ああ、ああ、一体俺は…
何者なんだ?
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突然だが鼻☆塩☆塩
俺は転生者だ。記憶もいくらかの欠損があるが何の支障もない。
前世はまあまあな高校に通ってラノベやら二次小説やらを読んだり、艦これをしたりして日々を過ごしていた、と思う。
でだ、俺は何の前触れもなく死んだ。うん、死んだ、と思う。何せ記憶がアイマイミーマイン、もとい、あいまいなのだ。これが、ラノベでよく見かける神による手違いとかならよかったんだ。でも、まあ神を名乗るやつには会えなかった。
なのにどうしてか、転生した。
前世の名前は、覚えてない。そんな俺の今の名前は
「殿町 虚」
あ、うつほね。読み方。
でだ、もう気づいてるだろうけど、転生先はデアラの、しかも主人公の親友の弟ですね、はい。
いやそれだけだったらまだ主人公と友達になったり、主人公をハーレムネタでいじめたり、まあただのモブで済むんだ。
でもさあ、なんでさあ。
俺が「精霊」になるわけ?
えっとまず、弁明させてくれ。
まず、兄貴の「殿町 宏人」とは実は血縁関係じゃない。母さんの再婚相手が兄貴の親父さんだったんだ。
俺、思ったんだ。どっちかが女だったらギャルゲーだったな。って。兄貴もめっちゃ悔しがってた。
俺が精霊になった理由は、まあ母さんの故郷でな?原作のネタバレだけど、マナの濃度がめっちゃ高かったんだ。
それをな?全部吸収できたんだよ。多分、これが転生特典になると思う。
そしたら精霊になってました。
いやー、びっくりです。
でだ、俺という存在はイレギュラーなわけじゃん?原作崩壊は避けたいけどDEMのせいでそれもできないんだよ…
ある意味で始原精霊と同じだから、あの社長が放っておかないわけだ。
いや、それもいいんだ。もうあきらめをつけて戦ってやってんだ。もうあの社長嫌い…
大っ嫌いだ‼ヴァ—カ‼
一番の問題は、原作スタートしたら何時か絶対士道の野郎とキスしなきゃいけなくなることだ
バラが咲く展開なんて嫌だッ‼
可愛い子とのキスならいい。むしろwelcomeだッ‼士道がTSしてたらまあ例外的にありだ。士織ちゃんは可愛いもん仕方ないよね
だがやはり、野郎とのキスは抵抗感がすごい!
というわけで精霊なことは隠しつつ助けるスタイルで行くことにしたぜッ‼
どうだ?天才的だろう?
あ、言い忘れていたな。
俺の識別名は「ロキ」
俺の天使は「
霊装は「
さて、続くかな?