ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

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74話か〜。色々あったなぁ。
「まだ26話あるけどね。」
あと26話かぁ〜…。このコーナーも終わるのか。
「まだ26話あるじゃない。」
…いやでも続けさせるつもりだね…。
「最初に決めたことはちゃんと最後までやり遂げなさい。」
厳しいな〜。
「ほら、頑張って。…私が応援してあげるから。」
本当に?グフフ…。流石瑞鶴ちゃん…。
「…ごめん、生理的に無理だわ…。帰るわ。サヨナラ。」
…まぁ、冗談はさておき、今回のゲストは?
「この子…。寝てる?」
「スー…。」
…まぁいいや。需要あると思うし。それではどうぞ。
「ないわよ!!」

スー…
スャ…スー…スー……えへへ…スー…。

以上、加古でした。


74話 侵入者

…………

 

ドミナントが刺身を食べ、のんびりしていると…。

 

「しれーかんはひろいんれす!」

 

「三日月、誰がヒロインだって?」

 

「三日月ちゃん、目が据わってるわよぉ。」

 

遠くで、お酒を飲みすぎて呂律が回っていない艦娘が言う。

 

……今、三日月って聞こえたけど気のせいだろう。気にしない気にしない。

 

ドミナントはお茶を飲む。

 

「しれーかんはー、ご飯の後、しょーぶするって言ったのに来ないんれすよー!」

 

「多分忘れているな。」

 

「司令官はそういう人だからぁ…。」

 

……やはり、三日月かな?

 

ドミナントは気になり、少し見る。そこには、如月、菊月、三日月がいた。間宮さんと伊良子以外はドミナントに気づいていない。

 

「それに、私の名前をわすれたんれすよ!」

 

「いいじゃないか。私はまだ話すらしてないんだ。」

 

「そうよぉ。三日月ちゃん、司令官とお話ししたい艦娘は山ほどいるのよぉ〜。」

 

「れもぉ…、2回目は流石にひろいれすよ…うぅ…。」

 

三日月は酒瓶が乗っている机に伏せる。それを見た二人は困った顔をしている。

 

……三日月、すまんな。勝負のことマジで忘れてた。

 

ドミナントは心の中で謝る。そして、三日月を見ているとふと気づく。

 

……あの席の隣はなんだ?お通夜な雰囲気だぞ?

 

三日月たちの隣のテーブルに、酒を飲みながら顔を伏せていたり、泣いている艦娘がいた。何かを話している。

 

……何を話しているんだろう?

 

ドミナントが耳をすませると…。

 

「提督が料理まずいって…。」

 

「もう聞きました。比叡さん。」

 

そこのメンバーは、ジナイーダを除いた、メシマズ組だった。

 

「加賀さんはどうしてそんなに平気なんですか…?」

 

比叡が顔を上げて聞く。

 

「私は別に。」

 

「ジャックが好きだからだろう。」

 

「……。」

 

「ジャックも流石に味のコメントをしなかったぞ。…というより、コメント出来ないくらい不味いのだろうがな。」

 

「…私はもう破滅だわ…。」

 

「私たちの気持ちがわかって何よりだ。」

 

加賀の態度に何かを感じたのか、磯風が言った。

 

「それに、それだけじゃない。提督が今度料理教室へ来るそうだ。」

 

「「「えぇ!?」」」

 

磯風が言い、3人が顔を上げる。

 

「司令官が…。」

 

「私たちの様子を…。」

 

「見る?」

 

「そうだ。つまり、その場で見られるのだ。その“まずい料理”を作るところを。」

 

比叡と五月雨が絶望的な顔をするが、加賀は涼しい顔だ。

 

「そこまで司令官は怒って…。」

 

「拷問に等しいですね…。」

 

……あれ?何か勘違いしてる?

 

ドミナントは黙って聞いていたが、こんな考えになるとは思ってもみなかった。

 

……俺はただ、自分もやってみて、出来ればセラフと共に教えてあげたかっただけなんだが…。

 

ドミナントは思う。すると…。

 

「提督、奥の部屋の方が提督をお呼びです。」

 

「えっ?わ、わかった。」

 

間宮さんに言われ、ドミナントは移動する。

 

…………

奥の部屋

 

ガチャ…

 

ドミナントは入って早々驚く。なぜなら、さっきの場所とは変わり、大人の雰囲気の場所だったからだ。例えるなら、向こうは居酒屋。こちらはBARである。ドアや壁はしっかりと防音されており、向こうの部屋でいくら騒ごうが、こっちには聞こえてこない。

 

……すごいな。ここは。ジャックはサマになってるなぁ。

 

ドミナントは、バーテンダーの服を着たジャックを見て思う。すると、ジャックは立ったままのドミナントを見て、空いている椅子へ合図する。

 

……ここに座れということか?

 

ドミナントはその場所へ座る。

 

……少ないけれどこっちにもいるんだなぁ。

 

ドミナントは、周りを見ながら思う。すると…。

 

「ご注文は?」

 

「ん?いや…。俺を呼んでいる人がいるらしくてな。」

 

ドミナントは周りを見るが、誰も反応しない。

 

「私だ。」

 

「っ!?」

 

いつの間にか隣にいたジナイーダに驚く。

 

「まぁ、飲め。」

 

「いや、酒を飲むと前みたいな暴走するから…。」

 

「そうか。」

 

ジナイーダが酒を勧めたが、断るドミナント。

 

「それより、何かようか?」

 

「用がなければ呼ばん。」

 

「だよね。なんだ?」

 

「うむ。実は料理教室の件なんだが…。」

 

「知っている。さっき聞いたぞ。」

 

「む…、そうなのか。」

 

「ああ。」

 

「…話すことがなくなったな。それじゃぁ、私は自室へ戻る。…ドミナントもほどほどにしとけ。」

 

「いや、俺飲まないって…。それより、どうした?」

 

「…何がだ?」

 

「ここにいたなら、俺がその情報を入手したことくらいわかるはずだ。」

 

「…実は最近、勘が鈍ってきてな…。戦場がないとここまで鈍るものなのだな。」

 

ジナイーダはそう呟いた後、退室した。しばらく雰囲気を楽しんだ後、ドミナントも退室した。

 

…………

 

「やっぱりこっちはガヤガヤしてるなぁ。」

 

ドミナントが奥の部屋から退室すると…。

 

「司令官、少しお願いがあるんだけどぉ…。」

 

「どうした?如月…。」

 

如月が待ってましたと言わんばかりに素早く言う。

 

「三日月ちゃんが眠っちゃって、部屋まで送って欲しいの。」

 

「…お前たちが送れるのでは?」

 

ドミナントが言うと…。

 

「んもう!司令官はわからないのねぇ。とにかく、部屋まで送ってちょうだいね。」

 

「お、おう。」

 

ドミナントは、如月に強く言われ、渋々引き受けることになった。

 

…………

深夜 外

 

「えへへ…司令官…、スー…。」

 

……本当に寝ているのか?

 

ドミナントは三日月を背負いながら歩く。すると…。

 

ガサッ…ガサガサ…。

 

黒いマントを頭までかぶった何者かが倉庫近くを漁っていた。

 

「誰だ?」

 

ドミナントが思わず言う。

 

「!?。…チッ…。」

 

「?待てっ!」

 

マントをかぶった何者かは逃げた。

 

……侵入者か?今の声、女だな。大きさ的に、大人だな。…この鎮守府所属なら、逃げる必要はないはずだ。だが、ジナイーダやセラフからは連絡がない。鎮守府所属なのか?

 

ドミナントは考えたが、さっきの言葉を思い出す。

 

……勘が鈍っているのは本当らしいな…。…追いかけたいが三日月はどうしよう…。それよりも、まずは緊急放送だ。

 

ドミナントは、ポケットに手を突っ込み、小型機械を取り出して、放送する。

 

『緊急!倉庫近くに侵入者だ!動ける者は直ちに来い!』

 

ドミナントは、一先ず三日月を優しくおろし、壁に寄りかからせ、上着を羽織らせ、追う。すると…。

 

「すまないドミナント。私の不手際だ。」

 

「すみません!」

 

ジナイーダとセラフがいち早く来てドミナントの隣で走る。

 

「別にいい。お前たちの勘が鈍ることを考慮に入れなかった俺が悪い。侵入者は一人だ。黒いフード付きのマントをかぶった女だ。」

 

「わかりました。」

 

「了解。」

 

ビュンッ!

 

二人はドミナントの情報を聞いた後、一気にスピードを上げて追って行った。

 

「速いな。…ん?」

 

二人が行った後、その侵入者が草むらからこっそりでてきたところに鉢合わせた。

 

「!?。くっ。」

 

侵入者はナイフを片手に突っ込んできた。

 

「危ねっ!」

 

ドミナントは、紙一重でかわす。

 

「…逃げたか!」

 

だが、侵入者の狙いはドミナントではなく逃げ道だった。その証拠に、体勢を崩したドミナントを気にも止めず逃げた。

 

「…!?」

 

だが、侵入者は気付かなかった。一人の男を…。

 

「ギャハハ!なかなかやるじゃない。それなりにはさ。」

 

主任の登場である。




はい。早いですが切りました。誰なんでしょうねー。えっ?わかるって?はっはっは、お前も読者なら、死ぬ覚悟はできているな。許せよ。これもネタバレ防止のためだ。…ネタわかるかな?
登場人物紹介コーナー
菊月…初登場。一応お酒は飲む。長月と言葉の感じが似ているが、こっちはクール。…中二病疑惑がある。
五月雨…メシマズ。だが、このメシマズは史実にしっかりとした理由がある。ヒロイン属性すげー。明るく前向きな健気な子。ドジっ子ですね。
比叡…なぜモザイク料理を作れるかは永遠の謎。比叡カレーはどの鎮守府所属の提督も乗り越えなければならない試練みたいなものである。胃を掴むを通り越して握り潰している…。
ジャック…マスター。一応それなりにはバーテンダーの基本ができている。
侵入者…黒いフード付きマントを頭まで被り、声や大きさ以外一切の情報を与えない。
次回!第75話「犯人」お楽しみに!
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