そして、今回は鮫島校長が酷い目にあいます。鮫島ファンの方は申し訳ありません。
俺は目を覚まさない十代を見ている。その隣では明日香が吹雪さんの看病している。
「これからどうするの?」
「あ、ちょっと待って。」
明日香の問いにマナが愛用の杖を取り出して一振りすると、きぃっと鳴き声を発して蝙蝠が飛び去った。
「見られてたのか。蝙蝠って事はカミューラか。恐らくは今夜戦うのはクロノスだろうな。」
「クロノス先生が? 勝てるの?」
明日香の問いに俺は首を横に振った。
「いや、蝙蝠達にデッキを盗み見られて対策を取られてな。それでもクロノスの為のデュエルだから」
「じゃあ、次に一がデュエルするのね?」
「あぁ。自分の都合で見捨てといて助けちゃだめな理由はないし。それに、カミューラは厄介なカードと卑怯の王道な手段を使って亮を負かしたからな。それは防いでおきたいんだ。」
「厄介なカード?」
明日香の疑問に答えようとしたところで「はじめちゃん! 大変! ジュンコさんが!」
かなり慌てた様子の翔が飛び込んできた。
「翔? どうした?」
「ジュンコさんが! 校長暴力ふるってるッス!」
…校長暴力? 意味が分からないので明日香を連れて校長室まで手が血まみれな枕田が顔が血まみれな校長にチョークスリーパーを仕掛けていた。その枕田はどす黒いオーラを纏いながらケタケタと笑っているのが実に怖い。
「大変! 早く助けないと!」
「…いや、もうちょい待とう。」
意味がわからなかったのか、首を傾げる明日香に教えた。
「鮫島校長の頬が緩んでる。枕田に首締められ苦しいが枕田の大きな胸が押しつけられて嬉しいエロ親子だ。」
「そ、そうなの? 一はジュンコの胸とかを触りたいの?」
「んにゃ? まったく。どちらかというと明日香達の果実を揉みたいぞ。」
…しまった!つい即答したがこれじゃあ、ただのスケベじゃん!
「まったく。ストレートに言い過ぎよ。」
煩悩をフルオープンした発言に明日香は恥ずかしそうに紅く染めながらも苦笑するだけだった。…ほ。どうやらあまり怒ってないようだ。
「そ、そこの甘い空気振りまくバカップル…は、早くた、助けて…。」
鮫島校長が血の気の通ってないような顔色でか細く助けを求める。流石に助けるべきか。
「それにしてもここまで怖い枕田は初めてみるな。」
「私もよ? よっぽど十代を傷つけられたのか許せなかったのね。」
ケタケタ笑いは収まったもののいまだにどす黒いオーラを発する枕田を見つめる俺に明日香はそう言ったのたが、腑に落ちない事が一つ。
「ちょっと待て十代の嫁さんがなんでそこで鮫島校長が出てくるんだ?」
「…明日香さんから十代の首にかかっている鍵の事を聞いたら出所が鮫島校長だって。」
『十代の嫁さん』の言葉に反応してどす黒いオーラを霧散させた枕田が答えた。
「つたた。枕田さん。遊城君の事はすみませんでした。無能と罵られても仕方がないですが、セブンスターズが闇のデュエルをしてくるとは思わなかったです。」
そう言ってから鮫島校長は俺と明日香に頭を下げた。
「斎藤君。天上院君。お願いです。7精門の鍵を返却して生徒達にこの一件から手を引くよう通達してくださいませんか?」
「却下です。」
鮫島校長のお願いを即答で拒否した。
「問いますが、何故最初に生徒である俺達に頼んだのですか? 俺の予想通りなら俺達以外に頼める程に実力があると判断できたのが翔や神楽坂ぐらいしかいなかったんじゃないのでしょう?」
その言葉に硬直した鮫島校長の態度がそれが正解だと如実に物語っていた。
「佐藤先生はプロデュエリストだったけど、引退してデュエルリーグから遠のいたおかげで実力的に未知数だし、鮎川先生の方は先生としては一流だし、デュエル理論としては一流だけど、デュエリストの成績は俺達に比べて見劣りする。大徳寺先生は錬金術の講師でありデュエルに関してはまったくの素人。ほかにも教師はいるけど、クロノス以外は戦力としては期待できなかったから俺達に目を付けたってところだろ?」
「…斉藤君がおっしゃるとおりです。私には鍵を守りきれると自信を持てたのは貴方達しかいませんでした。」「でしたら、最後まで信じてください。」
俺の言葉に鮫島校長は首を縦に振った。
○ ○ ○
「クロノス先生、負けちゃったね。」
…だな。だけど、最後の最後まで自分の信念を貫き通した良いデュエルだったと思う。
「悪い。マナ。今夜のデュエルには手を貸してくれ。」
「え? 別にいいけど、何があったの?」
可愛らしく首を傾げるマナに肩をすくめて答えた。
「むちゃくちゃ厄介なカードの対策にな。」
「そうか。一は幻魔の扉を警戒してるんだね?」
「警戒もするだろ?」
「ねえ、一? その幻魔の扉ってどんな効果なの?」
そういえば、昨日は教える前に邪魔が入ったから言ってなかったな。
「闇のデュエル専用のイカサマカードで、サンダーボルトと一度でも召喚に成功したモンスターを召喚条件を無視して召喚出来るって効果だ。」
「いくら命がけでも強過ぎじゃないかしら?」
「ただし、そのカードを使って使ったプレイヤー負けた場合、その魂は永遠に幻魔の物になる。そして、カミューラは自身の魂じゃなく、翔の魂を身代わりにした結果、カミューラに攻撃出来ず、サイバー・エンドでな。」
その恐ろしい戦法に誰かの唾を飲む音が大きく聞こえた。
○ ○ ○
「…まさか、2人だけで来るとは思わなかったわ。 観客もいないのは寂しいものね?」
「カミューラに幻魔の扉を使わせる訳にはいかないんでね。」
その言葉に驚愕の表情を浮かべる。
「なぜ、あなたがそのカードの事を? …まぁいいわ。よく考えられた対策ね? 気に入ったわ。私の人形にならない?」
「生憎と俺は一方的に弄ばれるのは大嫌いな質なんだ。」
「そう?でも、あなたがなんと言おうと私の人形になるのは決定事項よ?」
カミューラの言葉に俺達はデュエルディスクを起動させる。
○ ○ ○
『
「マナ の ターン です。」
「私のターン! ドロー! 私は手札からフィールド魔法魔法族の里を発動! さらにマジシャンズヴァルキリアを守備表示で召喚!」
マナのフィールドに良く似た女魔法使いが現れる。
「さらにカードを2枚セットしてターンエンド!」
「一! マナ!」
一&マナ共通ライフ8000
一手札5枚
マナ手札2枚
伏せカード2枚
マジシャンズヴァルキリアATK1600
フィールド魔法 魔法族の里
マナがターンエンドした時、十代の声が聞こえたのでそちらに振り返ったら、十代達が駆け寄ってきた。
「一! マナ! お前なんで2人だけで来たんだよ!」
ハァ。十代の言葉に深くため息をついていた。
「明日香。」
俺の言葉に明日香はピクリと反応した。
「俺は言ったよな?『十代達が入ってこないように時間稼いで』って。それに対してわかったって言ったよな?」
俺の問いに明日香は視線をそらして聞いてないようにしているが、その額に汗が垂れている。その明日香に向かって唇で言っていた。『お し お き か く て い』
その言葉に明日香は滝のような涙を流していた。
「わざわざ2人だけで来たのに残念ね?」
「まったくだよ。何で来たんだか?」
俺とカミューラのやりとりが理解出来なかったのか戸惑った声を十代があげていた。
「…一。来たらまずかったか?」
「下手したら十代達の誰かが人質になっていた可能性もあるんだが?」
「あ…。」
指摘されるまでその可能性を考えなかったのか間の抜けた声を発する十代達。
「でも、逃がしてあげないわ。お客様をしっかりもてなさないとバンパイアの沽券に関わるもの。」
そう言うカミューラの体から闇のオーラのようなものが発生して、十代達は身動きとれなくなったらしい。
「そういうのは、おもてなしじゃなくて人質として利用しているんだよ?」
マナの指摘にカミューラは肩をすくめるだけだった。
「日本語って難しいのね?」
マナの言葉にそう返してターンを進めた。
「私はバンパイアレディーを守備表示で召喚! さらにカードを伏せてターンエンド!」
一&マナ共通ライフ8000
一手札5枚
マナ手札2枚
伏せカード2枚
マジシャンズヴァルキリアATK1600
フィールド魔法 魔法族の里
ヴァンパイア・レディーDEF1550
伏せカード1枚
カミューラライフ8000手札4枚
「俺のターン! ドロー! 俺は手札からフィールドバリアを起動! そして、豊穣のアルテミスを攻撃表示で召喚!カードを3枚セットしてターンエンド!」
一&マナ共通ライフ8000
一手札1枚
伏せカード3枚 フィールドバリア
豊穣のアルテミスATK1600
マナ手札2枚
伏せカード2枚
マジシャンズヴァルキリアATK1600
フィールド魔法 魔法族の里
ヴァンパイア・レディーDEF1550
伏せカード1枚
カミューラライフ8000手札4枚
「私のターン! ドロー! ヴァンパイア・レディーを生け贄にヴァンパイア・ロードを生け贄召喚! バトルに入るわ! ヴァンパイア・ロードで豊穣のアルテミスを攻撃するわ!」
ヴァンパイア・ロードがアルテミスに襲いかかる。
「リバースカードオープン! 攻撃の無力化!」
時空の渦がヴァンパイア・ロードの攻撃を防いだ。
「豊穣のアルテミスの効果起動! カウンタートラップが起動した時、1枚ドロー出来る!」
アルテミスが俺のデッキからカードを引き抜き差し出した。
「私はカード1枚セットしてターンエンド!」
一&マナ共通ライフ8000
一手札2枚
伏せカード2枚 フィールドバリア
豊穣のアルテミスATK1600
マナ手札2枚
伏せカード2枚
マジシャンズヴァルキリアATK1600
フィールド魔法 魔法族の里
ヴァンパイア・ロードATK2000
伏せカード1枚
カミューラライフ8000手札4枚
「私のターン! ドロー! バトルだよ! マジシャンズヴァルキリアでヴァンパイア・ロードを攻撃!」
「気でも狂ったかしら?マジシャンズヴァルキリアの攻撃力は1600。対して、ヴァンパイア・ロードは2000もあるのよ?」
「ご心配なく。いたって正気だから。リバースカードオープン!マジシャンズサークル!魔法使い族が攻撃した時、発動出来てデッキから攻撃力2000以下の魔法使い族モンスターを特殊召喚する! 私はブラック・マジシャン・ガールを特殊召喚!」
マナがデュエルディスクにカードを置くとマナというかマナに良く似た少女というか?が現れた。
「…やっぱり、マナさんはブラック・マジシャン・ガールに良く似てるッスよ。ひょっとして、本人なんじゃ?」
「まさか。あり得ないだろ?いくら何でもカードの中の人間が実体化するなんて非科学的な事はあり得ない?」
翔の呟きをラー・イエローの御手洗だっけ?が否定するが海馬と最初に会った時もそんなことを言ってたな。
「私のデッキには魔法使い族モンスターなんて1枚もないわ。」
「ホントに召喚できるモンスターがいないか、デッキの確認させてもらうね?」
「仕方ないわね?」
カミューラはそう言いながら渋々とデッキを差し出した。
「…確かに魔法使い族はいないね?」
マナはそう言いながらデッキをシャッフルして返した。
「マジシャンズサークルの効果でこっちは特殊召喚できたけどそっちは召喚できたわけじゃないから攻撃はそのまま続行される。」
「だけど、ダメージステップ時に手札からオネストを捨てて効果起動! ヴァンパイア・ロードの攻撃力分、マジシャンズヴァルキリアの攻撃力をアップさせる!」
マジシャンズヴァルキリアに白い翼が生え、ヴァンパイア・ロードの攻撃を飛んでかわしがら空きの背中に攻撃を浴びせ、ヴァンパイア・ロードを沈めた。(カミューラ ライフ8000-1600-2000+2000=6400)
「小娘が! よくも私のヴァンパイア・ロードを! リバースカードオープン! ヴァンパイアの呼び声! 私の墓地から戦闘破壊されたモンスターを特殊召喚するわ! 代わりにそちらは2枚ドロー出来るけど。」
「それじゃあ遠慮なく。ドロー! 1枚セットしてターンエンド!」
「私はこのままターンエンド!」
一&マナ共通ライフ8000
一手札2枚
伏せカード2枚 フィールドバリア
豊穣のアルテミスATK1600
マナ手札4枚
伏せカード2枚
マジシャンズヴァルキリアATK1600 ブラック・マジシャン・ガールATK2000
フィールド魔法 魔法族の里
ヴァンパイア・ロードATK2000
伏せカード0枚
カミューラライフ6400手札4枚
「私のターン! ドロー! 私はヴァンパイア・ロードを除外してヴァンパイア・ジェネシスを特殊召喚!」
なんでヴァンパイア・ロードがこんな姿になったんだろう?
「ヴァンパイア・ジェネシスの効果発動!手札1枚を墓地に「リバースカード起動! 天罰! 手札1枚をコストにモンスター効果の発動を無効にして破壊する!」な、何!」
天井から雷が降り注ぎ、ヴァンパイア・ジェネシスを消し炭と化した。
「豊穣のアルテミスの効果でドロー! 手札から冥王竜ヴァンンダルギオンを特殊召喚!」
俺のフィールドに漆黒の穴が開き、そこから竜王と呼ぶに相応しい威圧感を放つドラゴンが背に豊穣のアルテミスを乗せ現れた。
「カウンターで相手のカード無効にした時手札から召喚できてモンスター効果を無効にした事により墓地の豊穣のアルテミスを特殊召喚!」
「キィッ! 小憎たらしいクソガキだね!!」
「怒ると皺が増えるよ?オバサン?」
マナの言葉にオバサンに青筋が浮かんだ。
「カードを1枚伏せてターンエンド!」
一&マナ共通ライフ8000
一手札2枚
伏せカード1枚 フィールドバリア
豊穣のアルテミスATK1600×2 冥王竜ヴァンダルギオンATK2800
マナ手札4枚
伏せカード1枚
マジシャンズヴァルキリアATK1600 ブラック・マジシャン・ガールATK2000
フィールド魔法 魔法族の里
伏せカード1枚
カミューラライフ6400手札2枚
「俺のターン! ドロー! バトルフェイズ! 3体でダイレクトアタック!」
「トラップカード発動! 攻撃の無力化!」
カミューラのフィールドで翻したカードが時空の渦を発生させ、俺のモンスター達の攻撃を受け流した。
「カウンタートラップが発動したことにより俺は2枚ドロー!」
そう宣言してデッキから2枚のカードをドローする。
「そして、2枚伏せてターンエンド!」
一&マナ共通ライフ8000
一手札2枚
伏せカード3枚 フィールドバリア
豊穣のアルテミスATK1600×2 冥王竜ヴァンダルギオンATK2800
マナ手札4枚
伏せカード2枚
マジシャンズヴァルキリアATK1600 ブラック・マジシャン・ガールATK2000
フィールド魔法 魔法族の里
伏せカード0枚
カミューラライフ6400手札2枚
「私のターン! ドロー! ハッハッハ!! 今までよくもやってくれた! でも、コレで終わりだよ! 手札から魔法カード幻魔の扉を発動!」
「なんだ? 幻魔の扉? 聞いた事がない!」
「このカードは闇のデュエル専用の魔法カードで相手フィールドのモンスターを全て破壊して一度でも召喚したモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚!」
「そんな!壊れカードじゃないっスか!」
カミューラが幻魔の扉の説明した時翔が驚きの声をあげた。
「だけど、私が負けたら私の魂は永遠に幻魔のものになるわ! だけど、私は慎み深いの。その役目はあなた達の誰かに譲ってもらうわ。…どう? 仲間が人質にされる気分は?」
カミューラは狂ったように哄笑をあげるのだがていた。
「ねぇ。長考するのはいいからデュエルを進めちゃってくれない?」
「は? 何を言って…!!」
カミューラはそう言いかけて自分のデュエルディスクからエラー音がなり響いていることに気づいたようだ。それは今発動させようとしたカードが発動出来ない状態だと教える為のものだった。
「そんな! どうして!」
「魔法族の里の効果だよ。私のフィールドに魔法使い族モンスターがいるとき相手は魔法カードを発動出来ない!」
確かに幻魔の扉は恐いけど、あくまでも魔法カードにすぎないから魔法カードそのものを発動出来ない状態にしたら使えない。余談だが、最初はカウンタートラップで無効にする事を主に考えていたがそれだと魂が永遠に幻魔のものになる効果がコストであった場合、発動を無効にしても戻ってこない。また、チェーンブロックが発生しない場合は防げない。だからこそ発動そのものをさせないようにする方法を考えて魔法族の里にたどり着いたのだ。
「小憎たらしいクソガキだね!! 蝙蝠からの情報は入って来なかったし!」
「何! どういう事だ!」
カミューラの言葉を聞き逃さず御手洗が叫んだ。
「俺達鍵を持っている人はデッキを盗み見られてるんだろ?」
「そこの坊やとお嬢ちゃん達はは除いてだけどね。」
俺の解説にカミューラは俺と明日香とマナを指差して補足した。
「まぁ、いいわ。要するに、そのザコを倒せばいいんでしょ? ゾンビマスターを召喚! 手札の馬頭鬼を捨て効果発動! 墓地から闇より出し絶望を特殊召喚! さらに、馬頭鬼の効果発動! 墓地の馬頭鬼を除外して墓地からヴァンパイア・レディーを特殊召喚!」
カミューラの言葉に地面からボゴォッと腕が生え、2体のアンデッドが姿を現した。
「バトルよ!ゾンビマスターでマジシャンズヴァルキリアに攻撃!」
魔法使い達を倒せば、幻魔の扉が使えるようになるからそっちを先に片付けたいのはわかるけどこっちも気をつけろよ?
「リバース起動! 攻撃の無力化! カウンタートラップ起動した為、2枚ドロー!」
「キィィッ!! 目障りなガキ共だね!! ターンエンド!!」
一&マナ共通ライフ8000
一手札2枚
伏せカード3枚 フィールドバリア
豊穣のアルテミスATK1600×2 冥王竜ヴァンダルギオンATK2800
マナ手札4枚
伏せカード2枚
マジシャンズヴァルキリアATK1600 ブラック・マジシャン・ガールATK2000
フィールド魔法 魔法族の里
ヴァンパイア・レディーATK1550 ゾンビマスターATK1800 闇より出し絶望ATK2800
伏せカード0枚
カミューラライフ6400手札1枚
「私のターン! ドロー! 手札から融合発動!手札のサイレントマジシャンLV8とフィールドのブラック・マジシャン・ガールを融合! 融合召喚! 超魔導士ブラック・サイレント・ガール!」
マナの言葉にフィールド上の魔導師がサイレントマジシャンの衣装に変化していた。
「…攻撃力が2000融合する前と全く変わってないわね。それでどうするつもりなの?」
「手札から魔法カード天よりの宝札を発動!! お互いに手札が6枚になるようにドローする!!」
その言葉に俺達は手札を6枚になるようにカードをドローしていくとともにブラック・サイレント・ガールの攻撃力がアップする。(ブラック・サイレント・ガール 魔力カウンター5 ATK2000+500×5=4500)
「攻撃力が上がった!」
「ブラック・サイレント・ガールはLV8を融合素材にした時、相手がドローするたび一枚に付き魔力カウンターが1つのり攻撃力が500アップするんだよ。そして、手札から魔法カード拡散する波動を発動!!ライフを1000支払い相手モンスターに全体攻撃する!」
ブラック・サイレント・ガールがまばゆい光を放つとアンデッドたちが崩れていった。
(カミューラライフ6400-4500×3+2800+1800+1550=6400-13500+6150=6400-7350=-950)
○ ○ ○
「…ノーネ? ここはどこなノーネ?」
マナがカミューラにとどめを刺すと、クロノス先生が元の姿に戻った。
「…おのれ!! こうなったら力尽くでも!!」
カミューラは叫んで突撃しかけるが、デュエルで受けたダメージで思うように動けなかったのか、途中で倒れてしまった。俺はその彼女に近づいてその顔に大量の粉をまいた。
「AJFDJEWJFDgOJIHIUDJHW`)D)AJ!!!!」
パウダー状のにんにくをぶちまけられ刺激にのた打ち回った。
「準! 御手洗! カミューラを捕まえろ!」
「俺は御手洗じゃない!! 三沢だ!!」
「万丈目サンダーだ!! わかった!」
2人とも素直に答えて、カミューラを押さえつけた。