“イニマ”という種族は心を読む──そして解放者の血が濃ければ記憶すら読み取ると、ロゼはそう言った。しかし脳の処理速度は原種と大して変わりないとも口にしていた。とすると、記憶の読み取りとはいったいどのように行われるのだろうか。彼女の口ぶりからすると、大した時間はかからないように思えるけど。
「…記憶の閲覧は……魂の接触……それは時と空間の概念が変わる……多次元のコンタクト…」
「ふぅん…? 『空間の記憶』を読み取るって言ってたっけ。さっきの解釈で言うなら、生物だけじゃなくてあらゆる物質に“魂”があるってことになるけど」
「うん……でも……双樹が思ってる“魂”とは……少し違う。幽霊だとか……霊体だとか……オカルトなものじゃ……ない」
「気が散るなら黙っとこうか?」
「うん……その方が……助かるかな…」
「それで、何か掴めたかい?」
「黙るんじゃなかったの!?」
うーん、ぼんやり蒼く光るロゼの瞳は本当に綺麗だ。白人の中でも『金髪碧眼がステータス』なんて風潮が、一部にはあるらしいけど……少し納得である。まあ蒼に発光しているのと碧眼では、根本的に違うかもだけど。
「…ふぅ……終わったよ、双樹」
「ありがと、お疲れ様。それで……どうだった?」
「うん……なんだかこの辺り、色々とおかしなことになってるみたいだ。普段はこんなに時間がかかるものじゃないんだけど、かなりかかっちゃったし」
「おかしなこと?」
「空間がバラバラになってる──って言えばいいのかな? 一度バラけて、適当にくっついたような感じというか……『ルミナス』の三人も巻き込まれてるし」
「へぇ…? そうだったんだ」
「君がフル・フリットに初めて会った時、仲間とはぐれてただろ? あんな化け物連中がそんな状況に追い込まれるなんて、ちょっとやそっとじゃあり得ない事態だよ。たぶん空間の相転移に巻き込まれたんだろうね」
なんだ空間の相転移って。どこまで不思議な現象があれば気が済むんだ、この世界は。しかし空間が無茶苦茶に入れ替わるということは、変な巻き込まれ方をすると体がねじ切れたりするのだろうか。恐ろしい限りである。
「そんなことないさ。“物質”っていうのは、君が想像してる以上に力があるものなんだ。空間が入れ替わる境目に密度の高い物質があれば、弾かれるのは『現象』の方だよ」
「ふーん……なんかさ、ロゼも学者みたいなところあるよね」
「それは──情報を得られる手段が、人より多いからね。特にさっきみたいなやり方だと、時間効率もすごく良いし」
なるほどなるほど……それにしても『相転移』か。僕がこの世界にきたのも、それが原因だろうか。もしそうなら、気になるのは自然現象なのか人為的なものなのかという点だ。後者であれば、業腹ではあるものの、帰還の手段は明確なんだけど──問題は前者だった時だ。
それが偶然だとするならば、宝くじの一等に当たるよりも薄い確率に違いない。となれば、再度それを期待するのは無茶というものだ。
「…自然現象じゃないと思うよ。なんだか妙な意志を感じたし……悪意じゃなさそうだったけど」
「そんなのまでわかっちゃうんだ?」
「漠然と、だけどね。普通の人間だって、近くにいる人がピリピリしてるとなんとなくわかるだろ?」
確かに。しかし……なんというか、ロゼに着いてきてもらってよかった。彼女が一緒じゃなければ、これほど情報を得られることもなかっただろう。僕の中のロゼ株が上昇しすぎて、ストップ高である。
「うぇへっ……そ、そう? それならボクも嬉しいよ」
「うんうん。笑い方がちょっと気持ち悪かったけど、すごく感謝してるよ」
「ひどい!」
「こんな状況だし、なんのお礼もできないのが心苦しいけど…」
「そんなのいいさ。ボクたち……とっ、友達だもん」
「あ、よかったら体で払おうか?」
「『友達』だって言ってるだろ!?」
「うーん……果たして男女間の友情とは、一切の性欲なく成立するものなのか…」
「するさ。男と女だからって、常に性愛が介在するとは限らない。双樹はお母さんとかお姉ちゃんに興奮したりするのかい?」
「『義理の』がつけば、一大ジャンルだぜ」
「つけなくていいから。だいたい創作じゃあるまいし、現実で義理の家族に手を出す人なんてまずいないからね?」
「でも『義を見てせざるは勇なきなり』って言うし…」
「違う意味になってるよ! そんなイヤらしい勇気いらないから!」
さて、これ以上の情報はないとのことだし……とりあえず街へ戻るとしよう。この状況が人為的なものだとするなら、実行者は確実に存在することになる。問題はそれが故意なのか、それとも何かの事故かという点だ。故意なら故意で、僕を狙い撃ちしたのか、誰でもよかったのかという部分も気になる。
──後ろ髪を引かれつつも、僕はその場を後にした。
■
ロゼに抱えられながら街へ戻ると、何やら見覚えのある巨体が街の外に鎮座していた。爬虫類のような見た目といい、へこんだ頭といい、おそらくはフルが殴り倒したドラゴン的なアレだろう。結構な人数で解体作業が進められており、凄まじい勢いでバラバラになっている。一人一人が重機並の働きをすればこそ、あの速度を可能とするんだろう。
気になるのは、血液がほとんど出ていないこと──そして腐敗臭がまったくしないことだろうか。気温は春先くらいの温度が保たれているが、丸一日死骸が放置されていたとするならば、少なからず腐敗は進んでいる筈だ。
「──ああ、あれは半分ぐらい植物みたいなものだからさ。野菜や果物と一緒で、そんなすぐには傷まないよ」
「どこをどう見たら植物なんだ…」
「普段は地中で、植物の株みたいに丸まってるんだよ。土壌が特殊ってのは聞いてるだろ? あんな巨体でも陸上で生息できるのは、それだけ地中に流れるエネルギーが豊富って証明さ」
「ならさ、なんでわざわざ地上の獲物を狙うんだい?」
「さあ? ボクは生物学者じゃないし、そもそも異世界の生物は謎だらけだもん。宇宙や深海よりも解明が進んでないって言われてるよ」
ううむ……まあ僕が考えても詮無いことではあるし、気にしないでおくのが一番か。クジラの解体とかもこんな感じなのかな、と眺めていると──僕の姿に気付いたツバキが、テテっと駆け寄ってきた。
「双樹! 大物だぞ!」
「みたいだね……これ、三人で運んだのかい?」
「おう、なんか死んでたから持ってきた! 儲けもんだな!」
三人で……シロナガスクジラ並の巨体を運べるのか。ニ、三百トンくらいはありそうだが、凄まじい膂力である。というか彼女たちですら恐れるフル一行って、いったいどんな領域にいるか想像もつかないんだけど。
もしかして僕、かなり分をわきまえてない感じなのだろうか。王様に馴れ馴れしく話しかける一般市民みたいな立ち位置だったとしたら……したら……うん、別にどうもこうもないな。時代は四民平等である。
「こんだけの量だと、やっぱり一財産なのかい?」
「そーだなー……百万円くらいいくかもな!」
ほうほう……ん? 可食部位が……かなり少なく見積もって五十トンくらいだとして……キロ二十円? 百グラム二円って、もはや価格破壊ってレベルじゃないぞ。貨幣そのものは違うけど、単位は僕の常識と大差ないって昨日確認できたから、『百万円』は僕が考える百万円とおおよそ同じだ。
「食料の価値だけはね、双樹。君の常識よりは極端に低いと思うよ……ダストパイルで食うに困るなんてことはありえないからね」
「ああ、なるほど……でもそれだと、持ち込まれた種が貴重っておかしい──あ、作物じゃないのか」
「作物もあるけど、基本的には利便性を高めるものが好まれるのさ。衣食住全てに植物が密接に関わってくるってのは、今も昔も同じだよ」
となると、相対的に衣服やらなんやらの方が高い価値を持つわけだ。悉皆屋のコタくんがお屋敷を構えていたのは、そういう事情もあるのかもしれない。ハテナ顔で小首をかしげているツバキの頭をくしゃりと撫で、ミーナの方へ向かう。なにやら狐耳を生やした男性と交渉しており、どうやら頭脳担当は彼女ということらしい。
男性の方は百八十センチと少しといったところだろうか。僕よりも少し高く、小顔で糸目の金髪だ。大ボスの側近とか、後々に裏切りそうな仲間とかにいそうなタイプである。良い人そうに見えて腹黒い……けどやっぱり実は良い人って言われるとしっくりくる。
「ほんならまあ、これでどやろか」
「ん~……わかった~」
煙管を一吸いした後、巾着からごそごそと硬貨を取り出す男性。それをミーナに渡し、こちらに視線を向けると──彼の片目が少しだけ見開いた。逆さにした煙管からポンポンと灰を落とし、値踏みするような胡散臭い笑みで話しかけてくる。
「ここらで浮葉以外見んのは久しぶりやなぁ……お二人さん、どちらから?」
「消防署の方から来ました」
「なんでやねん! …ってやめやめ、いきなりご挨拶やなぁ。また古臭いネタ持ってきよってからに…」
「むしろ通じたことにびっくりさ」
「この
「へぇ……じゃあなにか面白いこと言ってよ」
「──関西人と見ればそのセリフよ。『面白いこと言ってよ』言われて、面白いこと言える人間がなんぼほどおるかっちゅう話やで」
「そう? じゃあ僕が言うよ」
「なんで!?」
「この前、全身真っ白な犬を見かけてさ。それで──」
「
「…そんな程度の低い冗談を言うように見えるかい?」
「なはは、ちゃうかったか。すまんすまん、続けてや」
「まったく……そう、それで──その犬、なんと尾も白かったのさ! あっははは!」
「まんまやんけ!」
「ということで、僕は沙羅双樹。よろしく」
「えぇ…? うぅん……けったいな兄さんやなぁ。俺は『
「わお、今にも死んじゃいそうな名前だね」
「自分も大概やん。そのうち
「──今のは……侮辱と受け取るぜ」
「沸点おかしない!?」
釈然としない表情で顎をさするギンコ。しかし関西人やらなんやらと言うあたり、どう考えてもここで生まれ育ったとは思えないのだが──彼もワールド・ワイド・ウォーカーズということなのだろうか。それにしては随分馴染んでいるような気もするけど。
「関西人ってことは、ギンコは外から来たのかい?」
「ん? ああ、そやで。ちょいっと旧世界で悪さしすぎたらなぁ、追い出されてしもて。『ピリカ・カムイ』って知っとる? そこで叔父貴が隊長やっとるんやけどなぁ、尻尾ひっつかまれて無理やり連れてこられたんや」
「ピリカ……ああ、ド○ミちゃんの呪文かなにかだっけ」
「なんやそれ」
「──ピリカ・カムイは国営の調査団の一つだよ、双樹。ワールド・ワイド・ウォーカーズは民営の営利団体でね、目的は様々だけど……調査団の方は、人類の発展を目的として異世界を探索するのさ」
「へぇ……聞いた感じ、好きなことだけして生きていけるような世界だと思ってたけど……国営の方に所属してなにかメリットでもあるのかい?」
「そらオオアリやで。『母集団に利益を運ぶ自分』が好きなんや、あいつらは」
「ふぅん…?」
「色んな人間がおるっちゅうことや。おっきい集団に帰属するんが好きで、せっせと母体に餌を運び込む……銀狐さんから言わせてもらうとなぁ、ああいうやつらこそ本能だけで生きとるんやわ」
「んー……どういうこと?」
「昔っから人は集団で生きてきたやろ? それがいまだに細胞に染み付いとるっちゅーか……『駒』やら『歯車』であることが安心に繋がる輩は、一定数おるもんや。奴隷の幸福が好きなんやろなぁ」
「ふむふむ……それで調査中に、桁外れに大きい街を発見したのを良いことに、君は逃げ出したってわけかな?」
「おお、よぉわかっとるやん。他人のために生きたいんならなぁ、それはそれでえええけど、人に強要するもんちゃうわな。幸い──って姉ちゃん目ぇ怖っ! なんやのん? それ」
「…ロゼ?」
なにやら驚いているギンコにつられて、僕も後ろを振り向く。するとそこには、瞳を蒼く発光させているロゼが、鋭くギンコを見据えていた。しかしそれも僅か数瞬といった程度で、すぐに元の彼女へと戻る。行動の意味を考えれば、彼女がギンコの記憶を読み取ったということなのだろうが──ロゼにとって、それは不誠実な行為だと認識していたように思う。だってのに、いったいどうしたと言うんだろう。
「──少し、ね。危ない人間を双樹には近付けたくないから」
「うん? 『追い出された』言うたかて、そんな大層なもんちゃうがな。彼氏の心配すんのもええけど、構いすぎると逃げるんが男っちゅうもんやで、姉ちゃん」
「…そうだね。とりあえずは大丈夫かな」
「…? なんのこっちゃか」
…悪人の可能性があったから、記憶を覗いたのだろうか。抱いていた印象からすれば、少し意外と言うのが本音である。ついでに言うと、『彼氏』という言葉を否定しなかったのも意外である。これはもう、好きにしていいよというサインと受け取っていいのだろうか。
「よくないよ!」
「は…? え、なんやの? 急に」
「ああ、ごめんね。彼女、たまに情緒不安定になるんだ」
「そら大変やなぁ……ま、女心と秋の空っちゅうしな。ワガママ聞くんも甲斐性のうちやで」
「くぅっ…」
ぐぬぬと唇を噛みしめるロゼ。僕としても、こう何度も『頭のおかしい人』扱いをして申し訳ないとは思うのだが、いかんせん、いきなり独り言を叫びだす人物の説明などそれ以外にないのだ。『彼女は心が読めるんです』と僕が言っても、ロゼは別に気にしないだろうが、色々と面倒になるのは確かだし。
「ところでさ、ギンコはお肉屋さんなの?」
「アホ言いなや。ただの肉屋がこんな量の肉さばける訳ないやろ? この銀狐さんはなぁ、
「へぇ……じゃあ情報通ってこと?」
「モチのロンや。旧世界みたいにネットワークが発達しとるより、ここみたいに原始的な方が情報の価値はお高いんやで? …まぁ叔父貴が戻ってきた時、ちゃっちゃと逃げ出せるように網張っとるだけやけどな」
「じゃあ色々と聞きたいことがあるんだけど……いいかな?」
「そりゃ兄さん、見返り次第や。さっきも言うたやろ? 情報ってのはお高いんや」
「僕と君の仲じゃないか」
「初対面やんけ」
「まずは僕の事情を話すから、その後──」
「聞いとる!?」
「──無一文の僕から何を取ろうって言うんだ!」
「無一文でなんかくれっちゅうのがおかしいやろ!?」
「確かに。じゃあ情報交換なんてどうかな? 情報のお礼には情報で……って感じでさ」
「おお、それならええで。まぁ価値のある情報かどうかは、こっちで判断させてもらうけど」
「僕の恋愛遍歴なんかどうかな?」
「いらんわい!」
ううむ……情報交換とは言っても、彼が知りたそうな情報など持ち合わせていない。どうしたものだろうかと思案していると、横で話を聞いていたミーナがくいくいと袖を引っ張ってきた。どうやら代わりに払おうかと気を遣ってくれたらしい。
「んー……ありがと、でも気持ちだけ貰っとくよ。返す当てもないしね」
「べつにいいのよ~? どっちみちすぐに使っちゃうもの~」
「すぐって……百万くらいあるんだろ? 何に使うのさ」
「花札~」
「丁半博打!」
「麻雀!」
「うわっ!? 桃千代、いつのまに……というか、どんだけ博打好きなんだ…」
「宵越しの銭は持たない主義だ!」
「なんて不健全なんだ…」
うーん……すぐに消えてしまうとはいえ、やはりそれは彼女たちのお金なわけで。手段がわかればさっさと帰る都合上、お金の貸し借りはなるべく避けたいよね。ミーナたちが気にしなさそうだからこそ、こちらが気を使わないと、不義理を重ねてしまいそうだ。
「うーん…」
「…なんならいま嬢ちゃんたちが言うた──博打で決めてもええで?」
「と言っても、種銭がないしね」
「ええねんええねん、
ギンコと──ついでにミーナたちも、毛を逆立てて僕の後ろを見つめている。振り返ってみても、そこには微笑むロゼの姿があるだけだ。ふーむ…? 察するに、これは湯屋でフルが怒った時と同じなんだろう。僕が原種だからエネルギーを認識できないだけで、わかる人間にはわかるヤベェ状態なのかもしれない。
「…なら麻雀にしよっか。それならボクも参加できるし」
「あ、あぁ……それはええけど…」
ううん……ギンコがなにか良からぬことを企んでいたのだろうか。僕も人を見る目はあるつもりだし、彼からはそんなに嫌な感じはしなかったけど……まあロゼが介助してくれるというなら、悪いようにはならないだろう。なんせ全員の考えが透けて見えるんだし。
冷や汗を流すギンコに案内され、ゾロゾロと道を歩く。そして僕はそっと速度を緩め、桃千代の手を取りつつ耳元に口を寄せた。
(…っ!? なな、なんだよ…)
(桃千代はさ、結構打てるほう?)
(そりゃぁ……まあ、そこそこな)
(そっか──ちょっとお願いがあるんだけど、いいかな?)
(…? 別にいいけど…)
(よし、じゃあルールを教えてくれ)
「今から!?」
「しっ! 声が大きいぜ」
「なんで勝負受けたんだお前…」
「いやだって、答える前にロゼが…」
ちらりと前を見ると、ギンコの冷や汗がロゼにも伝染していた。なんかもう筒抜けみたいだし、普通に教えてもらうか──と思ったけど、ヒソヒソと耳元に当たる桃千代の吐息が、くすぐったくも心地良いのでそのままにした。ついでにそっと腰に手を回すと、脇腹にコークスクリューを食らった……が、胴体が泣き別れにならなかったあたり、手加減はしてくれたのだろう。麻雀の役を脳内に刻みつつ、どこまで許してくれるのかをドキドキしながら試す。
猫耳はセーフ。肩もセーフ。尻尾はゲフゥッ!
「く、癖になりそう…」
「なにやっとんねん……ほれ、着いたで。ここが香炭鉄火場──“ジギタリス”や」
そう言ったギンコの目の前には、まるで竜宮城のような異色の建物があった。横の桃千代に目をやると、なにやら目を輝かせている。というかツバキもミーナもなんかウズウズしてるし……彼女たちが金欠だったのもわかると言うものだ。
さてさて、鬼が出るか蛇が出るか──あ、麻雀が出るのか。ガクリと肩を落としたロゼに続き、僕たちは建物に足を踏み入れた。
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