マリスビリーとある契約を結んだ。
内容としては、マリスビリーの創った組織に入る。その代わりに建物の出入りを自由にさせてもらうことだ。
場所を知り、その巨大工房に入り、その1年は色々と協力した。守護英霊召喚システムを確立したり、
実験が失敗に終わり、マリスビリーは俺以外にも勧誘を始めるそうなのでその間にちょくちょく旅に出る事にした。
1年分の食料と水を特製鞄に詰め込んで他にも日本にある唯一の星の聖剣たる神造兵装やいつの間にかあった煉獄刀、着慣れた着替えや下着類、追加のサラシを始めとして必要なものは入れていく。
下はパンツに短パンを穿くだけで、上はサラシを巻いて総司の残したノースリーブでワンピースタイプの和服に身を包む。脚は太股まである特製靴下を穿き、靴はスパイク付きブーツを履く。誠の羽織は目立つため代わりにコートで代用した。これが旅路の服装だ。
鞄は俺の魔術起源である時間と空間を利用して、内部を拡張して時間停止効果を付与した魔術礼装で服も全て不変不朽の魔術礼装となっている。鎧もあればいいのだがそれはいずれ。
最後に俺の肉体そのものに空間固定による不朽と時間停止による不老を与えたら万全に。そして、菊一文字宗則を腰に据えたら準備は整った。
ロマニ・アーキマンという医療部長となった青年が元実験体であった少女、マシュ・キリエライトのもとに向かうのを横目で見つつマリスビリーのもとへ向かった。
「おはようマリスビリー。」
「ん?おぉ、
「えぇ。あの子に相応しい者になるためには見聞を広くしないといけませんからね。俺自身の魔術起源により第5魔法が扱える。それを利用して過去に跳びます。特異点が起きないように気をつけるけますが、土産話を楽しみにしておいて下さいね。」
「勿論だとも。出来たらレポートにでも纏めてくれたら尚のこと嬉しいさ。特異点との相違点が分かるからね。」
「了解しました!では、行って参ります!」
マリスビリーにそう言い残して時を跳んだ。行先は紀元前の神話時代の中で最も最古の神話であるメソポタミア。彼の王と相見えることが出来たら何かを知れるかもしれない。未知への探求心も持ちながら時を越えた。
なんとか辿り着いた。その視界に入るのは辺り一面が荒野であり、その先に大都市ウルクを見つけた。
「うん。壮大、の一言ですね。まずは言語と文字を覚えましょうか。厄介な奴に会わないようにするにもまずは言葉を交わせないと無理な話です。」
俺は姿を霊体化してウルクを目指すのであった。