こちらS.O.N.G.内シンフォギア装者RADIO!!   作:とりなんこつ

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第一回 響&クリス

響   「第一回、S.O.N.G.内シンフォギア装者RADIO、始まりますッ!」

 

クリス 「…わ~どんどんぱふぱふ」

 

響   「なんかクリスちゃん、やる気ない、やる気なくない?」

 

クリス 「ったりめーだ! いきなり呼びつけられてラジオの収録だあッ!? テンションの上げようがあるかッ!」

 

響   「まあまあ、これもお仕事なんだからさッ!」

 

クリス 「それはわーってるよ。福利厚生の一環で、あたしら装者がS.O.N.G.の職員向けのローカルラジオ番組しろってことだろ?」

 

響   「そーそー。フクリコーセイでお送りします!」

 

クリス 「つーか、なんであたしはおまえのアシスタントみたいな役を振られているんだよ?」

 

響   「そりゃあラジオ番組だから、パーソナリティーは二人でするもんでしょー」

 

クリス 「…そういうもんなのか? しっかし、装者として実際には何をすりゃいいんだ?」

 

響   「ふっふっふ、それは色々なコーナーを企画してまーす!」

 

クリス 「うわ、嫌な予感しかしねえ」

 

響   「わたしたちはリアルJKでもあるから、こうやってお喋りしてるだけでも需要はあるんだってさッ!」

 

クリス 「おまえとのくっだらねーお喋りがかよ…」

 

響   「ちなみにわたしはずっとJKはジャンボコロッケの略だと思ってたけどねッ!」

 

クリス 「ジャンボコロッケならJCだろうがッ! ってか、そっちの略の方が色々とやべえぞッ!?」

 

響   「クリスちゃんが何をいってるか全然分かりませんッ! というわけで司会進行のわたし立花響と!」

 

クリス 「う、うぇ!? えーと、相方兼突っ込み役のあたし雪音クリスが…ってなんだよ、このカンペは!」

 

響   「では、改めまして! シンフォギア装者RADIO、はっじまるよ~☆」

 

 

 

 

 

 

 

番組OP とどけ! happy♡うたずきん!

 

 

 

 

 

 

響   「いや~、わたしたちの番組に相応しいオープニング曲でしたね!」

 

クリス 「それは否定しねえけどよ…。ヴォーカルがおっさんてのはちーっとばっか耳に厳しくねえか?」

 

響   「そう? 師匠もノリノリだったけど」

 

クリス 「ならいいんだけどな。…で、このあたしたちの前に山と積まれた大福餅はなんなんだ?」

 

響   「はいはーい! では最初のコーナー! わたし立花響の早食いタイムトライアルです!」

 

クリス 「おまえバカだろ!? ラジオ番組じゃ、おまえの食っているところは見えねえじゃねぇかよッ!」

 

響   「ほら、だからそこはクリスちゃんの実況頼みってことでッ」

 

クリス 「おまえフザケんなよ! 大福餅の早食いの実況なんてしたことねーからッ!」

 

響   「では行きますよー。…よーい、スタート!」

 

クリス 「うわこいつ無視していきなり始めやがった!」

 

響   「あんこたっぷりでとっても美味しい大福ですね! うーん、こしあんかあ。わたしはつぶあん派かな?」

 

クリス 「呑気なこと抜かしながら、もう三つ目かよッ!」

 

響   「あんこものを食べるとき、日本人なら緑茶だよねッ! でも、牛乳も結構あうんだよ♪」

 

クリス 「なんで喰いながら普通に喋れるんだよ! 大福は飲みものじゃねーぞッ!?」

 

響   「はい、これでラスト。…ごちそーさまです!」

 

クリス 「…嘘だろ。大福餅20個が30秒で…?」

 

響   「さすがクリスちゃん! 実況はしたことないって言ってるけど、盛り上がったじゃん!」

 

クリス 「盛り上げたつもりもねーし、実質30秒で終わるコーナーってなんなんだよッ!?」

 

響   「はい、ではさっそく次の企画は、わたしたち装者に対する質問コーナーでーす!」

 

クリス 「また無視して勝手に…!! って、どうでもいいよもう」

 

響   「頑張ってクリスちゃん! 突っ込むのを諦めないでッ!」

 

クリス 「やかましいッ!」

 

響   「では栄えある最初の質問のお手紙は、RN(ラジオネーム)「陽だまりの君」さんから頂いてます!」

 

クリス 「おい、ちょっとまて! 今日始まったばっかの番組に、なんで質問の手紙が来てるんだ?」

 

響   「えーと『わたしには最愛の人がいるのですが、この人は色んな人と無差別で仲良くなる上に、最近は故人の人とも脳内で会話して、一緒にデュエットまでするようになりました。そんな人を独占するためには、わたしは一体どうすればいいんでしょうか?』」

 

クリス 「しかも内容は人生相談じゃねーかッ!」

 

響   「ねえねえクリスちゃん、故人ってなあに?」

 

クリス 「そこからかよッ!?」

 

響   「とりあえずRN「たまり醤油の黄身」さん! そのまま最短で真っ直ぐ、一直線に、好きなままでいればいいと思うよ!」

 

クリス 「RN間違っている上に何いってんのかビタ一文わかんねぇよッ!」

 

響   「えー、続きましては、おおっと、さっそくクリスちゃんに質問が来てますねえ」

 

クリス 「いや、だからなんで今日始まったばっかのラジオに」

 

響   「RNは『通りすがりのSAKIMORI』さんと『黒髪の兎耳少女』さんですね!」

 

クリス 「…なんか色々と思い当たるRNだな、おい!」

 

響   「えーと、内容はだいたい同じかな?『雪音クリスさんに質問です。どうやったらそんなに胸が大きくなるんですか?』だって」

 

クリス 「セクハラだろ、それはッ!」

 

響   「もう一通クリスちゃんに質問だよ! RN『食いしん坊大魔王』さんから! 『クリスちゃんの好きな男性のタイプは!?』」

 

クリス 「おまえ、それもう隠すつもりもないだろ!? そうだろッ!?」

 

響   「いいからクリスちゃん、答えて! フクリコーセイなんだからッ!」

 

クリス 「だからっておまえ…ッ」

 

響   「ほら、もう時間も押しているんだよ! 巻いて巻いて! 手巻き寿司だよッ!」

 

クリス 「…くッ。そ、そりゃあ、少なくともあたしより背がおっきくて、強い男じゃなきゃ話になんねーから」

 

響   「なるほどなるほど。リスナーのみなさん! 聴きましたかーッ!? クリスちゃんとお付き合いしたい方は、まず師匠に勝てるようになってから告白チャレンジしてみてくださいねッ!」

 

クリス 「おいこらなんでそーなるッ!? おっさんは関係ねーだろーがッ!」

 

響   「わーッ、だからクリスちゃん首絞めないでよッ! 落ち着いてッ!フクリコーセイだからッ!」

 

クリス 「…そもそも福利厚生の意味わかってんのかてめー!」

 

響   「もちろん知ってるよ! えーと……チャーリィ・コーセイの親戚さん?」

 

クリス 「なんで非金銭報酬が人名になってるんだよッ!? それよかおまえ本当は何歳なんだッ!?」

 

響   「いやー、さすがクリスちゃん、最高の突っ込みですねえ。相方に選んで大正解でしたねッ!」

 

クリス 「ひょっとして全部計算ずくだってのか!? いや、まさか、このバカが…」

 

響   「はい、大変名残惜しいですが、第一回シンフォギア装者RADIOも終わりの時間が近づいてまいりましたッ!」

 

クリス 「まて、あたしの質問に答えろコラ」

 

響   「みなさん今回は楽しんで頂けましたか? では、次回、またお会いしましょう! あと、質問のお葉書、電子メールは絶賛受付中でーす!」

 

クリス 「ってマジで続くのかよ!?」

 

響   「では、みなさん、さよーなら~!」

 

クリス 「おい、だから待て! あたしの質問に答えろっておま」

 

 

 

 

 

 

 

番組ED だまって俺について来い Vocal:立花響

 

 

 

 

次回ゲストは胸平剣 風鳴翼さんを予定していますッ!

 


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