緋弾のアリア さよなら殺人鬼   作:されかうべ

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 明日は投稿できません。とうか、8弾がうまく書けなくて困ってます。


7弾

 昼休み。厳しい訓練や授業の骨休みであるこの時間。学食は毎日武偵の生徒たちでにぎわっている。

 そんな中、真剣な顔で話す二人の男。武藤剛気と東雲祐樹である。

 普段お茶らけているかららが何をそんなに真剣に話しているのかと、キンジと桃マンの入った袋を両手で抱えたアリアが近づいていく。

「――おい、祐樹! お前マジで(   規制問題により伏せさせていただきます       )だと思ってんのか?」

「(     規制問題により伏せさせていただきます       )」

「何話してんだお前らぁぁぁぁぁぁ!!!」

 あまりにも専門用語(エロ用語)過ぎて、おしべとめしべレベルの知識しか持っていなアリアは会話を理解できず首をかしげる。そんなアリアを横目にキンジが全力で突っ込む。祐樹は、すがすがしい笑顔をキンジに向け、

「日本の夜明けについてだよ」

「嘘つけぇぇぇぇ!! R15をタグに入れてんのに全伏せしなきゃいけないほど、卑猥なことしか言ってなかったじゃねえか!」

 もう別の場所で食べようか。と考えるキンジを、獲物を見つけた肉食動物のように目を光らせた武藤がたちあがり、好奇心と怒りが混ざったような声で言う。

「聞いたゼキンジ。ちょっと事情聴取させろ。逃げたら引いてやる」

 武藤がキンジの肩をつかみ無理やり椅子に座らせる。その隣にアリアが座り桃マンを食べ始める。

「や、みんな。ここいいかな?」

 と、そこへ背の高い優しそうな青年が近づいてきた。強襲科の不知火亮。武偵校でも五本の指に入るイケメン。

 世人の話は、キンジの幼馴染である星伽白雪がおこなった花占いや、別れた別れないと、白雪の話がおもである。

「白雪は今朝の予鈴のときには、俺と一般校区の廊下で出くわして挨拶もせずに女子トイレに逃げ込んでんだよ」

 今朝、温室で花占いをしていた白雪と、予鈴の時に、挨拶もせず女子トイレに逃げ込んだ白雪。不知火とキンジ、二人の言葉が見間違いではなく、正しいのなら、動き出したということだ。

「――魔剣、デュランダル」

 小さく小さく、それでいてアリアに聞こえるような声で呟いたのは、グレイマンの小さな罠。

 

 

 

 

 翌日、朝武偵校広場

 

「あら」

 キンジを調教するため、拳銃を突きつけながらお願いしたアリアは約束の一時間前に集合場所の広場に来ていた。

 広場のベンチには缶コーヒーを片手にベンチでたそがれる、一人の少年がいた。キンジではない。

「ん? ああ、神崎ちゃん。って、チアガールだとぉぉぉぉ!!?」

 東雲祐樹である。8歳から30歳までならどこでも食えると断言する祐樹の前にチアガールの美少女が現れるのは、ライオンの檻に焼き肉のたれが塗りたくられた人を放り投げることよりも危ない。

 殺人鬼というよりは性犯罪者である。

「祐樹、二人っきりで話すのは初めてね。丁度いいわ、あんたに聞きたいことがある」

 アリアの真剣な顔を見て、すべてを突き破らん(いろんな意味で)とそそり立つ約束された勝利の棒(エクスカリバー)を隠すためベンチに座りやや前かがみの姿勢になる。

「あんた昨日言ってた、魔剣、デュランダルって。あんた、奴につい何か知っているの!?」

 アリアにしてみれば、母に罪をかぶせた相手の名前が突然出てきたのだ。本当ならあの場ですぐに問いただしたかったが、大勢の前でする話でもないのでやめた。しかし、人っ子ひとりいないここなら丁度いい。

 眉を吊り上げ、威嚇するように祐樹を睨む。今にも拳銃を抜きそうなその雰囲気は、前にロンドンで戦った時よりはるかに成長したのが分かる。

 

 体が熱くなる。血が躍動するのが、わかる。

 祐樹は、本能のままに動こうと暴れる体を無理やり制御するが、早鐘のように打ちつける心臓が長時間『これ』を抑えつけるのは不可能だと知らせてくる。

「まあ、きっとすぐ会えるよ。あはは、そんな怖い顔するなよ」

 質問に対して、全てをはぐらかして答える祐樹に声を荒げそうになるが、祐樹の笑い声がそれを止める。

 否、祐樹から滲み出る殺気が、アリアを止める。

「キンジと待ち合わせしてるんだろ? そろそろ行くわ。じゃあね、バイビ~(死語)」

 

 

 

 放課後

 

 高い音を響かせながら、アリアが通気口のカバーを拳で破壊し、教師科の個室にとび下りる。

 星伽白雪の弱みを握るため、呼び出しを受けた彼女と、尋問科の教師である綴の会話をダクトで盗み聞きしていたアリアとキンジだが、デュランダルが白雪を狙っていることを聞いたアリアは、身を翻し個室に着地。そして、

「そのボディガード! 私がやるわ」

 腰に手を添え、二人を指さし、そういった。

 

 そこにキンジが落下したり、アリアが泳げないことが発覚したりといろいろあったが、キンジを人質に取るという強硬手段を使い、アリアが白雪をボディガードすることに決定した。が、

「キンちゃんもわたしの護衛して! 24時間時間体制で! ――私もキンちゃんと一緒に暮らすぅ!」

 哀れな被害者が一人でた。口から天へと飛び立ったキンジの魂を白雪があわてて口に戻しキンジ復活。

「だ、駄目に決まってんだろ!! もしばれたら、祐樹の野郎がすぐにでたらめな流す!」

 もし、なんて確率ではない。祐樹の情報収集能力はこういう件に関してだけは並みではない。アリアの喘ぎ声がするなんて言う噂を祐樹が流していると知った時は本気でぶっ殺してやろうと思った。

「し、東雲祐樹! あいつ怪しい! ぜぇーたい、怪しい!!」

 両側で縛った長い髪を揺らしながら、アリアが犬歯をむき出し、言う。突然の言葉にキンジが怪訝な表情を浮かべる。

「おいおい、アリア。あの変態野郎が怪しいってどういうことだ?」

「勘よ、勘! 証拠はないけど、あいつは怪しいの!」

 勘というよりは、あの殺気を目の前で感じたのが主な理由だろう。

 勘という言葉に呆れた表情を浮かべたキンジは、さっさとこのタバコ臭い個室から逃げようとするが、

「東雲祐樹ねぇ。強襲科のSランク武偵。武装は、グロック。女子生徒へのセクハラがちょっと目立つが、成績も優秀……って言いたいところだけどぉ、確かにあいつはきな臭いねぇ。蘭豹の勘はよく当たるしなぁ」

 その言葉に、キンジは足を止める。頭に浮かぶのは、理子の言葉。

 『グレイマンはキンジのすぐそばにいる』

 こちらはあまり信用できないが、アリアの勘。

 そして、今の綴の言葉。

 連想してしまう。証拠はない。だが、なぜか。いや、キンジの本能が叫んでいる。

 

 東雲祐樹は、グレイマンだと。

 

 

 

 

 

 放課後、キンジは図書室でパソコンを使っていた。調べいるのは、一人の殺人鬼についての事

 グレイマン。元々は、アメリカ史上最悪の殺人鬼と呼ばれた男の異名であるが、最近はアルバート・フィッシュの生まれ変わりとして新聞で報道された、食人者の異名として使われている。

 犯した罪は挙げればきりがない。

 ネットに載せられた新聞記事や目撃証言を流し読みしていると、一つ気になる文を見つけた。

 曰く、『グレイマンは不死身である』

「――っと、デュランダルの事引きずってんのか? ばかばかしい」

 超偵、白雪、デュランダル。少々非現実的な考えが浮かぶが、かぶりを振って否定する。

 パソコンの電源を切り、背もたれにもたれかかる。

 自分は何を考えているんだろうか。頭の中に浮かんでくる疑問。

 ――つまり、今俺は、

「友達を、疑ってんだよな」

 あり得ない、そう思う自分もいる。だが、

 浮かんできた考えを打ち消すように、唇を強く噛む。

 直後、視界が影に遮られる。一目でわかるツインテールの影。そして、振り上げられた、おそらく木刀。

「キーンジ。そりゃ!!」

「アリア! ちょまっ!?」

 言い切る前に、頭に強い衝撃が走り視界が明暗する。頭を押さえ声にならない悲鳴を上げる。目じりには涙がたまり、確実にコブになることが分かる。

「おまえっ! 問答無用で木刀振りおろすのはやめろ!!」

「うっさい! こんなのも止められないなんて、風穴よ!」

 一人で思いつめていた時に、アリアが来てくれたことに若干感謝しつつ、この問題を先延ばしにしてはいけない。と、何か予言のような思いがキンジの胸にはあった。

 

 

 

 

 

 

 

 




・規制問題により伏せさせていただきます
 伏せないと作品が消される可能性が

・日本の夜明けについて
 エロは世界を救える

・8歳から30歳までなら
 さすが僕らの祐樹君

・すべてを突き破らん
 性犯罪はしない主義

・東雲祐樹は、グレイマンだと
 ふくせん回収

・グレイマンは不死身である
 ふくせん

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