「え?三沢?」
「神楽坂と?」
「斎藤が?」
「そうです。神楽坂君、斎藤君、三沢君の3人はノース校との交流デュエルの代表に選ばれました。」
ラー・イエローの食堂で話すものだから、寮長の樺山先生の発言に皆が惜しみ無い拍手をしてくれた。
………アレ?確か、代表って、十代一人に選ばれたんだよな?
「あの、樺山先生。俺達3人が代表ですか?」
「あ、実は他にもオシリス・レッドから遊城十代君に丸藤翔君、オベリスク・ブルーからは茂木もけ夫君という生徒が選ばれましたので、全員とデュエルして一番勝ち数の多い生徒が代表になります。」
茂木もけ夫。シルバー・チャリオット・鎮魂歌の使い手。
「やったな!3人共、おめでとう!」
まだ、代表に決まったわけではないのに皆が祝福してくれる。その事自体は嬉しく思うんだけどね。交流デュエルの勝利した学校の校長にミス・アカデミア。つまりはトメさんのキスが与えられるわけだ。そんなものに協力する気はないんだけどね。それでも、
「神楽坂とは自分のデッキでデュエルしたこと無かったよな?」
俺の問いに神楽坂は笑みを浮かべる。
「まぁな。あのときの礼はデュエルで返すさ。」
「おい。お前ら。俺を無視するなよ?」
その言葉に、俺達は御手洗に振り向いた。
「そういえば、御手洗ともデュエルしたことがなかったよな?」
「今さらな上に名前が間違っている!俺は三沢だ!」
「それはともかく、茂木もけ夫って聞いたことあるか?」
神楽坂の言葉に跪いてしまう御手洗。
「イヤ。無いな。」
一応知ってるが、そしたら何故知ってるのかを説明しなきゃいけなくなる。そんなこんなでこの場は解散となった。
「おめでとう♪一♪」
「一君♪おめでとうございます♪」
「おめでとう♪」
「一♪おめでとう♪」
料理教室も終わり、さて寝ようとしたところに俺の報告に明日香、原、雪乃、マナが我が事のように喜んでくれる。
「………悪いんだけどさ。俺は交流デュエルに参加するつもりないんよ?」
「え?」
俺の言葉に明日香は驚いて問いかける。他の二人も同様のようだ。
「知ってるか?交流デュエルの賞品?ミス・アカデミアのトメさんのキスが勝利した学校の校長に与えられるわけだ。」
俺がそういうと、4人とも呆気に取られたような表情になった。マナ達みたいな可愛らしくて魅力的な女の子のキスならいくらでも欲しいけどさ。いくらなんでもそれのために利用される気はないし。
って、何故に顔を赤らめる?
「一。あなたに言いたいことがあるから。」
「?選抜デュエルが終わってからでいいか?」
俺の問いに雪乃はコクンと頷いた。
その後に就寝することにしたけど、俺に言いたい事って何だろう?