【キングタイム!】
【仮面ライダージオウ!オーマ!!】
「若き日の私が私の力を継承したか…これで漸く消えることができる。」
クォーツァーとの戦いで消滅させられそうになった自分自身に介入し、力を受け継がせ役目を終えたオーマジオウはポツリと呟く。そして身体が金色の粒子となって消えゆく中、変身が解かれ、自らが初めて変身したときの姿を記念として、そして最悪の歴史を止められなかった自分への戒めとして建てた【常磐ソウゴ初変身の像】へもたれかかる。
「若き日の私よ…最高最善の王に……私が成し遂げられなかった未来を…夢を託したぞ。」
その言葉を最期に事実を曲げられ最低最悪の魔王と呼ばれた平成最後の仮面ライダーはオーマジオウではなく常磐ソウゴとして光となって消えた。
〜幻想郷〜
「はぁ〜暇ねぇ」パリッ
神社の縁側にて煎餅を食べる少女、彼女はこの世界【幻想郷】の結界の要である博麗神社の巫女【⠀楽園の素敵な巫女】の博麗霊夢である。異変解決の時は鬼神となるが普段はこの通り怠けきっている。
「異変もないし、お賽銭もないし、あるとしたら賽銭箱に入ってたこれくらいかしら(´Д`)ハァ…」カチャ
霊夢は白と黒で2018と書かれている懐中時計を見ながら寝転がる。
「あーー!もうっ!なんでもいいから異変起きなさいよっ!!」
どかぁああああぁあああああぁあああああん!!!
「へっ?」
霊夢の叫びと同時に境内から爆発音が起こった。
sidechange
「ここは?」
消滅し二度と目覚めるはずのない自分が目覚めたことに驚きつつソウゴは周囲を見回す。自分がいた時代には無かった美しい緑と石畳と神社の本殿、周囲の人を探すため立ち上がろうとした瞬間にズキンと頭痛がし、風景が白い空間へと変わる。
「ジオウ、目覚めたか」
「まさか僕達がこいつの中に宿るとはねぇ…」
「漸く目覚めたか、久しぶりだなジオウ…」
「っ!貴様らは…」
目の前に現れたのは逢魔の日の大破壊の原因、宿敵【クォーツァー】のリーダー、自分と同じ名前を持つ常磐SOUGOと【クォーツァー】の構成員のジョウゲンとカゲン。
「なぜ貴様らが生きている?」
「それは俺たちにもわからん。そんなことより自分の姿を見てみたらどうだ?」
「なっ!?」
ソウゴの目の前に鏡が現れ、そこに映し出されたのは2018年のときの自分の姿だった。
「なんでか知らないけど、僕達の魂は君の身体に宿ったみたいなんだよねぇ…本当ならカゲンは生き残って君が最低最悪の魔王になる未来を作るはずなのに死んでるし」
「消耗した状態で令和ライダーには勝てん」
嫌味ったらしく肩に置かれたジョウゲンの手を弾いたカゲンはフンっと鼻を鳴らす。
「そんなことはどうでもいい、宿ってしまったものは仕方ない仲良くしようじゃないか?ジオウ」
「戯言を…誰が貴様らなんぞと…」
SOUGOは手を差し伸べるがソウゴは手で払い立ち上がる。その瞬間プッツーンという音が聞こえSOUGOの中でなにかがキレた。
「誰が好き好んで貴様に宿るか!!こっちが優しくしてりゃ調子のりやがって!!」
「落ち着け」
「ちょっと、ちょっと!ジオウも止めて!!ってもう変身してるしっ!?」
「断る。一瞬でも同じ体にを共有した仲だ…3人まとめて成仏させてやろう」
カチャ【ゴースト】
ゴーストライドウォッチの起動と同時にオーマジオウの背後にグレートアイのような紋章が浮かび上がり神々しいまでの光が紋章へと収束していく。
「回避不可能だな、即死」
「諦めないでよ!ちょっ待って待って!!」
「舐めるなぁ!!変身!!」
【ライダータイム】
【仮面ライダーバールクス!】
「リボルケイン!!」
カゲンとジョウゲンを吹き飛ばし、バールクスへと変身したSOUGOはベルトから剣を召喚しオーマジオウへと斬り掛かろうとする。
「ちょっとあんた、そこで何してるのよ?」
「「「「あ?」」」」
現実へと意識を取り戻したソウゴが振り向くとそこには7色の光球を浮かばせた紅白の巫女が立っていた。
「常磐ソウゴか?」
「「「「へ?」」」」
さらに紅白の巫女の後ろから紫色のドレスのような服装をした男が現れた。忘れるはずもないその男の名は【スウォルツ】、ソウゴとソウゴの中のクォーツァーはしばしの思考停止の後声を揃えてさけんだ。
「「「「お前もいるんかいっ!?」」」」
オーマジオウのベルト発売らしいですね。
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