ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
「早く要件を言ってくれ。私は忙しい。」
おっ。出たな山田中将。別名バブ提督。
「なっ…。貴様、それをどこで…。」
フハハ。筆者の前では隠し事など出来ん。
「くっ…。」
さぁ、あらすじを言ってもらおうか。
「何故だ…。」
早く言わないと、佐藤中佐に言うよ?佐藤中佐、たくさんの人と知り合いだから、一度噂になったらどうなることやら…。
「くそっ…。」
あらすじ
ぜ、前回私の鎮守府では何もなかった。普通の1日を過ごしただけだ!
中将、隠し事はよくないなぁ〜。正直に言ってくれないと…。
「ほ、本当だ!普通の一日だ!」
えぇ〜。じゃぁ、普通の1日とは鹿島と二人でホテ…。
「き、君は筆者だろ!私は何もしなかったんだ!あそこで…あんなことは…。」
何をした?まぁいい。何もしなかったのか〜…。じゃぁ普通なのか。鹿島と二人であんなことを…。
「わー!!わー!!わー!!」
やっぱり、からかう相手がいると楽しーなー。
「ちくしょう!」
お前は筆者のからかう相手の一人となるのだ…。
「いやだぁぁぁ…!」
…………
……浅はかな…、誰が死んだというのです?…うむ。どうしよう…。
ドミナントは海上に倒れたままだ。
……頭部がないせいで、話せないし、目の前が真っ暗だし、コアが半分以上切れているせいで立てない…。腕を動かそうにも、右腕部がないし、左腕部も損傷していて動かせない…。それに、残りAP10%って頭の中でずっと警告してくるし…。それに、眠いけど寝たら死ぬよな?
どうしようかと考えている。
……。まさか、気づかずに置いて行くなんてことはないよな?せめて残骸くらいは持って帰れよ?腕だけとかは勘弁してもらいたいな…。
ドミナントが考えていると…。
「あっ、見つけたデース!」
遠くで金剛の声がする。
……遅かったじゃないか…。その声は、金剛か?目の前が真っ暗だからわからん。
「でも、生きているのかしら?」
……生きてるよ!入渠すれば復活するよ!
瑞鶴が疑わしく言う。
「生きていたとしたら、何故そんな状態でも生きていられるのかわかりませんね…。」
……うん。それについては俺も不思議。
霧島が新たな疑問を見つける。
「司令!生きているなら話してください!」
……頭部ないから無理かなぁ〜…。
比叡が呼びかける。
「提督…、榛名を庇ってくれたお礼にお別れのキスを…。」
……だから頭部ないって!それに、勝手に殺すのやめて!
榛名が暴走しかける。
「提督ぅ、早く帰ろーよー。」
……島風、それが出来たら苦労しないよ!
ドミナントは一人一人に丁寧に返す。そこに…。
「……。」
金剛がずっとドミナントを見ている。そして…。
「提督は生きていマース。」
……いきなりどうした!?そしてなんでわかった!?
「…?なんでわかるのよ…。」
……そうだな。なんでだろう…?
瑞鶴が呆れたように言う。
「う〜ん…。intuition(勘)デース。」
……あぁ?なんだって?すまねぇ、英語はさっぱりなんだ。
「はぁ?」
……同感だ。はぁ?
そして、瑞鶴は改めてドミナントを見る。
「……。う〜ん…。わからないわ。」
……そりゃね。
「まぁ、とにかく、一応入渠させてみましょう。」
……おぉ。これで復活出来る。
霧島が言い、みんながドミナントを運ぶ。
…………
「よいしょ…。ふぅ、これで倉庫は直りました。」
「ありがとうございます!セラフさん!」
「いえ、ここはあなたの居場所ですからね…。居場所は大事です。…フフ。」
セラフは、直ったばかりの倉庫に顔をすりすりしている夕張を見て、嬉しそうな笑顔になる。
「ありがとう!セラフさん!」
「別に平気ですよ。それより、今回はドミナントさんが優しく罰してくれましたが、本来なら主任さん行きは確定のはずです。次からはこんなことがないように、夕張さんを見張っていてください。それに、あなたも唆すのは駄目ですよ。」
「わかった!」
「なら良いです。」
セラフは忠告を聞き入れてくれたセントエルモに笑顔を見せる。
「よいしょ、よいしょ…。」
……金剛すげー怪力だな。
「司令…案外…重いです…。」
……比叡、悪かったな。
「榛名の…せいなので…しかたが…ありませんが…。」
……榛名も頑張っているなぁ。
「司令…痩せることを…推奨します…。」
……霧島、機体なのにどうやって痩せろと…。
「うーん…。」
……島風、お前は駆逐艦なのだからそんなには無理するな。
「本当に…馬鹿ね…。私たちに…こんなこと…させるなんて…!」
……瑞鶴もすまないな。
そこに、ドミナントを運ぶ艦娘が通りかかる。
「だ、大丈夫なんですか!?ドミナントさん!生きていますか!?」
……大丈夫じゃないけど生きてるよ。
セラフが顔を青くしながら駆け寄り、声をかける。
「今すぐ運びます!」
そして、セラフが軽く持ち上げる。
「わっ。」
「すごいネー。」
「今すぐ運びます!」
金剛たちが驚きの声を上げる中、ドミナントを抱えて、走って風呂場(入渠場)へ行く。
…………
「そして、ここに入れれば…。」
セラフはゆっくりとドミナントを湯に入れる。
「ふぅ…。これで何とかなりましたね…。」
「…いや、なってないよ。」
湯に入れた途端に完全回復するので、バケツいらずである。
「あっ、ドミナントさん治りましたか。あまり無理をされては困ります。」
「ああ。治ったけど、何とかなってないよ。新たな問題が出たよ。」
「?何がです?」
そこに…。
『はぁ〜、今日もまた遠征だったなぁ…。たまには実戦したいなぁ…。』
『天龍ちゃん、適材適所ってやつよぉ。提督も頑張っているんだからぁ。』
『一人前のレディになるには我慢しなくちゃダメよ!』
『ハラショー。』
『遠征でいい結果が出れば、司令官ももーっと頼ってくれるんだから。』
『電も頑張るのです!』
「……。」
慌てていたので、女湯の方に来てしまったのだ。そして、いつの間にか天龍幼稚園暁組が遠征から帰ってきて、疲れを癒しに風呂へ入ろうと脱衣所で服を脱いでいるのだ。
「……。どうしましますか…?」
「…ついに俺も憲兵行きか…。」
ドミナントが諦めかける。
「それに、二人だけでこの場所…。危ない考えしか浮かびません…。」
「…古鷹の次は天龍幼稚園暁組か?勘弁してくれよ…。」
ドミナントは覚悟する。そこに…。
「…ドミナントさん、バレれば即終わりますが、この状態を切り抜けられる案があります。」
「嫌な予感しかしないが…、なんだ?」
…………
ガラララ…。
「さてと、ひとっ風呂浴びて…。ん?」
「天龍ちゃ〜ん、どうしたのぉ?」
「え、いや、先客がいるなと思って…。」
「そりゃぁ鎮守府ですもの、いるわよぉ〜。」
天龍と龍田が話す。
「こ、こんにちは〜。」
風呂の隅でAC化したセラフが一応挨拶をする。
「てか、臨時教官が風呂でその姿なのは珍しいな。」
「えっ?そ、そうでしょうか…?」
「ああ。いつも“綺麗な水をしっかりと生身の体で感じたい”って言ってたしな。」
「そうねぇ〜。」
「あ、あはは…。」
セラフはとりあえず苦笑いする。そう、その後ろにドミナントがいるのだ。ドミナントがAC化したままだと、大きさの問題でバレるため、人の姿である。
ガラララ…。
「私たちもやっと脱ぎ終わったわ!」
「少し時間がかかった。」
「早く入るわよ。」
「この状態だと寒いのです。」
暁型の皆さんも入ってくる。
「おう。けど、まず体洗えよ。」
「うふふ。」
天龍が言い、微笑む龍田。
「一人前のレディーとして当然よ!」
「ハラショー。」
「電の髪は私が洗ってあげる!」
「はわわ。雷ちゃん、いつも洗ってくれてありがとうなのです。」
「もっと私に頼ってくれても良いのよ。」
平和な鎮守府である。そして、まず天龍、龍田が体を洗い終わり…。
「あ"ぁ"〜…。」
湯に浸かりながらじじ臭い声を出す天龍。
「天龍ちゃ〜ん。その声だとおじさんみたいよぉ〜?」
「あぁ?いいじゃねぇか。隣(男湯)に提督いねぇーんだし。」
「別々の部屋なのに何でそんなことわかるのぉ〜?」
「う〜ん…。勘だ。」
天龍と龍田は呑気に話す。
……天龍、確かに俺は男湯にいないが…。もっと近くにいるぞ。
ゴンッ。
「痛っ…。」
セラフがACのまま、自然に動いたように見せて、コアの裏側をドミナントの頭にぶつける。
「ん?教官、今変な音がしなかったか?」
「いえ、何の音もしてないと思いますが…。」
……何を考えたか何てすぐにわかりますからね。変態ですよ?
セラフは笑顔を崩さずに思う。声に出ていたら、“変態な行為をしているお前に言われたくない…。”とドミナントは思うだろう…。
「そうか…?」
「…ふふ。」
天龍は首を傾げ、龍田は意味ありげに微笑む。
はい。終わりました84話。こういう状況は人生の中、滅多にない超低確率なので、良い子も悪い子も真似しないでください。
登場人物紹介コーナー
天龍幼稚園暁組…天龍、龍田、暁型4姉妹の編成。他にも、睦月型で編成される睦月組、吹雪型で編成される吹雪組などがある。ちなみに、天龍幼稚園は、天龍、龍田とそれ以外の駆逐艦が編成されて初めて天龍幼稚園になる。
天龍…天龍型一番艦、天龍だ。龍田の相棒。第4佐世保の天龍。覚えているだろうか?実はずっと前に登場している。(別の鎮守府だが。)
龍田…天龍型二番艦、龍田よぉ。天龍ちゃんの相棒。佐世保生まれ。同じくずっと前に登場している。(別の鎮守府だが。)
暁…暁型一番艦、暁よ。一人前のレディーとして扱ってよね。…だが、ドミナントはよく子供扱いしている。主任に丸め込まれることもしばしば…。
雷…イカズチ。雷じゃないわ。よく電と一緒にいる。雷と電が一緒に力を合わせると、チート級の威力を出す砲を使うと噂されている…。
次回!第85話「大きすぎる…修正が必要だ」お楽しみに!