勝手に勇者にされたが盾の勇者なんて辞めてやる 作:仮面ライダー何だろお前
「毒の勇者・・・だと・・・?」
俺以外の全員が動揺している。
いきなり化け物の道具で変身したのが不味かったのか?
それともあれか。伝説の盾が変身したと同時に灰になって崩れ落ちたのが不味かったのか?
まあどうでもいいか。
パッと見、ただただ変身した事に驚いている感じだし。
ガシャーン!
後ろからガラスが割れる音がした為、その音の方を振り向くと、そこにはこの世界にはいないはずの彼奴が居た。
灰色で巨大な身体。
四足の強靭で何もかも踏み潰してしまう足、身体の上には、象を模した人間サイズの化け物。
俺が倒した筈のエレファントオルフェノクだ。
なんでここにいるのかと思いながらよくよく考えたら、俺がこの世界に来たとき、図書館で突進態で暴れていたこいつにとどめを差そうとしていた所だった。
取り敢えずまた倒すだけだ。
俺はファイズフォンのボタンを押し、オートバジンを呼び出した。
「おい巨大象!お前の相手は此方だ!」
俺はオートバジンに股がってエレファントオルフェノクの周りを走って挑発し、城の中庭に引き付けた。
エレファントオルフェノクは先程破壊した壁の隣にある別の壁を破壊しながら、俺達を踏み潰そうと落下してきた。
俺はオートバジンからファイズエッジを引き抜き、エレファントオルフェノクの足にぶっ指して、ファイズアクセルの加速能力で別の場所に移動した。
そしてベルトからファイズポインターを外してミッションメモリーを挿入して足に填め、崩れ落ちてきた壁の残骸やガラス片等を飛び移り、エレファントオルフェノクにクリムゾンスマッシュを連続で決めた。
大量のフォトンブラッドが身体中に走り回ったエレファントオルフェノクは、青い炎に包まれた身体から紅いΦの字を浮かべた後、炎が一斉に消えて灰になり、バラバラに崩れ落ちて、残りの灰は風に乗って消え去った。
俺は右手首を振るい、ベルトからファイズフォンを外して変身を解いた。
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俺は今天木のデータを覗いている。
ふむふむ、特定の武器に繋がるように武器を成長させたりも出来るみたいだな。
アレだ。ネットゲームのスキルツリーみたいな感じだ。
スキルを覚えるには変化出来る武器に収められた力を解放する必要があるっと……。
ホント、ゲームっぽいな。
「なあ、これってゲームみたいだな」
俺以外の連中もヘルプを見ているのだろう。俺の問いに空返事しながら答える。
「っていうかゲームじゃね? 俺は知ってるぞ、こんな感じのゲーム」
「え?」
「というか有名なオンラインゲームじゃないか、知らないのか?」
「いや、俺も結構なオタクだけど知らないぞ?」
「お前しらねえのか? これはエメラルドオンラインってんだ」
「何だそのゲーム、聞いたことも無いぞ」
「お前本当にネトゲやったことあるのか? 有名タイトルじゃねえか」
「俺が知ってるのはオーディンオンラインとかファンタジームーンオンラインとかだよ、有名じゃないか!」
「なんだよそのゲーム、初耳だぞ」
「え?」
「え?」
「皆さん何を言っているんですか、この世界はネットゲームではなくコンシューマーゲームの世界ですよ」
「違うだろう。VRMMOだろ?」
「はぁ? 仮にネトゲの世界に入ったとしてもクリックかコントローラーで操作するゲームだろ?」
皆何のゲームの話してるの?