プリーモが計画した晩餐会が開かれた次の日、ソルドーネはボンゴレ本部の庭に来てくれ、とプリーモに呼び出され、同じく呼び出されていたアラウディと共に庭へと向かった。
「あ、やっと来たんだものね」
「ヌフ。遅いですよ」
「フン」
「 時間には遅れてないよ 」
庭には他の守護者達とエレナが待っていた。
ランポウとデイモンの嫌味(ランポウは無自覚)は軽くあしらい、プリーモにここに呼んだ理由を聞いてみると、どうやら全員が映った写真を撮りたいのだと言う。
ソルドーネにとっては昔ながらの、と言えるほど古い型のカメラを使い写真を撮った。撮影時間はそれほどかからずすぐに終わったが疑問が残る。昔のカメラは撮影に時間がかかるはずだ。それに現像した写真はカラー写真だったのだ。……まあ、深く考えないでおこう。
ソルドーネの立ち位置はアラウディと雨月の後ろで、その左隣、雨月とデイモンの後ろにランポウが入る形となった。
*
ボンゴレプリーモがファミリーの戦力を減らした。
そう、定期的に送られてくる手紙に書いてあった。それを読んだ僕は嫌な予感を感じ、急ぎ町へと帰った。
だが遅かった。
夜。デイモンとエレナが敵対勢力に狙われた。ファミリーの縄張り内で罠を張られていたのだ。
僕が到着した時にはもうすでに、エレナは命を落としており、デイモンは目的を定めていた。
名を聞いただけで震え上がるほどのボンゴレを、と。
……変えるな、って事かい?
まったく、、分かってはいたんだけどね。
ああ…、でも、これは―――
――ムカつくな。
誰かに、ではない。自分自身にだ。
これが後の祭りというやつかな。
僕は今、とても後悔している。
語られてはいないけど、僕はエレナやデイモンとの仲がいい方だった。町に戻った時は(アディの次にだけど)よく食事を共にしたりしていた。
僕はエレナのことが人として好きだった。もちろん馬に蹴られるつもりは微塵もない。
そんな彼女が目の前で起きた爆発によって消えてしまった。
助けられないことは理解していた。
だけど僕は忠告すらしなかった。しても意味はないと、そこで諦めていた。この僕が、諦めていた。
――ああ、なんと愚かしい……。
数時間後、ボンゴレファミリーの縄張りを狙った敵対勢力は一人も残らず見るも無惨な姿に変えられていた。
誰がその現状を作り出したのか。
それを知る者は
作り出した者の一人は、もう一人が居たことには気づいていないだろう。
未来が変わることは、決してない。
それでも変えたいと思うことは、悪い事なのだろうか。