絶対に忘れているぞ。
「でも、本当にジャックさんが良いと思っているわ。好きだからではありませんが。」
「……。」
……おや?好きなのかな?
「私はただ、この戦いが早く終われば良いと思っているだけ。赤城さんも同じ思いのはず。…だけど、今の提督は…。」
「今の提督は戦いを終わらせようともせず、ただ遊んでいる…。そうか?」
「キ!?」
「ジャックさん。」
驚くのも無理はない。気がつけば隣にジャックがいるのだから…。加賀はなんともない顔をしているが、中は驚いたり、ドキドキで混乱している。
「まぁ、確かにドミナントは遊んでいるな。」
「スゥ〜…ハァ〜…。…そうですよね?」
加賀は深呼吸して落ち着かせてから言う。
「…だが、終わったらどうする?」
「……。」
ジャックの一言で言葉が詰まる。考えていないのだろう。
「終わったら、お前たちはどうなる?」
「…わかりません…。」
「…そうか。…少し昔話をしよう。」
「…キシ。」
……まずいな…。ここにいると巻き込まれる。帰ろう。
AMIDAは鎮守府の中に帰っていった。
…………
神様の部屋
「スー…スー…。」
ドミナントに添い寝されて気持ちよさそうに眠る神様。
「キシ…。」
……ただいま…。
そして、AMIDAは籠の中に入り、眠るのであった。
はい。長くなったので、ジャックと加賀の話は強制終了です。次回は昔話から始まります。随分と遅くなってすみません。
登場人物紹介コーナー
AMIDA1…キッチン担当。頻繁にやる、“セラフの、提督の胃袋を掴め!ドキドキ料理教室”で、例の3人の料理を嗅いで、ひっくり返る。
AMIDA2…教室担当。たまに、ジナイーダの授業を見たりしているため、少し頭が良い。殺気に耐えられる能力を持っている。
AMIDA3…演習場担当。言葉が不明。
AMIDA4…AMIDA3の相棒。AMIDA3の言葉を唯一訳せる。しかし、それの約3分の1は適当。
フラジールAMIDA…名前の通り、穴妖精のパートナー。監視も兼ねている。
如月AMIDA…前も説明した気がする…。だが、一応書こう。前は如月が取ろうとしても取れなかったが、最近はすんなりと取れるようになった。
次回!第70話「ジャック・Oと加賀」お楽しみに!