とうとう来た、タッグデュエル当日。平然としている俺達に対し翔は
「ううう。とうとう来ちゃったよぉ。」
とまあ、朝からこんな調子である。
「おーい。翔ぅー。どうしたー?」
「ここで、兄貴とはじめちゃんが負けちゃったら、」
「ウィニング・ザ・レインボー!!!!」
「ウワァァ―――――!!!!!」
俺のアッパーカーットが的確に翔の顎を捕えて、数メートルは浮き上がり、地面にたたきつけられた。
「翔? 何、不吉なことを言ってるのかなぁ?」
「で、でもさ、はじめちゃん。クロノス先生のことだからさ、むちゃくちゃ強いデュエリストを用意するかもしれないじゃないっすか!」
「翔君。はじめちゃんや、十代君を心配するなら、二人を応援したてあげようよ?」
「う、うん。」
マナは翔の頭を撫でで諭すが、なんか面白くない。
「翔。」
「う、うん。何?」
俺の顔を見て、顔を青ざめる賞を見て、とりあえず、
「ギャラクティカファントム!!!!」
俺の拳が翔の顔面をとらえたのだった。
○ ○ ○
「それデーは、制裁デュエルを始めるノーネ!!」
「フム、ところで、相手の方はまだ来てないようですが、まさか、またあなたがやるのですか?」
校長先生の言葉にちょっとやな顔をするクロノス。
「これは、二人ーの退学をかけたデュエルです―のそれにふさわしーいデュエリスト達を呼んであるノーネ!!」
『とうっ!!』
その声にばくてん、空中宙返りをする禿チャビン二人。やっぱりこいつらか。だけど、
ズルッ!!ゴチッ!!
予め、俺達で、食べたバナナの皮をを着地予想点にばらまく、見事に大当たり。あれだけ勢いがつけば、見事にすっ転ぶ。(ズルッという音はこの音、)勢いよく、床と頭がこんにちは。(ゴチッと言うのはこの音。)ちなみに、この光景を見て、俺と十代とマナは爆笑している。
「我等、流浪の番人!!」
しばらくして、迷宮兄弟は立ち上がる。頭にでっかいたんこぶをつけていたが。
「中国雑技団?」
「違う!!」
十代、ナイス!!
「彼らは、その連携で、武藤遊戯を苦しめた伝説のデュエリスト………のはずなのーね。」
クロノス先生自身なさげだ!!
○ ○ ○
「おぬしらに恨みはないが、これも勝負だ。」
「いざ、」
『
『一 の ターンです。』
『共通ライフ8000パートナーに対する助言は不可能。』
「俺のターン! ドロー! 手札から
ATK1300 DEF1000
【戦士族・通常モンスター】
闇の炎を操る
一 手札5枚 十代 手札5枚 共通ライフ8000
一フィールド ファイアリィ・ガールATK1300
「私のターン! ドロー! 地雷蜘蛛を召喚! ターンエンド!」
一 手札5枚 十代 手札5枚 共通ライフ8000
一フィールド ファイアリィ・ガールATK1300
迷フィールド 地雷雲ATK
迷 手札5枚 宮 手札5枚 共通ライフ8000
「オレのターン! ドロー!
一 手札5枚 十代 手札5枚 共通ライフ8000
十代フィールド バーストレディDEF
一フィールド ファイアリィ・ガールATK1300
迷フィールド 地雷雲ATK
迷 手札5枚 宮 手札5枚 共通ライフ8000
「私のターン! ドロー! カイザー・シーホースを攻撃表示で召喚! 手札から生け贄人形を発動! フィールド上のモンスターを生け贄に風魔神ヒューガを召喚!」
「すまない兄者。」
「何、お前の為なら犠牲にもなろう。」
「いや、礼をせねば私の気がすまん、魔法カード『闇の指名者』を発動する。このカードは指名したモンスターが相手のデッキにある場合、そのカードを相手の手札に加える事が出来る。」
効果自体は知っているけど、
「私が指名するのは……『雷魔神-サンガ』!」
「フフフ、有り難い、勿論私がデッキに『サンガ』はある。」
味方のカードを対象にするのはありなのか?
「お前達に!」
「タッグデュエルの真髄を!」
「「教えて差し上げよう!!」」
一々ハモるな。きもい。
一 手札5枚 十代 手札5枚 共通ライフ8000
十代フィールド バーストレディDEF
一フィールド ファイアリィ・ガールATK1300
迷フィールド
宮フィールド 風魔神ヒューガATK2400 カイザーシーホースATK1700
迷 手札5枚 宮 手札5枚 共通ライフ8000
「俺のターン! ドロー!手札から魔法カード起動進化の魔薬! ファイアリィ・ガールを生け贄に
進化の魔薬 通常マジックカード
自分フィールド上の
「地雷蜘蛛を生け贄にしてがら空きになった方にダイレクトアタックをするけど風魔神ヒューガの効果で攻撃を無効に出来たよな?」
「その通り。風魔神ヒューガの効果発動!ストームバリケード!」
「手札から魔法カードK-ナイツコール起動! デッキから
一 手札4枚 十代 手札5枚 共通ライフ8000
十代フィールド バーストレディDEF
一フィールド 伏せカード5枚
フレアレディATK2400 アクアガールDEF2000
迷フィールド
宮フィールド 風魔神ヒューガATK2400 カイザーシーホースATK1700
迷 手札5枚 宮 手札5枚 共通ライフ8000
「私のターン! ドロー! 死者蘇生を発動! 地雷蜘蛛を召喚! マジックカード生け贄人形を発動! 地雷蜘蛛を生け贄に水魔神スーガを召喚!」
「カイザー・シーホースは光属性モンスターを召喚する時、1体で2体分の生贄とする事が出来る!」
効果は知っているから説明しなくても良い。
「カイザー・シーホースを生け贄に雷魔神サンガを召喚!」
これでそろったか。
「3体の魔神を生け贄にゲートガーディアンを召喚!」
これがゲートガーディアン?なんつーかすごくダサい。しかも合体すると、攻撃を無効にする効果も使えないし。
「ゲートガーディアンの攻撃!魔神衝撃波!!」
迷宮兄弟の宣言に、ゲートガーディアンは衝撃を放つ。だけど、
「甘い! リバース起動! くず鉄のかかし! 相手の攻撃を無効にする! そして、このカードをセットする!」
「運がいい! ターンエンドだ!」
一 手札4枚 十代 手札5枚 共通ライフ8000
十代フィールド バーストレディDEF
一フィールド 伏せカード5枚
フレアレディATK2400 アクアガールDEF2000
迷フィールド ゲートガーディアンATK3750
宮フィールド
迷 手札5枚 宮 手札5枚 共通ライフ8000
「オレのターン! ドロー! 手札から魔法カード融合を発動! 手札の
あ。やることわかっちった。
「手札から速攻魔法発動! 融合解除! アブソルートZEROを融合デッキに戻して、素材となったアクアガールとエッジマンを特殊召喚! アクアガールの効果発動!! 手札が1枚だから3枚ドロー!さらにアブソルートZEROの効果発動! アブソルートZEROがフィールドを離れた時、相手のフィールド上のモンスターを全て破壊する!」
「な、なんだと!」
「砕け散れ!アブソルートZEROの効果!フリージング コフィン!!」
ゲートガーディアンが氷の棺に閉じ込められた瞬間棺ごと粉々に砕け散った。
「バーストレディを攻撃表示に変更!!バトル!ヒーローたちの総攻撃!ターンエンドだ!」
一 手札4枚 十代 手札4枚 共通ライフ8000
十代フィールド 伏せ2枚
バーストレディATK1200 エッジマンATK2600 アクアガールDEF2000 スパークマンATK1600
一フィールド 伏せカード5枚
フレアレディATK2400
迷フィールド
宮フィールド
迷 手札5枚 宮 手札5枚 共通ライフ2600
「我のターン! ドロー! 手札から魔法カード強欲な壷を発動! 手札から魔法カード死者への手向けを発動! フレアレディを破壊する! 更にダークエレメントを発動!」
チィ!来たか!
「ライフ半分を支払い、ダークガーディアンを特殊召喚!速攻魔法発動!サイクロン!くず鉄のかかしを破壊する!」
「ダークガーディアンでダイレクトアタック!ダークショックウェーブ!!」
「トラップカード発動! 攻撃の無力化!」
十代が発動した時空の渦が魔神の衝撃を吸い込んだ。
「十代。貸し一つ。」
「気にすんなよ。」
「十代。次の俺のターンで勝てたら貸し借り無しにして。」
「ああ。いいぜ。」
俺の言葉に十代が快く答えた。
「ほう。態度だけは一人前だな?手札から魔法カード死者蘇生を発動!蘇れ雷魔神サンガ!」
サンガ! ダイレクトアタック封じだな。
「ターンエンド!」
一 手札4枚 十代 手札4枚 共通ライフ8000
十代フィールド 伏せ2枚
バーストレディATK1200 エッジマンATK2600 アクアガールDEF2000 スパークマンATK1600
一フィールド 伏せカード5枚
迷フィールド
宮フィールド ダークガーディアンATK3800 サンガATK2600
迷 手札5枚 宮 手札5枚 共通ライフ1300
ターンを開始する前に自分の手札とフィールドを 確認した。手札にモンスターは無し。有るのはトラップカードと火属性のサポートカードとA―アタックメントコールだ。
「俺のターン! ドロー!」
!! これは!
「手札から魔法カード起動! D-ディスティニードロー! 全てのプレイヤーは3枚ドローして、その中に有る通常モンスターを相手に見せる事でその枚数ドローできる!」
D-ディスティニードロー 通常マジックカード
全てのプレイヤーはデッキから3枚ドローする。ドローしたカードの中に通常モンスターがあった場合、そのカードを相手に見せることで、見せた枚数分すべてのプレイヤーはドローすることができる。
ドローしたカードの中の通常モンスターは2枚。
「俺のドローしたカードの中の通常モンスターは2枚。
「オレのドローしたカードの中には通常モンスターはない。」
「同じく。」
「よって2枚ドロー!リバースカード起動!A―アタックメントコール!手札の<rD:ダーク>・<rHERO:ヒーロー>と名の付くモンスターを特殊召喚!さらに相手フィールド上のカード1枚を破壊する!ウィンドマンを特殊召喚!そして、消えろ!サンガ!ブレイクウィンドシザー!!」
ウィンドマンの羽ばたきによって発生した風がサンガを斬り裂いた。
A-アタックメントコール 通常マジックカード
手札のモンスターを特殊召喚するさらに相手フィールド上のカードを一枚破壊する。この効果で召喚したモンスターは攻撃しなかった場合、そのターンのエンドフェイズ時に破壊する。
「まさか、サンガが」
「こうも簡単に破壊されるとは!たが、致命的なミスを犯した! カードを破壊出来るなら、戦闘耐性を持つダークガーディアンを破壊すれば良かったのだ!」
………二人そろって何を言っているんだか?
「何も考え無しにあんなことするわけ無いだろ?」
「「「何?」」」
って、何で十代まで?まぁ、いいや。
「ダークナイトを攻撃表示で召喚! 手札から魔法カード進化の破棄を起動! 自分フィールド上のモンスターを選択して、同属性の融合モンスターを3種類を墓地に送る! ダークナイトを選び闇属性のバッドマン、サタンズブレイカー、ネクロパペットマンを選択して3枚ずつ墓地に送って3枚ドロー! 十代! ライフコストを使うぞ!」
「ああ!」
「手札から魔法カード二重進化-ダブルエヴォリューションを起動!
俺の言葉に嵐をまとった疾風の戦士が現れた。(一&十代 共通ライフ7000)
「に、二段進化だと!」
「いや。三段進化だ! 手札から魔法カード進化の魔薬を起動! トルネードガイを生け贄に風属性の最上級モンスターを召喚する! 人々の運命見定めし12の宮の一つ白羊宮を司る闇のHEROよ。風吹き荒れし星屑の弾丸もて、我等が前の邪悪を撃て!<rD:ダーク>・<rHERO:ヒーロー>(ダーク・ヒーロー) ARIES(アリエス)!!」
俺の言葉に星屑の弾丸を装填した銃士が現れた。
攻撃力2900守備力2500
【戦士族】
このカードは進化の魔薬で
「さらに手札から魔法カード奇跡の進化-ミラクルエヴォリューションを起動! 墓地に有るサタンズブレイカーを除外して、融合デッキから闇属性モンスターを特殊召喚!人々の運命見定めし12の宮の一つ双子宮を司る闇のHEROよ。善と悪二つの顔で我等が前の敵を見よ!
俺のフィールドに光と闇の力を持った戦士が現れた。
攻撃力3700 守備力3000
【戦士族】
このカードは進化の魔薬で
攻撃力? 守備力?
【戦士族】
このカードの攻撃力守備力はこのカードを特殊召喚したモンスターの数値分である。そのモンスターが場を離れたとき、このカードは除外される。このカードは自分のターンのバトルフェイズをスキップする事で、相手フィールド上のマジックトラップゾーンのカードを全て破壊することができる。この効果はフィールド上にある限り、一度だけ使用できる。
「手札から魔法カードアナザーワールドエヴォリューションを起動! ライフコスト2000支払って自分フィールド上の
「な、なんだと!」
「貴様のフィールド上の融合モンスターはどちらもレベル10!」
「ということは! 出るのか! 新HEROをもう一体!」
やっぱり十代はHEROや、デュエルが大好きなんだな。瞳をキラキラと輝かせながら、興奮気味に叫ぶその態度に思わず頬が緩んでしまう。(一&十代共通ライフ5000)
「人々の運命見定めし12の宮の一つ巨蟹宮を司る闇のHEROよ。死魂を支配するその力もて我等が前の邪悪を滅ぼせ!
俺のフィールド上に暗く、深すぎて底が見えない穴が現れ、ゲートガーディアンの魂がCANCERの力を上げる武装となった。
攻撃力2000 守備力2000
【戦士族】
このカードは進化の魔薬で
「その程度の攻撃力では私達のダークガーディアンを倒す事など不可能!」
「なら、ARIES、GEMINI、CANCER3体の共通常時起動効果!墓地に有る<rD:ダーク>・<rHERO:ヒーロー>と名の付くモンスター一体につき攻撃力を500ポイントアップする!」
aries攻撃力 2900+500×13=9400
gemini攻撃力 3700+500×13=10200
geminiトークン 攻撃力 10200
cancer攻撃力 2000+3750+500×13=12250
「だ、だが、ダークガーディアンは戦闘では倒す事など出来ない!」
「へへへ。倒す必要無いぜ。」
「ああ!十代!それ俺のセリフ!」
「早い者勝ち出せ。はじめ。」
「ったくしょうがない。CANCERの攻撃!冥界覇!!」
ゲートガーディアンの魂がダークガーディアンを襲った。しかし、ダークガーディアンはそのエネルギーをを真上に弾き飛ばした。
「GEMINIとGEMINIトークンの攻撃!ギャラクシアンX(クロス)エクスブローション!!」
GEMINIとGEMINIトークンが手をX(交差)させて、放った二つの爆炎を吹き散らす。
「ARIESの攻撃!STAR DUST REVOLUTION!!」
ダークガーディアンはその星屑の弾丸を真上に弾き飛ばした。
「まだだ!ARIESは通常攻撃に加え、自身以外の
続けて放った弾丸も弾き飛ばした。
「ムダだ!ダークガーディアンは戦闘では破壊出来ないといったはずだ!」
「…確かにダークガーディアンは戦闘では倒せない。だけど、戦闘ダメージは別だ。」
「「た、確かに!このカードには戦闘ダメージまでは無効に出来ない!」」
迷宮兄弟はその言葉に叫んだ。
「そういう事!HERO達の力を喰らえ!」
俺のセリフにCANCERの攻撃、GEMINIとGEMINIトークンの爆炎、ARIESの光弾が迷宮兄弟に襲いかかった。
(迷宮兄弟ライフ1300→-8450→-14850→-21250→-26850→-32450→-38050)
「「グアアァァー!!!!!!」」
○ ○ ○
「よし!俺達の勝ちだ!」
「これで、レポートは取り消しですよね?」
その言葉に校長先生は笑顔でうなづいた。
「見事となデュエルでした。お話通りレポートはなしで。」
それを聞きながら俺達は皆のところに戻った。