遊戯王GX~とある少年の転生記   作:0・The Fool

14 / 52
感想いただきました、ゆずプラネッツ様、crimson6様、並びにこのお話を読んでくださるみなさありがとうございます。

ハリケーンと速攻魔法のコンボは現在は出来ません。とあるゲームはバグで出来てましたが。
今回はそのバグを参考にしてます。



デュエル14 強奪!タッグデュエル

 俺と明日香とマナは今年最後の月一試験に向けて勉強しているのだが、

 

「一?この訳はあってる?」

 

「ここが間違ってる。ここは、これとセットで訳していけばいいんだ。」

 

「はじめ。こっちはあってる?」

 

「ここの公式が間違ってる。」

 

 なるほどと呟くマナを見ながら、俺は思った。お前らは何故俺の両横に陣取り密着するようにして、勉強する?温かくて柔らかくて、良い香りがしてクラクラするんだが。

 

 しばらく勉強して一息つく事にしたのだが、

 

「ん~疲れた~。」

 

 そう言って、背筋を伸ばす明日香。俺はその自己主張の激しい双子の山を見つめてしまう。

 

「そうだね。それにちょっと暑いし。」

 

 マナはそう言って、胸のところを開けてパタパタと風を送っているのだが、その豊かな谷間とブラが少し見えている。思わず、その谷間を見ていたら、俺の携帯が鳴り出した。それを取り出してボタンを押すと、空中に原の顔が映った。

 

「一くんですか?原です。出動要請です。」

 

「………またか?もう5回目なんだけど?」

 

「そんなことを言わずに来てください!場所はオシリス・レッド寮の前です!」

 

 そう言って、一方的に通話を切られた。

 

「………やれやれ。ちょっと行って来るよ。」

 

 そう言って、俺とマナは駆け出した。

 

 話は月一試験まで遡るんだが、その時に俺がはっぱをかけたからか、それとも俺がラー・イエローに昇格したからか、それとも他に要因があるからか、オシリス・レッドの生徒が実力をつけ始めたのだ。それに対抗するかのようにラー・イエローも成績を伸ばし始めた。だが、それに面白くないのがオベリスク・ブルーである。イヤ、オベリスク・ブルーの一部にとって面白くないのである。なんと彼らはカードを強奪したり、アンティデュエルを強要したり、また酷い時には集団でリンチしようとしているのだ。事態を重く見た鮫島校長が急遽、そういった騒ぎを鎮圧する部署を設けたというわけだ。

 

「全く。こうひっきりなしだと疲れるよ。」

 

「はじめちゃん?そうぼやかないの♪ところでさ、冬休みどうするの?」

 

「?ペガサス会長のところに帰る予定だよ?」

 

「じゃ、じゃあ、こっちに戻る少し前に日本の温泉にいっしょに行かない?」

 

 温泉好きにはなかなか魅力的な提案だな。

 

「いいぞ。明日香や、雪乃や原も誘ってみるか?」

 

 ビギッ!!!!

 

 俺の提案に辺りの空間が音を立てて凍りついた。

 

「はじめちゃん?なんで、その3人を誘うのかな?」

 

「いや、友達同士でのプチ旅行だろ?」

 

 プチ!!!!

 

 次の瞬間、あたりに俺の悲鳴が響き渡った。

 

 ○ ○ ○

 

「ゴブリン突撃部隊でサブマリンロイドを攻撃!」

 

 俺がたどり着いた時には攻撃表示のサブマリンロイドが破壊され、翔のライフが0になった瞬間だった。どうやらタッグデュエルらしい。翔のパートナーは浜口で、オベリスクのほうは名前も知らぬ男二人組だ。

 

「おい。俺達の勝ちだ。約束通りカードを寄越しな。その女もだ。」

 

「しかも、1枚だけじゃない。デッキ丸ごとだ。」

 

「そ、そんな! アンティデュエルはそちらが勝手に言い出したことでしょう!」

 

「あぁ? うるさいんだよ!」

 

 男の言葉に浜口が食ってかかるがうるさげに右手を降り下ろそうとして翔が間に入った。

 

「はいはい。そこまでだよ。」

 

 マナの言葉に視線はこちらに向く。俺は腕に着けておいた腕章を見せて言った。

 

「違法デュエル取締り委員会・ジャッジメントですの。暴行、及び恐喝の容疑で拘束します。」

 

「………はじめちゃん? その歯形はなんッスか?」

 

 翔は俺の顔についている歯形を気にして問いかける。

 

「………マナに噛まれた。」

 

 俺の答えにマナはプイッとそっぽを向いた。

 

「斎藤さん。恋人とイチャイチャしてる暇がありましたらもっと早く助けに来てください。」

 

「誰がイチャイチャしてるだ? 俺とマナはそんな関係じゃ………。」

 

 ガブリッ

 

 言いかけた俺の腕をマナは噛みついてきた。結構痛い。

 

「いきなり、出てきて見せつけてんじゃねえぞ。」

 

 その一言に俺達は声の主を見た。

 

「悪い。最近お前らみたいにアンティデュエルを強要したりする奴等が増えてきたからな。悪いが拘束させてもらう。」

 

 

「ハッ! ラー・イエローの中途半端風情が俺達、オベリスク・ブルーのエリートに逆らうんじゃねえよ。」

 

「あのなぁ。一々オベリスク・ブルーを言う必要ないぞ。そんなものを口に出してるお前らは、実際は大して偉くもないしな。」

 

 俺の言葉にオベリスクブルーの男二人組は額に青筋が走った。

 

「なんだと? まあいい。それよりデュエルだ!俺が勝ったら見逃したうえに、デッキをよこしな。」

 

決闘(デュエル)!!!!」

 

『マナ の ターン です。』

 

「先行は私からだね?ドロー!魔貨物車両(まかもつしゃりょう)ボコイチを守備表示で召喚!」

 

 マナの場に車両の形をしたモンスターが現れる。

 

「さすが、オシリス・レッドのドロップアウトの相方だ!使っているモンスターもクズだ!」

 

「更に手札から機械複製術を使いボコイチを2体召喚!ターンエンド!」

 

マナ&一 ライフ8000

マナ手札4枚 一手札5枚

 

ボコイチ×3DEF

 

 

「俺のターン!ドロー!ゴブリン突撃部隊を召喚!カードを一枚セットしてターンエンド!」

 

マナ&一 ライフ8000

マナ手札4枚 一手札5枚

 

ボコイチ×3DEF

ゴブリン突撃部隊ATK2300

伏せ1枚

A手札4枚 B手札5枚

ブルーな雑魚A&B ライフ8000

 

「俺のターン!ドロー!モンスターを伏せてカードを2枚セットしてターンエンド!」

 

マナ&一 ライフ8000

マナ手札4枚 一手札4枚

伏せ2

ボコイチ×3DEF 伏せモンスター

ゴブリン突撃部隊ATK2300

伏せ1枚

A手札4枚 B手札5枚

ブルーな雑魚A&B ライフ8000

 

「俺のターン!ドロー!」

 

「その瞬間、リバース起動!同姓同名同盟!自分フィールド上のレベル2以下の通常モンスターを可能な限り特殊召喚できる!」

 

 あっという間に3体のボコイチが召喚され、計6体になる。

 

「ハン!雑魚を何体並べようが雑魚は雑魚だ!手札からゴブリンエリート部隊を召喚する!1枚セットしてターンエンド!」

 

「私のターン!ドロー!モンスターをセット!1枚セットしてターンエンド!」

 

マナ&一 ライフ8000

マナ手札4枚 一手札4枚

伏せ2

ボコイチ×3DEF 伏せモンスター×2

ゴブリン突撃部隊ATK2300

伏せ1枚

A手札4枚 B手札5枚

ブルーな雑魚A&B ライフ8000

 

「俺のターン!ドロー!ゴブリン突撃部隊でボコイチを攻撃!」

 

「その瞬間、トラップ発動!攻撃の無力化!」

 

「ハッ!無駄だ!サイクロン発動!攻撃の無力化を?」

 

 時空の渦をサイクロンで破壊しようとするが、エラー音が虚しく響くだけだ。

 

「な、何だ?ディスクの故障か?」

 

「………そんなんでよくオベリスク・ブルーに入れたな?エセリート。」

 

「セはいらない!」

 

「攻撃の無力化はカウンタートラップでスペルスピードが3、サイクロンは速攻マジックでスペルスピードは2。スペルスピードがより低いカードはチェーンを組むことができない。」

 

 なるほどと呟く二人を見て、俺は本気でデュエルアカデミアを心配してしまった。

 

「このままターンエンド!」

 

マナ&一 ライフ8000

マナ手札4枚 一手札4枚

伏せ

ボコイチ×6DEF 伏せモンスター×2

ゴブリン突撃部隊ATK2300 ゴブリンエリート部隊ATK

伏せ1枚

A手札4枚 B手札5枚

ブルーな雑魚A&B ライフ8000

 

「俺のターン!ドロー!カードを3枚セットしてターンエンド!」

 

マナ&一 ライフ8000

マナ手札4枚 一手札2枚

伏せ×4

ボコイチ×6DEF 伏せモンスター×2

ゴブリン突撃部隊ATK2300 ゴブリンエリート部隊ATK

伏せ1枚

A手札4枚 B手札5枚

ブルーな雑魚A&B ライフ8000

 

「俺のターン!ドロー!ゴブリン突撃でその雑魚を攻撃!」

 

 Bの言葉に俺の場のモンスターに襲いかかろうとするが、

 

「トラップ発動!最終突撃部隊!フィールド上の表表示モンスターを攻撃表示になる!」

 

「それにチェーンで和睦の使者を起動!このカードを発動したターン、相手モンスターから受ける全ての戦闘ダメージは0になる!

このターン自分のモンスターは戦闘では破壊されない!

よって俺の場のボコイチは破壊できない!」

 

 俺の場に翻ったカードの効果に守られた。

 

「カードをセットしてターンエンド!(伏せカードは聖なるバリア―ミラーフォース!攻撃したら返り討ちだ!)」

 

マナ&一 ライフ8000

マナ手札4枚 一手札2枚

伏せ×4

ボコイチ×6DEF 伏せモンスター×2

ゴブリン突撃部隊ATK2300 ゴブリンエリート部隊ATK

最終突撃部隊 伏せ1枚

A手札4枚 B手札5枚

ブルーな雑魚A&B ライフ8000

 

「私のターン! ドロー! 手札から魔法カード未来融合フューチャーフュージョンを発動! デッキにある45枚のモンスターを墓地に送りキメラテック・オーバードラゴンを2ターン後に融合召喚! 反転召喚! 魔装機関車デコイチ! 効果により自分フィールド上のボコイチの枚数分+1枚、7枚ドロー! カードを4枚セットしてターンエンド!」

 

マナ&一 ライフ8000

マナ手札6枚 一手札2枚

伏せ×4 未来融合フィーチャーフュージョン0ターン

ボコイチ×6DEF デコイチATK 伏せモンスター

ゴブリン突撃部隊ATK2300 ゴブリンエリート部隊ATK

最終突撃部隊 伏せ1枚

A手札4枚 B手札5枚

ブルーな雑魚A&B ライフ8000

 

「俺のターン! ドロー! ゴブリン突撃部隊でらー・イエローのボコイチを攻撃!」

 

 その宣言に一斉にボコイチをリンチしようとしているゴブリン達。だけど、

 

「リバース起動!攻撃の無力化!」

 

 時空の渦がその攻撃を受け流した。

 

「ちっ! しぶとい! 俺達が勝っててめえのそのダサい帽子もその女みてえな顔も潰してやるよ!」

 

 クズ共は決して聞き逃せない言葉を放った。

 

「………俺の帽子が………なんだって?」

 

「ダサい帽子って、言ってやったんだよ!」

 

 よし。徹底的にぶっ潰す!

 

「1枚セットしてターンエンド!」

 

マナ&一 ライフ8000

マナ手札6枚 一手札2枚

伏せ×4 未来融合フィーチャーフュージョン0ターン伏せ4枚

ボコイチ×6DEF デコイチATK 伏せモンスター

ゴブリン突撃部隊ATK2300 ゴブリンエリート部隊ATK

最終突撃部隊 伏せ2枚

A手札4枚 B手札5枚

ブルーな雑魚A&B ライフ8000

 

「俺のターン! ドロー! 俺も未来融合フューチャーフュージョンを起動! デッキから45枚のモンスターを墓地に送ってキメラテック・オーバードラゴンを2ターン後に召喚! 反転召喚! デコイチ! 効果で7枚ドロー! そして、オーバーロードフュージョンを起動! 俺達の墓地とフィールド上の機械族モンスターを融合素材として除外してキメラテック・オーバードラゴンを融合召喚!」

 

 シギャァァァーーー!!!!

 

 俺の怒りを代弁するかのようにキメラテック・オーバードラゴンは猛っていた。(攻撃力800×98=30400)

 

「攻撃力………30400………だと?」

 

「な、何だと?」

 

「スゴいッス。」

 

 キメラテック・オーバードラゴンの攻撃力わ見て何も言えないようだ。だけど、まだまだだ。

 

「キメラテック・オーバードラゴンの効果起動! このカード以外のカードを墓地に送る!」

 

「それに、チェーンでリミッター解除3枚を発動!」

 

 俺の言葉にサポートの為にマナが動いた。

 

「チェーンの処理に入るよ? リミッター解除の効果で機械族モンスターの攻撃力を8倍にするよ。」

 

「こ、攻撃力が243200?」

 

 そして、キメラテックオーバードラゴンの効果で俺達のモンスターは墓地に送られる。

 

「これで終わりだと思うな?手札からハリケーンを起動! すべてのマジックトラップを手札に回収する! それにチェーンしてリミッター解除を3枚起動!」

 

「あ、ああ、」

 

 恐らくは最後の希望を手札に戻されたみたいだ。だが、この程度で終わらす気はない!

 

「カードをセット! 手札からハリケーンを起動! それに、チェーンでリミッター解除を3枚起動!」

 

「ば、バカな! それはさっき使ったハズだ! 何で手札にあんだよ!」

 

「………解釈の問題だ。ハリケーンはフィールド上のマジック、トラップを全て持ち主の手札に戻すんだ。使用済みのマジック、トラップでもね。この効果でセットカードとリミッター解除を手札に戻す。そして、もう一度セットしてからハリケーン、リミッター解除を起動!リミッター解除の効果で攻撃力を8倍にして回収! 最後にリミッター解除を起動! それに、チェーンハーフシャットをゴブリン突撃部隊に起動! ゴブリン突撃部隊の攻撃力は半分になる変わりに戦闘破壊を無効にする!」

 

 リミッターを外され、さらなら力に猛るキメラテック・オーバードラゴン。(攻撃力800×98×8×8×8×8×8=321126400)

 

「バトルフェイズ。キメラテック・オーバードラゴンでゴブリン突撃部隊に攻撃!」

 

 

 キメラテック・オーバードラゴンの火力でエセリートに大ダメージを与えた。(ライフ-321121250)

 

「キメラテック・オーバードラゴンの第2撃!」

 

「ちょ、ちょっと待ってくれ! キメラテック・オーバードラゴンはもう攻撃終了したハズだろ!」

 

「キメラテック・オーバードラゴンは融合素材となったモンスターの枚数分モンスターに対して攻撃出来るんだ。」

 

 その言葉に顔色を青ざめるエセリートA。

 

「キメラテック・オーバードラゴンの攻撃!」

 

 俺の言葉にキメラテック・オーバードラゴンはゴブリン突撃部隊を何度も攻撃する。その超過ダメージがライフを奪っていく。(ライフ-31791395750)

 

「ボク、億を越えるダメージを初めて見たッス。」

 

「私もですわ。」

 

「ば、バカな。俺達エリートが中途半端者ごときに。」

 

「そうやって相手をなめているからだろ?」

 

 そう返してから帽子をバカにした男に近づく。そして、

 

「オラッ!!!!」

 

 男の顔面に俺の拳がめり込んでいた。

 

 

 

SIDE マナ

 

 あちゃー。やっぱこうなっちゃたか。

 

「は、はじめちゃん、どうしちゃったッスか?」

 

 いきなりの一ちゃんの行動に面食らった翔くんが問いかける。

 

「一に帽子の事は鬼門なのよ。口にするとあんな風になっちゃうのよ。って、止めないと!」

 

 既に殴られている方の顔面は血塗れになっていた。そして、一の両手は血に染まっていた。

 

「翔くん! ももえちゃん! 君も手伝って!」

 

『はい!!』

 

 私の言葉に3人は素直に応じて降り下ろそうとしているその右手にしがみついた。

 

「やめるッスよ!」

 

「おやめください!」

 

「止めろ!」

 

 翔くん達の必死の訴えも一には届かなかったらしい。

 

「邪魔だー!!!!」

 

 怒鳴り散らしながら強引に振りほどく。さらに殴ろうと振りかぶった所で、私が抱き止めた。

 

「もう、やめようよ!一のそんな姿なんてみたくないよ!」

 

 振り払おうとしてところに私の必死の叫びに一瞬硬直して、その隙に皆で抱きしめた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。