魔法少女だよ緑谷ちゃん!   作:逆傘

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緑谷がちょっとずつ魔法を使い始めています。

今回の訓練は対人戦だし魔法の使い道があるんだよなぁ

かさお


ヒーロー科らしいやつ来た!

 

 

 

 

 

 

 

体力測定からは、普通に座学だった。さすが雄英高校。座学の内容もなかなか高度だ。ついでにメガネの男の子と女の子とは自己紹介した。飯田くんと麗日さん。2人ともとてもフレンドリーで早速友達が出来て嬉しい。

 

ココ最近になって新しい魔法飛翔[フライ]をゲットした。空が飛べるみたいだけど、調整がすごい難しい…この前は力を入れすぎて天井に頭ぶつけた。痛い…これ絶対たんこぶ出来たよ…でも今は練習したから飛べるけど…まだ実戦には使えないかな。

 

そしてある日、

 

「わーたーしーがー普通にドアから来た!」

 

キャーオールマイトだ!先生になったって言うのは本当だったんだ!うえぇ憧れの人が近い…近すぎてヤバい…語彙力が下がる…

 

オールマイトの授業はまさに実戦。ヒーロー側とヴィラン側で2対2で訓練を行うのだ。どこのチームと対戦するかはクジみたいだ。僕は麗日さんとチームを組むことになった。良かったー話せる人で。コミュニケーションは取れるね…

 

「デクちゃん!よろしくね!」

 

麗日さんは笑顔でそう言った。え、笑顔がまぶしい…えっと…じゃあ僕のチームはヒーロー側だから…ヴィラン側は?

 

かっちゃんと飯田くん。

 

終わった…過去で1位2位を争うくらい絶望してるよ…飯田くんはいいよ。真面目なだけって分かってるし、優しい。問題はかっちゃんだ。戦闘においてはカリスマとセンスが人一倍あるかっちゃんにどうやって…いや!今の僕には魔法がある。できるよ僕!

 

「じゃあ初期位置についてね!」

 

あー無理。緊張する。あっ変身しとかないと…変身するのも忘れるくらい緊張していると麗日さんが話しかけてくる。

 

「デクちゃん大丈夫?相手が爆豪くんだから緊張してるの?」

 

「うん…でも大丈夫!やってみせるよ!」

 

「プルスウルトラやね!」

 

そんな話をしているうちに訓練が始まった。僕達ヒーロー側は窓から入っていった。多分かっちゃんは僕を狙いに来るだろう。だから核を見つけるのは麗日さんにしてもらう。今透明化を使っているので、多分見えないと思うんだけど…

 

目の前にかっちゃんが居る。え?こっち見えてんの?すごい目が合うんだけど…と思ってたらこっちに爆風を浴びせてきた。嘘!透明化かけてるのに気づかれた!?

 

「おいこらデクゥ…居んのは分かってんだよォ…なんの個性使っているかわかんねぇけど出てこいよ」

 

…透明化が通じないとはね。さすがかっちゃん。気配までは消せないから、その気配を読み取ったんだろう。透明化も効果時間が切れる。魔法が解ける前に麗日さんには先に行ってもらった。ここでかっちゃんを止めないと!でも一応勝算がある。

 

「おぅ出てきやがったなデクゥ…俺が言ってんのになんで雄英に来たんだァ?」

 

「僕は雄英高校に行きたかったの!もう僕は他人に嘲笑われるだけの木偶の坊じゃない!」

 

かっちゃんは言い返してくると思っていなかったのか、驚いたような顔をする。だけど直ぐに顔を真っ赤にして爆風でブーストをかけながら急接近してくる。だから僕は―――――――

 

 

 

 

『『[命令]!身体の力を抜け!』』

 

 

 

 

バタンッ。と、かっちゃんは倒れた。動くな、とかでも良かったと思うが、変な体勢だと後々大変だからこれにした。命令は解除するまで消えない。ことが終わるまで待っててもらおう。

 

「かっちゃんごめんね!すぐ帰ってくるから!」

 

身体の力を抜け、という命令のせいで口まで動かないかっちゃんはすごい睨みつけてくる。そんなかっちゃんを無視してそそくさとその場所を後にした。ごめんねかっちゃん!あっでも捕獲用テープで巻いとけば良かったな…

 

その後は核の場所を先に麗日さんが見つけてくれていたおかげで、スムーズに…は行かない。飯田くんが強い![命令]はコストがかかりすぎる。飯田くんは速すぎて追えないから意味が無い。指さすとすごく警戒してくるから[命令]は使わない。なら…

 

 

 

―――――――[睡眠]!

 

範囲内の敵を強制的に眠らせるこの魔法。飯田くんはここから出ないだろうし、効果てきめん!だったんだけど、うっかり範囲内の麗日さんを忘れてて一緒に眠らせてしまった。[睡眠]と言っても浅い眠りだからすぐ起きるんだけど…ごめん、麗日さん。後で謝っとこう…と思いながら核にタッチした。

 

「緑谷・麗日チームの勝利!」

 

なんとか勝てたな…あっかっちゃん忘れてた…[命令]ときに行こ…

 

「かっちゃんごめんね…今解除するよ」

 

かっちゃんにかけていた魔法を解いた。かっちゃんはすごい剣幕で怒鳴ってきた。そりゃそうだよね…いつものように胸ぐらを掴もうとしてきた。でもこれ掴めるような襟がないんだけど…

 

ふにゅん。

 

 

 

…&$♪$]♡$&”&$-=/_+>/>!?!?!?

 

「何するのかっちゃん!」

 

 

 

訓練会場にパチーンと大きな音が鳴り響いた。

 

 

 

 

――――――爆豪視点

 

あいつは俺が知らねぇ間に力を身につけていた。くそっ…俺が昔言ったこと忘れたのか…?

 

あいつが帰ってきた。あいつがなんかボソボソ言ったら身体に力が入るようになった。この力はどういうことだ、色々聞きてぇことが山ほどある。怒鳴りながら中学の時と同じように胸ぐらを…

 

 

 

ふにゅん。

 

 

爆豪は思い出した。これは制服のように上の方に襟がない。胸ぐらを掴もうとしたら胸もんじゃいました‪wとか今この状況は笑えないことに。

 

「何するのかっちゃん!」

 

パチーンと、爆豪の左頬にもみじがついた。

 

 

 

 

 

ちょっと柔らかかったな…と感触を思い出していたのは緑谷には内緒。

 

 

 




恋する青少年、かっちゃんが満を持して登場。

本編では熱い戦いが繰り広げられていますが、ここではしません。緑谷が魔法を使うので。
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