あと、ちょくちょく発生している事件が前後したりします。
なんだろう、バタフライエフェクト?便利な言葉。
それはそうと、おかしい、今回で全然考えてなかった設定がマリアに生えた。。。(キャラ崩壊注意)
ここ数日、また濃い日々だったので振り返る。
ある日、突然エミさんと出会うことになった。
彼女は何処で知ったのか俺がよく筋トレしている公園で待っていた。
何故筋トレを日課にしているか、というのも霊力がほぼ皆無の俺にとって、現状のメリットである身体能力は失うわけにはいかないので、基本的には身体を鍛えることは一日もやめていない。
話を聞くと、横島の時とは違い、美神さんに対しての切り札関係なく勧誘に来たとのことだった。
確かに内容的には破格な条件だったが、俺としても今の職場環境は気に入っているので、丁重に断らせて頂いた。
ただ、「残念ね、とりあえず気が変わったり困ったことがあればここに連絡するワケ」と、エミさんの連絡先を手に入れることが出来たのは有り難かった。
他にも、横島がクリスマスにおキヌちゃんのために険しい雪山に住んでいる織姫のところへ行って、幽霊用の洋服を取りに行ったらしく、おキヌちゃんは相当喜んでいた。
俺が買ってきた高級線香、正直出し辛かった。
おかしい、センスあると思ったし、実際おキヌちゃんは喜んでくれたけど、美神さんと横島のなんとも言えない表情が色々と物語っていた。
次回は厄珍以外に相談しよう。
美神さんから貰った健康ぶら下がり機は何か別の意図を感じた、というか身長だろ?身長ですよね?
あと横島からはプロテインを貰ったんだがアイツはアイツで俺のこと何だと思ってるんだ。
クリスマスパーティーは普通に楽しかった。ケーキは美味しいし言うことなし。
幽霊列車は思い出したくないのでなかったことにする。グロもホラーも嫌いです。
美神さんが精霊の吹き矢を受けて縮んだ時は横島が何とかしたらしいけど、俺は後からその顛末を聞いた。
二人助手がいるおかげか、俺と横島が片方しか居ない依頼もちょくちょくある。
なので逆に、落ち武者みたいな幽霊がデパートの売り場で暴れてた時は横島が居なかったので美神さんとおキヌちゃんの三人で行ったわけだけど、
幽霊が刀振り回してたのを見て、あの時の俺は何をトチ狂ったのか物理ならイケると勘違いし、売り場にあった模造刀でとっさに応戦してしまった。
結果、刀同士を打ち当てたつもりが、もろに霊波を伴った攻撃を受けて気絶。
後から美神さんに聞いた話では霊体がズタズタになっていたらしい。見事にお叱りと暫くの休みを言いつけられてしまった。
改めていくら常識はずれの力を持っていたとしても、身体能力だけでこの世界でやっていくのは難しいという現実を思い知らされた……。
まぁ勘違いせずに回避に専念してたら全部避けられたであろうことを考えたら、このチートなみの身体能力は間違いなく今後の役には立つんだろうけど。
で、悪いことは続くもので。
まさかこの身体能力の高さが仇となるとは全く思っていなかった。
妖刀シメサバ丸、あの刀、念波で人を操るとか酷すぎる。
当然俺には全くそんなものに対抗する手段はなく、見事にその念波に操られ、誘われるように妖刀を手にしたわけで。
こんなチート身体能力を持った身体で妖刀、それも刀としては名刀のシメサバ丸を手にしたら当然タチが悪いものになるわけで。
太刀だけに。
……イカンイカン、混乱しているな。
いやぁ、知らなかったわ、斬撃って飛ぶんだなぁ。
うん、洒落にならんかった。美神さんが用意していた強化セラミックとかでも絶対耐えられないだろうと、美神さんも逃げ回るだけだった。後でシバかれた。
どこから察知したのか、文字通り飛んできたマリアが力技で刀折ってくれなかったらどうなってたかわからん。
マジでマリア様には感謝だわ。
でもマジでどうやって感知したの、マリアさん?
カオスが青い顔して俺の靴から回収したちっちゃい機械なに、マリア?
んでそれについて問い詰めたら目線合わせてくれなかったのなんで?ちょっとお兄さん恐怖感じたよ?
え?お兄さんじゃなくて少年?……喧しいわ!
まぁそれはカオスが回収してマリアに説教したみたいなので置いておくとして、やはり一番大きい事件は、ピートと唐巣神父と出会うことになったブラドー島だ。
この時は多少役に立てたと思う。まぁ居なくても問題なかっただろうけど。
ウチの事務所メンバー、エミさん、冥子さん、ドクター・カオスとマリア、バンパイアハーフのピート、あと島に先に居た唐巣神父やブラドー島の住人達と協力して、13世紀のノリで世界征服を企んでいたブラドーを退治する、という規模の大きい内容だった。
何かと移動中マリアが隣りに座ってた気がするが気のせいだろう。
何度か膝に乗せようとしてきたのだけは死守した。
その依頼の中で、横島とエミさんが俺の知識通りブラドーに操られたんだが、横島が思いの外強かったのか、美神さんが負けかけた。
とっさに割り込んで横島殴り飛ばしたんだが、まさか吸血鬼化した横島に勝てるとは、本当に俺の力どこまでなら通用するんだろう、そろそろ基準が知りたかったりする。
あ、そういえば思い出したけど、まさかとは思うが、横島が予想以上に強かった理由って、俺に対抗しようと最近アイツも一緒に筋トレしているせいかもしれない。
あれ、そう考えると俺のせいじゃね……?
一旦考えないようにすることにした。
しかし、俺も横島も、今の所助手と言っても荷物持ちや徹夜要員で、あまり役に立ってると感じない。
横島は放っておいても今後ドンドン強くなって役に立つどころかメインに立っていくけど、俺はどうするべきなんだろうか。
なにかキッカケが無いとずっと荷物持ちで、この事務所にとっての足かせになってしまう。
ここの人達は一切気にしないだろうし、俺自身もここで生きていくだけで楽しいけど、このままじゃいけないと感じる。何かしら手を考えないと。
まずは自分が霊力を使えるためにどうするかを考えよう。
美神さんに相談したら金取られるだろうし、最近色んな人の連絡先を手に入れたし、相談するのも手かもしれない。
あ、でも最近美神さんが調子悪いってぼやいてた。しかもスランプというわけではなく、周りの霊が力を持ち始めた、とか。
ということはそろそろ妙神山の可能性がある。
だとしたらそれこそ専門なんだから妙神山で相談するのが良いかもしれない。
多分連れて行ってくれるだろうが、必ずついていくことにしよう。
楽しみだな、小竜姫様、結構好きなキャラクターだったし。
……うん、必ず連れて行ってもらおう。
ちなみに、この作品でのクリスマスプレゼントは以下のような感じ。(独自設定)
・美神
→おキヌ:霊糸で縫われたアクセサリ(ちゃんと厄珍から購入)
→横島:多めのカップ麺(依頼のお礼で貰ったため無料)
→シュウ:ぶらさがり健康器(依頼のお礼で貰ったため無料)
・横島
→おキヌ:織姫から貰ってきた幽霊も着れる洋服(原作通り)
→美神:ブラジャー(サイズピッタリ、ぶん殴られた)
→シュウ:プロテイン(ジト目で見られた)
・シュウ
→おキヌ:高級線香(美神と横島に何とも言えない目で見られた)
→美神:木彫りの熊(美神さんに苦笑されて温かい目で見られた)
→横島:「つよい」と全面に書かれたTシャツ(横島の顔が引きつっていた)