準の提案で大徳寺先生の手掛かりを求め島中を探し回っていたのだけど、しばらく歩き回っていたら、大徳寺先生がこちらに来ていた。
「そろそろですか?」
「そうだ。すまないな。」
俺の問いに大徳寺先生は答えながら1札の本を取り出した。
「大徳寺先生がセブンスターズだったのは残念ですが一緒だった時は楽しかったです。」
「大徳寺先生がセブンスターズだったのは残念ですが一緒だった時は楽しかったです。」
その言葉に大徳寺先生は微笑んでいた。
「それは私も同じだよ。楽しくて仕方なかった。
一君。あの人を、影丸理事長を頼む。」
大徳寺先生の言葉に俺の意識は薄れた。
SIDE 十代
集合時間になり姿を見せない一、明日香、亮、万丈目を怪しむ中、突如光の柱が空へと上るのが見えた。数は6つ。まさか! 俺以外のみんながやられたのか! こうしちゃいられないと気持ちが焦るが、どこにセブンスターズがいるかわからないその中、
「ニャー。」
大徳寺先生の飼い猫のファラオが駆け出していた。
「ファラオ! どこにいくんだ!」
慌てて追いかける。しかし、どこに行く気だ。ファラオが走る方向には廃寮しかないはずだが?慌ててファラオを追いかけるが近づく様には見えない。ファラオは廃寮内を駆け回り、俺とタイタンがデュエルしたところまでついた。ファラオは廃寮内を駆け回り、俺とタイタンがデュエルしたところまでついた。そして、隠し部屋を暴いてその先に侵入し出した。
「あんなところに隠し部屋?」
疑問に思いながら部屋に入ると、使われてない研究施設のようだが棺桶がやたらと目立つ。
「翔。隼人。手を貸してくれ。」
2人に声をかけ棺桶の蓋に手をかける。
「キャアァァッ!!」
棺桶の中身を見たジュンコが恐怖の悲鳴をあげる。
「み、ミイラですの?」
ももえも青白い顔で中身を見て問いかける。
「いったい、誰なんだな? このミイラ?」
「さあな。この部屋に置かれてたいじょう、この部屋の主と考えた方が自然だろうけど?」
このミイラの服にネームプレートがつけられているのに気づいた。ホコリで読めないため払い落としてみると驚くべき3文字が書いてあった。
「………大…徳…寺……?」
「まさか! このミイラ、大徳寺先生なの!」
「大徳寺先生、闇のデュエルでこんな姿に?」
「いや、それはない。」
ミイラを確認した俺は首を横に府って否定する。
「人がミイラになるまでかなり年月を要する。なんらかの手段でそれを2、3日に短縮したとしても、このミイラには動かされた形跡がない。長年ここに放置されたことによってできたホコリの層がある。」
「じゃあ、これまでいっしょにいた大徳寺先生は何者なの?」
「さあ? それは、本人に聞いてみた方が手っ取り早いかもな? いるんでしょ? 大徳寺先生?」
「…気づいていたのか?」
後ろから聞こえた声に俺達は後ろを見る。そこには着ている服や髪の色は違うけど大徳寺先生がそこにいた。
「ここにファラオが案内してくれた事で気づけました。猫は人よりも視力は悪いし色も認識出来ない。だけどそれ以外の感覚が人よりも鋭いです。ファラオはそこから大徳寺先生の存在を感じとり、ここに駆けつけたんでしょう。」
「なるほど。君は私が思うより頭が回るようだ。」
「…大徳寺先生? あなたがなぜセブンスターズに?」
「………私は錬金術の研究者だった。その目的は、賢者の石あらゆる物質を黄金に変え命の霊薬を産み出すと言われている石の精製。ペガサスがエジプトにたどり着いたように私もエジプトにたどり着いた。だが、不治の病に侵され、それから逃れるためにホモンクルスという身代わりの体に魂を移しかえたが、それもどうやら限界に近い。
さぁ、遊城十代! 私とデュエルしてもらおう! 勝たねば、大事な仲間は帰ってこない!」
やはり一達は大徳寺先生が。許せねぇ! その怒りのままにデュエルディスクを起動させる。
○ ○ ○
『
「俺のターン! ドロー!
俺はそう言いながらデッキからカードを2枚ドローする。
「さらに融合発動! フェザーマンとバースト・レディーを融合!
十代ライフ4000 手札2枚
伏せカード2枚
伏せモンスター0枚 バブルマンATK800 フレイム・ウィングマンATK2100
「私のターン。ドロー。私はカードを3枚伏せてターンエンド!」
十代ライフ4000 手札2枚
伏せカード2枚
伏せモンスター0枚 バブルマンATK800 フレイム・ウィングマンATK2100
伏せモンスター0枚
伏せカード3枚
大徳寺ライフ4000 手札2枚
「俺のターン! ドロー!」
「この瞬間、マクロコスモスを発動。墓地に行くカードは墓地に行くことなく除外される。さらに、原始太陽ヘリオスを特殊召喚。」
除外することをメインにしたデッキ? たとえなんであったとしても勝たなきゃならないんだ!
「手札から
バトルフェイズ!
フレイム・ウィングマンで原始太陽ヘリオスに攻撃! フレイムシュート!!」
俺の攻撃宣言にフレイム・ウィングマンが攻撃しようとして、
「させない! リバースカードオープン! 惑星直列! 相手フィールドのモンスターを全て破壊して相手のライフに300のダメージを与える!」
大徳寺先生が発動したカードが俺のモンスターを全滅させた、(十代ライフ4000-300=3700)
「これでターンエンド!」
十代ライフ3700 手札1枚
伏せカード2枚
伏せモンスター0枚
伏せモンスター0枚 原始太陽ヘリオスATK100×5
伏せカード1枚 マクロコスモス
大徳寺ライフ4000 手札3枚
「私のターン。ドロー。原始太陽ヘリオスを生け贄に、ヘリオス・デュオ・メギストスを特殊召喚。このカードは除外されているモンスター1枚につき200攻守がアップする。」
ということはあのモンスターは今、攻撃力は1200か。
「ヘリオス・デュオ・メギストスでダイレクトアタック! ウルカヌスの炎!」
ヘリオス・デュオ・メギストスの攻撃が俺のライフを焼いた。(十代ライフ3700-200×6=2500)
「私はターンエンド!」
十代ライフ2500 手札1枚
伏せカード2枚
伏せモンスター0枚
伏せモンスター0枚 ヘリオス・デュオ・メギストスATK200×6
伏せカード1枚 マクロコスモス
大徳寺ライフ4000 手札3枚
「俺のターン! ドロー!
『トォッ!!』
「スパークマンでヘリオス・デュオ・メギストスに攻撃!」
「させないよ。リバースカードオープン! ハーフ・シャット! ヘリオス・デュオ・メギストスの攻撃力を半分にする代わり、このターン、戦闘態勢を与える。」
だが、ダメージは適用される。(大徳寺ライフ4000-1600+200×6÷2=3000)
「俺はこれでターンエンド!」
十代ライフ2500 手札1枚
伏せカード2枚
伏せモンスター0枚 スパークマンATK1600
伏せモンスター0枚 ヘリオス・デュオ・メギストスATK200×6
伏せカード0枚 マクロコスモス
大徳寺ライフ3000 手札3枚
「私のターン。ドロー。ヘリオス・デュオ・メギストスを特殊召喚!! このモンスターも除外されているモンスター1枚につき300の攻守がアップする。」
つまりあのモンスターは攻撃力2100。
「ヘリオス・トリス・メギストスでスパークマンを攻撃!
フェニックス・プロミネンス!」
大徳寺先生の言葉にフィールドのモンスターがスパークマンに攻撃をするが、
「リバースカードオープン! ヒーローバリア! 攻撃を一度だけ無効にする!」
俺のフィールドの伏せカードが大徳寺先生のヘリオス・トリス・メギストスの攻撃を防いだ。
「それで、攻撃を防いだつもりなら甘い。
ヘリオス・トリス・メギストスは相手のフィールドにモンスターがいるとき、もう一度だけ攻撃することができる。もう一度スパークマンを攻撃!
フェニックス・プロミネンス!」
再び放った炎が今度こそ俺のスパークマンを破壊した。(十代ライフ2500-300×7+1600=2000)
「私はこれでターンエンド。」
十代ライフ2500 手札1枚
伏せカード1枚
伏せモンスター0枚
伏せモンスター0枚 ヘリオス・トリス・メギストスATK300×8
伏せカード0枚 マクロコスモス
大徳寺ライフ3000 手札3枚
くっ。強い。俺は大徳寺先生の強さに驚いていたら外野から声が飛んできた。
「頑張れ!! 十代!! あんたの諦める姿なんて見たくないわよ!」
「気張るんだな! 十代!!」
「頑張るっすよ! アニキ!」
…みんな…。そうだ。俺は負けられない! 俺が負けたら一達は戻って来ないんだ!
「ドロー!」
絶対に勝つと気合いを込めて引いたカードは………!! これなら勝てる!
「手札から魔法カード、異次元からの埋葬を発動!! 除外されているカードを3枚、バブルマン、バースト・レディー、クレイマンを墓地に戻す!!」
「ダメっすよ! マクロコスモスがある限り墓地に送る事はできないっすよ!」
「大丈夫よ。マクロコスモスは墓地に『送る』カードを除外するカードで、異次元からの埋葬は墓地に『戻す』からマクロコスモスの干渉を受けないわ。」
翔の間違いをジュンコが修正する。
「そして、手札からミラクルフュージョンを発動!! 墓地のフェザーマン、クレイマン、バブルマン、バースト・レディーを融合素材として除外する!!
俺のフィールドに5色に輝くヒーローが現れるとカードはデッキに戻ってゆく。(ヘリオス・トリス・メギストスATK300×0
エリクシーラーATK2800+300×1)
「エリクシーラーは光属性の他にも闇以外の4つの属性にも扱われ、同じ属性のモンスターがいるとき1枚につき300攻撃力がアップする!!
エリクシーラーの攻撃! フュージョニスト・マジョスタリー!」
エリクシーラーの攻撃が大徳寺先生のモンスターを破壊してライフを削った。(大徳寺ライフ3000-2800-300=-100)
○ ○ ○
大徳寺先生のライフが0になった瞬間、一達が解放された。
「み、見事だ。十代君。
れ、錬金術はあらゆる物質を黄金に変え、不老不死の水を産み出す。
だ、だが、それは見掛けだけの物。真の力は心の純度を保つ。それこそが本当の錬金術。
しかし、私の恩人はそれを忘れてしまった。
た、頼む。十代君。あの人を救って………。」
そう言い残した大徳寺先生の体は崩れ去り、後には1冊の本が残されていた。
「………大徳寺先生…ずっと、恩人の為に生きてたっすね。」
だが、これで1つわかった。闘いはまだ終わってない。