デュエル50 2年目始動
「帰ってきたな。」
船から降りた俺達は遠くにあるデュエルアカデミアを見て呟いた。
「これからどうしようね?」
翼の問いに俺は思案していた。『破滅の光』は十代が持つ『正しき闇』でないと倒せない。だからこそ、『破滅の光』を止めるには十代任せになってしまう。
「でも、そうなると、十代君が辛い目に合うんだよね。」
「だよな。」
「? どういう意味よ?」
十代がフェニックスとのデュエルで負け、カードを認識出来なくなる。正直デュエル馬鹿の十代がデュエル出来なくなるのを見るのは辛い。結局答えの出ぬまま、オシリス・レッド寮についた時、誰かがデュエルしているのに気づきそちらに向かう。
そこでは、十代と銀髪の少年がいた。
「速攻魔法発動! 融合解除!
十代が発動させたカードがテンペスターの融合を解除して、フェザーマン、バブルマン、スパークマンを特殊召喚した。
そして、その3体の攻撃で銀髪の少年、エド・フェニックスのライフが0になった。
「久しぶり。十代にフェニックス。」
俺の声に2人は違った反応を見せた。
「
嬉しそうに声をあげる十代にたいしてフェニックスは、
「
まるで親の仇を見るかのように俺を見ていた。久しぶりの再会だというのに酷い嫌われようである。
「なんだ? 知り合いか? それにしては、親しくなさそうだが?」
「まぁな。訳ありでフェニックスには嫌われてるんだよ。」
俺がそう言ってからフェニックスに向き直る。
「フェニックス。お前の事情もわからんでもないが、だからと言って、人が気に入っているカードにケチつけるのはよくないぜ?」
「うるさい! お前も、十代も僕が倒す! 首を洗って待っていろ!」
フェニックスはそう言ってこの場を去った。
「なぁ、一。なんでエドに嫌われてるんだ?」
「すまん。こればかりはフェニックスの過去に関わる話だからな。本人の許可なく話せない。一言で言うと、俺がHERO使いだからだ。」
特に俺が使うのは
「まぁいいか。それより、一。デュエルしようぜ。」
「悪い。パス。荷物の整理しなきゃならんし。」
俺の言葉に十代は唇を尖らせていた。
「ちぇ。でも、それが終わったら俺とデュエルしようぜ。」
十代の言葉に俺は首を縦にふった。