オリ主がGS世界で色々変えようと奮闘するお話   作:ミニパノ

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色々考えましたが、この様な形に落ち着きました。
うーん、となった方には申し訳ありません。



14:GS試験後、今後に向けてと、想定外の出会い

GS試験の次の日、小竜姫様やエミさん達含めて、今回の依頼に関わった人たち全員で、俺たちは美神さんの事務所で情報整理を行っていた。

 

「GS試験は無効にならない、つまり横島くんもピートくんも合格ということだ。おめでとう」

 

「不合格はおたくだけじゃないのタイガー!!このバカっ!」

 

唐巣神父の言葉を聞いて、エミさんがタイガーをしばきながら怒鳴る。

いや、俺のこと忘れてません?俺なんて一次試験失格ですよ?

 

「ふぅ、とりあえずこれで依頼は達成かしら」

 

「はい、メドーサの目論見は防げたといえるでしょう」

 

おキヌちゃんが淹れたお茶を飲みながら一息つく小竜姫様。

美神さんは依頼達成の確認をしながら小竜姫様からの報酬を数えている。

 

「そういえば、シュウくんが横島くんの試合後に居なくなってたのって、心眼を助けるためだったのね」

 

「はい、もしかしたら救出可能かと思ったので、回収してたんですよ」

 

美神さんの言葉に肯定する。

横島もかなり嬉しそうだ。ただ頭ポンポンするのはやめろ。

 

「それにしても心眼が無事で良かった良かった。いやぁ、やっぱり持つべきものは友だな。はい」

 

「え?」

 

「え?」

 

横島が俺の前で手を差し出す。

あ、そりゃ返せってなるよな。と考えていたら心眼が目を開いてしゃべりだした。

 

『横島、お主はもう私が居なくとも霊力を使う術は身に着けただろう。今後もお主の力にはなるつもりはあるが、基本的にはこの霊力を全く使えないシュウをサポートするつもりだぞ?』

 

「な、なにぃ?!やだぃやだぃ!心眼はずっと俺のサポートするんだい!」

 

心眼の言葉を聞いて、泣きながら地べたに寝そべって手足をバタバタさせる横島。おもちゃを買ってもらえなかった子供か!

まぁでも確かに横島からしたら小竜姫様と天龍からのプレゼントだからな。

 

「小竜姫様、心眼って小竜姫様からのプレゼントですよね。心眼はこう言ってくれていますけど、どうなんですか?」

 

「そうですねぇ、心眼の元々の役割を考えるとシュウさんにピッタリですし、心眼の意思が思った以上にしっかりしてるので、出来れば心眼の意思を尊重したいのですが」

 

うーん、と小竜姫様も思案顔だ。

その目線の先には横島、未だに地面で駄々をこねている。

 

「大体そのバンダナは俺のだぞ!お古だぞ!ええんか?!」

 

ちなみに横島は同じバンダナをいくつ持ってるのか知らないが、すでに新しいバンダナをつけている。

そういえば原作でもあの後から変わらずバンダナつけてたし、いくつも持っているのかもしれない。

 

「いやまぁ別にそれはいいんだけど、確かにお揃いみたいで微妙だなぁ」

 

「良いじゃない、兄弟みたいで可愛いわよ?お兄ちゃんの真似してる弟って感じで」

 

「怒りますよ?って小竜姫様は何で鼻を押さえてるんですか。美神さん、写真撮らないでくださいよもぅ」

 

美神さんの言う通り兄弟にみられる可能性は高い。

横島がOK出したとしても、ちょっと考えないとなぁ。

 

『横島、お主サイキックソーサーをもう一度出してみろ』

 

「え?いいけど……。ほれ」

 

え?

なんでこんなに早く安定してサイキックソーサー使えてるの横島。

 

『お主、昨日からずっと練習していただろう』

 

「え……?!」

 

心眼の言葉に固まる横島。

え、なんで?特訓とかするタイプだっけ?

 

【横島は恐らくお主と対等でいたいのだ。以前からお主に体力面で頼りっぱなしだったことを気にしていたようだな。昨日横島の部屋から霊力を頻繁に感じたのでな。最初は煩悩に頼っていたようだが、サイキックソーサーくらいなら普通に出すことが出来るようになったようだぞ】

 

心の中で話してくる心眼。

なるほどな、まさか横島がそんなことするとは。

 

「い、いやぁそりゃこんな力使えるようになったら舞い上がっちまうって。今朝がたようやく普通に出るようになったんだ」

 

照れくさそうに言う横島。

 

『そういう努力を自分でやるのであればお主に私はいらんだろう。ここはシュウに譲ってやれ。何もお主に協力しないと言っているわけではないし、必要であればお主が私をつけることもあるだろう。……なんだか自分を譲ってやれというのも微妙な気分だな』

 

「………………ちぇ、しゃあねぇなぁ。とりあえず貸しといたる」

 

しぶしぶ俺の頭をポンポンと叩きながら言う横島。まさかOKが出るとは。

ただ頭ポンポンやめろ怒るぞ。

 

「とりあえずそのバンダナはお前がつけとくか?」

 

「うーん、そうだなぁ」

 

「ちなみに、他のものに心眼を移すのも可能ではあるので、必要なら言ってくださいね」

 

へぇ、出来るなら余計にどうしようか迷うな。

といってもいつも付けてるものって俺ないからな。

 

「まぁ、何か思いつくまではバンダナも貸しておいてやるよ……。いや、やっぱそれやるわ。元々お前が回収してなかったら燃え尽きてバンダナはゴミだっただろうし」

 

「マジで?じゃあ貰っとくわ。何か思いついたら別のものに移すかぁ」

 

「では、お二人の話も纏まったみたいですので、殿下には私から伝えておきますね。皆さん、今回はご協力本当にありがとうございました」

 

 

 

 

 

次の日……学校。

 

「シュウくん?!」

 

クラスメイトに囲まれたんですけど。どういうこと?

 

「シュウが横島と同じバンダナを?!」

「とうとう悪影響が!!」

「シュウくんがグレた!!」

「あれに憧れても良いことないわよ?!」

「横島貴様!シュウを悪の道へ引きずり込むとはどういう了見だ!」

「ウチのクラスのマスコットキャラに余計な要素が!!」

「お前ら……どういう意味じゃー!!」

 

いや、マジでどういうことだよ。

つぅか誰がマスコットキャラだ!!

 

 

 

 

 

また別のタイミングでは……。

 

「アニキ、その、えっと、そのバンダナ……、やめたほうが……。」

「なんで?」

「いや、あたいもあまりアイツにはいい印象が無いというかなんというか」

 

 

 

 

 

 

更に別の(ry

 

「ちょっとアンタ!こないだ更衣室覗いて……いやこんな子供じゃなかったわね、ごめんね坊や、勘違いしたわ」

「おねぇさん、この高校の制服見えてない感じですか?」

 

 

 

 

 

 

 

「このバンダナつけてから改めてお前の評判の悪さに戦慄してるんだけど」

 

「やかましいわい!!」

 

アパートで横島の部屋に行って文句言ったら逆ギレされたでござる。

いや本当にこれどうしよう。

別に問題があるわけじゃないんだけど、全く同じバンダナするのってちょっと気恥ずかしいな。

 

『色でも変えたらどうだ?正直私をつけるなら額が一番都合が良いのだが』

 

心眼がさっさと決めろと言わんばかりに言う。

確かにもう気にしても仕方ない気がしてきた。

 

「ま、それくらいしかないか」

 

「それだと結局俺の弟って言われると思うけどな」

 

笑いながら俺の頭をポンポンと叩く横島。

 

「やめろっちゅうに!」

 

横島の手を払うと悪い悪いと言いながら笑う横島。

ちくしょう、全然悪びれてないなこいつ……。

 

「じゃあ、こうしたらどうだ?」

 

言いながら俺の頭に巻かれているバンダナをほどいて、手元で広げる。そしてそのまま俺の頭に巻きなおしてくれた。

 

「ほれ」

「おぉ!」

 

横島が床に転がってた鏡を俺に向ける。

そこに映っていたのは、海賊よろしく広げたバンダナを着けた俺だった。

 

「海賊かよ!って思ったけど確かにこれならまだ良いかも」

 

「お前のクリンクリンの目でそれ着けてたらバンダナワドルディに見えるな」

 

「おぉヤリ持ってこい。穴だらけにしてやるよ」

 

「わっはっは、冗談だ冗談!」

 

「チッ、明日はお前おキヌちゃんつれて初仕事だろ?さっさと寝ろ」

 

一発だけしばいて部屋に戻る。

なんかしばいた時に白目剥いてた気がするけど気のせいだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、改めてだけど、今後のためにも霊力を迅速に自由に使えるようになりたいんだけど、なんとかなるかな?」

 

自分の部屋に戻ってから心眼と話す。

今後についてと修業についてだ。

 

『フム、確かに霊力がなにも使えないとあってはこれからの戦いには付いていけないかもしれんな』

 

「いや、間違いなく無理だろ」

 

『そう悲観する事もない。お主の体術があれば『一撃』も受けなければ十分魔族とでも戦えるぞ』

 

一撃も、って……結局無理だって話じゃないか。

 

『それはそうと、知識通り進んだ場合は、次の大きなイベントは香港のメドーサか?』

 

「あぁ、ハーピーとか過去のヨーロッパに飛ぶのとかがいつ頃だったか覚えてないってのと、そもそも想定通り進むか判らないから全く油断は出来ないけど、本来なら確かしばらくメドーサが相手の事件が多いからな。それまでにはなんとか少しくらいは霊力を使えるようにしたいんだが」

 

実際このまま香港行きしてしまうと、マジで足を引っ張る、というより下手したら死にかねん。

 

『とはいえ、むしろ霊力がなくとも活躍できる場でもあるがな』

 

「どういうこと?」

 

『ゾンビなどは体術で十分相手出来るだろう、むしろこちらの戦力を考えるとお主が一番適役だ。ケルベロスなんぞはお主こそが天敵だな』

 

げ、俺元々ホラーとか嫌いだからアイツらの相手したくないんだけど……。

 

『そんなことを言っている場合でもあるまい』

 

「わかってるけどさぁ……やっぱ霊力の修行が必要か」

 

『当然だ。というかなんだお前の普段の修業は、あれは単純に身体を鍛える修業であって霊力を鍛える修業には全くなってないぞ。

まぁ私がいるからこれからは霊力の扱い方の基礎なら教えられる。そもそもお主は一度猿神様の修行を終えておるだろう』

 

「あの拷問を受けた後だとそういう修業が正しいと思うだろ。普段の修業方法聞いてないし」

 

『うーむ、勘違いしても仕方なし、か。それと、お主はたまに妙神山に行って修行をつけてもらっているが、お主がハッキリそう伝えてないから小竜姫様は体術の修業のつもりでお主に稽古をつけておるぞ』

 

マジかよ。全然気づかなかった。そういえば霊力の話したことなかったわ。

 

『お主、結構見た目と違って脳筋なのだな……。大丈夫だ、すぐに使えるようになる。大体あの時一度は使えただろうが』

 

確かにそう考えたらようやく霊力の修業が出来るのか。

 

『私は基礎しか教えられんがな』

 

それでも十分だ。未だにザコ霊一体で苦戦するからな。

正直横島がサイキックソーサー使えるようになった今、確実に横島に抜かれてるからな。

こうなったら俺も霊力使えるようになって抜き返してやらないと。

それ以上に、そろそろシャレにならない事件が増えてくると思う。

 

『そう重くとらえるな、実際お主と横島が戦ったら結果は見えているだろう』

 

「対人戦じゃ意味ないんだよ。これから魔族との戦いが増えてくるからな」

 

『ならば少しでも早く扱えるようにするんだな』

 

当然。元よりそのつもりだ。

 

『それと……対人戦が必要になることもあろう』

 

「……まぁな」

 

そこには横島達を巻き込みたくはないな……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よう」

「んあ?……ブッ!!ゆ、雪之丞?!」

 

あれから数日経ったある休日、道を歩いていたらいきなり後ろから雪之丞に声をかけられた。

正直意外すぎる人物に驚きを隠せない。

こいつとの再会はもっと先の風水盤事件以外では流石にないと思っていた。

 

「驚き過ぎだろ。久しぶりだな」

 

「あ、あぁ、お前、中国に渡ったんじゃ……」

 

「よく知ってるな」

 

「あぁ、あっちは仕事に困らないって聞いたからそうなのかと」

 

「まぁな。ただちょっと日本での仕事を貰ってな。普通に断って山籠もりでもするつもりだったんだが、仕事の条件にお前の話が出てきてな。面白いから受けてみたんだよ」

 

はぁ?!俺?!

笑いながら言う雪之丞、何か妙に気に入られてる気がする。

それにしてもどういう変化だこれは、まだ風水盤の事件は起きないハズ、その前に雪之丞が日本に居て、しかも仕事に誘いに来た。

 

【むぅ、シュウ、これは下手に動けんぞ、どういう影響があるかわからん】

【俺もそう思う、やっぱ俺っているだけでかき乱してるなぁ】

【今に始まったことではないが、それによって良い方向に変わったこともあるだろう、私とかな】

 

心眼にそう言われると多少救われる。

それより雪之条だ、様子を見ながら話を聞くしかないだろう。

 

「いやいや、なんで俺の話が出るんだよ。少なくとも俺はその話を受けてないし、大体俺は霊力の扱い方を身につけてないド素人だぞ。仕事の相棒なら横島か美神さんに頼んだ方が」

 

「ちょっとアイツらには頼み辛くてな、それにお前が適任なんだ」

 

……どういうことだ?俺が適任って、対人か?まさか。

 

「裏の仕事ならやらないぞ」

 

「流石に俺も子供に裏の仕事を手伝わせる気はねぇよ」

 

…………解った、コイツが俺にあまり警戒心を抱いてないのは、俺のことを子供だと思ってるからだ。

 

「もしかして、お前俺の事年下だと思ってんじゃないだろうな」

 

「ん?当然だろ?その見た目で俺より年上な訳が無いだろう。本当に尊敬するぜ、その歳でその体術、下手したら体術だけなら俺より強いしな」

 

…………。

 

「……お前子供に戦い挑むつもりだったんかい、それに仕事手伝わせるとか……」

 

「俺は強い奴を年齢で差別したりしねぇよ、強い奴は強い!それだけだ」

 

「仕事はどう説明するんだ?裏じゃないって言ったって、それなりに危険だろ」

 

「あぁ、それなんだが、実はクライアントからの勧め、というか条件でな、本当は流石に俺もギリギリ表の仕事をお前に手伝わせるわけにはいかないって思ったんだけどよ、向こうさんがお前なら大丈夫過ぎてお釣りすらくるって言うから興味でてきちまって」

 

苦笑しながら言う雪之丞、今ギリギリ表って言わなかったか?

ってクライアントが俺の事を知ってる?

 

「クライアントはお前も知ってるとこだ。知り合いって聞いた時は驚いたがな、確かにあの辺りの連中が全員仲間と考えたら自然だ」

 

「え~と、誰だ?」

 

「六道家だ」

 

あんの狸ババァ!……狸おばさまにしとこう、後が怖い。

しかし何を考えて……って、何で六道家が雪之丞に仕事を?

 

「六道家が何処から調べたのか俺を見つけ出して接触してきたんだ、んで仕事頼む代わりに報酬とプラスで、なるべくブラックリストから外す様に協力するって話をされてな、まぁいくら力のある六道家とはいえ、俺をブラックリストから外すまでは出来ないだろうが、あそこが敵に回らないメリットを考えたらなるべく受けたいんだ。ほんで向こうさんとしてはシュウにも経験をさせたいってことで連れて行くことを条件にしたってわけだ」

 

……何のつもりだ?別に俺に経験を積ませる準備をする立場じゃないはずだ。それこそ美神さんの仕事だぞそれは。

だいたい自分から仕事依頼しておいて俺を連れて行くことが条件って矛盾してるじゃないか。

 

「……で、内容は?」

 

「お、聞く気になったか。犯罪集団の検挙だ。妖怪を使ってあくどい商売してる連中がいてな、それこそ妖怪を捕まえて研究したり売り飛ばしたり、とにかく酷いらしい。当然戦うのは俺がするから、お前には見張りとかなるべく安全なことを……」

 

完全に裏の仕事じゃねぇか、つかコイツなんも考えてないな。やっぱり只のバトルジャンキーなのか……。

とはいえ……。

 

【放ってはおけんな】

【やっぱそうだよな、内容が内容だ】

【お主や横島が一番嫌う相手か】

【むしろ横島にはあまりこう言う経験をさせたくないな】

【それは同感だが、お主は大丈夫なのか?】

【大丈夫だ、俺のことは知ってるだろ?】

【そうだったな】

 

「……わかった、受けるよ」

 

「お、助かるぜ」

 

「ただし、俺も戦うのが条件だ」

 

俺の言葉に雪之丞が驚いた顔をする。

 

「お、おいおい、流石にそれは認められねぇぞ。あくまで手伝いであってシュウにそんなこと経験させちまったら俺は悪人じゃねぇか」

 

「今更だし、気にするタマじゃねぇだろ、それと……俺は横島と同い年だ……!!」

 

我慢して我慢して絞り出した言葉に雪之丞が固まったのだった。

 




ということで次回はフライングで登場した雪之丞と仕事です。
ちなみに、ここからフライング登場するキャラクターが結構増えると思います。

PC変えたので変換ミスがまた発生していないか不安。。見直しはしたつもりですが間違っていたら申し訳ありません。

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