ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
「災難?何が起こるのかしら…?」
ふふふ…。まぁ見てなって。前回からの続きでやるから。
「…嫌な予感がするわ…。」
まぁ、多分その予感であっている。では、今日のゲストは?
「なんとなくわかるでしょ?」
「小僧、ここはどこだ?」
まぁ、鳥大老だよね。では、あらすじをどうぞ
あらすじ
前回、若女で秘書を務める三日月という者が、提督である者に忘れられ、打ちひしがれる。提督がなんとかその場を制した後、倉庫へ行き夕張という者と話をする。そして、執務室にて提督が秘書の頭をさすった。…やりおるわ…。
…………
ヒトハチマルマル 執務室
クゥ〜…
誰かがお腹を鳴らした。机と椅子しかない執務室に思いっきり響く。
「…ご飯、遅いな。」
「…そうですね。」
三日月とジェンガをしているドミナントが言い、三日月が同意する。
「そろそろ、崩れそうですし…。」
「いや、まだいけるね。」
ドミナントは、簡単に取り、乗せる。最初は18段だったものが、40段近くになっていた。
「…次、三日月の番。」
「えぇ…。なんでそんなに強いんですか…?」
三日月は微妙な顔をして言う。
「…ジナイーダはもっとすごいし、神様は遊びに関して天才だから弱い方だ。」
三日月に聞かれ、ドミナントは正直に話す。
……司令官…どれくらい暇なんですか…。
三日月は考えるが、ドミナントが年中無休で暇なことに気づき、考えるのをやめた。
「うーん。これじゃぁ面白くないな…。そうだ、俺に勝ったら一つ願い事を聞くよ。」
「えっ!?本当ですか!?」
ドミナントの一言に思いっきり反応する。
「お、おう。だけど、あまり無茶なことはやめてくれ…。」
「例えば?」
「なんかグイグイくるね…。そうだなぁ…、例えば、“一緒に寝たい”とか。」
「それは流石に言いません。」
「そうか。じゃぁ、頑張ってぇ!」
「はい!」
元気よく返事をして、勝とうとする。
……これに勝てたら司令官に何してもらおうかな…。本当はみんなを守るため、強い装備を開発してもらいたいけど…。でも、こんなチャンス滅多にないですよね…。おそらく、秘書艦になったとしても、低確率…。うーん…。
三日月はそんなことを考えるが、すぐに頭を振る。
……いやいや、まず勝たなければ意味がありません。是が非でも勝たなければ…。
三日月がそう考え、ドキドキしながら慎重に乗せようとすると…。
『飯ができた。早く来い。』
「ひゃぁっ!?」
いきなり放送が入り、驚く。そして、驚いたことにより腕が触れてしまい…。
ガラガラ…
ジェンガが崩れてしまった…。
「あ…。」
「……。」
勝者 ドミナント
「…まぁ、勝負も時の運って言うし…。」
「……。」
「運が悪かったというか…。」
「……。」
「…まぁ、ご飯食べに行こう?な?」
「……。」
三日月はあまりのショックに固まったままだ…。
「…わかった。ご飯食べ終わったらまたやろう。だから、今は行こう?」
「わかりました。」
「切り替え早っ!」
即答したことに流石に突っ込んだ。
…………
食堂
「…嘘だろ…?災難の再来じゃないか…。」
「…いや、本当だ。」
ワイワイ集まって、楽しみに話している艦娘より少し離れた席で、ドミナントと主任がヒソヒソと話す。
「放送で薄々感じていたけれど、今日はジナイーダの料理か?」
「ギャハハ。いや、それだけじゃない…。比叡と磯風もいる。盛り上がってきてるよ…。」
「マジかよ…。死にたくない…。」
「俺が聞いた話によるとぉ、ここに集まっている艦娘は3人の料理を食べたことがないらしいよ。」
「えっ?じゃぁ、前俺たちに持ってきてくれた比叡のカレーや、磯風の料理は…?」
「おそらく、日頃のお礼の特別だろう…。…お前に好意を寄せてのことかも知れん。」
「マジかよ…。…吹雪たちは?」
「今トイレだそうだ。」
「ジナイーダの料理と勘ぐって逃げやがったな…。神様もいないし…。」
「ま、安心しよう?そんなこともあろうかと、加賀や、五月雨も参加させているから。」
「おぉ!でかしたぞ主任!」
「ギャハハ!ま、今日死んじゃうかもしれないけどさ!ギャハハハハ!」
…………
「できたぞ。私たち5人で作った最高傑作だ!」
ジャーーン!!
「「「……。」」」
ゴクリ…
その場で、楽しみにしていた艦娘がなんとも言えない表情をする…。
「…主任、何故だ?」
「…さあ。」
ドミナントはなんとか食べれる料理を想像していたが、的外れもいいところ。見ただけでやばいのがわかる…。
……セラフが頭を抱えてる…。
遠くで頭を抱えて、ドミナントに“申し訳ない”の一言の眼差しを送っている。
……。うん。またカレーか…。だけど、前のとは桁違いだな…。今度は黒色か…。モザイクかかった食材あるし…。なんだ?何が動いているんだ?生きてない?このカレー。
ドミナントは色々思いながらスプーンですくう。
……違う、色だと思っていたけど、これ全部コゲだ。それに感触…フニャッてなんだ?焦げているのに…。お米はなんでデロデロしているんだ?水の分量間違えたのか?
ドミナントは、すくったカレー?を戻す。周りを見てみると、気絶している者や固まった者、助けを求める眼差しでドミナントを見ている艦娘がいた。吹雪たちは戻ってこない。セラフは何も言わず、静かに目を閉じていた。ジャックは固まったままだ。
「…主任。加賀と五月雨、メシマズなんじゃないか?…主任?…死んでる…。」
主任は気絶していた。
「…これをどうしろと…。」
残されたドミナントは解決方法が見つからない。
「前みたいな無茶するか…。」
「ダメです!」
「ん?三日月、いたのか?」
いつのまにかドミナントの後ろに三日月がいる。
「いつのまに…。」
「それより、前みたいなことしたら本当に怒りますよ。」
「じゃぁ、どうしろと…。」
「はっきりと言った方が良いと思います。」
「いや、それこそぶっ殺されるわ。」
ドミナントと三日月が話していると…。
「ドミナントさん…全て私の責任です…。私が全て食べます…。」
「うおっ!?セラフ?」
突然後ろから話しかけられて驚くドミナント。
「いや、死ぬだろ。やめろ。」
「しかし…。」
「それなら素直に“まずい”と言う。」
「でも…。」
「三日月、行くぞ。」
「はい。」
ドミナントたちはセラフを残してキッチンに行く。
「ジナイーダ、いるか?」
ドミナントが部屋を覗くと…。
「…なんで倒れているんだ?」
床に倒れている五月雨や加賀、比叡を発見する。
「ドミナントか?今味見をしていてな。ところが、味見をした途端これだ。何故だかわからん。」
「自覚なしか…。ジナイーダ、俺は今事実を言いにきた。磯風も聞いて欲しい。」
「?なんだ?」
「司令、その事実とはなんだ?」
「うむ。実はな…最低かもしれんが、命に関わることだ。」
「早くしろ。」
「…まずい。」
「「えっ?」」
「はっきり言って、今まで食べたものの中で一番まずい。土の方が美味しいと思えるくらいだ。」
「……。」
「…最低…。」
「すまないな。」
ドミナントは頭を下げる。
「いや、いい。やはりな、そんな気がしていた。」
「だが、文句だけ言って、何もしないクズではない。次からは掲示板に貼ってある料理教室に俺も参加する。…嫌かもしれんが、何もしないよりはマシだろう…?…それじゃぁ。」
ドミナントはそう言い、キッチンを後にした。その後、気絶している艦娘を部屋へ運ばせる作業はジャックや艦娘に任せ、ドミナントたちはその場の片付けをした。
…………
フタヒトサンマル [伊良子食堂]
「夜は酒を出しているんだな。」
ドミナントは、暇なのでなんとなく来てみた。
「いらっしゃい。」
「間宮さんがやっているんですか。」
間宮さんはお酒を出して、伊良子はウェイトレスの格好をして客を案内していたりする。
「適当な席へどうぞ。」
「うむ。」
ドミナントが座る。
……駆逐艦もいるのか。…まだ子供だろう…。
ドミナントははしゃぐ駆逐艦たちを見て思う。すると…。
「提督、騒いでいるのが苦手ならば奥へ…。」
間宮さんが奥の扉を横目で見る。
「いや、いい。酒を飲みにきたわけじゃない。この雰囲気を楽しみに来たんだ。…と言っても注文するがな。刺身を頼む。」
「かしこまりました。」
間宮さんは丁寧な…、そして完璧に魚を捌く。
「どうぞ。」
「ありがとう。」
ドミナントは実質晩ご飯がなかったので、お腹が空きまくっている。
「…む。美味い。いいな。これ。なんて魚だ?」
ドミナントは、刺身を食べながら言う。
「カツオとアジです。秋が旬の魚です。」
「ほう。カツオ…。ん?養殖場にはいなかったはずだが?」
「ジャックさんがこの前釣って来たものを養殖しています。」
「カツオの養殖は聞いたことないな。」
「カツオの養殖は難しい上、高値で取引されないからコストがかかるだけで、やる人が少ないから…と、聞いたことがあります。」
第4佐世保鎮守府では、あまりすぎた資材を大本営に送り、お金に換算して街で購入したりしている。そのため、毎日遠征を行なっており、資材を貯めている。
「なるほど。」
ドミナントは刺身を平らげた。すると…。
「お茶です。」
「?頼んでないんだが?」
ドミナントは不思議がる。
「いえ、言いたいことがありまして…。」
「?」
「提督、今日も一日お疲れ様でした。」
笑顔で言う。
「…ああ。ありがとう。」
ドミナントは口元を緩めた。
はい。終わりました73話。まだまだ一日終わってねぇぜ!メルツェェェル!…はい。次回も続きからですね。
登場人物紹介コーナー
磯風…メシマズ。何か変なものを入れることや、レシピを変えたりしない。だが、焦がしたり、変なところを切ったりする。実は自覚あり。
加賀…ジャックが好きなメシマズ艦。ネタにされるのは稀だが、史実を元にした筆者のせい。
次回!第74話「侵入者」お楽しみに!