東方Over_Quartzer 境界異変録   作:究極神黎斗

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第10話 崩壊する境界線

幻想郷の空に異空間の扉が開き何かがマガオロチと巨大化したバールクスの間に降り立つ。戦いを中断させられた両者は怪訝そうにそのものを見つめるが次の瞬間青い光線がバールクスを襲い、咄嗟のことに反応出来ずに吹き飛ばされる。

 

「ぐああああ!!」

 

「やぁ仮面ライダー君。私からの贈り物は満足出来たかい?」

 

【フィニッシュタイム!】

 

【バールクス!タイムブレーク!!】

 

「おっと」

 

リボルケインの縦一閃を横ステップで躱すトレギア、避けられた斬撃はマガオロチに当たりマガオロチは悶絶する。

 

「貴様、何者だ?」

 

その問いにトレギアは顎に手を当てながら答える。

 

「私はトレギア。しがない宇宙の悪魔さ」

 

その様子をデンライナーから見ていたエボルトは驚きオーマジオウにエナジーアイテムを要求した。

 

「おい、巨大化するやつをよこせ!あいつ一人じゃ絶対に勝てねぇ!!」

 

「そんなにやばい奴なのかだぜ?」

 

「ああ、何回か滅ぼす星を横取りされたことがある。人の心の闇に入り込んで全てを崩壊させる光の国出身の悪のウルトラマンだ。」

 

「どこかあんたに似てる気がするけど…まぁいいわ私も行kズゥゥゥゥゥン!!へ?何が起こったの?」

 

巨大な揺れと共にデンライナーはバリアに閉じ込められてしまっていた。霊夢が気づくとエボルとカゲンとジョウゲンの姿はなくなっていた。

 

「あいつら…いつの間に」

 

「バリアをはる直前にが3人を外に送り出したか。俺達はこのバリアをなんとかするぞ。常磐ソウゴ、お前も手を貸せ。」

 

スウォルツの言葉にサジタリウス、ユートピア、ダグバ、ゲムデウスが従い外に向かう。霊夢と魔理沙も続こうとしたがオーマジオウに制止され渋々車内で待機することになった。外ではトレギアとマガオロチにバールクスが対峙しており今まさに戦いを再開するところだった。

 

「おいこら、どうやって使うんだこれ!?」

 

「これはだな…」

 

「ちょまって2人とも!落ちてるから!とりあえず変身!!」

 

【ライダータイム!】

【仮面ライダーザモナス!】【仮面ライダーゾンジス!】

 

【【【巨大化!!!】】】

 

落ちながら変身するザモナスとゾンジス。ザモナスが3枚のエナジーアイテムを放り投げる。エナジーアイテムは3人の体に吸い込まれ体が光り巨大化する。

 

「おや?エボルトじゃないか、ブラッド星の仲間と仲良くやってるかい?」

 

「ったく相変わらず嫌味な野郎だな」

 

ばしゅんっ!!!

 

2人は高速移動しながらぶつかり合う、トレギアはエボルに光線を放ちエボルはブラックホールで光線を吸収する。そして組合いながら地面に着地する。

 

「君のスピードは私には通用しない」

 

「この姿が2%ってことを忘れたかぁ?」

 

青黒いオーラと赤いオーラに姿を変えた2人は空で激しくぶつかりあう。その間、ゾンジスはマガオロチと力比べ、ザモナスはバールクスに手を貸して立ち上がらせていた。

 

「大丈夫?リーダー。」

 

「ああ、感謝する。さっさとカゲンの加勢にいくぞ」

 

2人が視線を向けるとテールスマッシュを受けて後退るゾンジスがいた。バールクスはそれを受け止め2人を足場にザモナスは高く飛び上がり急降下しながらマガオロチの頭部に蹴りを加える。

 

「ギュアアアアア!!!」

 

「うわぁっ!!」

 

体勢を立て直しマガ迅雷を放射してザモナスを吹き飛ばす。追い討ちをかけるように進撃を開始するが突然身体が前に進まないことに気づき振り返るとゾンジスが尻尾を掴んでいた。

 

「まずは尻尾だ!」

 

「もらった!!!」ズバッ!

 

「キュアアアアア!!!」

 

押さえつけられて動かせない尻尾をバールクスのリボルケインで切断され激痛に悶絶する。しかし痛みをトリガーに全身から天を染めるほどの赤黒いオーラを体から放出する。

 

「ぐっ!」

 

「これは…ちょっと近づけないね」

 

「俺が潰す!」

 

切断されたマガオロチの尻尾を盾にしながら接近して間近になった瞬間に尻尾で殴り飛ばす。そして倒れ込んだマガオロチの頭部に向けて連打連打連打連打連打連打連打連打連打連打。その様子を見ていたトレギアが光弾をゾンジスに放つがザモナスのボウガンによって撃墜される。

 

「┐(´д`)┌ヤレヤレ、魔王獣といっても所詮はレプリカか」

 

「余所見してる場合かぁ!!」

 

【Ready go!! エボルテックフィニッシュ!!チャオ♪】

 

エネルギーを纏った拳がトレギアの顔面を掠める。

 

「おいおい、余所見してる相手にも当てられないのか?」ゴキゴキ

 

「相変わらず癇に障るやつだ。だったら本気でいってやる。」

 

【オーバー・ザ・エボリューション】

 

【コブラ!ライダーシステム!レボリューション!】

 

エボルトリガーをドライバーに装填してレバーを回すとエボルの周りに銀の輪っかが発生し黒いキューブが辺りに漂い始める。

 

【Are you ready?】

【ブラックホール ブラックホール ブラックホール レボリューション!フハハハハ!!】

 

「はっ!」

 

コブラフォーム以上のスピードでトレギアを翻弄するエボル。目にも止まらぬ速さでトレギアにダメージを入れてゆきついにトレギアが膝をついた。

 

「おもしろくなってきた…!」

 

トレギアも青いオーラを纏って加速し始めエボルに食らいつく。そのころバールクス達はなんとかマガオロチの猛攻に圧され体力も限界に近づいていた。

 

「このままじゃジリ貧だね…」

 

「次で決める!」

 

【【【フィニッシュタイム!】】】

 

【バールクス!】【ザモナス!】【ゾンジス!】

【【【タイムブレーク!!!】】】

 

ゾンジスがマントをマガオロチの顔面に被せ視界を失った瞬間に3人はドライバーを操作して必殺技を発動し飛び上がる。バールクスは赤い閃光を纏ったライダーキックを、ザモナスは青い爆炎を纏ったライダーキックを、ゾンジスは深緑色のオーラを纏ったライダーキックを放ちマガオロチに迫る。

 

「ギュアアアアアア!!!!」

 

3人のライダーキックを自らの体内でスパークさせたマガ迅雷の体内放射で迎え撃ちエネルギーと蹴りがぶつかり合うがバールクス達は持っているウォッチを全て起動させた。

 

【RX】【バイオライダー】【ロボライダー】

 

【アマゾンオメガ】【アマゾンアルファ】【アマゾンネオ】

 

【J】【ZO】【シン】

 

「さらばだ!魔獣の王よ!!!」

 

起動させたウォッチに宿るライダー達の幻影が重なりキックの勢いが増加されマガ迅雷を押し切ってマガオロチの体にライダーキックがヒットするそのまま3人が交差するようにマガオロチの体を貫くと断末魔の叫びを上げながらマガオロチは爆発四散する。3人は身体に負担がかかりすぎたのかその場に膝をつき肩を揺らすまで消耗していた。

 

「はぁはぁ…僕達のキックって失敗描写ないよね」

 

「そんなこと言えるくらいならまだ余裕そうだな」

 

「エボルト、終わってないのか」

 

ゾンジスの言葉の終わりと同時に3人の元にエボルトが落下してくる。ブラックホールフォームの装甲からは火花が上がりコブラフォームに戻ってしまう。

 

「エボルト!?」

 

「くっそぉ…」

 

「はははは!キルバスに泣かされてた時と変わらないじゃないかエボルト!地球でのバカンスで腕が訛ったのかい?」

 

後ろで手を組みながら空から降りてくるトレギア、表情は変わらないがおもいっきりエボルトを嘲笑っているのが伝わってくる。

 

「悪役がヒーローごっこなんてするからだ…今更正義を演じたところでなにも守れない」

 

トレギアの両手に青黒いエネルギーが迸る。彼の主砲のトレラアルティガイザーがエボルト達に放たれんとした瞬間

空から弾幕の雨が降り注ぎトレギアに被弾する。視線を向けるとバリアから離脱したデンライナーが車両をフル展開して弾幕を放っている。

 

「行くわよ魔理沙!」

 

「ガッテンだぜ!霊夢!!」

 

【【フィニッシュタイム!!】】

 

【グランドジオウ!】【リバイブ!】

 

先頭車両からグランドジオウとゲイツリバイブ疾風が飛び上がり必殺技を発動させる。

 

【オールトゥエンティ!タイムブレーク!!】

 

【100烈!タイムバースト!】

 

グランドジオウとゲイツリバイブを中心にクウガからビルドまでの仮面ライダーがキックの体勢のまま召喚され、さらにその周りに100におよぶゲイツリバイブの分身が現れトレギアへと向かってゆく。

 

「自ら死に向かってどうする?その勢いでは回避はできないだろう…!?なに!?」

 

トレラアルティガイザーの矛先を霊夢たちに向けてはなとうとした瞬間トレギアの時が止まる。デンライナーの中からアナザーディケイドに変身したスウォルツとオーマジオウがお互いをブーストしあって時間停止能力を使用していた。

 

「ぶっとべぇ!!!」

 

「高速移動が疲れるんだぜぇぇ!!!」

 

「ぐあああああああああ!!!」

 

霊夢たちのライダーキックがヒットしたトレギアは大きく後退し大爆発を起こす。そして落下する霊夢たちをバールクスが滑り込んでキャッチして救助した。

 

「まったく…無茶をする」

 

「いいのよそんなことは!」

 

「やったのかだぜ!!」

 

「魔理沙ちゃんそれアウト!!」

 

「ふふふふ」

 

フラグの通りに爆煙の中からトレギアが現れトレラアルティガイザーを放つ。咄嗟に霊夢たちを庇うように抱えたバールクスをエボルト、ザモナス、ゾンジスが庇う。

 

「「「ぐあああああああああ!!!」」」

 

「お前らぁ!!」

 

「まずいな!常磐ソウゴ!」

 

「わかっている!ふんっ!」

 

3人の身体が粒子になりかけている瞬間にアナザーディケイドがオーロラカーテンを盾のように展開しオーマジオウが3人の時間を巨大化前に巻き戻しデンライナーの車内につれもどした。

 

「貴様ぁ許さんぞ!」

 

「霊夢!私達も巨大化するんだぜ!」

 

「了解よ!たたきつぶしてやるわ!」

 

【エグゼイド!】【巨大化!】

 

エナジーアイテムを召喚して巨大化するグランドジオウとゲイツリバイブ。しかし2人揃って巨大化すると同時に幻想郷全体が大きく揺れはじめる。

 

「なっ!?」

 

「なにしたのよ!」

 

「私に聞くのはお門違いさ。彼に聞いてごらん」

 

するとトレギアの横にスキマが開きアナザー紫に変身したティードが現れる。

 

「はははははは!!!お前らがマガオロチと戦ってる間に全ての境界を開いた!これで幻想郷は全ての時空と接続された!!」

 

その言葉と同時に元々幻想郷にあった建物や集落が博麗神社のある最東端へと移動が開始され、博麗神社の上空には白玉楼、地下には地霊殿と旧地獄と言うように幻想郷にあったものが隙間なく配置された。幻想郷の大部分が更地となり巨大な1つの大陸が生まれ、それを囲うように海が出現。さらに幻想郷エリアを囲うようにスカイウォールが出現、広大な更地となった土地とその上空と海に風都タワー、ユグドラシルタワー、パンドラタワー、九郎ヶ岳遺跡、スマートブレイン本社、モノリス、魔化魍の洋館、ワームの隕石の落下地点、魔界城、メダルの器、デイブレイクタウン、怪獣墓場、惑星エスメラルダ、バラージ遺跡、時空城、氷結城、クライシス要塞、ギガントホース、惑星メガヘクス、サイバー惑星クシア、X星人母船、髑髏島、セントラルドグマ、富士山、大砂漠、塔の秘境、天空山、溶岩島、亡国シュレイド、新大陸、渡りの凍て地、淵源の孤島、導きの地、サンクチュアリII、覇者の塔、封印の玉楼、禁忌の獄、光の国、レーテ、O-50,U-40、超古代神殿ルルイエ、ヘルヘイムの森、霊峰、天廊などその他諸々本来では失われた場所も幻想郷へと接続された。

 

「うそ……幻想郷が…」

 

霊夢は絶望し地面に膝をつく。その様子をアナザー紫は満足そうに眺めて幻想郷の中心地にアナザー電王と風都タワーに似た意匠の城を出現させる。

 

「これで俺様は並行世界の王になる!あとはお前たちさえいなくなればなぁ!!トレギアぁやれぇ!!!」

 

「ふむ、なかなか楽しそうな物がそろってるなぁ」

 

アナザー紫の指示をガン無視してトレギアは顎に手を当てながら変わり果てた幻想郷を眺めている。そしておもむろにアナザー紫のほうに向き直り

 

「私は手を貸すとは言ったが君の部下になった覚えはない。王になると言うなら勝手に自分でやってくれ。」

 

そういうとまた幻想郷の観察に戻る。アナザー紫は頭にきたがトレギアに勝てる確率は限りなく薄いため自らのエネルギーを使用し怪獣墓場から怪獣を呼び出す。

 

「ぎゅああああ!!!」

 

「ごるるる!!!」

 

「ぎゃうううう!!」

 

「ぎゃああああああ!」

 

「グルルルル!」

 

アナザー紫が呼び出せたのは5体、ファイブキング、ガーゴルゴン、デアボリック、ゼガン、ホロボロス。いずれもウルトラマン達を苦しめた強豪怪獣だ。

 

「絶体絶命ってわけね…」

 

「諦めたら終わりなんだぜ…」

 

「そんなことを言ってる場合ではない隙をみて巨大化を解除しデンライナーに戻るぞ」

 

「させると思うか?!やれ!!」

 

怪獣達がエネルギーをためグランドジオウごとデンライナーを吹き飛ばそうとしたそのとき。

 

「エメリウムスラッシュ!」

 

「ギンガファイヤーボール!」

 

「ビクトリウムスラッシュ!」

 

「アタッカーX!」

 

「オリジウムソーサー!」

 

「レッキングリッパー!」

 

「ストライクスフィア!」

 

「アクアジェットブラスト!」

 

空から光線が怪獣達に降り注ぎチャージされていたエネルギーが霧散しその身体は倒れ込む。

 

「今だ!」

 

その隙にバールクス達は巨大化を解除しデンライナーに乗り込んで離脱する。デンライナーの車窓から見えたのはウルトラマンゼロを筆頭としたニュージェネレーションヒーローズのウルトラマン達が降り立つ姿だった。

 

「すごい!ウルトラマンだ!」

 

「ダグバくん落ち着いてください。」

 

「霊夢たちは回収したな、ブレン!デンライナーを博麗神社まで走らせろ!」

 

「わかりました!ってなぜ私が操縦を〜!!」

 

「ちょまっ僕達怪我にっ!!うわぁぁぁ」

 

「はやすぎるんだぜえぇぇ!!」

 

「うぷっ…吐きそ」

 

スウォルツの指示でブレンがデンライナーをフルスピードで運転し始める。めちゃくちゃな操縦のせいで車内が大変なことになったのはあとのお話。

 

「しまった!光の国まで接続されていたとは…」

 

「吸血鬼の嬢ちゃんにこの世界を救ってくれって頼まれたが…まさかトレギア、お前がいるなんてな」

 

「セブンの不良息子にじゃりんこボーイズじゃないか。言っておくが主犯は私じゃなくてこいつだ。勘違いしないでほしいな」

 

「どーだか…それにこいつらも成長してんだ。バカにすんのは…2万年早いぜ!いくぞ!」

 

「「「「「「「シュワっ!!」」」」」」」

 

「お前達さっさと立ち上がって戦ってこい!!」

 

「「「「ギュルアアアアアア!!!」」」」

 

「もう少し広い場所に移動しようか」

 

ウルトラマン達と怪獣達がぶつかり合う直前にトレギアがトレラスラーで一同を包み込み時空の狭間へと転移する。一方デンライナーは無事に博麗神社についており負傷者を運び出していた。

 

「……なにか良からぬ気配がするな」

 

「悪いことしか起こってないじゃない」

 

「そうなんだぜ」

 

「魔理沙君に霊夢君ここは魔王に任せて私達はさっさとご飯を作ろう。」

 

白ウォズに促されて霊夢と魔理沙は神社に入っていった。残ったオーマジオウに黒ウォズは質問する。ちなみにブレンはサジタリウスのきついお説教中である。

 

「我が魔王よ、何か心配事でも?」

 

「ウルトラマン達が転移したその先に怨念のようなものを感じる。」

 

そういうとオーマジオウはデンライナーを消して神社の中に戻っていく。

 

 

〜時空の狭間〜

 

「ジードォ……そしてウルトラマンゼロ…会いたかったぞ。フハハ!ハッハッハッ!!!」

 

時空の狭間の片隅に邪悪なオーラが集まり人型を形成していた。

 




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