ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
「そうね。」
ドライだなぁ。
「だって、もうここに来る手間がなくなるんでしょ?ならいいじゃない。」
…瑞鶴?何で向こう向いているの?怒ってるの?顔が見えないよ?
「そんなわけないじゃない。それより、今回のゲストを紹介するわ。」
「雷よ!かみなりじゃないわ!」
おー、雷か〜。
「もっと頼っても良いのよ!」
じゃ、あらすじ頼むよ〜。
あらすじ!
前回色々あったわ!電がジュースと間違えてお酒を飲んじゃったのは驚いたけど。でも、楽しかったわ!
…………
女湯
『わー!なんかAP減っているんだけど!?主任!本当に全部入れやがったな!熱暴走待ったなしだ!』
『ギャハハハハハ!いーじゃん!盛り上がってきたねー!』
『ふむ。風呂から出たのは良いが…、これはどうするんだ?』
『入れすぎは体に悪いって知らないのか!?』
『ドミナント、それは私がいた世界にはないものだ。おそらく主任も知らないのでは…?』
『隊長、許してくれる〜?』
『その馬鹿にしたような口調で言わなければな!』
ワー、ワー。
ドミナントたちが騒いでいるのが女湯にまで聞こえる。
「…あっち楽しそうだね。」
「…主にあいつらが風紀を乱しているからな。」
佐藤中佐(シレア)とジナイーダが話す。
「元からあんな性格なの?」
「…どうだろうか…?…この世界に来てから随分と変わった気がするがな。主任は、最初は敵みたいな感じだった。ジャックはセラフと戦った。私はドミナントを崖から落とした。セラフは片言だった。まぁ、そんな感じだ。」
「そうなんだ。…やっぱり、こっちの世界が平和だからかな?」
「…そうなのかもな。」
二人はしみじみ言う。そして…。
「忘れていた!セラフはどこだ!?」
ジナイーダが気づく。
「そう思ってみれば、あの髪が真紅色の人ご飯の時も見てなかったね。部屋にいるのかな?」
そんなことを話していると…。
ガララララ…。
「すみません。遅くなりました。」
セラフが入ってくる。
「何をしていたんだ?」
「少し考え事を…。」
「考え事…?」
「あの件です。」
「…あの件か…。」
「…昔は死ぬのなんて怖くなかったんです。人格がなくなるのなんて…。でも、ここに来て一ヶ月前後…。いきなり怖くなったんです…。震えが止まらないんです…。」
セラフは俯いていて顔は見れないが、震えているのがわかる。
「…データを見た結果…、私の内部構造まで遮断されていたんです…。あったのは任務記録だけ…。どれだけ探してもなかったんです…。つまり、可能性は20%以下です…。」
「……。」
「…でも、直さなければ、いつか暴走するかもしれません…。私は…、私はどうすればいいんでしょうか…?」
セラフが呟く。
「さあな。」
「“さあな”って…。」
「それは私が決めることじゃない。お前自身が決めることだ。あいつもそう言うだろう。」
「……。」
「ジャックは最善を尽くす。ドミナントは失敗した時一緒にいてやると言った。何が不満だ?」
「それは…。」
「死ぬことを恐れているのだろう。それはわかる。誰だって死にたくはない。死にたい奴などこの世にいない。だが、暴走したときドミナントを殺したらどうする?ジャックを殺したら?主任を殺したら?第4佐世保がなくなったら?…私を殺したら?…一生自責の念を背負うことになるだろうな。そのリスクを背負って、決めるんだ。」
「決められるわけ…、ないじゃないですか…!」
「だろうな。だからこそ、ドミナントは時間をくれたんだ。今、焦って決めることではない。一ヶ月でも、1年先でも待つだろう。ゆっくり決めれば良い。急いては事を仕損じると言うからな。」
ジナイーダはゆっくりと言う。
「…今考えても仕方がない。やるなら悔いのないように今を十分と楽しめ。やらないのなら暴走しないように鍛える。それだけだ。」
ジナイーダは言う。セラフはただ俯いていただけだった。そこに…。
「そう思ってみれば、教官たちや佐藤中佐はどのような世界にいたんですか?」
吹雪が聞く。
「?話してなかったか…?」
「はい。」
「そうか…。今このタイミングで言うのはおかしい気がするが…。まぁいいだろう。」
「はい!」
「…そうだな。私たちのいた世界はこんな生優しいところではなかった。強大な敵の前では、例え非戦闘員でもただ殺されていくだけ…。勝者が敗者を嘲笑い、罵倒する…。そんな世界だ。敵は深海棲艦のような『決まった』敵ではない。傭兵だったりするんだ。傭兵は金で動くやつもいれば、その企業の依頼しか受けない奴もいる。または他の企業や組織に寝返る奴もいる。馬鹿な奴は騙され、殺される傭兵もいる。…私たちはそのような世界で生きてきたんだ。」
ジナイーダは重い感じで言う。吹雪は真剣な顔をして聞いていた。
「…まぁ、今はそんな世界じゃないから、私もジナものほほんとしているけど、戦場だと一味も二味も違うから。」
佐藤中佐は言う。
「えっ!?佐藤中佐もロボットになれるんですか!?」
「いや、私はなれないよ。だって、向こうの世界じゃ死んでるし。」
佐藤中佐は風呂に浸かって目を細めながら言う。
「…ところで、司令官はその世界ではどんな感じだったんですか?」
「…あぁ、ドミナントか…。…昔、傭兵リストを見たが、あの機体構成やエンブレムは見たことがないな。」
「そうですか…。」
ジナイーダは簡単に答える。そして思ったのか、ジナイーダ自身ドミナントについて考え始めた。
……私の知らない傭兵…。知っているとしたら主任やセラフか?…いや、だがあの部品は私の時代だ。…ジャックなら知っているのか…?いや、ジャックの最初のあの反応は知らない感じだ。アライアンスの奥の手…?いや、でもあんな友好的な奴が奥の手はないだろう…。…もしかしたら、シレアのような名の知れない一人の傭兵なのかもな。…だが、何故だろうか…?たまにあいつが言う言葉は、私が殺した者の言葉と似ていたりする…。だとしたら、奴らと戦ったことがある?あいつもACになれるなら、死んでいないということだ。つまり、奴らに勝ったのか逃げたことになる。だとしたら、名前くらいは情報があるはずだ。なのに無い。どういうことだ…?
ジナイーダは考えた。そこに…。
「まぁ、司令官が何者であっても、私の司令官は司令官だけです!」
吹雪が元気よく言う。
「…まぁ、そうだな。」
ジナイーダは短く答えるが、秘密にされていることが分かると、どこか寂しく感じていた。
「……。で、あの子は何で私をあんな目でみているのかな…?」
「?」
佐藤中佐は、つり目をして口元までお湯に浸かって見ている神様を見る。
「…おそらく、ドミナントがお前に取られないかどうか心配しているんだ。」
「…へ?どうして?」
「あいつとお前が少し特別な関係に見えたのだろう。」
「特別?…まぁ、取引みたいなのもしていれば、物を送りあったりする仲だから、そう見えても仕方ないのかな?」
「まぁ、事情は知らんが、相手にするとキリがないと思うからやめておいた方が良いぞ。艦娘たちすらあいつだけには張り合わないからな。」
「…そうなんだ〜。ふ〜ん。つまり、相手にしちゃダメなんだ〜。ふ〜ん。…フフフ。」
「…その顔はあいつで遊ぼうとしている顔だな。やめておけよ。」
佐藤中佐は悪い顔で笑い、ジナイーダがやれやれとした感じで言う。
…………
廊下
「主任、もう入れすぎるなよ…。せっかくの風呂が台無しになった。」
「ギャハハハ。ごめんねっ!」
「…見つからないところに隠した方が良いかもな。」
ドミナントと主任とジャックが風呂場から出てくる。そこに…。
「ドミナントー!」
「わっ!?何だ!?」
神様がいきなり抱きつく。
「えへへ…。お風呂からあがった私は魅力的?」
「…そうだな。」
ドミナントは困った感じでとりあえず肯定する。
……何があった?
ドミナントはジナイーダを見るが、肩をすくめている。佐藤中佐を見たら悪い顔している。セラフを見ても、暗い顔しかしていない。艦娘たちは頬を膨らませていたり、ジト目で見ている。
……本当に何があった?
ドミナントが考えていると…。
「えへへ…。暖かいでしょ?」
神様がドミナントの頭にまとわりつく。
……マジで何があった?何?なんなの?
ドミナントは困惑する。そして…。
「…胸をしまえ。顔に当たっている。」
「私、Cだからでかいほうでしょ?好きになりそう?」
神様がトンチンカンなことを言う。
……阿保か。女は胸の大きさじゃないだろ…。別に小さくても、いいやつだったら惚れると思うし。てか、惚れたことあったっけ…?…小学生の頃、優しい子に惚れたんだっけ…?曖昧で思い出せない…。もう10年以上前だからな…。
ドミナントは心の中で思う。そういう性癖なのだ。
「ん〜?私はDなんだよね〜。」
「む…。」
神様が唸る。
「佐藤中佐は何対抗心燃やしているんですか…?」
わかると思うが、佐藤中佐は神様に対抗心を燃えさせて遊ぼうとしている。1番の被害者がドミナントになるのも関わらず。
「…ふふ。私はFですがどうかしましたか?」
セラフが見下した感じで言う。しかし…。
「…おい、シレアに神様にセラフ。それは私に喧嘩を売ることだと理解しているのだろうな。」
「「「あ…。」」」
「だろうな。罰を与えようと思うんだが…。ドミナント、どう思う?」
「胸のでかさで好意を寄せようとしているなら間違っているから、その考えを改めさせるくらいならいいんじゃないか?俺は、変わることのできない、生まれ持ったもので競う人あまり好きになれないし。」
ドミナント、裏切る。
「「ガーン!」」
神様とセラフがドミナントの言葉を聞き、ショックを受ける。艦娘たちは、話に入らないで良かったと思っている。
「よし。ドミナントの了承も得た。覚悟しろ。」
「えーん…。」
「…“好きになれないし”…。」
「なんか、損した感じがする…。」
そして、ジナイーダは3人に説教するのだった。
はい。終わりました。まだ佐藤中佐(シレア)がやってきて、まだ1日も経ってないんですね。長いですね〜。まあ、まだお話が続きますけどね。女は胸の大きさじゃない…。ドミナントはいいことを言いますね。…そういう性癖ですが。ちなみに、ドミナントの性癖は、優しく、頑張り屋で、笑顔の可愛い大人のお姉さんが好みです。
登場人物紹介コーナー
入浴剤…バス○マン。爽やか森林の香り。入れすぎて、APが削れた。入れすぎには注意しよう。
ドミナントが惚れた小学生の女の子…黒髪ツインテール。ドミナントが怪我をすると、必ず近くに駆けつけて、ハンカチを渡したり、絆創膏を貼ってあげたりした。…実は最初、泣いているこの子にドミナントがハンカチを渡して、話を聞いたことがきっかけ。つまり、両思い。(爆発しろ)
次回!第93話「決断」お楽しみに!