遊戯王GX~とある少年の転生記   作:0・The Fool

47 / 52
このお話を読んでくださる皆様ありがとうございます。


デュエル47 3幻魔

 

 

 地面が激しく揺れる中、

 

「いったい、何…グェッ!!」

 

 言いかけた準の首を7精門の鍵が引っ張っていた。それを見て、十代が叫んでいた。

 

「万丈目!」

「さ、さんだ! グェッ!」

 

 準は首絞められてまで抗議の声をあげていた。

やがて、地震がおさまり俺達は準を追いかけた。進むにつれ、準の足が地を離れた。そして、準の頭が木の枝に当たり鍵が頭から抜けた準はそのまま、顔面から落下した。車田落ちというやつである。

 

「準。大丈夫?」

「あ、あぁ。なんとかな。しかし、いったい何が起こった?」

 

 顔から落っこちたからか、額が切れてちょっと血が出ている。

 

 鍵を追いかけると、鍵は柱のようなものに吸い込まれた。

 

「ま、まさか、」

「3幻魔が、」

「復活するのか!」

 

 準の言葉に吹雪さんを除く皆の絶対零度の視線が突き刺さった。

 

「皆さん!」

「何が起こっているノーネ!」

 

 鮫島校長とクロノスが青ざめた表情で駆け寄ってきた。

 

「それが、3幻魔のカードが、」

『万丈目サンダーのせいで!』

「…そうか。3幻魔は俺の天上院君への真実の愛で目覚めたのか。」

 

 皆からの口撃にも気にせずそんなことをのたまう準だった。

 

「まんじょうめはストーカーのセリフをはなった! てんじょういんあすかのこうかんどが100さがった!」

「がふっ!!」

 

 俺の言葉に準は痛そうに胸を押さえていた。

 

「アラ? 大丈夫よ?」

「て、天上院君!」

 

 明日香の言葉に準は頬を紅く染め明日香を見つめた。

 

「元から最低値の好感度だからこれ以上下がりようがないわよ?」

「ぐふっ!!」

 

 持上げて落とされ、準はさらさらと灰化してその灰も風に散っていった。

 

「な! なんですと!」

「マンマ・ミーア! 何てことなノーネ!」

 

 事態を理解して驚いているなか、地面から台座がせりあがる。その台座には3枚のカードが浮かんでいる。

 

「まさか、このカードが………。」

 

 鮫島校長がカードに近づこうとしたところで、

 

「そのカードを貴様らにくれてやるわけにはいかないな。」

 

 空からカプセルが降ってきて3幻魔のカードを回収されてしまった。

 

「………その声、まさか影丸理事長ですか?」

「その通りだ。久しいな。鮫島よ。」

「理事長! これはどういう事ですか! 何故7精門が開かれたのですか!」

 

 鮫島校長の問いに愉悦に満ちた声で返した。

 

「7精門の鍵は予めこの島にデュエリストの闘志が満ちれば開かれるように仕組まれていたのだ。」

「な、何故ですか!」

「3幻魔のカードを解放することが利益になるから、つまりあなたがセブンスターズのトップじゃいかな?」

 翼が問いかけると影丸が俺達を見下したように答えた。

 

「その通りだ。やっとわかったか。」

 

 翼の問いに影丸は俺達を見下したように嘲笑いながら答えた。

影丸は若さを取り戻すために3幻魔のカードを手に入れたが、3幻魔を支配するだけの力もなくやむなく封印し、3幻魔を支配するために決闘者(デュエリスト)の闘志に満ちた場所にするためにデュエルアカデミアをつくった。セブンスターズもそのための捨て石だった。

 

「後は、カードの精霊と心を通わすデュエリストとデュエルしてその力を奪うのみだ! ワシとデュエルしろ! 遊城十代! 斎藤一! 断ればこの島を海に沈めるのみだ!」

 

 影丸の言葉に俺と十代はデュエルディスクを構えた。

 

「いいな! 十代! これがラストバトルだ!」

「ああ! あのわからず屋の目を覚ましてやろうぜ!」

 

 ○ ○ ○

 

決闘(デュエル)!!』

 

 俺達はそう宣言してカードをドローする。(十代、影丸、一、影丸の順にターンが回り、一のターンが回るまで影丸は一に攻撃が出来ない。)

 

「俺のターン! ドロー! E(エレメンタル)HERO(ヒーロー) バブルマンを守備表示で召喚! フィールドがバブルマンのみのため2枚ドロー! カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

共有ライフ8000

十代 手札5枚

伏せ2枚

バブルマンDEF1200

 

一手札5枚

 

「ワシのターン! ドロー!」

 

 影丸の言葉にカプセルについているアームがカードを引いて手札のカードを3枚伏せた。

 

「ワシはトラップカードを3枚伏せる。」

「あの男、ホントにデュエルしたことがあるのか?」

 

 翔は準が言った意味を理解出来ず、?を浮かべていた。

 

「カードを伏せるのにわざわざ種類を教える意味はない。」

「しかし、これこそが幻魔を呼び出す条件なのだ。ワシは3枚のトラップカードを生け贄に、神炎皇 ウリアを特殊召喚!」

 

 カプセルから伸びたアームがトラップカードを墓地に置き、カードをフィールドに置くと、火山からマグマが吹き上がり、その中から竜が出てきた。

 

「ウリアの効果発動! 相手のマジック、トラップゾーンに伏せられているカードを破壊する! その際、相手はマジック、トラップカードを発動する事はできない!」

 

 影丸の言葉に十代の伏せカード、進化する翼が砕かれた。

 

「ウリアの攻撃力は墓地にある罠カード1枚につき1000アップする!

ウリアでバブルマンを攻撃!」

 

 バブルマンに3000の攻撃力は耐えられない。あっさり倒された。

 

「ワシはターンエンド!」

共有ライフ8000

十代 手札5枚

伏せ0枚

 

 

一手札5枚

 

 

フィールド魔法なし

 

神炎皇 ウリアATK3000

伏せカード0枚

影丸ライフ8000 手札2枚

 

「俺のターン! ドロー! 手札から古のルールを起動! このカードは手札のレベル5以上の通常モンスターを特殊召喚する! 来い! ブラック・マジシャン!」

 

 その言葉に凛とした佇まいの黒衣の魔法使いが現れた。その姿は正に威風堂々!

 

「だが、その魔法使いはせいぜい攻撃力が2500。幻魔には届かない。」「さらに、魔術の呪文書をブラック・マジシャンに装備! これにより、ブラック・マジシャンの攻撃力は700アップして3200になる!

バトルフェイズ! ブラック・マジシャンで神炎皇 ウリアを攻撃! 黒・魔(ブラック・)・導(マジック)!」

 

 ブラック・マジシャンの魔法攻撃がウリアを破壊した。

(影丸ライフ8000-2500-700+3000=7800)

 

「カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

共有ライフ8000

十代 手札5枚

伏せ0枚

 

 

一手札1枚

伏せカード2枚 魔術の呪文書(対象 ブラック・マジシャン)

ブラック・マジシャンATK2500+700

 

フィールド魔法なし

 

 

伏せカード0枚

影丸ライフ7800 手札2枚

 

「おのれ! ワシのターン! ドロー! スタンバイフェイズにウリアの効果発動! 手札のトラップカードを1枚捨て特殊召喚!」

 

 影丸の墓地からウリアが蘇った瞬間、鎖でがんじがらめになる。(神炎皇ウリアATK0)

 

「スタンバイフェイズの終了時にデモンズチェーンを起動させてもらった。効果は対象の攻撃と効果を封じる。」「く! こざかしい真似を! 手札から強欲な壺を発動! デッキから2枚ドロー! そして、フィールド魔法失楽園を発動! 効果は、幻魔をコントロールするプレイヤーは2枚ドローできる! デモンズチェーンで効果を封じられようが、このカードが幻魔の1体であることには変わらない! よって2枚ドロー! そして、マジックカードを3枚セットする!」

「また、カードの種類を! まさか、2枚目の幻魔が!」

「その通りよ! ワシはフィールド3枚のマジックカードを生け贄に降雷皇 ハモンを特殊召喚!」

 

 その宣言に、雷が降り注ぐ中、2体目の幻魔が現れた。(降雷皇ハモンDEF4000)

 

『アニキ!』

「どうした?」

『なんだかわからないけど、あのモンスターが出た瞬間からなんだかひどく疲れてるのよ。』

 

 おじゃま・イエローに心配そうに問いかける。

 

『アニキ!』

「どうした?」

『なんだかわからないけど、あのモンスターが出た瞬間からなんだかひどく疲れてるのよ。』

 

 おじゃま・イエローに心配そうに問いかける。

 

「天上院君! 君のデッキはどうなっている!」

「…サイバー・チュチュが寝不足みたいになっているわ。」

「僕のビークロイドも錆びてるみたい。」

 

 その様子を見ていた亮が声をあげていた。

 

「そうか! これが3幻魔の力か! モンスター達から生気を抜き取るんだ!」

「その通りだ!」

 

 影丸の言葉にカプセルが割れ、中から若い男が出てきた。

 

「こんなもの不要だ!!」

 そう叫びながら若い男は100キロはありそうなカプセルを遠くに投げ飛ばした。

 

「何者ですか? 理事長は高齢の方。あなたのように若くはないはずです。」

「しかし、俺が影丸だということは事実だ!

幻魔は対戦相手以外からモンスターの生気を奪い俺の命にする!

後は貴様らからカードの精霊達と心を通わす力を奪い我が物にすればいい!!」

 

 高笑いしながらそういう影丸を祝福する声が響いた。

 

「あら、おめでとう。幻魔を復活させることができたのね?」

 

 その声は、俺とマナとのデュエルに敗れ、軟禁されているはずのカミューラだった。

 

「負け犬風情が何しに来た?」

「言ってくれるじゃない。幻魔を復活させた祝いの言葉を言いに来ただけじゃない。」

 

 その言葉に影丸は不愉快そうに鼻を鳴らした。

 

「ふん。それだけじゃなかろう?」

「お互い様でしょ?

あなたは3幻魔を復活させ若返るために。

そして、私はヴァンパイア一族を復活させるために。」

「………そういえばそのような約束もしていたな。」

「………まさか、忘れていたなんて言わないわよね?」「ああ。忘れていたとも。最初から守る気などなかった約束などな!」

 

 その言葉にカミューラは何も言えず硬直する。

 

「俺にとってセブンスターズ等使い捨ての駒にしか過ぎない!

その駒のために動く気など最初からない!!

せっかく、きさまが幻魔の扉を使えば幻魔の餌になるように仕掛けたのだがな。」

 

 その言葉に皆怒っていた。カミューラに至っては、

 

「貴様っ!!」

 

 激昂のあまり影丸に殴りかかっていた。しかし、カウンターで沈められていた。

 カミューラに近づくと微かに胸が上下していた。

カミューラを抱き上げ明日香に近づく。

 

「明日香。カミューラを頼む。」

 

 その言葉に明日香が頷いたのを見て、十代の隣に立つ。

 

「十代。勝とう。大徳寺先生の為にも。」

 

 十代はその言葉に首を縦に振った。

 

「ふん。威勢は良いな。俺はこれでターン「その前に俺のフィールドとハモンをよく見てみろ。」

…何? っ!! そのトラップは!」

 

 ハモン召喚時に発動していたトラップを見た影丸は驚きの声をあげていた。

 

「黒魔族復活の棺を起動していた。このカードは俺のフィールドの魔法使いとお前のフィールドに存在する特殊召喚されたハモンを生け贄に墓地、手札、デッキから魔法使いを特殊召喚する効果を持っている。

来い!! 我が相棒! ブラック・マジシャン・ガール!!」

 

 ハモンとブラック・マジシャンが棺に封じ込まれ再び開くと、わがままボディな金髪の魔導少女が可愛らしくウィンクしながら現れた。(一&十代共通ライフ8000+1000=9000)

 

「来たか。貴様の精霊。確か、マナだったな。

この俺の野望を邪魔するものは踏み潰す! ターンエンド!」

 

共有ライフ9000

十代 手札5枚

伏せ0枚

 

 

一手札1枚

伏せカード0枚 デモンズチェーン(対象 神炎皇ウリア)

ブラック・マジシャン・ガールATK2000+300

 

フィールド魔法 失楽園 神炎皇ウリア 降雷皇ハモン 幻魔皇ラビエルのうちどれか1枚でもフィールドにいるプレイヤーは2枚ドローできる。

 

神炎皇ウリアATK0

伏せカード0枚

影丸ライフ7800 手札0枚

 

「あんた、寂しい生き方だな?」

「何?」

 

 十代の言葉に眉をしかめる影丸。

 

「だってそうだろ? 永遠に生きれたって、喜びを分かち合える仲間がいなきゃただの孤独と変わらない。」

「デュエルにしたってそうだ。貴様のせいでデュエルモンスターがなくなったら誰も貴様を仲間だと認めない。

何もない空っぽの城で独り虚しく生きていくだけだ。」

「永遠の命ってものは永遠の退屈だ。何事にも終わりは来る。永遠の退屈にしがみついてまで生きる価値は影丸に命にあるのか?」

「だ、黙れ! さらなる命を求めて何が悪い!」

 

 十代、準、俺の言葉に影丸は吠える。

 

「悪い訳じゃない。だが、生きるって事には終わりがある。そこから目を背けちゃいけない。十代。ターンを進めろ。」

「おう。俺のターン! ドロー!」

 

 十代がドローカードを見て、念じると、俺達のライフが半減した。(一&十代共通ライフ9000÷2=4500)

 

「E―エマージェンシーコールを発動! デッキから、E(エレメンタル)HERO(ヒーロー) フェザーマンを手札に加える!! そして、融合発動! フェザーマンとバーストレディーを融合! E(エレメンタル)HERO(ヒーロー) フレイムウィングマンを融合召喚!

バトルだ! フレイムウィングマンでウリアを攻撃!!」

 

 十代の攻撃宣言に炎を纏った体当たりで撃破する。(影丸ライフ7800-2100=5700)

 

「おのれ! 小僧! 1度ならず2度までも幻魔を破壊するとは!」

「ヘヘヘ。慢心が過ぎるぜ! カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

共有ライフ4500

十代 手札2枚

伏せ2枚

フレイムウィングマンATK2100

 

一手札1枚

伏せカード0枚 

ブラック・マジシャン・ガールATK2000+300

 

フィールド魔法 失楽園 神炎皇ウリア 降雷皇ハモン 幻魔皇ラビエルのうちどれか1枚でもフィールドにいるプレイヤーは2枚ドローできる。

 

 

伏せカード0枚

影丸ライフ5700 手札0枚

 

「俺のターン! ドロー! ウリアの効果で手札のトラップカードを捨て特殊召喚!」

 

 その言葉に3度復活するウリア気のせいか、息が切れてないか?

 

「そして、失楽園の効果で2枚ドロー!」

 

 ドローカードを見て表情が愉悦に歪む。何を引いた?

 

「そして、魔法カード、皇の復活を発動! 墓地から降雷皇 ハモンを召喚! 相手プレイヤーは2枚ドローする! さあ引け! 遊城十代! 斎籐一!」

 

 その宣言に俺達はカードを2枚ドローする。

 

皇の復活 通常魔法(自作オリカ)

 

相手は2枚ドローする。自分の墓地から皇と名のつくモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する。このターン互いに戦闘では破壊できない。(ただしダメージは適用する。)

 

「ウリアでその伏せカードを破壊する!」

 

 ウリアの咆哮が十代の伏せカード、融合解除を破壊する。

 

「これで終わりだ! 皇の復活により、戦闘では破壊できないがダメージは通る! 降雷皇 ハモンでブラック・マジシャン・ガールを攻撃!!」

(キャァァァァッ!!)

 

 ハモンの雷がマナに直撃して俺達のライフを削る。(一&十代共通ライフ4500-4000+2000+300=2800)

 

「マナ!! 大丈夫か!」

「な、なんとか~。でもあと何発も受けられないよ。」

 

 俺の言葉にマナが答えると皆がびっくりしていた。

 

「そ、ソリッドビジョンがしゃべった!」

「あの、影丸がカードの精霊だと言ってたの聞いてなかった?」

 

 呆然とマナを見つめる翔達を見てる限り聞いてなかったか戯言だと思われてたらしいな。

 

「ウリアで攻撃!!」

 

 ウリアの攻撃がマナに直撃して俺達のライフを削る。(一&十代共通ライフ2800-5000+2000+300=100)

 

「残ったか。ターンエンド!」

 

共有ライフ2800

十代 手札4枚

伏せ0枚

フレイムウィングマンATK2100

 

一手札3枚

伏せカード0枚

ブラック・マジシャン・ガールATK2000+300

 

フィールド魔法 失楽園 神炎皇ウリア 降雷皇ハモン 幻魔皇ラビエルのうちどれか1枚でもフィールドにいるプレイヤーは2枚ドローできる。

神炎皇ウリアATK5000 降雷皇ハモンATK4000

伏せカード0枚

影丸ライフ5700 手札1枚

 

共有ライフ100

十代 手札4枚

伏せ0枚

フレイムウィングマンATK2100

 

一手札0枚

伏せカード4枚

ブラック・マジシャン・ガールATK2000+300

 

フィールド魔法 失楽園 神炎皇ウリア 降雷皇ハモン 幻魔皇ラビエルのうちどれか1枚でもフィールドにいるプレイヤーは2枚ドローできる。

 

神炎皇ウリアATK5000 降雷皇ハモンATK4000

伏せカード0枚

影丸ライフ5700 手札1枚

 

「どうやら諦めたようだな! ドロー!」

「その瞬間永続トラップ、漆黒のパワーストーンを起動! このカードに魔力カウンターを3つ乗せる!

そして、スタンバイフェイズ時にリバース起動!奇跡の復活! 自分フィールドの魔力カウンターを2個取り除いて、墓地のブラック・マジシャンを特殊召喚!」

 

 その言葉と共に俺のフィールドに黒衣の魔術師が戻る。(ブラック・マジシャン・ガールATK2000)

 

「ふん! 失楽園の効果で2枚ドロー! クリボーを召喚! さらに、増殖発動! 俺のクリボーを生け贄にクリボートークンを特殊召喚する! 悪魔族3体を生け贄に幻魔皇ラビエルを特殊召喚!」

 

 とうとう出たか、最後の幻魔。

 

「ウリアでその伏せカードを破壊!!」

 破壊したのは攻撃の無力化だ。

 

「これで終わりだ! ウリアでブラック・マジシャンを攻撃!!」

「その瞬間リバースカード起動! 和睦の使者!」

 

 俺のフィールドに翻っトラップがブラック・マジシャンや俺達のライフを守った。

 

「ターンエンド!」

 

共有ライフ100

十代 手札4枚

伏せ0枚

フレイムウィングマンATK2100

 

一手札0枚

伏せカード1枚 漆黒のパワーストーン(魔力カウンター1)ブラック・マジシャン・ガールATK2000 ブラック・マジシャンATK2500

 

フィールド魔法 失楽園 神炎皇ウリア 降雷皇ハモン 幻魔皇ラビエルのうちどれか1枚でもフィールドにいるプレイヤーは2枚ドローできる。

 

神炎皇ウリアATK5000 降雷皇ハモンATK4000 幻魔皇ラビエルATK4000

伏せカード0枚

影丸ライフ5700 手札2枚

 

「俺のターン! ドロー!」

 

 カードをドローしたあと手札1枚を見ている十代。そして、また俺達のライフが半減する。(一&十代共通ライフ100÷2=50)

 

「手札1枚をコストにトラップブースターを発動! このターン、俺は1度だけ手札からトラップを発動できる! 無謀な欲張りを使って2枚ドロー! そして、手札からミラクルフュージョンを発動!俺の墓地のフェザーマン、バーストレディ、バブルマン、クレイマンを除外融合! E(エレメンタル)HERO(ヒーロー) エリクシーラーを融合召喚!」

 

 もう一度手札1枚を手に取ると、また俺達のライフが半減する。(一&十代共通ライフ50÷2=25)

 

「手札から融合! 手札のスパークマンとフレイムウィングマンを融合! E(エレメンタル)HERO(ヒーロー) シャイニング・フレアウィングマンを融合召喚!」

「だが、幻魔皇ラビエルの効果で召喚する度に幻魔トークンを特殊召喚!」

「手札から賢者の石サバティエル発動! 相手フィールドのモンスターの数だけエリクシーラーの攻撃力が倍加する!」

 

 その言葉で思わずデュエルディスクの機能でエリクシーラーの攻撃力を確認する。攻撃力が17500!! サイバー・エンドさえも越えた!

 

「手札からフィールド魔法摩天楼スカイスクレイパーを発動! そして、ハネクリボーを攻撃表示で召喚!

バトルだ! シャイニング・フレアウィングマンで降雷皇ハモンを攻撃!!」

 

 高層建築の頂点にたつシャイニング・フレアウィングマンはハモンに攻撃を仕掛ける。(影丸ライフ5700-2500-1000-300×2+4000=5700-3500-600+4000=5600)

 

「さらに、シャイニング・フレアウィングマンの効果で降雷皇ハモンの攻撃力分のダメージを与える!」

 

 その言葉と共に放たれる閃光が影丸のライフを削る。(影丸ライフ5700-4000=1700)

 

「さらに、エリクシーラーで神炎皇ウリアを攻撃!!」

 

 エリクシーラーの攻撃がウリアを打ち砕いた。(影丸ライフ1700-17500+5000=-10800)

 

「さらに、瞬間融合発動! 俺のフィールドのシャイニング・フレアウィングマンとエリクシーラーを融合して、E(エレメンタル)HERO(ヒーロー) GREAT TORNADOを融合召喚! このカードはE・HEROと風属性が必要だけどエリクシーラーは風属性としても扱われる! さらに、GREAT TORNADOの効果で幻魔皇ラビエルの攻撃力は半減する! 最後だ! GREAT TORNADOで幻魔皇ラビエルを攻撃!!」

 

 十代の言葉に嵐のHEROが風の塊を集めるところで、

 

「決めてこい十代! リバース起動! ブラック・スパイラル・フォース! このカードはブラック・マジシャンとブラック・マジシャン・ガールがいるとき、フィールドのモンスター1体の攻撃力を倍加する!」

「んじゃ俺も! リバースカードオープン! クリボー・スパイラル・フォース! 俺のフィールドにクリボーと名のつくモンスターがいるとき、攻撃力を倍加する!」

 

 俺と十代のトラップが攻撃力を増大する。(GREAT TORNADOATK2800×2×2=11200)

 

「いっけぇ! スーパーセル!」

 

 暴風が最後の幻魔を打ち倒した。(影丸ライフ-10800-11200+4000÷2=-20000)

 

 ○ ○ ○

 

 幻魔が倒され奪われた生気も元のカード達に戻ってゆく。その中で、

 

「ワシは若返りたかった。君達若者を見て、どうしても若いときの青春を取り戻したかったのだよ。」

「…愚かな。」

 

 生気を失い老け込んでゆく影丸の言い訳以下の戯れ言にそう冷たく切り捨てた。

 

「一?」

「失ったものを取り戻したい。それはよくわかる。だけど、青春ってのは仲間達ぶつかって、共に笑い、共に喜び、共に怒り、共に悲しみかけがえのない時間こそが青春だろ?

だけど、じいさんはどうだ? 仲間であるはずのセブンスターズを使い捨ての駒のごとく切り捨て不要になれば破滅させる。そんなやつに青春なんか来ないさ。

それに、吹雪さんをはじめとした特待生の人達はあんたの青春のための駒にされたわけだ。」

 

 俺の言葉に影丸は涙を流し続け、すまぬと呟いていた。その影丸の両手をそっと明日香が包んでいた。

 

「私は許すわ。だってあなたがデュエルアカデミアを設立する手伝いしてくれなかったら、私は一に会うことはなかったかもしれない。それだけは感謝してるわ。

でも兄さんや特待生の人達を犠牲にしたことは話が別よ?」

「…明日香君。すまない。…いや、ありがとう。」

 

 感謝の言葉にヘリの音が聞こえる。そして、ヘリが影丸をのせて飛んでいった。どうやら、生命維持装置を壊したことが原因で体調が急激に悪化。1度本島に戻り治療を施すつもりらしい。去り際に、満足そうに笑いながら止めたことに対する感謝の言葉とカミューラに対する謝罪の言葉が耳に残った。

 

「やれやれ。これで終わりか。」

 

 俺は呟きながら3幻魔のカードを封印した。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。