3人のそれぞれの思い
今日から、2年生になった俺達は、制服の色も変わり新鮮な気分で学校に向かっていた、俺達が通っている羽丘は学年が上がると、制服の色が変わる仕組みになっている。理由は俺もしらない。
まぁどうでもいいことを考えていると、学校についた。
学校の校門の周りはやはり賑やかだった。新しく入ってきた1年生はみんなとても元気な様子だった。
玄関まで、向かうと紙に自分のクラスが表示されていた。
自分のクラスを探していると、Aクラスと書かれていた。
「Aクラスか……」
「浩介〜どうだった?私もAクラスだったよー☆」
「じゃー同じか、今年はよろしくな!」
「よろしく〜☆」
「兄さん……」
「ん?え?!どうした!友希那!」
俺は友希那の方を振り向くと、青ざめた顔をしていた。
「友希那どうしたの?そんな青ざめた顔して!?」
「実は……私だけ、Bクラスだったのよ。」
「去年は俺も1人だったからな。大丈夫だぞ、友希那お昼とか休み時間は一緒にいような。」
「ええ。」(兄さんと一緒のクラスがよかったな……でも、お昼になれば兄さんが来てくれる嬉しいな!)
俺はそう言い友希那の頭を優しく撫でていた。
「ちょっと!兄さん!?////」
「そーれよしよしー」ナデナデ
「ふにゃ〜〜///」
「こらこら〜2人だけの世界に入らないの!☆」
リサに止められて俺は、他の奴がいることを知らずに公衆の面前で
妹に、頭を撫でていたというのか!?
俺はすぐさま友希那に謝った。
「ごめんな友希那。」
「ええ。大丈夫よ///」(もっと撫でて欲しかったな)
「友希那は、可愛いな。」
「え?兄さん今なんって言ったの?」
「ん?俺今なんか言ってたか?」
「ならいいんだけど。」
「そうか。」
「私はBクラスだから、先に行くわ。」
友希那は先に行ってしまった。なんやかんやで俺とリサも自分のクラスに向かった。
その後、始業式とホームルームをして今日は解散になった。俺とリサは、友希那の所に向かった。
玄関までいくと、友希那は、校門の前でまってくれていた。
「遅いわよ2人とも。」
「ごめんごめん友希那〜先生の話が長くてね」
「そう……ならいいわ。兄さん早くライブハウスに向かうわよ。」
「お、おう。」
「アタシは今から新しくできたアクセショップに行きたいから一緒に行……って!待ってよー友希那〜浩介〜。」
「もう、歩くの早いよ〜2人共。」
「ごめんなリサ、友希那は時間が欲しいんだ。」
「うん。そうだね。そういや友希那はBクラスはどうだった?」
「ごめんなさい。今は自分のクラスのことより気にすることがあるから」
「そっか…でも最近忙しそうだね毎日いろんなライブハウスに行ってて浩介も手伝ってるって。」
「そうね…元々兄さんと2人で、ライブハウスで歌ってたけど」
「ねぇ2人共…まさか毎日出演してるんじゃ…ないんだよね?」
『……』
ごめんなリサ……
「あのさ…この話したくないってわかってるけど….まだバンドのメンバー探しているの?」
「ええバンドのメンバーは当然探してるわ今年のフェスに向けたコンテストのエントリーの受付はもう始まっている……条件は3人以上…今年こそメンバーを見つけて見せるわ。」
「でもさなんかそーゆーのって…」
リサが言いたそうにしていたけど、俺は言わないといけないと思った。
「悪いなリサ俺と友希那はやるつもりだよ父さんの理念を晴らすために。………」
「俺はもう、楽器を演奏するのは一回ほどしかできない体になってしまったけど、俺は必ず友希那をあのフェスに……『FUTURE WORLD FES.』に行かせるって決めたんだ。」
「兄さん……」
「でも……でもさ…だからこそアタシは友希那と浩介には音楽で辛い思いをしてほしくないんだよ。」
「リサ…私はただ自分のしたい事をしているだけよ。」
「でも…….っ」
「私は真剣なのやるからには全てを賭ける。妥協のない完璧なバンドを作るには楽しさなんていらないわ。もうライブハウスについたからじゃあね。兄さん早く行くわよ。」
友希那に言われたけど、俺はリサに言わなくちゃいけないことがあると言って友希那に先に準備しておいてと言っておいてた。
「浩介…話ってなに?」
「リサ…単刀直入に言わせてもらうけど、またベースをやってみないか?」
「え!?で、でも…アタシもう全然引いてないよ。」
「大丈夫だ。教えられる所は全て教える。」
「でも、なんでまたベースをしてくれないかって頼んだの?」
「さっきの話でまだバンドメンバーを探しているっていっていただろ?俺はバンドのサポートしかできない。だから俺達の幼馴染で友希那事をよく知っていてベースも引いていたリサなら友希那のバンドに適していると思うんだ。」
「でも…アタシは昔2人を裏切ったんだよ?なんで私なの?」
リサは今にも泣きだしそうな様子だったけど、俺は答えた。
「友希那の笑顔を取り戻すためにはリサの力が必要だ!だから!リサがいないとダメなんだ!」
「本当にアタシが友希那のバンドに入ってもいいの?」
「俺がいいって言ってるんだぜ。だから俺達のバンドに入ってくれるかリサ?」
「うん!アタシももう一度友希那の笑顔を見たい!友希那の隣にいられるように。」
「ありがとうリサ。」
俺はリサに御礼を言いリサの頭を撫でていた。
「久しぶりに頭を撫でられたよ。ありがとう。///」
「どういたしまして。これからよろしく頼むぞリサ。」
「うん!こちらこそ!」
「もうすぐライブハウスに行かないと友希那に怒られちまうからもう行くわ。」
「うん。頑張って浩介!」
「おうよ!頑張ってくる!……あ、このことはまだ友希那には内緒にしといてくれ!」
「わかったー!」
俺はそう言いリサと別れてライブハウスに向かった。
ライブハウスに着くと結構人がいた。俺は友希那が準備している部屋に向かった。部屋に入るとものすごいオーラのようなものをまとった友希那がいた。
その後俺は友希那に15分ぐらい正座して叱られていた。
俺はこれから絶対に友希那を待たせないようにしようと心がけることにした。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
3話目もよろしくお願いします!
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