では早速、短めですがどうぞ
皆さんこんにちは!リポーターの時水です!
本日はフェンリル極東支部、通称アナグラにお邪魔しています。普段カメラが入ることのないこの場所に、なんと招待されてしていまいました!
現在、極東支部二人目となる新型神機使いの適合試験を生でお届けするということで、会場で期待の新人さんを待っているところです。安全のため、職員の方々と同じ、この高い場所からの中継となります。
神機使いと言えば、我々人類をアラガミの脅威から守ってくれる存在です。その誕生に立ち会うことができるとは、嬉しい限りです!
普段は訓練場として使われているのでしょうか。壁には無数の切り傷が、床には何かしらが爆発した痕跡があります。訓練の激しさを物語っていますね。神機使いの皆さんのこの努力が、普段のアラガミ退治に繋がっているのでしょう。
しかし、こんな部屋の中でも一番目立っているのは、なんと言っても中央に設置されたこの機械です。この悪しゅ...…独創的な機械は、なんというか……の……ハイ。
手首ギロチン装置にしか見えないこの機械、実は神機使い証である腕輪と腕を く っ つ け る ためのモノなんです!
新人さんは上下に別れている腕輪の下半分に腕を置き、試験の開始を待つことになるそうです。
あっ……!新人さんが到着したようです!
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ヤバい……膝が大爆笑してる。背筋にはさっき支給されたばかりの制服が、大昔に流行ったと言われている紫巨人ロボアニメのスーツの如く、それはもう馬鹿丁寧にピッチリと張り付いているし、頭の中では血液がドンドコ煩いしで最悪だ。
「おーい、えっと……アキ?恐いのは当たり前だ。とりあえず深呼吸してみろ、落ち着くぞ?」
「リンドウ!お前はまた……」
「まぁまぁ、いいじゃないですか姉上。後輩の面倒を先輩が見るのは当然だろ?」
確かに緊張はしてたけど、恐れてたとかじゃないんですよ。ただ全国一斉放送のカメラに映るのが……。
「支部長や博士の考えることは分からないからな。ま、リラックスリラックス」
この言葉だけで気持ちが落ち着いていくのを感じる。きっとこの人、大ベテランなんだろうな。オーラというか気迫というか、カリスマ?が言動に滲み出ている。自分より頭半分くらい上にある目がニッと笑った。
会場前に着いた。あとは扉を空けるだけだ。
最後におもいっきり空気を吸い込む。
空気を吐き出し終わると同時に扉の横にある端末に触れる。プシュッと空気の抜ける音がどこか遠くのものに感じる。
これでもう戻れない。極東の技術者達を信じよう。
目に飛び込んだのは、先ほど映像で見せられた機械だ。あそこに仰向けに寝て腕を差し出す。
痛みはあるが、すぐに終わるらしい。
全国テレビで泣き叫ぶようなことはしたくないな!知り合いに見られたらたまったもんじゃない。
機械への距離は意外なほどに短く感じた。もっとこう、〈永遠にも思える数秒〉、みたいなものがあると思ったんだけどな。このお気楽脳内はそんなものは受け付けないらしい。
台に寝て、腕を差し出し、腕輪の向こうにある神機の柄をにぎる。
とにかく頑張れ!何かは分からないけど頑張れ!
「始めてくださーい」
うっし!声が勝手にビブラートを効かせなくてよかった。
目は流石に瞑った。手首がプレスされるのを見たいとは思わない、正直恐い。
数秒後、ガコン……ズカン!
ズガン!で腕激痛が走った……が、別の感覚もある。
でもやっぱりとにかく痛い。別の感覚とか知らん忘れた。
子供の頃バクテン失敗して腕を折ったときより痛い。あの時は学校の先生が俺を背負って病院まで連れていってくれたっけ。
不意に痛みが消えた。ぼーっと腕を見ると神機使いの証がくっついている。
適合成功だ
急激に意識がハッキリしだした。物凄く調子がいい。アラガミ化の恩恵ってすごいんだな。ちょっと甘く見てた。今なら腹筋1000回とか余裕でいけそう。
これなら出来るかもしれない。昔の夢を実現させることが。あの日、あの時諦めた夢を……。
ここまで来たら絶対にやってみせるさ。
決意と同時に神機を横に切り払った。
ガリィィィィン!!
やっべ機械壊しちゃったよ。全国生中継でやっちゃった……。
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て、適合成功です!
それにしても神機ってかなり大きいんですねー。あれを振り回せるからこその神機使いと言うわけですね!あの機械を真っ二つにするなんてすごい!
今、この場所で、涼風
以上中継でお送りしました!それでは私はインタビ……プツ
「アイツが神機使いにねぇ。ふぅん」
リモコンを持つ少女の腕にも、腕輪が光る。
はじめまして、アローといいます
作品投稿はこれが初めてとなります
至らぬ点など、数多くあると思いますが、そこを含めてのご意見、ご感想を頂けたら幸いです
※ケータイ投稿です