初代雲の兄弟 霧雲の守護者になった者   作:白炉丸

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霧雲 9

 

 旅立ちまで残り7日

 

 アラウディとの話し合い。

 アディは現在、某国の諜報機関のトップに君臨していると言った。

 前任は僕達の父親で、アディは父親(それ)の監視下にあったが、アディは父親(それ)を陥れ自分がのし上がってやったそうだ。僕の兄弟スゴイ。

 どうやら父親(あれ)は病気持ちで長くは生きられなかったそうだ。だから自分の子を上に上がらせて権力を維持しようと考えていたんだろうね。

 まあ、できなかったようだけど。

 母親はいつの間にか死んでたらしい。

 

 

 

 残り6日

 

 (デイモン)・スペードを見かけた。

 彼の隣には距離が近い女の人がいた。

 彼女がエレナかな?まだ生きてたんだ。

 

 去ろうとしたら彼女に見つかり話しかけられた。新しい守護者の事は彼女も聞いていたそうだ。

 昼時だったので昼食に誘われた。

 デイモンに邪魔者を見る目で見られた。

 

 デイモンに僕が幻術を使えることを見抜かれた。(別に隠してないけど)

 僕の使う幻術は、自分や触れてるモノの姿を変えるか見えなくする事しかできなくて、攻撃に、つまり触れてない相手にダメージを与えることができない。(火柱とかが出せない)

 

「貴方が攻撃に幻術を使えない理由は私にも分かりかねます。

ただ、そういうふうになっていると言えばいいのでしょうか……」

 

 彼にもその理由はわからないようだ。使えない。

 まあこれで、僕に幻術の才能が無いために幻術攻撃ができないという訳じゃないことが分かった。

 僕が幻術を使えるようになったのはロリっ子(彼女)に特典を与えられたからだ。

 その説明文に、鍛えれば精度は上がるが攻撃に使えないと書いてあったのを覚えてる。

 つまり僕の幻術は‘‘そういうもの’’なんだろうね。攻撃には使えないもの。

 

 

 

 残り5日

 

 町を歩いていた。この町は本当に治安が良いな。

 孤児院の前を通ったとき笛の音が聞こえた。 日本で聞いたことのある龍笛(りゅうてき)*1の音色。

 見ると孤児院の庭に子供達が座っていて、その前で雨の守護者 朝利雨月(あさりうげつ)が笛を吹いていた。

 近くには晴の守護者 ナックルもいた。

 

 まあ幻術使って姿を見えなくしていたから気づかれてないだろうけど。

 

 

 

 残り4日

 

 町中を雷の守護者 ランポウが走っていた。

 数時間後にGにゲンコツを落とされているところを目にした。仕事から逃げたらしい。

 

 

 

 残り3日

 

 暇だ。

 町を回りきった。

 治安が……良すぎる…。

 ボンゴレファミリーの本部?の屋根の上で昼寝をしたり、部下からの情報(手紙)を読んでた。読んだ後は燃やす。

 

 

 

 残り2日

 

 ジョットに呼ばれて本部に行った。

 昨日部下から送られてきた情報(他マフィアの動きや世界情勢等)を報告した。

 次から報告書を書くことになった。

 会議後、ジョットをI世(プリーモ)呼びすることになった。

 

 

 その日の夜

 

「ソルドーネ!遅くなったがおまえの歓迎パーティをするぞ!」

 

 と、会議後部屋から出ようとした僕にジョットことプリーモが言い出した。

 勘で、これは引かないなとすぐに理解し、軽く引き受けた。

 身内(ファミリー内)だけのものかと思いきや町全体でのパーティだった。なんか騙された感がある……。騙されてないけど。

 こんなに騒がしいのは久しぶりだな。

 前世()は近くにいたからっていうのもあってよく小動物達に巻き込まれてたから。おもに赤ん坊によって。

 誰がどの順番で死んだんだったかな?もう覚えてないや。

 

 

 

 最終日

 

 昨日の歓迎パーティは真夜中を過ぎても続いた。

 食事にお酒なんでもござれ。町では酔いつぶれた者達が所々で倒れている。

 こういうのを死屍累々というのかな? 死んでないけど。

 

 日が昇る前に町を出ようと足を進めたら、町の入口にアディとプリーモとGの3人が立っていた。

 

 プリーモに「もう行くのか」と言われた。

 「 これ以上滞在期間を伸ばすつもりはないよ 」と伝えたら、「わかっている」と返された。

 これからは僕が得た情報は鳥に乗せて彼に送ることにする。

 

 羽根をモチーフにしたシルバーの小さめのブローチをアディにプレゼントした。 ブローチにはヴァイオレット*2の宝石が付いている。

 このブローチは滞在していた7日間の間に、まだ若い彫金師のタルボを見つけ依頼した。

 一応僕が考えた一点物になっている。

 

 アディにも鳥を渡してあるから必要があったら使うだろう。

 

 こうして僕は町を出た。  

 この町は、生まれ故郷以外で一番長く滞在した町になった。

 

 

 

 早く移動しないとあのヤンデレ女が近づいてくる。

 あの女、心臓止めて濁流に突き落としても、

鉄の棒で岩山に磔にしても、

バラバラにして燃やしても、

串刺しにして溶岩溜まりに蹴り落としても、

動物にその死肉を食わせても生きてるから対処がめんどくさいんだよね。

 変なのに付かれて(憑かれて)しまった。

*1
横笛

*2
紫色 すみれ色




名前…ヤンデレ女
性別…女
数年前からソルドーネに付き纏うなぜか死なない女。
ソルドーネによって止められた心臓の回数は4桁にもおよぶ。
今後出るかは不明
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