遊戯王GX~とある少年の転生記   作:0・The Fool

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デュエル29 黒き風!ダークシンクロ

Side 雪乃

 

 灯台であったら言おう。一はきっと困惑するわね。鈍感で私達の想い友達として好きと誤解しているみたいだし。

 

「ところでいつまでついて来る気かしら?」

 

 私は後をついてくる3人に声をかけた。

 

「別に雪乃の邪魔をする気はないけどね。」

「ただ、私達もついていきます。」

 

「………わかったわ。私もあなた達の邪魔はしない。」

 

 そのまま灯台にたどり着くと一は女の人とデュエルをしている。ちょっと、ムカつくわね。

その一は黄色い制服を赤く染めて、って、血が出てる!

 

「一!」

 

 あまりの出来事に顔を青ざめる中、マナが叫ぶのだが、一の耳には届いていないらしい。

だけど、女の方はこちらを見た。白目と黒目が反転して、腕には、蒼い鳥の痣か浮かんでいた。

 

「予定外のお客さんが来たみたいだね。」

 

 

 

Side 一

 

 山峯(やまみね)(つばさ)の言葉にそちらを見て、雪乃達が来ている事に気づいた。

 

「マナ?明日香?麗華?何で?」

 

「そんなことより、怪我しているみたいじゃない!大丈夫なの?早く手当しないと!」

 

 マナはそう言って、駆け寄ろうとするが、

 

「邪魔だよ!」

 

 翼から発する闇のオーラのようなものが、マナの歩みを止めさせた。

 

「ボクと一のデュエルの邪魔はさせないよ?1枚セットしてターンエンド!」

 

翼ライフ4000手札4枚

伏せ

伏せモンスターハーピィ・レディ1ATK1300+300 ハーピィ・レディATK1300+300

 

 

一ライフ800手札3枚

 

「………俺のターン。」

 

 腹のキズがヤバイ。このデュエルを終わらせないと。このデュエルはダメージを実体化する。つまり、ライフが0になれば死ぬ恐れだって有る。

 

「カードを2枚セットしてD・HERO(ダーク・ヒーロー) アクアガールを守備表示で召喚。効果起動。俺の手札は1枚だから3枚ドロー。追加で1伏せしてターンエンド。」

 

翼ライフ4000手札4枚

伏せ

伏せモンスターハーピィ・レディ1ATK1300+300 ハーピィ・レディATK1300+300

アクアガールDEF2000

伏せ3枚

一ライフ800手札3枚

 

「ボクのターン!ドロー!ハーピィ・レディをリリースしてDT《ダークチューナー》ヘルウィングレディを召喚!」

 

DT(ダークチューナー)ヘルウィングレディ 闇属性レベル10

攻撃力0 守備力0

 

【鳥獣族・チューナー 効果】

このカードはハーピィ・レディ一体をリリースすることで通常召喚できる。手札1枚をコストとして捨てることでこのカードのレベルを上げるか下げる事が出来る。

 

「ダークチューナー?」

 

「レベル10なのに攻撃力0?」

 

 マナ達は聞いたことのないカードに戸惑っている。

 

「ヘルウィングレディの効果で手札を2枚墓地に送ってレベルを2あげる。

そして、レベル4ハーピィ・レディ1にレベル12DT(ダークチューナー)ヘルウィングレディをダークチューニング!」

 

 ヘルウィングレディは暗い星となり、ハーピィ・レディの中に入るとハーピィ・レディは苦悶の表情を浮かべた。

 

「ダークチューニング?シンクロ召喚とは違うの?」

 

 シンクロ召喚を知っている明日香が問いかける。マナはともかく、雪乃と麗華は?を浮かべていた。

 

「ダークチューニングはレベルの引き算だ。チューナー以外のモンスターのレベルからダークチューナーのレベルを引いた数字と同じレベルのダークシンクロモンスターをダークシンクロ召喚するんだ。」

 

「ちょ、ちょっと待ってください!それじゃ召喚出来ないですよ!ハーピィ・レディ1のレベルは4、ヘルウィングレディのレベルは12ですから、0以下になってしまいます!そんなレベルのモンスターがいるわけがないです!」

 

「それがあるんだよね。」

 

 そう言って、蒼い星が8個ついた黒いカードを取り出した。

 

「闇と風交わりしとき、冥府の扉は開かれる。災い呼びし黒風よ。吹き荒れろ!

ハーピィ・ディザスター・エンプレス!」

 

 ☆4-★12=☆-8

 

 翼の場にハーピィ・クイーンに似た黒い翼を生やした女性が召喚された。

 

「ダークシンクロモンスター?そんなもの聞いたことがないわよ?」

 

「ハーピィ・ディザスター・エンプレスの効果発動!召喚に成功したときハーピィ・レディを墓地から可能な限り特殊召喚!」

 

 この効果でハーピィ・レディ、ハーピィ・レディ1、ハーピィ・クイーンが2体現れる。どうやら、ヘルウィングレディのコストに使われたやつらしい。

ハーピィ・ディザスター・エンプレス 闇属性レベル-8

攻撃力2400 守備力1200

 

【鳥獣族・ダークシンクロ 効果】

チューナー以外のモンスター-DTと名のついたチューナー

「DT」と名のついたチューナーの効果ボタンから、そのモンスターと他のモンスター1体を墓地へ送り条件に合うダークシンクロ体を

エクストラデッキから特殊召喚する。

このモンスターはフィールド、墓地に有るとき風属性、ハーピィ・レディとしても扱う。召喚に成功したときハーピィ・レディを可能な限り特殊召喚する。自分フィールド上のハーピィ・レディは攻撃力を800アップさせる。

 

「バトル!

ハーピィ・ディザスターエンプレスでアクアガールを攻撃!」

 

「………リバース起動。ウォーターカッター自分フィールド上のD・HERO(ダーク・ヒーロー)と名のつくモンスターを生け贄にしてそのモンスターのレベル分相手の場のカードを破壊する。アクアガールを生け贄にしてハーピィ・レディ以外のモンスターを破壊する。」

 

 くず鉄のかかしを伏せてあるから大丈夫かと思ったが、甘かったらしい。

 

「速攻魔法発動朱雀の舞!このターン中にフィールドから離れたハーピィ・レディ達を特殊召喚!この時、そっちは任意で2枚ドロー出来る!」

 

「なら、チェーンで和睦の使者を起動。朱雀の舞の効果でドロー。」

 

 再び場を埋めるハーピィ・レディ達。

 

「攻撃しても意味無いからターンエンドするね。」

 

翼ライフ4000手札4枚

伏せ

伏せモンスターハーピィ・レディ1ATK1300+300+800 ハーピィ・レディATK1300+300+800 ハーピィ・クイーン×2ATK1900+300+800 ハーピィ・ディザスター・エンプレスATK2400+300+800

 

伏せ1枚

一ライフ800手札5枚

 

「俺のターン。ドロー。」

 

 このままじゃ、やられる。でも、どうしたら?ん?こんなカードを入れたっけ?どうやら、デッキ調整に紛れ込んでしまったようだな?………あ、この手があった!

 

「手札からD・HERO(ダーク・ヒーロー) ウィンドマンを召喚!進化の魔薬を起動!ウィンドマンを生け贄にしてD・HERO(ダーク・ヒーロー) ストーマーを召喚!1枚セットしてターンエンド!」

 

翼ライフ4000手札4枚

伏せ

伏せモンスターハーピィ・レディ1ATK1300+300+800 ハーピィ・レディATK1300+300+800 ハーピィ・クイーン×2ATK1900+300+800 ハーピィ・ディザスター・エンプレスATK2400+300+800

ストーマーATK2000

伏せ2枚

一ライフ800手札5枚

 

「ボクのターン!ドロー!」

 

「この瞬間、ラストバトルを起動!効果により、俺はストーマーを残して全て墓地に送る!」

 

「ボクはハーピィズペット(ドラゴン)を特殊召喚!」

 

 互いに一体のモンスターが残った。そして、ペット竜とストーマーがぶつかりあい互いに砕け散った。

 

「ラストバトルの効果はこのバトルでモンスターが残った方のプレイヤーを勝者とする。どっちも倒れた場合は引き分けだ。」

 

 その言葉に翼は苦笑する。

 

「引き分けみたいだし、ボクは帰らせてもらうよ。でも、このままで済むと思ったら、大間違いだよ?」

 

 翼は俺に背を向けて帰ろうとする。

 

「待て!翼!お前は何でダーク・シグナーなんかになった!」

 

「じゃあね。『裏切り者』。」

 

 ズキッ!!

 

 翼のその言葉に、俺の胸は激しく痛んだ。

そして、俺は倒れていた。ヤバイ。ハーピィ・レディの攻撃で出血し過ぎた。直ぐに俺の意識は暗くなった。

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