シモンファミリーを連れ、包囲していた敵を突破した
「お前…どこかでオレと会った事ないか?」
敵陣地からある程度離れたところで、コザァートがソルドーネに声を潜めながら話しかけた。
「 ………… 」
撤退している最中にそう言い出したコザァートを、ソルドーネは横目で睨む。
「いや、こんな時にあれだったな。わすれてく――」「 ――あるよ 」
「えっ」
「 10年以上前になるけど、君の母親に連れられて 君の家に泊まったことがある。
その時に、君と出会った。覚えてないの? 」
コザァートはソルドーネが答えてくれた事にまず驚き、そして実際に会ったことがあることにも驚いて軽く目を見開いた。
「あ、あの時の!思い出した」
「おいお前ら!!
今は撤退中だ、静かにしやがれ!」
Gの潜めた怒鳴り声にコザァートは申し訳なさそうに笑い、ひらひらと手を振り返した。視線を戻すと、そこにはもうソルドーネは居なかった。
(そういえば、幻術を使えると言っていたな…。
まだこの周囲に居るか、それとも偵察に行ってくれたのかな)
*
「ボスは?」
「ボンゴレ
荒れた森の岩山の陰にてシモンファミリーに属する者達が話をしていた。
ソルドーネはあたりを警戒しながら少し離れたところに立っている。
「しかし驚いたな。まさかソルドーネがボンゴレファミリーの霧雲の守護者だったなんて。
ボスも知らなかったみたいだし」
シモンファミリーの一人がソルドーネを見ながらそう話した。
それを聞いた別の一人が、その者に向けて口を開いた。
「その言い方だと、ソルドーネ…さん?を、前から知ってるように聞こえるが」
「ああ、結構前からな。
ほら、俺が情報屋からいろんな情報を貰っているのは知っているだろう? その情報屋がソルドーネ何だよ」
「……マジ?」
「マジ」
「 ねぇ 」
そう静まり返っているシモンファミリーにソルドーネが声をかけた。
「 僕は少し離れる。君達はここで待っていなよ 」
そう言うと、ソルドーネは振り向くことなく森へと足を進めていった。
*
ジョット、
そんな中で、コザァートがジョット為に、‘‘自分達は表舞台から去る’’と言った。
そしてそんなコザァートに、‘‘ボンゴレが存在する限り、永遠にシモンを陰から支えていく’’とジョットが誓いを立て、コザァートも‘‘この件でシモンファミリーはボンゴレファミリーを恨んだりはしない。ましてや、両ファミリーが争うことは未来永劫無い’’と誓った。
「言ってしまったね。
マフィアの掟は仕切らせてもらおう。ジョット君にコザァート君」
*
「マフィアの掟だと?」
「そうだ」
コザァートの問いに、シルクハットに黒いローブ、顔が包帯で隠されている透明なおしゃぶりを持った赤ん坊、
「ボンゴレとシモンがこの先争うようなことがあれば、我々が罰を与える」
「もし誓いが破られた時には、ボスと守護者が誇りを
バミューダのその言葉に3人は数瞬動きを止めたが、2人のボスがそれに条件を出した。
「各対戦ののちに、ボンゴレとシモンにあった本当の歴史を子孫達に聞かせて欲しい」
「それでも最後まで両ファミリーの憎しみが消えないのなら、お前達が煮るなり焼くなり好きにすればいいさ」
「だが、また再び両ファミリーが真の友情を取り戻せたならば、
誓いが守られた証としてその意志は一つとなり、オレ達の炎を灯す!!」