虚ろなる精霊   作:蓮山

5 / 10
自分の中では精霊は隣界だと反転していると思うんですね
なぜかというと精霊に隣界の記憶がないのは反転している状態で隣界に戻るからだと思うんですよね


4話 ヤンデレっていいよね(白目)

無駄無駄無駄無駄って言いづらいよね、虚だ。

今日は久しぶりに隣界に来たんだが…

やっぱりあっちの世界の精霊の方が分かり合えるわ…

だって話聞かないもん。あの11人

第10はまだ理性的だけど、腕試ししようとするバトルジャンキーだし。

第9は洗脳してる準精霊を俺にぶつけてくるし

第8は競争していて話なんて聞いてくれないし

第7は自分以外を信じられないからどんだけフレンドリーに接しても攻撃してくるし

第6はずっと寝てるからどんな奴かわかんないし

第5も理性はあるほうだけどすぐに癇癪起こすし

第4は何か気に入られたのか俺を殺して人形にしようとしたり

第3はほとんどこちらにはいないから話すことなんてできないから接点なんてないし

第2は会ったことすらないし

第1は機械みたいに殺そうとしてくるし

殺そうとしてくるやつ多すぎじゃないですかヤダー

 

~~sideout~~

隣界と呼ばれる場所に一人の男が降り立った。

この世界には準精霊か精霊の二つしか存在しない。

そして精霊は本来11人の隣界の王と1人の隣界を創った神がごとし者の12人しかいなかった。

はずだったのだ。

しかし神のいたずらか、転生者という異物が精霊となってしまった。

その精霊はどこも統治せず王たちをつなげる仲介者として時たま隣界に現れては交流会を開き王たちの争いが起きないように双方のわだかまりを解消していた。

「久しぶりだな。第10の。」

「また来たのか虚数の。」

この世界では精霊としての霊属性番号で精霊どうしでは呼んでいる。なお、第8霊属性番号の精霊は2人いるため鎖の、とか槍の、などと呼ばれている。

なぜなら名前はこちらの世界の精霊は持っていないからだ。

「それで?今日は何名来ているのだ?」

「あ~お前で4人だ」

「またか。お前などいないほうがいいんじゃないのか?」

「第9はたぶん俺のせいだけどそれ以外はどうにもな…」

第10はふんと鼻を鳴らしてから獰猛な笑みを浮かべ

「やはり役に立っていないではないか。ならば私と殺し合いをしても誰も何も文句は出るまい。」

「やっぱおまえそれがねらいかよぉ!」

そのやり取りはどこか悪友との会話のように自然体であった。

なんだかんだで8年前からの付き合いなのだ。虚はそれなりには仲良くなれるとは思っていたがそれは間違いである。

(今日を逃したらまた会えなくなるではないか…悪いが少し付き合ってもらうぞ)

意外と受け入れられている、というかデレているものが居たりする。

「別にいいけどな…10分だけだぞ?」

「うむ!」

瞳を輝かせて第10が喜ぶ。

「さあ来い。戦勝紅槍(グングニル)!」

暴虐公(ナヘマー)!」

虚の手に赤い神々しい槍が現れる。

第10の精霊の背後に巨大な玉座が現れ、玉座を上り背もたれから片刃の剣を引き抜く。

「そら行くぞ第10の!『朱槍軍』!」

戦勝紅槍の石突部分を地面に突き刺し叫ぶ。

すると地面から槍が無数に生え、第10の精霊に襲い掛かる。

しかしながらその程度で打ち取れるような甘い相手ではない。

飛び出した槍を足場に虚に迫る。

だが、そんなことは想定内だ。

第10の精霊の暴虐公の射程に入る前に突きを入れる。

剣で防ぐが膂力は虚の方が上。吹き飛ばされる。

「『極光槍』!」

戦勝紅槍が輝き、投げられる。

それは正しく光。光速で投げられた槍は霊装を一部削り虚の手に戻る。

手で戦勝紅槍を握るというほんの少しの隙をついて斬撃が飛んでくる。

よけるがその間に距離を詰められる。

反射的に薙ぐ。

剣の腹で受け流される。

唐竹割が飛んでくる。

柄の部分で防ぐ。

蹴り上げて距離を取ろうとする。

剣を戻されて避けられる。

距離はできたため突きを繰り出す。

体には当たらなかったが霊装を削る。

力が入りすぎていたためそこをつかれ、剣が迫る。

避けきれず腕に裂傷。しかし剣をつかみ引き寄せる。

体勢を乱すことに成功。

こちらも体勢は悪いが構わず回し蹴りを入れる。

つかまれて投げ飛ばされる。

横からレーザーが飛んでくる。

横に反撃の雷撃を…

「って第4!?何やってんの!?」

「チッ。邪魔が入ったか。」

「邪魔者はあなたです第10。私と虚数さんの逢瀬を邪魔しないでください。」

氷でできたドラゴンに乗った乱入者の少女は言う。

サファイアのような瞳を濁らせた少女は第10の精霊に一瞥もくれず虚だけを見ている。

第4の精霊は俗にいうヤンデレであった。

「もういい。興が削がれた。そら行くぞ。今日は第5のところなのだろう?」

魔王を消してすたすたと第10の精霊は第5の精霊の領地に歩いていく。

 

 

~~side虚~~

今回は第4に助けられたなぁ。普段はぶっ飛んだ言動でこっちの胃にダメージを入れるのに…

つかなんであの子は俺に好意を向けるんだろうか…

原作だと四糸乃は反転しないから原作ブレイクしなくていいけど

正確には反転した事実がなくなるだけど

あ、交流会は特に何もなく終わったよ。ちょっと一部の奴が暴走してジャーマンスープレックス食らわせただけだな。

何の問題もない(白目)




2000文字超えたのは初めてですね
虚の友達に胃薬が増えたのは五年前からです
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